Morinji

練習とネタ出しです。

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収容前のSCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP
       
オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは███駅の構内にありましたが、カバーストーリー“老朽化による取り替え”によって現在は███駅からサイト81██の大型倉庫に移動しました。SCP-XXX-JPは実験時を除き、電力の供給は許可されていません。

説明: SCP-XXX-JPは███県███市███駅の構内にあった███社製のエスカレーターです。SCP-XXX-JPの外見及び内部構造は1980年代の通常のエスカレーターとほとんど変わりありません。しかし、どの部品も錆びや摩耗している箇所はなく、常に新品の状態でした。実験からこれらの部品は取り替えが可能であることが分かりました。加えて、取り替えた直後、取り付けられていた部品は寸年程度の劣化を示しました。これはSCP-XXX-JPが設置され経過した年数と一致します。現在、SCP-XXX-JPがどのようにして劣化を防いでいるのかは調査中です。

SCP-XXX-JPは主電源を入れた時、通常のエスカレーターと同様に毎分30mで下段から上段、または上段から下段へステップが移動します。搭乗者が静止した状態で利用した時、通常のエスカレーターと変わりありませんでした。しかし、搭乗者が踏板上で歩行及び走行行為を行う時、その特異性を発現しました。

搭乗者がSCP-XXX-JP上を歩行した時、搭乗者はステップ上を歩く事に対して強い罪悪感を感じると訴えます。この症状は搭乗者が歩行する時間の増加に比例して強くなっていくことが実験の結果から分かりました。また、搭乗者が継続して歩き続けようとすると、以下のような行為を行うようになりました。

歩こうと出した足がステップにひっかかり、そのままつまずく。
搭乗者が所持している或いは身につけているもの等が踏板上へ落下する。
歩き出す瞬間、強烈なくしゃみを繰り返し行う。
隣で静止している搭乗者にぶつかる。
歩き出そうとした足が、ステップを踏み外す。

搭乗者へのアンケート調査の結果、これらの行為は搭乗者本人の意思に反して行われているのが分かりました。また、これらの行為は搭乗者が歩き出す行為を続けるのに比例してそれらの行為の同時発生率が増加し続けることも実験の結果から分かりました。搭乗者がSCP-XXX-JP上で歩行を止めた時、或いは搭乗者がSCP-XXX-JP上から降りた時、これらの行為は発生しなくなりSCP-XXX-JPは通常のエスカレーターの状態へ戻ります。

搭乗者がSCP-XXX-JP上を走行した時、搭乗者は歩行時と同様に走る事に対して強い罪悪感を感じると訴えます。この症状は歩行時と同様に搭乗者が走行する時間の増加に比例して強くなっていきます。また、搭乗者が継続して走り続けようとすると、SCP-XXX-JPのステップ上で搭乗者の靴紐,ズボンの裾,皮膚,[編集済]等、搭乗者の身に着けているものや身体が挟まれ、搭乗者を踏板上に拘束します。この挟み込まれた状態はあらゆる外部からの力に対して異常な耐久力を示し、取り外す事が不可能でした。加えて、非常停止ボタン,主電源を落とす等、外部からの操作によるSCP-XXX-JPへの停止動作は全て無意味なものとなりました。この一連の現象は、搭乗者の足がコームプレートからSCP-XXX-JP内部へ侵入し、救出するのに脚部を切断せざるおえない状態になるまで継続しました。搭乗者の脚部が完全に飲み込まれた後、SCP-XXX-JPは外部からの操作を受け付ける状態になりました。

SCP-XXX-JPは███駅で保管されていた記録より、200█年█月███県██市に行われた"エスカレーター歩行禁止運動"の頃から特異性を発現したと推測されます。SCP-XXX-JPはこの運動が始まる以前までは特異性の発現はみられませんでした。運動が実施後、すぐに███駅では年間██件の挟み込み、巻き込み及び人身事故による非常停止が相次ぎました。特に、200█年█月█日に起きた人身事故では搭乗していた利用者█人が全てが[編集済]な状態で死亡しました。財団はこの事件以降すぐに、███駅の調査を行いました。調査の結果、███駅に設置されたエスカレーター1基から特異性が確認されました。その後、財団はカバーストーリー”老朽化の取り替え”に沿って回収し、収容しました。