人反病
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アイテム番号: SCP-1522-JP-J

オブジェクトクラス: Safe Keter

特別収容プロトコル: SCP-1522-JP-Jの発生を予期する事は不可能であり、疫学的観点からの対抗策も存在しないため収容は不可能です。財団内でSCP-1522-JP-J発症者が確認された場合は軽い問診を実施した後に回復するまで休養を与えてください。場合によっては自宅療養が許可されます。

説明: SCP-1522-JP-Jは世界各地で観測される原因不明の疾患の総称です。SCP-1522-JP-J発症者は多種多様な症状を訴え、ほとんどの場合で頭痛や腹痛といったものの1つを示す傾向にあります。2つ以上の症状を示す場合もありますが、その場合の多くは総称してかぜ症候群やインフルエンザウイルス感染症などに類似した症状を示します。

症状 概要
頭痛 明確な痛みを示す例は少なく、多くの場合で「何となく痛い」との証言を得ています。
腹痛 炎症などは認められませんが、胃腸への痛みを訴える例が多く報告されています。
吐き気 嘔吐に及ぶ場合、直前に口内に何らかの形で手を挿入する行動が見られます。この行動はSCP-1152-JP発症によって引き起こされていると考えられており、行動に及んだ対象からは「そんなことはしていない」という証言しています。
関節痛 多くの場合で肘や膝が痛むと報告されます。
貧血 血液検査で健康と判断されており、なおかつ起立性調節障害でない人物が突然に倒れる場合の多くはこれに該当すると見積もられています。

SCP-1522-JP-J発症者がこれらの症状を訴えているにも関わらず、全ての検査で体調不良の原因の解明や病原の発見は失敗しています。SCP-1522-JP-Jの正体については様々な仮説が立てられており、現在も研究が進められています。

補遺1 : SCP-1522-JP-Jは2013/05/07に財団の研究者である大芦博士が原因不明の頭痛を発症した事で初めて財団によって発見されました。出勤前に頭痛を訴えた大芦博士は頭痛を理由に欠勤する旨を財団事務局に報告しました。この時点で大芦博士の頭痛による欠勤は14回目であり、その他の症状を含めれば合計の欠勤回数は5年間で42回でした。この事態に未知のオブジェクトによる関与を疑った財団は大芦博士を財団関連医療施設へと強制搬送し検査しました。この際、大芦博士は回復の兆候を見せており自宅ではテレビゲームに興じていたことが報告されています。なお施設への搬送中に大芦博士の頭痛が再発しており、この搬送中に何らかの原因が大芦博士のSCP-1152-JP-J症状を促進したと考えられていますが現在まで詳細は明らかになっていません。

検査の結果、大芦博士は頭痛を示しているにもかかわらず原因の解明に失敗しました。その後、大芦博士によってこの症状はSCP-1522-JP-Jに指定されました。

補遺2: 財団による調査の結果、SCP-1522-JP-Jと思われる疾患は多数の財団職員を含む世界中で観測されることが判明しました。世界各地での観測結果からSCP-1522-JP-Jを発症する対象はは4〜103歳のヒト(Homo sapiens)であり、発症者数が多いのは6~64歳の男女であると事が分かりました。この発見によりSCP-1522-JP-Jの収容は不可能であると結論づけられ、オブジェクトクラスはSafeからKeterへと変更されました。

補遺3:2013/06/05。SCP財団事務局は当報告書が大芦博士の仮病を正当化する目的で執筆されたとして大芦博士に弁明を求めました。以下はその際に記録された理事局と大芦博士のSCiPNETメールでのやり取りです。

後日、大芦博士は事務局職員らによって連行され、半年間の減給処分と1ヶ月間の懲戒免職を通告されました。大芦博士はその後もSCP-1522-JP-Jの存在を主張しており、多数の職員もこれに賛同しています。

SCP-1522-JP-Jは絶対に存在します。私もよく発症するので絶対存在するはずです。
……え?明日って会議でしたっけ?………最近咳がひどいので欠席してもいいですか?(咳き込む声)

ー エージェント・高橋

私は大芦博士を全面的に肯定します。確かにSCP-1522-JP-Jは実在する物です。だから、この間の事もSCP-1522-JP-Jを発症したってことですよ。断じて仮病なんかじゃないですよ。仮に欠勤中に私が[某有名パークランド]で目撃されていたとしてもです。

ー 泥濘研究員

SCP-1522-JP-Jはあると思いますよ。私もたまになりますもん。
あ、すみません。多分明日[編集済]だと思うんで欠勤していいですか?いや、仮病じゃないです。

ー 大里研究主任