mirara

とりあえず作っておく

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アイテム番号: SCP-XXX-JP-J

オブジェクトクラス: Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください)

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-Jは現在収容されていません。SCP-XXX-JP-J-1は発見され次第回収・破棄をし、機動部隊「 」によって適切な内容へと交換されます。日本支部内で新規に作成される全文書は機械的に英語へ翻訳され、財団本部による精査を通してから日本支部の各部署へ通達されます。

説明: SCP-XXX-JP-Jは、日本を中心に引き起こされているとされる時空間異常、現在改変、またそれに付随する複数の異常物品の総称です。

SCP-XXX-JP-Jは、原因不明の時空間異常です。20██年の日本に対し、19██年と20██年を起点とする干渉が多数起こっています。特筆する点として、これらの異常は日本国内に限られ、海外ではほぼ観測されていません。
20██年現在の財団日本支部に対し、19██年と20██年を起点とする複数の干渉が起こり、その結果によって現在の財団日本支部が運営されるという状況を引き起こしました。また財団以外の企業など広範囲で同様の事案が確認されており、影響の範囲については現在調査中です。

SCP-XXX-JP-J-1は、時空間異常において現在の時間軸へ実際に影響を与えたとされる物品の総称です。19██年を起点とする物をSCP-XXX-JP-J-1-A、20██年を起点とする物をSCP-XXX-JP-J-1-Bと分類します。
SCP-XXX-JP-J-1は組織内の文書などに紛れ込む形で現れ、それを通常の手続き通りに通過させることで組織に影響を与えています。基本的に多くは書類、ないし電子データの形を取り、少数ながら手書きの書類ないしそれに近い物品も含まれています。
SCP-XXX-JP-Jには明確な時空間異常の痕跡が示されていますが、軽度のミーム汚染も含まれていると見られ、痕跡を認識することが困難な場合が多いと考えられています。このミーム汚染はコピーなどでも維持されますが、日本語で記述された時に影響を発揮するとされ、外国語への翻訳版では影響は無い事が判明しています。

SCP-XXX-JP-J-2は、時空間異常において影響を受けていると思われる人物です。19██年に係わる人物をSCP-XXX-JP-J-2-A、20██年に係わる人物をSCP-XXX-JP-J-2-Bと分類します。これらの人物はj-1の作成に極めて深い関わりを持つ事が推測されていますが、それぞれ19██年と20██年の時点でこれらを作成できる立場に居る事はまず有り得ないとされています。J-2へのインタビュー結果は、全員が類似する物品の作成はしたが、J-1を作成した事実に対しては否定しています。

SCP-xxx-JP-Jは、財団本部が財団日本支部から別件での資料提供を受けた際、複数の書類がSCP-XXX-JP-J-1であった事から発見されました。財団本部による調査の結果、財団だけでなく一般企業、教育機関、行政機関など多岐に渡って異常が発見され、CK-クラス:再構築シナリオの可能性があることから特別収容プロトコルが設定されました。

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]

インタビュー XXX-JP-J-2-13の音声記録:

質問者: █████████博士、財団本部より出向
回答者: エージェント█████、XXX-JP-J-2-A-13に指定

<記録開始>

█████████博士: 君には時空間異常に関する強い疑義がかかっている。何か心当たりはないかね?

XXX-JP-J-2-A-13: 無い。というか、何でこんなことになってる?俺は別にあんたたちの言うような異常に係わってはいない。あんたらの言う書類とやらも、心当たりはない。そもそも19██年だろ?俺はかあちゃんのおっぱいに吸い付いてるような歳だ。作れるわけないだろそんな物!

█████████博士: だが、事実としてこの書類、SCP-XXX-JP-J-1-A-89には君の署名が入っている。日付は19██年5月██日。偽造や改竄の痕跡は、徹底的に調査したが、無い。これが何よりの証拠だろう。

XXX-JP-J-2-A-13: ワケわかんねぇよ…確かにその書類は俺が作ったけどさ。そんな昔じゃなくてついこの間な!それが以前からあった?頼むから英訳じゃなくて現物を見せてくれよ!

█████████博士: やはり自覚は無いか。実際の書類はミーム汚染のために見せる事は禁止されている。

XXX-JP-J-2-A-13: なんだよそれ…俺はきっちり作ったんだぞ!日付だってちゃんと入れた!不備はなかったはずだ!

補遺: 財団本部による財団日本支部の全資料について精査の結果、1926年を起点とするSCP-XXX-JP-J-1-Cの存在が確認されました。実数としては1-Aや1-Bと比較しても極めて少なく、確認された現状唯一の1-Cとされる███博士(2-C-1に指定)への調査が進められています。

<記録開始>

████博士: ああ、1-C?知らんよ、そんな事。今年?█和…元年じゃろ?聖上が崩御されたというのには何をはしゃいでおるのかは知らんが全く腹立たしい限りよ。そんな事よりバアさんや、飯ぁまだかい?

███研究員: おじいちゃん、ご飯はもう食べたでしょ。あとおバアさんは10年も前に亡くなりましたよ。

████博士の即時の資格剥奪、並びに退職処分を具申します。というかあの博士100歳越えてますよ?定年退職って無いんですかこの財団 -███研究員
承認。 -O-5・█