Meinamadeira
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-81██の標準収容ロッカーに保管し、プロトコル・校正担当に従って毎月必ず3人以上の職員による枚数の確認を行なってください。SCP-XXX-JPを個人識別や情報伝達を意図して使用することはいかなる理由があろうと禁止されています。また標準収容ロッカー周辺でドキュメントや機器類の誤字や数値エラーが確認された場合、収容違反が想定されます。直ちにレベル2以上の職員へ数値表現を用いない形での連絡を行なってください。

説明: SCP-XXX-JPは██工業製番号札に酷似したアクリルプレート100枚、及びそれらが引き起こすミーム汚染現象です。このオブジェクトの異常性は個人識別や情報伝達を意図して使用された場合に発揮されます。

これらのオブジェクトは不活性状態では00〜99の2桁のアラビア数字が彫られていますが、人から人に手渡される際、約5%の確率で活性状態に入ります。活性状態のSCP-XXX-JPの番号は通常のアラビア数字によく似通った未知の記号(以下SCP-XXX-JP-a)へと変化します。SCP-XXX-JP-aはアラビア数字の誤字(反転や欠け、回転、∇,∂などに似た記号など)が数字と同じフォントで彫られているように見えると報告されています。

活性時のSCP-XXX-JPを渡された対象は、不活性時の番号で呼ばれても反応することができなくなります。また対象に「自分が何番であるか」を質問すると、オブジェクトに元々記されていた数字ではなく、変化後のSCP-XXX-JP-aについて答えようとし、そして失敗します。対象は番号が答えられないことに対し混乱や困惑を口にしますが、記されたSCP-XXX-JP-aが元々存在する数字だと強く信じています。SCP-XXX-JPの活性状態は、手渡してきた相手へこれを返却することで再び不活性状態に戻ります。

オブジェクトが手元を離れSCP-XXX-JPが不活性化した後も、SCP-XXX-JP-aに暴露した対象は日常生活の中で数字の誤りを頻繁に起こすようになります。実験により対象が見たSCP-XXX-JP-aへ書き間違えるパターンが最も多いと確認されました。これは手書きだけでなく、印刷物やテキストデータにおいても未知の手段による誤変換が起こっています。この過程で書かれた誤字(以下SCP-XXX-JP-b)は伝達された人間にSCP-XXX-JP-aと同様の効果を引き起こします。

SCP-XXX-JP-a、SCP-XXX-JP-bに複数回曝露した対象は、やがて計算や順序推定などの数的能力に著しい低下が見られるようになります。これはSCP-XXX-JP-a群、SCP-XXX-JP-b群と通常のアラビア数字をまとめて数字と認識する一方、これら誤字群に対する計算等が不能であることに起因していると考えられます。

SCP-XXX-JPは19██年、██県████市で発生した一連の経済混乱について調査中、市内に位置するBURGER KING████駅前店で使用されているところを発見されました。

事態の収束にはカバーストーリー「公害病」が流布されました。SCP-XXX-JP-a、SCP-XXX-JP-bへの曝露が確認された市民らに対してはBクラス記憶処理とリハビリが実施され、数的能力の低下及びその精神的ストレスからの回復を確認しています。

また調査の過程でSCP-XXX-JP-a、-bが「書き手」が仮定する「読み手」以外の第三者にはミーム的効果を及ぼさないことが明らかになりました。これを受けプロトコル・校正担当が制定されました。

補遺: 店舗、従業員、及び提供される飲食物からは異常性は発見されませんでした。

類似アイディア
http://ja.scp-wiki.net/scp-161-jp
http://ja.scp-wiki.net/scp-593

参考:アラビア数字の成立過程
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アラビア数字
https://ja.wikipedia.org/wiki/ゲシュタルト崩壊