megabombのチラシの裏

凶報

アイテム番号: SCP-XXX-JP-RE

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 巡航中のSCP-XXX-JP-REの位置は、全球規模レーダー網によって常に把握されています。SCP-XXX-JP-1-REからSCP-XXX-JP-2-REの分離が確認された場合、各地の航空管制への介入によって民間および軍用航空機の針路を変更させると同時に、無人航空機によるSCP-XXX-JP-2-REの追跡と監視を行ってください。

SCP-XXX-JP-2-REの音声記録を用いての実験に際しては、担当職員に防音保護具を装着させ、手順-XXX-JP-REに従って実施してください。

説明: SCP-XXX-JP-REは、母機となるSCP-XXX-JP-1-REと、子機のSCP-XXX-JP-2-REによって構成された航空機です。

SCP-XXX-JP-1-REは、第二次世界大戦時にDaimler Benz社によって計画されていた空中空母計画の母機に酷似していますが、現在まで着陸が確認されたことはありません。また、搭載予定となっていたエンジンや、機体形状から想定される飛行特性を明らかに逸脱した性能を有していることも判明しています。

子機となるSCP-XXX-JP-2-REは、Focke Wulf社が試作していたTa 1831 に酷似しています。SCP-XXX-JP-2-REは、母機の胴体中央及び左右の主翼に1機づつ懸架されており、XF-852 に装備されていた物と同形式の装置によって、空中での発進と母機への収容が可能となっています。また、SCP-XXX-JP-2-REのレーダー反射断面積は、全長50 cm前後の鳥類程度しかないことが各種記録から明らかになっています。

SCP-XXX-JP-2-REには、主翼の左右付け根に風力作動式のサイレンが装備されており、このサイレンの発する警報音は、聴覚の有無に関わらずあらゆる生命体に対して特異性を発揮します。また、警報音は無線など3 を介して航空機内などの閉鎖空間にも伝播します。録音された警報音を用いた実験では、被験者は警報音に対して極度の不快感と不安感を抱くようになり、可能な限り音源から離れようと試みます。動物実験においても、対象となった全ての生物は音源からと遠ざかるような行動が観察されました。また、植物、菌類などの成長にも影響を与える事が判明しています。4

巡航時のSCP-XXX-JP-REは、高度12000 m付近を全球規模で飛行しています。SCP-XXX-JP-REが母機と子機に分離した場合、子機であるSCP-XXX-JP-1-REは3機による編隊を組織して行動を開始します。その間、母機のSCP-XXX-JP-2-REは、上空を旋回し続けます。

分離した編隊は、前述のサイレンによる警報音を発しながら飛行し、順次母機へと帰還します。SCP-XXX-JP-1-REの編隊、民間航空機の空路や航行中の船舶、及び線路などの陸路付近を飛行するため、警報音を聴いた操縦手などは編隊の飛行コースから離れるか、ヘンタイの通過まで停止する事を余儀なくされます。

アイテム番号: SCP-1862-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1862-JPは、

"憤怒"

評価: 0+x

アイテム番号: SCP-1948-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-1948-JPの活動を局限させるため、全世界の海軍から戦艦に類別される艦種が1990年代までに廃止されました。以後、戦艦あるいはそれに準ずる艦船の建造計画は、主に政治的手段の行使によって阻止されています。また、SCP-1948-JPが戦艦あるいはそれに準ずる艦船としての形質を有する収容対象に接触することを阻止するため、以下の海上任務部隊所属船舶がローテーションによって常時展開しています。

第1グループ Fata Morgana
第2グループ Luftspiegelung
第3グループ 幻日
第4グループ Jacob's ladder

SCP-1948-JPの活性化が確認された場合、各海上任務部隊は封じ込め作業に当たる船舶に戦艦(SCPS-BB)としての船籍を付与し、乗組員は交戦規則-1948-JP-Aに従って行動してください。各戦闘指揮艦は、メイラント型エネルギー観測装置を常にモニターし、SCP-1948-JP内部のエネルギー流動体が満載排水量5に対して27.5%から30.5%の範囲に収まるように封じ込め作業を指揮してください。

"南冥のガロー"

評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:

目の前に広がる景色は、風光明媚そのものだった。
なだらかな丘以外に起伏の無い地形が広がり、時折吹く風が青々とした草原を駆け抜けていく。

丸い窓からその風景を覗いていたのは、二人の女性だった。
ただし、二人は少なくとも旅行者では無かった。

「この状況、どうやったら抜け出せると思う?」

「さぁ……さすがに救命具を着けて海に飛び込む、ってのはこの船じゃ無理な話だよね」

この船……今彼女たちが見ている景色とは相容れない単語。
それどころか、脱出の算段をするという奇異な状況。

「脱出できたとして、そもそも帰還するあてはあるの?」

「分からない。だけど、このままここに居れば、まず間違いなくペケが2つになる」

あれこれと問答をしていると、誰かが部屋のドアをノックした。
来客は、部屋の主の返事も待たずにドアを開けた。

「ミス・カウフマン、ミス・ブロッサム、船長――改め艦長がお呼びですので、どうぞこちらへ」

慇懃な態度で二人を促す人物の後ろのには、何本もの“筒”が見え隠れしていた。


エージェント・ブロッサム・・・小野田くん

宣言