歌う機械

アイテム番号 : O-05-30

オブジェクトクラス : Euclid

特別収容プロトコル : O-05-30の収容室は防音措置が施され、許可されていないいかなる職員もO-05-30の収容室に入ることは禁じられます。O-05-30の定期検査をする人員は対O-05-30の心理スクリーニング検査をクリアしたDクラス職員に限定されます。検査の際、Dクラス職員はロープで自身の移動範囲を固定します。
月に1回、Dクラス職員をO-05-30へ投入し音声データを記録します。音声データを扱う職員もまた、心理スクリーニング検査をクリアしている必要があります。必要なデータが十分に収集されたと判断され次第、この投入作業は凍結される予定です。

説明 : O-05-30は工場用規格のシリンダー型粉砕機です。O-05-30の底面には粉砕した内容物を排出するための穴が開いており、上部には本来粉砕機に必要のないパイプが取り付けられています。O-05-30には蓋が取り付けられており、内部には投入された物体を粉砕するための回転刃が複数取り付けられています。

O-05-30にはエネルギーを供給するための経路が存在しません。にも関わらず、O-05-30は人間が一定の距離(およそ3m)まで近づくと稼働し始めます。稼働を始めたO-05-30は吸引力を発揮し始め、人間を自身の内部に引き込もうとします。これとは別に、心理的な抵抗値が不十分な人間が自らO-05-30に身を投じたことも確認されています。

人間を内部に引き込んだO-05-30は、平均して5分間ほどの粉砕作業に取り掛かります。作業の最中、O-05-30のパイプからは音楽が流れます。分析の結果、この音楽は肉を千切る音や骨を砕く音で構成されていました。粉砕作業を終えたO-05-30は再び待機状態に入ります。