masturiのサンドボックスです。
下書きや思いついたことなどを書いていきます。
アートワーク投稿しました。
http://ja.scp-wiki.net/gengo
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは一般的な中型の収容ロッカーに保管されています。持ち出しの際は保管責任者の許可を得てください。また、収容違反を起こす危険性があるため、SCP-XXX-JPを使った別のオブジェクトを転移させる実験は禁止されています。
説明: SCP-XXX-JPは長さ109㎜、質量210gの虫取り網です。柄が伸びる伸縮式で最大まで伸ばすと長さは178㎜になります。SCP-XXX-JPの製造元は現在わかっていませんが、素材はごく一般的な虫取り網と変わりはありませんでした。
SCP-XXX-JPは人間が手にして、SCP-XXX-JPを振った時にその異常性が発生します。SCP-XXX-JPは振られたときに、被験者が思い浮かべたものをSCP-XXX-JPの網の中に転移させます。網に収まりきらないものを思い浮かべた場合、網が物体に被さるように出現します。しかし、被験者が直接見たことがないものは転移できません。また、昆虫はすべておもちゃの昆虫に置き換わって転移します。
[実験記録001 - 日付████/██/██]
被験者: D-9468087
実施方法: 被験者にボールペンを思い浮かべるように指示し、網を振らせました。
結果: ボールペンが出現しました。
分析: ごく一般的なボールペンです。どこかの物が転移したのか、SCP-XXX-JP自体が生成したのか調べる必要があります。
[実験記録002 - 日付████/██/██]
被験者: D-9468098
実施方法: 事前に被験者の携帯電話を預かり、被験者に携帯電話を思い浮かべるように指示し、網を振らせました。
結果: 被験者の携帯電話が出現しました。
分析: 網を振った瞬間預かっていた携帯電話が消えました。このことからSCP-XXX-JPには物を転移させる能力があると判明しました。
[実験記録003 - 日付████/██/██]
被験者: D-9468110
実施方法: 被験者に100カラットのダイヤモンドを思い浮かべるように指示し、網を振らせました。
結果: 何も出現しませんでした。
分析: 被験者は100カラットのダイヤモンドを見たことがありませんでした。見たことないものは転移できないと推測されます。
[実験記録004 - 日付████/██/██]
被験者: D-9468110
実施方法: 被験者に100カラットのダイヤモンドの画像を見せた後に、それを思い浮かべるように指示し、網を振らせました。
結果: 何も出現しませんでした。
分析: 画像で見ただけでは転移しませんでした。転移できるのは使用者が直接見たことがあるものではないと転移できないと推測されます。見たことがあるものは何でも転移させられるのか調べる必要があります。
[実験記録005 - 日付████/██/██]
被験者: D-9468117
実施方法: 生物から無機物まであらゆるものを思い浮かべるように指示し、数十回網を振らせました。
結果: あらゆるものが転移できましたが、昆虫だけはどの種類もおもちゃの昆虫が転移しました。
分析: 昆虫以外のものであれば何でも転移可能でした。現時点では昆虫のみ本物が転移が不可能なのか判明していません。
アイテム | 状態 |
---|---|
ベッド | 一般的な病院のベッドです。長い間使われてないためか、ほこりが積もっていました。 |
大量の箱 | ベッドの側に山積みにされていた箱です。ラッピングが施してあった形跡があり、見舞いの品だと推測されます。 |
本棚 | 小さめの簡易的な本棚です。中には多種多様な本が収められていましたが、どれも劣化していました。その中でも特に劣化が著しいのが昆虫図鑑でした。 |
昆虫のおもちゃ | プラスチックで作られた市販の昆虫のおもちゃです。部屋のいたるところに飾るように置いてあるのが確認できました。 |
虫かご | プラスチックで作られた市販の虫かごです。長年放置されたことで劣化していますが、使われていた形跡がありませんでした。 |
らくがきちょう | 市販されている一般的ならくがきちょうです。ベッドの側に落ちており、中には昆虫の絵が隙間なく描かれていました。 |
この病室について病院のデータを確認行ったところ最後の患者は7歳少年で、退院することなく病で亡くなっていることが分かりました。しかし、それ以上の情報はデータが消失しており不明です。
メモ
二人以上の人物が視認することで異常性が発生。一人がカートを持ち、残りの人物はカートに乗る。配役は無作為。全員がカートを持つ、乗ったところでカートがものすごい速度で疾走する。
とんでもない速度にも関わらず、カートに乗る人物は落ちない。
数十m走ったところでカートは事故を起こしたように横転(または激突)、カートに乗っていた人物たちは外に投げ出され全員死ぬ。カートを押していた人物は不思議と無傷で生き残るが、カートに触れていた記憶はない。
カートは破壊し、その性質は別のカートに移動する。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:
説明:
補遺:
メモ:大樹。木漏れ日に思い出深い故人が現れる。木の根本に簡素なお墓みたいなもの。犬
アイビー(死んでも離れない)、ガザニア(あなたを誇りに思う)、ゴボウ(いじめないで)、ゼラニウム白(あなたの愛を信じない)、ニリンソウ(ずっと離れない)、ネモフィラ(あなたを許す)、ネリネ(また逢う日を楽しみに)、ハナズウオ(裏切り)、ライラック紫(初恋)、スノードロップ(あなたの死を望みます)、リンドウ(悲しんでる時のあなたが好き)、オトギリソウ(恨み、敵意)、クロッカス紫(愛したことを後悔してる)、クロユリ(呪い)、クワ(ともに死ぬ)、
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは葉が生い茂った樹齢██年ほどの大木です。SCP-XXX-JPは季節に関わらず、緑色の葉を枝につけています。
補遺:
周りの生物に自信を完璧だと思い込ませてしまう人型。実際全体の能力値は低い。第一段階で何でもできると思われ、第二段階で嫉妬され、第三段階で対象はオブジェクトと自身を比較して自尊心が著しく低下。最終的に自害する。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは一般的な人型オブジェクト収容室に収容されています。月に一回カウンセリングを受けさせてください。
説明: SCP-XXX-JPは1█歳だと推測される女性です。
補遺:
未完成の塑像。対面した相手の顔に変わる。と思われていたが、本質は死相を表す。
年月日がつけられており、その日に対象は死亡。破壊することで回避可能。顔は90%以上一致、人のDNAが検出。死体の側には微量の石膏の粉が付着している。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
説明:
補遺:
主任と担当職員
トランクを開けながらの雑談
主任「君の初恋はいつのこと?」
職員「セクハラですよそれ。私は恋なんて興味なかったので。主任はどうなんですか。」
主任「僕はもうとっくの昔に。」
職員「そうですか。」
視点変更職員(滑らかに)
職員が主任と呼ばれている
新人担当職員
新人、トランクの中から主任の名前を見つける
主任が読む
これは私の初恋の記憶なのだろうか。今となってはそんなことはわからない。
でもなんだか無性に寂しかった。
主任へ
いつも優しく笑いかけてくれてありがとうございました。
こんなこと、いっても困らせてしま野ですが、好きです。主任の初恋は私が欲しかったと思ってしまうくらいに。大好きです。主任。
描写視点切り替えとリンクさせる
背後でドアの開く音が聞こえ、僕は持っていたペンを耳にかける。首元まで伸びてきた髪が少し邪魔くさい。そろそろ切るころ合いだろうか。振り返るとそこには、{ }がいた。
「お疲れ様です。」
「うん。お疲れ。」
{}はSCP-793-JPの担当職員であり、主任である僕の部下だ。
彼女は長い髪をきっちりと一本に縛り上げた。かなりの大きさの机の上には今日もいくつかの旅行カバンが転がっている。
触るとざらりとした感触とともに、指先にきめ細かな砂粒を残した。砂丘に埋まっていたこいつの中には一つの死体と一つの紙面が入っている。紙面は、まるで思い人への恋文、今でいうラブレターを彷彿とさせる文章が綴られている。
「今週は数が少ないですね。」
「いつもこのくらいだと嬉しいんだけどねぇ…。」
机に乗っているカバンは全部で4つ。彼女が言うようにこれは少ない方だ。いつもだと10数個、多い時だと20個近くあることもある。(※数用検討)彼女はきっちりと白い手袋をすると、すぐに仕事にとりかかった。カバンを机の上で滑らせ手元へと引き寄せる。じゃりじゃりと耳障りが悪い音を立てながらカバンは彼女の手元へ。
僕も手袋をして彼女の作業に加わった。彼女がカバンを開けるのをのぞき込むような形で見る。そんな僕に彼女は怪訝そうな顔をした。
「主任記録なんだから、手袋いらないじゃないですか。」
「気分だよ。こういうのはね、そういうところからやる気が入るの。」
そういいながら、記録用紙が挟まったバインダーを手に持つ。耳に引っ掛けていたペンを聞き手で持つと、彼女は短くため息をついた。
ファスナーをぐるりと開け、片面を上に持ち上げる。その中には小さな死体と、へたくそに折られた画用紙が入っていた。画用紙を開くとクレヨンで書かれたこれまたへたくそなカラフルな文字が目に飛び込んできた。
みきちゃん だいすき
おおきくなったら みきちゃんを およめさんにしてあげるね
たくみ
なんともほほえましい文だ。これから推測するにこの死体は女の子か。そしてきっとまだ歳は2桁も行っていない。
「詳しくは調べてみたいとわかりませんけど、5,6歳の女児といったところでしょうか。」
「そうだね。みきちゃんて名前以外、身元が分かりそうなものはないかな。」