██のやわらかせっけん詰め合わせセット
SCP-1222-JPとして投稿済み
以下のものはDクラス職員を使用した実験のインタビュー記録です。
補遺1、補遺2:
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid Neutralized
特別収容プロトコル:
SCP-XXX-JPは、19██/12/25に無力化されました。
説明: SCP-XXX-JPは、██県██市にあるアパートメント『█████』の一室です。オブジェクトは通常のアパートメントと外見上異なる点は無く、オブジェクト内に20歳以上の人間(以下、対象)が入室すると異常性を発揮します。入室すると同時に、室内に人型実体(SCP-XXX-JP-1)が発生します。SCP-XXX-JP-1は一般的な50歳代の女性の姿をとります。SCP-XXX-JP-1の内部は未知の繊維で構成されており、表面は人間の皮膚で覆われています。対象はSCP-XXX-JP-1を自身の母として認識し、SCP-XXX-JP-1もそのように振る舞います。実験開始から終了までの期間は3ヶ月です。その間対象は、日常の全てをSCP-XXX-JP-1に任せる状態となり、対象の体は緩やかに衰弱していきます。SCP-XXX-JP-1も多くの場合応えます。最終的に対象が死に至ると、SCP-XXX-JP-1は消失します。対象の遺体はSCP-XXX-JP-1の消失後、直ちに消失します。
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
[

SCP-XXX-JP
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの転移が確認された場合、███山中に設置した監視カメラでSCP-XXX-JPを捜索し、座標特定後にカバーストーリー「野生動物の被害」を適応し収容してください。SCP-XXX-JPの出現箇所から半径20m以内の、一般人、実験時以外のDクラス以外の侵入、及び付近の単独行動は禁止されます。実験は必ず、Dクラス職員を除く関係者3人以上で行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは、岡山県の███山中にて出現する異常性を持った金属製の扉です。出現箇所は一定ではなく、1週間に1度SCP-XXX-JPは███山のどこかに転移します。
扉の周囲はコンクリートブロックのおよそ3m程度の塀が形成されており、人の手で破壊することは不可能です。
通常SCP-XXX-JPは閉じていますが、半径20m以内に人間が侵入すると、SCP-XXX-JPが自発的に開きます。それにより、内部への更なる立ち入りが可能となり、多くの場合その暴露者(以下、SCP-XXX-JP-2)はSCP-XXX-JP内部へ侵入します。

SCP-XXX-JP内部の写真。D-18442が撮影。
SCP-XXX-JP-1内部は過度に襖で仕切られています。1部屋ごとの広さは平均約1.5畳程度です。ほとんどの部屋には汚れた布団が畳まれて配置されています。そして玄関から反対側に、屋根裏部屋に上がることが出来る梯子が存在しています。
SCP-XXX-JP-2がSCP-XXX-JP-1内部の仏間を目視すると、SCP-XXX-JP-2は何かを視認しその場からの逃走をはかります。この際SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1内部からの脱出を試みますが、扉、窓が開かなくなることによりそれは失敗します。その後SCP-XXX-JP-2は仏間がある方向に顔を向け絶命します。絶命後、遺体は0.2秒間その場から消失し、体のいずれかの部位を失った状態で再出現します(以下、イベント)。
番号 | データ |
---|---|
SCP-XXX-JP-2-a | 20代男性。████大学学生。本名██ ██。右腕を喪失。 |
SCP-XXX-JP-2-b | 同上。本名███ █。左足を喪失。 |
SCP-XXX-JP-2-c | 同上。本名██ ███。右足を喪失。 |
SCP-XXX-JP-2-d | 70代男性。本名██ ██。SCP-XXX-JP-aと血縁関係あり。四肢の指を喪失。 |
SCP-XXX-JP-2-e | 10代女性。本名██ █。眼球を喪失。 |
SCP-XXX-JP-2-f | 乳幼児。SCP-XXX-JP-2-eの娘。舌を喪失。 |
SCP-XXX-JP-2-g | 60代女性。本名██ ██。右耳を喪失。 |
SCP-XXX-JP-2-h | 30代男性。本名███ ███。性器を喪失。 |
イベント中、暴露者同士は双方の存在を認識することが出来ません。イベント終了後の暴露者の遺体は、肉眼で視認する事が不可能になります。しかし、カメラ等の記録映像でのみ、SCP-XXX-JP-2-a郡の姿を確認することが可能です。
SCP-XXX-JPは、███山がある██市内にて言い伝えられていた「神隠しがおきる山」という噂を、大型掲示板サイトで「神隠しではなく異世界へ繋がるドアからみんな消えていく」といった一定の解釈を複数の人間が主張しているスレッドを、サイトを閲覧していたエージェント2名が発見し収容に至りました。
SCP-XXX-JP事案: 2015/9/1
被害: D-18442、███博士、██研究員、██研究員
内容: SCP-XXX-JPの内部調査に出向いた4名が戻らないことを不審に思った職員らが現場に急行し、SCP-XXX-JP付近で4名が死亡しているのを発見した。4名の死体は下半身を失っており、また体全体に多くの損傷が見られた。異常性の発現が仏間を視認したことではなく、D-18442が採取した小箱を視認したことで発現した点、そして音声記録の内容から、本件を特殊事案と制定した。