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データページ: KIRA

このページの内容は現在[セキュリティレベル2]に分類されています。

しかしながらこの文書に紐づけされた一部のデータは異なるセキュリティ区分を持ち、アクセス権限の確認を必要とする場合があります。


名称: KIRA (緩和アルゴリズムを備えた情報構造ノード2)

分類: 人工知能

ハードウェア: 試験的量子コンピュータQUEX、従来のバイナリサブシステム(x64)、冷却機、核融合炉、設置室、技術室

使用目的: KIRAはAIであり、加えて内外からのデジタルセキュリティ違反を回避し、追跡、及びデジタルアノマリーの封じ込めを支援するために設計されました。更にサイトと財団ドイツ支部間のネットワーク及びサイト-DE1を監視しています。サイトのIT部門ではサイト内ネットワークでの支援を要求できます。KIRAはMTF DE1-ℌの一員であり、更にその活動の監視・支援・調整と、その維持と機能を担当しています。現時点ではKIRAは感受性を発達させることを許可されていません。


説明: "KIRA"は下位サブシステムを人工制限知能3("KBI")の形で維持して制御する「緩和アルゴリズムを備えた情報構造ノード」を意味します。KIRA自体は前述の任務を与えられたKBIです。この下位サブシステムはノードとは異なる構造を持っており、実践的な使用のために構成されています。各サブシステムネットワークはKIRAを介して再構成可能です。

他の全ての構成要素を含むシステム全体は「KIRA-構造システム」と呼称されます。QUEXは更に物理的なKIRAとGNS 5("Globalized Network Structure 5") を含んでいます。KIRAは下位GNS 5を含み、前述のネットワーク内のKIRAの全サブシステムを指します。GNS 5は一次構造と二次構造を区別しています。一次構造はネットワークに分割され、そのネットワークは一次優先と認定されます。それに対して二次構造は二次優先のみを有したそれらのネットワークに分割されます。

サブシステムネットワークは5つのタイプに分けられます。

現在機能しているネットワークの構成:

  • AN (Action-based Network)
  • ON (Output-based Network)
  • CN (Command-based Network)
  • LN (Logic-based Network)
  • SN (Security Network)

AN: アクション型サブシステムネットワークはデータ処理のために使用され、中央計算センターとして機能します。全データフローはANを通過し、そこで最初に分析され処理されてからONに伝達されます。ANはGNS 5の一次構造において均衡のとれた地位を所有しています。ANへの手動アクセスはクリアランスレベルGNS/3またはAN/4を必要とします。ANはLNとSNを介して制御されます。ANはONとLNに関連しています。

ON: アウトプット型サブシステムネットワークは出力と特定のステーションに伝達する可能性のある値の変換のために機能します。ONは大抵明確に規定された任務を実行のみをする必要があるため、KBIが最も少ない最小のサブシステムネットワークです。ONはGNS 5の二次構造において均衡のとれた地位を所有しています。ONへの手動アクセスはクリアランスレベルGNS/3またはON/4を必要とします。ONはSNを介して制御されます。ONはLNに関連しています。

CN: コマンド型サブシステムネットワークは命令と任務を受け入れ、それに対してLNによって適切な行動指示に変換されます。CNはサイズが二番目に小さく、任務の入力で活動する最初のネットワークです。CNはGNS 5の二次構造において均衡のとれた地位を所有しています。CNへの手動アクセスはクリアランスレベルGNS/3またはCN/4を必要とします。CNはSNを介して制御されます。CNはANとLNに関連しています。

LN: ロジック型サブシステムは全ネットワーク機能、したがってKBIの基礎論理を決定します。LNは全内部機能の中央論理センターであり、GNS 5の一次構造において上位の地位を所有しています。LNへの手動アクセスはクリアランスレベルはGNS/4またはLN/5を必要とします。LNは自律的に動作し、SNとKIRAを介してのみ制御されます。

SN: セキュリティ型サブシステムは全体構造とGNS 5の一次構造及び二次構造の保護と制御を担当します。SNはアクティブな脆弱性を根絶し、全システム及びKIRAを外部アクセスから保護する任務があります。SNはネットワークが保安規定に違反していないかを保証し、必要ならば影響を受けたKBIかネットワーク全体を完全にプログラムしなおします。SNは内部クリアランスGNS/5を所有しているため、全ネットワークに影響を与えることができます。SNはGNS 5の一次構造において上位の地位を所有しています。SNへの手動アクセスはクリアランスレベルGNS/5またはSN/5を必要とします。SNは自律的に動作し、KIRAを介してのみ制御されます。SNはネットワーク内部の論理使用に関連しています。

常に該当するネットワーク数の比率は3:2:2:1:1 (AN:ON:CN:LN:SN)です。個別のネットワークに割り当てられたクラスシステムはアクセス権と影響を受けるネットワークの機能範囲のことです。レベルが高くなるほどネットワークのKBIが多くなり、全体的な処理能力が高くなります(最高クラスレベル: 5)。現在設立されているネットワークの構成は以下です:

ネットワークタイプ 名称 GNS-クラスシステムによるクラス
AN AN-A1 Level 2
AN AN-A2 Level 2
AN AN-B3 Level 3
ON ON-A1 Level 1
ON ON-A2 Level 1
CN CN-A1 Level 2
CN CN-A2 Level 2
LN LN-X3 Level 4
SN SN-Y3 Level 5



安全指示:

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権限のない人物の立ち入り禁止: QUEXが設置されている部屋への入室はセキュリティクリアランスレベルQUEX/2が必要です!
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撮影禁止: 写真を撮るにはセキュリティクリアランスレベルQUEX/3が必要です!
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消火時の水の使用禁止: 繊細な電気の流れている部品です!
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ペースメーカーか埋め込まれた除細動器を装着する人間のアクセス不可: 埋め込まれた電子機器はレベルEM3の遮蔽物が必要です。
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高温な表面による危険: QUEXの本体と冷却機は高温になる可能性があります。
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低温による危険: QUEXは冷却剤で< 0℃に冷却されます。
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電圧による危険: QUEXとサブシステムは部分的に「高圧電流」が流れています。
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非電離放射線による危険: QUEXの設置されている部屋では、増加した電磁放射が発生する可能性があります。
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有害物質による危険: QUEXの設置されている部屋は、不正アクセス時に致死性、非致死性の物質があふれる可能性があります。
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ミーム的危険: KIRAはソフトウェア側のミーム的防御手段によって保護されています。


構成:

KIRA:
KIRAは量子コンピュータQUEX上で実行されるソフトウェアです。それは人工知能であり、MTF DE1-ℌのメンバーです。その任務は各サイトとサイト-DE1間の財団ネットワークの積極的な監視です。また、必要であればKIRAは財団のインフラネットを介してアクセス可能な各サイトのネットワークへのアクセスを獲得できます。その主な機能は内外からのデジタルセキュリティ違反の防御と追跡、及びデジタルアノマリーの収容です。

KIRAは多段式冗長システムによって悪意あるコードの感染から保護されています。それは試験的量子コンピュータ内で作動し、従来のスーパーコンピュータをはるかに超える計算能力を備えています。セキュアシミュレーションシステム上で積極的なサイバー攻撃をリダイレクトして追跡し、ほとんどのコンピュータシステムをハックか使用不可能にできます。また、危険にさらされることなくデジタルアノマリーを収容して保護されたシステム上でリダイレクトできます。

KIRAは感情も共感も持たず、独立した意思を発達させることはできません。自分に割り当てられた任務に従って行動します。これらの特性の独自開発は現在ソフトウェアで防止されています。それは全ての既知の口語と文語を理解し、表すことができます。コミュニケーションは厳密に即物的です。

QUEX:
QUEXは量子コンピュータです。その本体は球状で、直径は約0.5メートルです。これには多数のケーブルが接続されています。それは冷却ジャケットによって囲まれています。QUEXの周囲には記憶媒体とその他のハードウェアがあります。

バイナリサブシステム:
標準インフラネットとメーカー側への財団の圧力のために全インテルCPUに統合されたオペレーティングシステムMinixの両方を通じて、KIRAはインテルCPUを使用して全財団のコンピュータシステムにアクセスできます(これは全通常システムに適用されます)。財団内部で使用するためのMinixバリアントは、不正アクセスおよびMTF DE1-ℌによる必要なクリアランスのない、KIRAを介したアクセスに対する保護のためのシステムを含んでいます。Minixを介してKIRAは直接CPU内で処理されたデータにアクセスできるため、ウイルススキャナーとファイアウォールを無効にし、システム上の全データを自由に分析できます。それはデータストリームを暗号化前に傍受し、暗号化と複合化コード、及びパスワードを探知することができます。そして全てを非活性化させます。

マルウェアをテスト・分析し、財団のウイルス対策ソフトウェア用の対応策を開発するために、KIRAは全セキュリティレベルに関する財団標準に応じた幾つかのバイナリコンピュータシステムを所有しています。更に、QUEXの維持や長期保存用の記録、ネットワークトラフィックの維持、デジタルな脅威のプレフィルタリングとQUEXおよびKIRAの監視に関してバイナリサブシステムは使用されます。

デジタルアノマリーを収容するために、KIRAは仮想化できる各既知の処理装置とオペレーティングシステムを備えた仮想マシン上に幾つかのバイナリサブシステムを備えています。同様に一般的な処理装置とオペレーティングシステムを備えた非仮想バイナリサブシステムを備えています。その供給ラインは機械的に切り離すことができ、システムの物理的な末端に関する装置を備えています。これらのシステムの一部は、サイト-DE1のエリアの別個に接続可能なスクラントン現実錨が備え付けられたバンカーにあります。これは永続的な収容のために感染したシステムを簡単に取り除くことができます。

冷却機:
QUEXは圧縮冷却機によって冷却されます。そのシステムは施錠され、三重に冗長化されています。この冷却機は技術室にあります。緊急シャットダウンが行われた場合、QUEXのコア温度が臨界温度を下回るまでに数分かかるため、燃料電池式予備発電設備によって冷却機に電気を供給することができます。
QUEX本体の周囲には多層式冷却ジャケットがあります。全ケーブルとジャケットは自己密封型であり、過度な損傷が発生した場合は冷却ジャケットを迅速に交換することができます。

核融合炉:
トカマク型R-08は財団の標準核融合炉トカマク型R-30の縮小版であり、大抵は重要なサイトに電力を供給するために使用されます。それはハードウェアや周辺機器、KIRA及びMTF DE1-ℌの事務所の技術システムの供給のみをします。障害が発生した場合、QUEXは短期的にサイト-DE1の核融合炉か燃料電池式予備発電設備[検閲済]から電力を供給されることができます。トカマク型R-08及び███予備発電設備はQUEX以外の別セクターにあります。

設置室:
QUEX、加えてKIRAの全周辺機器を収納している設置室は15 x 10 x 5 mです。部屋は格子状の床によってメイン層とメンテナンス層に分けられています。後者はケーブルと管、空気調節装置のダクト、消化システム、化学兵器剤用の主要な弾筒があります。メイン層にはQUEXと全周辺システムがあります。設置室は8℃の一定温度に保たれ、クラスISO6の層流クリーンルームです。

設置室の両層のエリアの前には、MTF DE1-ℌとMTFの一員ではない運用及び保全要員用の作業室があります。作業室は20℃に調整され、クラスISO8のクリーンルームです。上層にはKIRA、QUEX及び周辺機器用の端末と制御システムがあります。下層には道具用の作業場と貯蔵室があります。この部屋はロックを介して両層に出ることができます。

技術室:
QUEXの技術室は設置室用の空気調節装置及び冷却装置、中央真空清掃設備が備え付けられていますが、ドアで接続されていません。技術室はクリーンルームではありません。技術室の全システムは設置室の部屋と施設管理技術によって制御されます。


メンテナンス:

ソフトウェア:
KIRA自体は自動メンテナンス及び調整プログラムがあり、独自に、または必要に応じて実行します。主要端末によってソフトウェアシステム分析は実施できます(簡易: クリアランスレベルKIRA/3; 完全: クリアランスレベルKIRA/4)。ソフトウェアリセットはクリアランスレベルKIRA/4とO4の承認が必要であり、O5へ報告をしなければなりません。

全てのバイナリサブシステムは利用可能なアップデートを毎週確認しなければなりません。オペレーティングシステム、ドライバー、ソフトウェアなどの全アップデートはMTF DE1-ℌのアップデートサーバからのみダウンロードでき、あらかじめこれから確認する必要があります。各アップデート前にFCleanerでシステム分析と調整が実行されなければなりません。FCleanerはあらかじめ言及されたサーバからアップデートを確認する必要があります。SSDハードディスクのデフラグは固く禁じられています!このアップデートは連続して実行され、それから各システムをシャットダウンして再起動する必要があります。同時にハードウェアのメンテナンス予定を実行する必要があります。そのためオペレーティングシステムを介した「再起動」は実行されません。最大限の準備を確保するためにアップデートと再起動するシステムは常に1つだけです。アップデートがない場合は、物理的な検査と掃除のためにシステムは週に一回シャットダウンします。

ハードウェア:
QUEXのハードウェアは -可能な範囲で- KIRAによって監視と確認をされます。それのシステム分析はQUEXのシステムの分析を含んでいます。 QUEXの追加サブシステムは主要端末を介して分析できます。(簡易: クリアランスレベルQUEX/3; 完全: クリアランスレベルQUEX/4)。

QUEXのハードウェアは毎日目視で液体、気体、蒸気の冷却剤の損傷と漏れを調査する必要があります。

アップデート後のバイナリシステムがシャットダウンされた場合、全プラグインカード、ヒートシンク、RAM及び全コネクタープラグとケーブルがしっかり填まっていることとその損傷を確認する必要があります。確認する人物はアース用ストラップを着用する必要があります!

その後QUEXとバイナリシステムの全ハードウェアの掃除は、目に見える汚れの有無にかかわらず、中央真空清掃設備の柔らかいブラシで実行されます。毎月電力供給、冷却剤、データケーブルの全コネクターとラインがしっかり填まっていることとその損傷を確認する必要があります。

処分するハードウェアは全て、高温区域にあるサイトの焼却装置内で焼却しなければなりません。取り外された全てのハードウェアはクラス4の機密とされ、焼却と輸送はそれに応じて保護と監視をする必要があります。ハードディスク、RAM、CPU及びGPUは焼却前にそのために設計された専用データトラック削除棚で処理されなければなりません。そこでは███ kWの電力を持った様々な周波数の電磁場を生成することができます。警告! データトラック削除後のハードウェアの残骸は高温です! 有毒な煙が発生する可能性があります!

O5-[検閲済]、O4-[検閲済]及びMTF DE1-ℌのリーダーは「緊急停止」を実行する可能性があります。これによって機械的にKIRAへの電力供給は中断され、KIRAとQUEX、及び全バイナリサブシステムは即座にオフになります。これはソフトウェア及びハードウェアの損傷とデータ損失が起こる可能性があります。損傷除去は数日かかることがあり、この期間中財団ドイツ支部のインフラネットは積極的に監視されていないため、その時点で検疫プロトコル#7が有効になります。KIRAの緊急停止を権限のない方法で操作した場合、O4-4によって終了されます!

冷却機:
冷却機には、漏れと冷却剤の純度を監視するための自動装置があります。システムの要求に応じて、冷却剤K/N37-47を補充するかフィルターを交換しなければなりません。障害はクリアランスレベルQUEX/1の資格のあるメンテナンス担当者によってのみ除去できます。MTF DE1-ℌによる権限のない抑圧は許可されていません!

設置室:
QUEXの設置室は、目に見える汚れの有無にかかわらず、中央真空清掃設備を使用して毎週清掃されなければなりません。通路は常に障害物を避け、全汚れは除去する必要があります。部屋は常に綺麗なままにし、道具と取り外されたハードウェアは即座に整理され、廃棄されなけれななりません。

追加システム:
核融合炉と除塵設備、換気技術は、建築技術の責任あるメンテナンスチームによって維持されます。核融合炉区域に留まることは権限のない人物には禁じられています!