前原の落書き帳
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アイテム番号: SCP-xxx-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: エリアXXXに指定される海域は封鎖され、民間の船舶の往来を禁止してください。月に一度、海洋調査艇による周辺海域への調査が行われます。
 

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採取された褐色藻

 
説明: SCP-xxx-JPは特定海域にのみ生息する未知の海洋細菌です。通常では一般的に海洋に見られる桿菌類との区別は難しく正確な分布状況はわかっていません。
SCP-xxx-JPは伐採された樹木に接触するとこれを不明なメカニズムで分解し、別種の褐色藻を発生させます。発生した藻には特に異常性は見られません。細菌による分解としては非常に早く、同海域での調査では約1kgの角材を15時間で完全に分解し、約200gほどの褐色藻を発生させました。現段階では同地域以外でSCP-xxx-JPは発見されていません。

SCP-xxx-JPの発見された海域では古くから漁船などの行方不明事件が報告されており、オブジェクトの発見につながりました。現在では多くの船舶が木造では無くなったためSCP-xxx-JPによるものと思われる被害報告はほとんどありません。

補遺:SCP-xxx-JPの発見された海域の深海に複数の構造物が発見されました。構造物は主に塩などで出来ており、イスラム教における礼拝堂に酷似した形状をしています。これらの構造物内部から多数のSCP-xxx-JPが検出されておりなんらかの関連があるものと思われ、調査が続けられています。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


アイテム番号: SCP-xxx-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 東京都██████内は財団フロント企業による私有地として扱われ、臨時サイト-8170が置かれます。同地域への民間人の立ち入りは制限され、監視カメラによる監視を行ってください。

説明: SCP-xxx-JPは東京都██████内において自生するカワラバト:Columba liviaに見られる異状行動と現象です。同地域内でのSCP-xxx-JPイベントの発生周期には一貫性が示されておらず、条件などは不明の状態ですが、観測では24時間に1回ほどの頻度で発生することがわかっています。

イベントの初期段階として、10羽から14羽のカワラバトが直径3メートルから4メートルほどの「円陣」を組みます。この時、全てのカワラバトは円の中心を向き、ほとんど動きません。この状態からおおよそ8分から12分をかけて円の中心部から成体のカワラバトが地中からせりあがるように出現します。この出現したカワラバトは捕獲調査の結果、異状は認められず、健康な普通のカワラバトである事がわかっています。このイベント時、何らかの原因で円陣が乱れた場合、出現中のカワラバトは消失します。
尚、地域内のカワラバト個体数はコントロール下にあり、この異常現象によるカワラバトの固体増加がもたらす環境変化は軽微と思われます。

補遺: SCP-xxx-JPの研究チームの内、二名について異常な病状が確認されました。共に急激な体重減少の後、奇声を上げる、不可解な言動を繰り替えす等の後に死亡。解剖検査の結果、脳の極端な萎縮が見られ、通常の成人男性の半分以下となっていた事がわかっています。現在の所、症例は二件だけですがSCP-xxx-JPとなんらかの関わりがあると思われます。

 
 
 
 
 
 

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野生を失った獣

602グラム