下書き仮案
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scp-xxx-jp『鶴声器/人類達への贈り物』
オブジェクトクラス:safe Euclid
特別収容プロトコル:scp-xxx-jp-aは、防音設備を備えた専用の物品保管庫にて厳重に保管して下さい。scp-xxx-jp-aを使用した実験を行う際には必ず、精神テストを受けて総合精神強度が70以上と判断された、セキュリティクリアランス3以上の職員2名の許可を得た職員が主導して下さい。又、実験に参加した職員は必ず、実験の記録を附けた後にクラスB記憶処理を受けて下さい。
scp-xxx-jp-bを発見した際には、速やかに回収し、解析の後に跡形も無く破壊して下さい。
説明:scp-xxx-jp-aは、一般的な拡声器に非常に良く似た形状をしており内部構造は極めて複雑ですが、使用方法は一般的な拡声器と変わらない事がわかっています。
このオブジェクトは1945年頃の太平洋戦争の終結後にドイツの[削除済]収容所にて発見されドイツ国内では最終的に█点回収されました。又、総統地下壕周辺の隠し倉庫からも同様の物が多数発見されており、他にも██点に及ぶ異常な物品や生命体が回収されましたが、既に[編集済]されたと見受けられる痕跡が残されていました。
尚、発見時の収容所内で確保された人物達については、皆一様に数種類の精神疾患を併発しており、意識の混濁や痴呆、著しい判断力の欠如が見られましたが、scp-xxx-jp-aに関連する情報が得られないと判断された為、記憶処理を施された後に解放されました。
初期の調査結果から、scp-xxx-jp-aは[編集済]によって開発された物品であり、『使用者の声を特定の周波数に変換した音声により、対象者を一種の催眠状態に導入し、使用者に対して従順にする効果が在るが、影響を受け難い人間が全体の比率として表すと23,6%と成る上に、同じ対象への使用に関しては4~13回の使用で対象者が全く反応を表さなくなる、洗脳器具の一種』である事が明らかになった為safeアイテムとして収容され、研究は少数の職員で行う事になりました
発見されたレポート1
記録担当:庵根博士
実験█ :D-5407を使用者、D-8390を対象者として実験
を行います。
初期実験では、『机に配置された林檎を取ってくる』、
『三回回って吠えろ』等と言った、単純かつ実行が容
易な命令が成功した為、今回から抽象的又は複雑で実
行が困難な命令を実験します。
実験内容・D-5407がscp-xxx-jpを使用しながら、D-
8390に対して『息を止めていろ』と命令する。
実験結果・D-8390は、1分間程息を止めて居た。
考察・scp-xxx-jpを使った命令は、物理的限界が在る
場合は思い通りの結果に成らない事が解かりました。
又、命令の内容が抽象的な場合は、最適化された行動を
実行するようです。…実験を続けます。
実験█ :今回は、複雑で精神的に実行が困難と思われる
命令を実験します。
実験内容・今回の実験では、通常状態のD-8390が生理的
嫌悪感を示していた、昆虫類等を[削除済]するように
命令する。
実験結果:D-8390は嫌悪感を露にしながらも、命令を遂
行しましたが、D-8390はこの実験の直後に激しい嘔吐を
繰り返しました。
考察:実験時にD-8390に対して行った脳波の測定結果等
からscp-xxx-jpによって惹き起こされる催眠状態は、
対象者の中枢神経の働きを一時的に抑制し、それによっ
て使用者の命令を実行させやすくしていると考えられま
す。
読まれた形跡がある手紙
████年██月██日 曇り
拝啓、アナタへ。
アナタがお仕事で忙しいお蔭で此方は大変なんですよ?
それにしても、最近頭痛と耳鳴りが酷いって言ってたけど
本当に大丈夫?何事も根の詰めすぎは良くないよ?
まあ、このプロジェクトが終われば暫く休暇が貰えるって
言ってたし、それまでの辛抱よね!
…でも、たまには早く帰って来て欲しいな?…って思う今
日この頃です。
--庵根 蘭子より--
発見されたレポート2
復元された音声ログ
研究主任、プロジェクトの被験者達の様子を見て下さい、明らかな精神異常が現れ始めています。
実験を中止し、今一度オブジェクトの内部構造を精査するべきです。
庵根博士
駄目だ。
この案件の成功が財団に対してどれ程の利益をもたらすのか、良く考えてみてくれたまえ。巧く行けばDクラス職員の運用の円滑化だけでなく、複数の知性あるオブジェクトすら手懐ける事が出来るかもしれんのだぞ?コレはいわば、天から賜った"Gift"なのだぞ?そんな下らん理由で実験を中止して仕舞えば、全てが水泡に帰すのだ…その責任をただの一般研究員ごときが執れるのかね?
比人羅博士
しっ…しかし……庵根博士
くどいぞ!! 比人羅博士
庵根博士の手記
あの独裁者め…!
ついに私の進言を聞き入れないどころか正式な研究記
録の受け取りすらも拒否しやがった……
私だってそんな理不尽を許せないさ、だから『今まで
の悪辣な実験を倫理委員会に突き出し、正当な判断を
下してもらう』と言った翌日には、サイト管理者まで
もが私に対して『貴方には規則違反の嫌疑がかかって
いる為、研究チームから外した上で自室での謹慎処分
を下します』とまで宣言して来たよ。
……一体どうなってるんだ……
最近、サイト内放送に耳障りなノイズ音が混ざり始め
た。何処かで聞いた事のあるノイズだ、この音を聞く
と頭痛がするから正直迷惑だ。因みに私は未だに軟禁
中である、そろそろ加減気が違いそうだ。
諸君、我々は失敗した。
比人羅がscp-xxx-jpを使ってDクラスから機動部隊…サイト管理者、更にはEuclidクラスの知的オブジェクトまでを洗脳して、自分の傀儡にしてしまったからだ。scp-xxx-jpに対する耐性を持った者達を見つけしだい破壊・抑留された様だ。
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アイデアメモ『ポリ袋製の白い猫』
オブジェクトクラス:Euclid
特別収容プロトコル:scp-xxx-jpは百機の最新型Alと量子コンピューターによって、曝露者の観測がされており、曝露が確認された際には『プロトコル・ケットシー』に従って、専用の対抗ミームが投入されます。
説明:このオブジェクトはインターネットコミュニティサイトである『██████』を媒介として広がるミーム汚染です。特性として、曝露者が一般道路を夕方から早朝にかけての時期に通行する際に発生する現実改変と、その際に曝露者のみが発症する認識災害が確認されています。
対抗ミーム発動……
……………………………………………
ね こ の お う さ ま で す
よ ろ し く お ね が い し ま す
……………………………………………
scp-xxx-jp事例集
最初期に発見されたscp-xxx-jp-a
飛べない社畜@ブラック企業 20██/██/██
0█:4█
有り得ん話だと思うが、聞いてくれ
アイデアメモ『シュレーディンガーの紳士』
オブジェクトクラス:keter safe
項目名:『シュレーディンガーの紳士』
『因果率操作性人型実体"スサノヲ"』
オブジェクトクラス:keter thaumiel
コードネーム:エージェント歪
本名:日角 執人
SC/職員level:2/classE
職務:『公立████博物・美術館』での学芸員としての業務、諜報機関のエージェントとしての業務、異常物品の回収又は破壊or無力化、エージェント広海の補助、指定された異常物品の製造、芸術性異常物品の収容・査定・管理顧問
来歴:彼は19██年11月30日に出生し、財団に雇用される以前は、日本国内の美術館を学芸員として転々としながら、『Are we cool yet?』の構成員として数多くの異常物品を製造していましたが、scp-███-jpの収容作戦において、自身の自宅であるscp-███-jpに帰宅した所を不審人物として掌捕されました。その際に、彼が財団に対して敵対的ではなく、彼の持つ特異性や個人としての能力等が、財団にとって無視出来ない物であった為に彼の収容は見送られ、財団での雇用が行われる事になりました。
人物:彼は基本的に慇懃無礼な態度で他人に接して来ます。ですが、勤務態度は良好であり言動にも特筆すべき問題が見当たらない為に、多少の嫌みには目を瞑らなければなりません。加えて、彼は優秀な人材でエージェント広海とのコンビで██件、独力でも██件の事案を解決しているため、妥当な理由がない限りは彼をいやがらせketer任務に配属する事は自力で生き延びた上で仕返しに来るので禁止されています。
彼の特異性は、芸術作品のカテゴリに類する物品の特異性を見抜く他、彼の作成した彫刻作品に類する立体物に対して、一定の制限がありながらも任意の特異性を付与する事が出来ます。
又、彼は自身の特異性の有無に関わらず、戦闘員として異常なまでに優秀な能力を持つため、物理的攻撃を加えても、おおよその場合無傷に近い状態で切り抜ける事が確認されています。
コードネーム:エージェント広海
本名:広海洋
SC/職員level:2(場合により3以上を付与)/classC
職務:財団職員のメンタルケア及びカウンセリング、精神汚染を受けた職員や一般患者の治療、日本各地の病院・病棟にて精神科医として業務を行い、精神科医としての視点から新たなscipが存在しないか探ると見せ掛けて普通に一般患者の治療を行っています、諜報機関エージェントとしての通常業務、フィールドワークこちらの任務はエージェント歪の同行が必要です。 独自の方法を使用した記憶処理ミーム汚染や認識災害等の精神に作用するオブジェクトに対する効果的な収容方法の模索
来歴:彼は19██年5月30日に出生し、財団に雇用される以前は財団の準要注意団体の一つであった『九十九総合医院会』の支部施設である『異常精神科第一病棟』にて精神科医として雇用されて居ましたが、ミーム汚染系オブジェクトscp-xxx-jpの収容違反において、被害にあった一般市民を独自の方法で密かに治療していた事が発覚し、財団の興味を惹きました。その後、幾度もの勧誘の末、財団に雇用される事になりました。
人物:彼は温厚かつ紳士的な性格であり、勤務態度もいたって良好であります。
彼は研究員ではありませんが、職務上の理由で白衣を羽織る事が多い為に、しばしば研究員と勘違いされる事があります。又、勘違いされたまま仕事を課された場合でも反論もせずにそのままこなす為に、の職員でも勘違いして居る事が非常に多いです。
彼が持つ、独自の精神や記憶に干渉を行う技術は、知性を持つ生命体の鎮静や終了に非常に有効ですが、継承には大きな手間がかかる為、それを用いた機動部隊等は現実的ではありません。
両名とも20██年8月内に事故死しています。
広海 洋・・・・・・・・・・享年42歳
日角 執人・・・・・・・・享年53歳
遺書:広海洋
嗚呼神よ…私は死んでしまうのでしょうか?
そもそも"アレ"はもう既に神話の時代に八つ裂きにされたれた上で力の根源を奪われて、遺骸はバラバラに封印された筈でしょうに…いや、ヤツは息絶えるその前に、身体を棄てて今日迄息を潜めて居たのでしょうね。そして今では私程度ではどうしようもない程力を取り戻し始めている………………………死にたくない………………………………死にたくない……死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない、死にたくない!死にたくない!死にたくない!!死にたくない!!!何で!!僕が!!死なないと行けないんだ!!?どう考えても理不尽じゃないか!?大体財団は何故コイツの復活を知らなかったんだ?…………あぁ…そうか、そもそもコイツの補食に1日以上耐えた人なんて歴史上居なかったんだね。精神強度90超えで!精神汚染に対処できる技術持ってて!他人の記憶と精神構造弄れる奴なんて!僕以外居なかったんだね…………ふざけるな!!それじゃあ私が死ねば、また大虐殺が始まって、いずれ"アレ"が復活して世界は滅亡するじゃないか!!………………………………私には、もうコイツの補食に耐えられる精神力は残されて居ない。だが既に手は打ってある、奴に打ち勝つには私と日角が時間を稼ぎ、大夢が人生を賭けて準備しなければいけない。
私が今日喰われてしまうのならば、2年は奴を再起不能にする準備は終わっている、何時でも来るが良いさ!!私達が"蛇"に呑まれるのを待つ鼠では無い事を思い知らせてやるからな!!年老いた親鳥が死ぬのは別に良いのだ……だが、"卵"は守らなくてはいけない。
それではさようなら、……………gute nacht