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SCP-XXXX-JPに感染してから1時間48分が経過した人物

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPに感染した生物群は、生物サイト-8102において気圧を100Pa以下に保った2重扉の収容室内で収容されています。この収容室にはボンベを用いて呼吸を行える化学防具服を着用して入出してください。
この生物群が生存していることを確認するため、各個体に装着した医療器具を用いて、24時間に1度肉体活動を確認してください。死亡した個体が存在する場合、収容室に備え付けられている焼却炉によって焼却されます。
実験、研究の目的でSCP-XXXX-JP及び感染生物群が収容室外に持ち出される場合、収容室と同様の温度、構造をした小型の箱を用いて移動させてください。それ以外の目的、方法で持ち出されることは許可されません。

財団管理外において、SCP-XXXX-JPの感染初期の生物が確認された場合、同実体の体を固定し、体温の維持に努めてください。同実体がこの処置により8時間生存し続け、症状の悪化が見られなかった場合はクラスA記憶処理を施された後、解放されます。死亡した場合は焼却されます。
財団管理外において、SCP-XXXX-JPの感染後期の生物が確認された場合、5m×5m×5mの範囲を強化ガラスで包囲した後に内部の気圧を下げ、静止状態に入ったことを確認してから上記収容室に収容してください。

説明: SCP-XXXX-JPはドーナツ型をした未知の病原性微生物です。呼吸を行う生物全般を感染対象とし、特にSCP-XXXX-JP感染生物の後期に見られる体制を生体力学的に死亡せずに保持できる生物が発症します。SCP-XXXX-JPの感染経路は、飛沫感染であり、感染率は約80%であることが判明しています。

SCP-XXXX-JPに感染した生物は1時間20分の潜伏期間後、だるさを訴えその場に座り込みます。その後、背中を丸め始め、約40分で口腔が肛門もしくは尿道口と接触します。この時衣服などを着用していた場合、多くは被験者により脱ぎ捨てられる、もしくは噛み千切られます。その後体温は徐々に下がっていき、接触した部分の皮膚が同化し始めます。感染した生物の体を固定し、口腔と股間の接触を防ぐことで症状の進行を抑えることが可能ですが、8時間以上適切な体温を維持しなければ低体温症により死亡します。同化開始から1時間ほどで外気温とほぼ同程度の体温となり、口腔、股間の皮膚が完全に融合し、切断以外の方法で引きはがせなくなります。また、消化器は鼻孔(以降吸引口)から融合した肛門部を経由し、口腔から融合していない股間の器官(以降排出口と記述)へと通じる1本の管へと変化していきます。

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1███年代にスケッチされたSCP-XXXX-JPに感染した生物

この状態となった感染者は吸引口から空気を取り込み、吸引口から内部へ2cmの付近に存在しているSCP-XXXX-JPの幼体コロニーを経由し、排出口からSCP-XXXX-JPの成体1を含んだ空気を放出します。元消化器官以外の臓器は以上の行為に必要な筋肉と、以下に記述する弁を動かす筋肉のみを残し、全てエネルギー源へと変換されます。そのためSCP-XXXX-JP感染生物へのコミュニケーションを目的とした試みは全て失敗しています。

SCP-XXXX-JPに感染した生物は外部からの強い負荷を受けると、深く空気を吸い込んだ後、吸引口及び排出口に存在する弁を閉じ静止状態に入ります。この状態の実体は熱や圧力を用いて死亡させることは不可能です。静止状態の実体は掛かる負荷が無くなると同時に排出口の弁を開け、内部の空気を放出し推進力を得ることにより最低5km/hで飛翔します。実体は体積に比例した距離を飛翔2した後に墜落し、地面に激突してから再び活性化します。また、その体制から飛翔時は回転しながらSCP-XXXX-JPを含んだ空気を散布するため、広範囲の生物が感染する可能性があります。

補遺01: 発見経緯
1███年█月██日に████山方向から回転しながら飛翔する複数の物体を目撃したという情報が多数あったことから、財団が調査を行い、同地域において複数のSCP-XXXX-JPに感染したヒト、███グマ、███などが確認されたため収容に至りました。周辺地域にはカバーストーリー「ドーナツ型」を流布し、封じ込めが完了しています。████山は同年に噴火しています。

補遺02: 実験ログ

補遺03: 小惑星カリクローの持つ環「████」が1つの実体から成り、この物体の内部でSCP-XXXX-JPが発見されました。後の調査で、この物体は地球上に存在する█████科の生物と構造が酷似した遺伝子を持つ組成で出来ていることが判明しています。