scp xxxx jp
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:

上記の特別収容プロトコルは改定されました。SCP-XXXX-JPはサイト-8173の低危険度物品収容ロッカーに収容されます。SCP-XXXX-JP-1の飲用は原則禁じられます。疾病治療、傷害治療を目的とした飲用は条件付きで許可されます。

すでにSCP-XXXX-JPの影響を受けた人物へは、影響を抑止する対策は行わず、継続してSCP-XXXX-JP-1を配給することで作業効率低下を抑止します。イギリス支部宛の月毎の送付は、イギリス支部において影響の有無に関わらず多数飲用イベントが発生していることから同様に継続します。

今後、SCP-XXXX-JP-1飲用歴がない者による疾病治療、傷害治療を目的とした飲用は、SCP-XXXX-JP-1飲用歴のないレベル4職員2名以上の許可が求められます。また、SCP-XXXX-JP-1の有効活用に関するすべての計画は████/██/██をもって破棄、凍結されます。

説明: SCP-XXXX-JPは、イングリッシュアフタヌーンティーとして記載されている茶葉(SCP-XXXX-JP-1)と、それを格納するための125グラムの容量の缶(SCP-XXXX-JP-2)です。

SCP-XXXX-JPはジョセフ=アークエット博士がイギリスの█████████社から複数の紅茶を取り寄せた際発見されました。発見当時からSCP-XXXX-JP-2は損傷していたことからJ. アークエット博士が中身を確認しようと蓋を開け、SCP-XXXX-JP-1を取り出した際、SCP-XXXX-JP-1がその分だけ増加したのを確認し財団に通報しました。注文記録や█████████社の発送記録、配達の過程を調査しましたが現時点で異常は確認されていません。また、█████████社がSCP-XXXX-JPを箱に梱包した記録も残っていません。

SCP-XXXX-JP-1は、一般的に紅茶に属するものとして認識される茶葉です。常にSCP-XXXX-JP-2内部に保存されています。少なくとも3種類の茶葉をブレンドしており、それぞれ検査の結果アッサム・ケニア・セイロンとして知られる品種と似た特徴を示しました。しかし、厳密にはその成分はすでに知られているあらゆる種類の茶葉および植物片と一致しません。また、SCP-XXXX-JP-1には品質の劣化が生じません。SCP-XXXX-JP-2から取り出した場合も同様です。

SCP-XXXX-JP-2はおよそ125グラムほどの容量を持つ蓋つきの金属缶です。一部にへこみなどの劣化の兆候が見られますが、確認以来新たな劣化の兆候は全く見受けられておらず、錆なども確認されていません。その外観は█████████社が2000年頃から販売、輸出していた「English afternoon tea The█████████」に酷似しています。ですがその素材は、前述の特徴などから少なくとも通常の金属ではなく、既存の金属に何らかの影響が加わり性質が変化したものであると推測されています。また、█████████社がSCP-XXXX-JP-1のような茶葉を販売していた記録はありません。

SCP-XXXX-JPの最も顕著な異常性は、SCP-XXXX-JP-1を消費した時に発揮されます。SCP-XXXX-JP-1をSCP-XXXX-JP-2から取り出すと、瞬時にSCP-XXXX-JP-2の底部から未知の手段で取り出した分だけのSCP-XXXX-JP-1が供給されます。SCP-XXXX-JP-1の消費が継続される場合、供給も同じく継続的に、かつ絶え間なく行われます。これにより、SCP-XXXX-JP-2内部のSCP-XXXX-JP-1の総量は常時、正確に125グラムに保たれます。SCP-XXXX-JP-2内部のSCP-XXXX-JP-1が125グラムを上回っている場合、SCP-XXXX-JP-1はいかなる場合も出現しません。また、SCP-XXXX-JP-1を生物が飲用すると、飲用者のあらゆる病気及び精神的苦痛が基本的に根治、それ以外の場合でも症状が軽くなるなどの傾向が見られます。健常者が飲用した場合も、体調や感情が通常より良好に、豊かになるなどの効果が報告されています。

SCP-XXXX-JPとSCP-500を比較すると実際に症状を改善する効果は劣っていますが、心理的効果は同等ないしそれ以上であり、例として身体的外傷によるうつ症を患った患者のうつ症状を改善し、身体的外傷の治療の意欲を向上させるなどの有用性があると報告されています。また、いくつの実験結果から、怒りなどの暴力的な感情を鎮静化する働きがあることも判明しており、様々な活用法が提案されています。

現在、プロトコルに基づいた財団機動部隊員へのSCP-XXXX-JPの配布など、財団職員へのSCP-XXXX-JPを用いた各種取り組みについての研究がJ. アークエット博士の主導の下継続中です。

研究の結果、SCP-XXXX-JP-1には依存性があることが判明しました。特別収容プロトコルに従い、SCP-XXXX-JP-1飲用歴のない者の新たな飲用は制限されます。

SCP-XXXX-JP-1を複数回飲用すると、飲用者はSCP-XXXX-JP-1からの影響を受け、第一段階では「毎日午後4時(これは、飲用者が存在する地点での時刻に準拠するものと推測されています)に、欠かすことなく紅茶を飲用したい」という衝動に駆られます。これに至る条件は個人差があり明確になっていませんが、基本的に2~3回の飲用で影響が発生するようです。

この際に飲用者の中で紅茶として定義されるものは、SCP-XXXX-JP-1に限らず、一般的に「紅茶」として認識されるもののほとんどを含みます。ただし、飲用者は特にSCP-XXXX-JP-1ないしイングリッシュアフタヌーンティーに属するもので、特に上質なものの飲用を好みます。なお、この第1段階の影響発生時に、飲用者は紅茶に関する広範な知識を習得することが確認されています。知識の習得源は不明です。また、午後4時30分までに紅茶の飲用が行われなかった場合、飲用者はあらゆる作業に対する意欲を失い、食事等の生活の基礎的な行動以外の行為はほぼ行わなくなります。この影響は、次回の飲用のスケジュールに改めて紅茶を飲用することによってのみ解消します。現時点でこの飲用のスケジュール及び認識災害全体を改変、解消する手段は見つかっていません。

飲用者が紅茶の飲用を継続すると、下図に示す順で段階的に影響が増大・悪化し、最終的に1日当たり6回、紅茶の飲用を希望するようになります。一部では、紅茶を飲用するという行為以外にも、生活態度に影響が及ぶ場合もあります。作業意欲の低下は段階が進むごとに軽いものになりますが、あくまでも飲用イベント1回当たりの低下率が減少するのみであり、連続して飲用イベントが達成されなかった場合作業意欲の低下率も比例して上昇します。

段階 影響による主な症状 影響が発生する時刻の目安 前段階からの飲用回数の目安 希望する紅茶(名称は一般的に使用されているもの)
第1段階 紅茶の強い飲用願望、紅茶に関する広範な知識の無意識な習得 午後4時 2~3回 イングリッシュアフタヌーンティー
第2段階 紅茶の強い飲用願望及び、昼食にサンドウィッチを食べることへの強い願望1 昼食と同時 5回 シチュードティー2
第3段階 紅茶の強い飲用願望。なお、夕食が普段より遅くなる場合は、午後5時ごろに軽食と一緒に紅茶を飲用することを希望する。 夕食と同時 6回 イングリッシュアフタヌーンティー
第4段階 紅茶の強い飲用願望。また、甘めの菓子類を同時に食用することを望む 夕食の数十分後 8回 ミルクティー(詳細な種別は問わないが、シンプルなものを好む)
第5段階 紅茶の強い飲用願望 起床後間もなく 10回 イングリッシュブレックファーストティー
第6段階 紅茶の強い飲用願望 就寝直前 12回 甘めで、芳香がある紅茶全般

このように、SCP-XXXX-JPが財団職員の作業効率等に強い影響を及ぼすことから、以前の特別収容プロトコルは改定され、SCP-XXXX-JP-1の飲用は制限されました。

また、サイト-8173及びその周辺サイトではSCP-XXXX-JP依存者が多数発生しており、各サイトに専用休憩室を増設し、SCP-XXXX-JP-1を配給・備蓄する案がO5理事会により検討中です。