とりあえずcollapsibleで見えなかった所を修正
SCP-XXX-JP下書き
- SCP下書き: SCP-1,1-JP-J
- SCP下書き:--素晴らしい彫像--尋問装置
- SCP-下書き-空鳴りの風鈴
- こういうGOIを考える
- SCP下書き --震源人
- SCPのような何か --時刻啓発看板
- かきかけ-Fragmentation
http://ja.scp-wiki.net/author:apple3
を利用してクラスとタグをランダム生成
Class:joke Tag:感覚 認識 多面体ギミックを作りたい….
アイテム番号: SCP-1,1-JP-J
オブジェクトクラス: Fumble
特別収容プロトコル: SCP-1,1-JP-Jの特別収容プロトコルを確認するためには、6面体のサイコロを二つ振り、二つのサイコロの出た目を足し、それに応じたクリアランスを持ちます。自身のクリアランス以下の数字の情報を獲得できます。
wiki構文にて可能ならばここにスクリプトを用意し、ランダムにセキュリティクリアランス(2〜12)を持たせる
[[collapsible show="セキュリティクリアランス:2" hide="- 段落塊の開閉用-閉じる" folded="no"]]
警告 あなたはSCP-1,1-JP-J-[ (ランダムな3桁くらいの数字) ] に指定されました
対策部隊JoFVが急行します。
[/[collapsible]]
[セキュリティクリアランス:3]
SCP-1,1-JP-Jはその性質上、SCP-1,1-JP-J自体を収容することは困難であるため、収容されていません。現在、全世界にて対策部隊["JoFV(Justice of Fixed Value)"]の構成を進めています。現在、SCP-1,1-JP-Jの影響を受けたエージェント███がSCP-1,1-JP-J-1としてサイト81██に収容されています。
[セキュリティクリアランス:5]
SCP-1,1-JP-Jは全世界で散発的に発生する事象です。SCP-1,1-JP-J複数の人間が集団で遊戯をしている際に多くみられる事象で、不特定のタイミングで発生します。発生した場合、周囲の人物に影響を及ぼします。影響を受けた人物は叫び声を上げ頭を抱えるなどの恐怖と見られる状態に陥る
あるいは家具を殴るもしくは蹴るなどの暴力的になる、歓喜し大笑いするなど、SCP-1,1-JP-Jを受けた際の影響の全ては現在まで判明していません。また、SCP-1,1-JP-Jの影響を複数回受けた人間は、周囲から「疫病神」「[削除済]」「ファ████」などと呼ばれレッテルを貼られる場合があります。財団によりSCP-1,1-JP-Jの発生原因についての調査が進められていますが、現在までに有用な成果は得られていません。
監視ログ(SCP-1,1-JP-J-001)
[セキュリティクリアランス:7]
下記は、サイト81XXの忘年会にて開催されていた[サイト-81██ [削除済]大会年末██キャンペーンシナリオ]を録画していた監視カメラの記録です。この記録はSCP-1,1-JP-Jの異常性がサイト内で確認された初の事例であるため、監視ログとして提示されています。
[データ再生]
XX:XX 室内には5人の人物が居る。
それぞれ、XX研究員、XX研究員、エージェント:XX、XX研究補佐官、XX博士である。
XX博士:(遊戯についての会話)
XX研究員:(遊戯についての意見)
XX研究補佐官:(遊戯についての説明、エージェントXXに何かを依頼している)
エージェントXX:(XX研究補佐官の依頼を承認、
6面のダイスを2つ、テーブル上のカップに入れた)
[1,1-JP-Jが発生]
XX博士:[判別できないわめき声]
XX研究補佐官:[叫んでいる]
XX研究員:[腹を抱えて爆笑している]
XX研究員:[手やテーブルを叩き、爆笑している]
エージェントXX:(ソファーからのけぞり、泣いている様子が確認できる)
[再生終了]
この映像から、SCP-1,1-JP-Jの影響を受けたエージェントXXが確認されたため、その場で確保されました。
下記は1,1-JP-J-1(エージェントXX)のインタビュー記録です。
[セキュリティクリアランス:9]
インタビューログ(SCP-1,1-JP-J-20XXXXXX)
XX博士:えーっと、SCP-1,1-JP-J-1?
エージェントXX:俺はその名前でよばれるようになったのか…
XX博士:あなたは当時、周囲から[ファンXXX]と呼ばれていたようですね?
エージェントXX:やめろ!俺だって異常性には気づいていたさ!
XX博士:財団の[XXXX]計測器であの場でSCP-1,1-JP-Jが発生する確率は約2.X%でした。
しかしあなただけ、過去にSCP-1,1-JP-Jの影響を繰り返し受けていたことがわかりました。
そのとき計測器に何が表示されたと思いますか?
エージェントXX:なんだよ
XX博士:XX.XX%です。
エージェントXX:ダイスの[罵倒語]!!!
[記録終了]
補遺:
[セキュリティクリアランス:10]
エージェントXXは20XX/XX/XXにサイト-81XXで行われた[お正月[削除済]大会 イン・サイト-81██ ]にてSCP-1,1-JP-Jの影響が消失していることが発覚、通常の職務に復帰しました。
まぁ、まれによくある — エージェントXX
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、施錠可能な低危険物収容チャンバーに収容します。SCP-XXX-JP-2の影響を不用意に受ける事態を回避する為、実験時以外はSCP-XXX-JP-2を吊り下げられた不透明なカバーにより覆ってください。6ヵ月ごとにSCP-XXX-JP-1の損傷検査を実施してください。検査の結果に応じ、必要であればSCP-XXX-JP-1の補修を行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは
SCP-XXX-JPは20██年██月██日に要注意団体███████の倉庫襲撃時に放棄されていた所を発見されました。発見当時、オブジェクトの周囲は激しく汚損していたため、清掃した上で財団に収容されました。
SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1とSCP-XXX-JP-2の2つのオブジェクトから構成されています。SCP-XXX-JP-1は600mm四方、高さが平均993mmの直方体です。調査の結果、標準的なコンクリートで構成されており、天面を除く表面にアクリル系シリコン樹脂の塗料が塗布されていることが判明しています。また、オブジェクトの一部に欠けや傷などの損傷があります。SCP-XXX-JP-1自体に異常性は見られません。SCP-XXX-JP-2は三辺が0.7m^3の立方体に収まる大きさを持つ、約4200kgの不定形な物体です。SCP-XXX-JP-1と異なり、SCP-XXX-JP-2に傷や経年劣化の痕跡はみられません。SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1の天面中央におよそ30mmの高さを保持して浮遊しています。SCP-XXX-JP-2は常に不定の方向に向かってゆっくりと回転しており、回転に伴ってその形状を変化させる特徴があります。この形状の変化は一定でありませんが、これまでの観察により、およそ大十二面体や正二十面体に近い形状をしていることが多く見られます。SCP-XXX-JP-2の表面は銀白色の金属光沢を持ち、表面は一様に滑らかに見えます。しかし、直進性の高いレーザー光を照射した実験においてオブジェクトの反対側に透過する場合や、複数箇所に分光され反射することが確認されています。これらの調査から、SCP-XXX-JP-2は超多面体(ポリトープ)の構造を持っているという仮説が一部の研究員から挙げられています。SCP-XXX-JPがどのようにして現在の形状を保っているかは不明です。SCP-XXX-JP-2をSCP-XXX-JP-1上から移動させる試みは現在まで有用な成果を得られていません。SCP-XXX-JP-1をクレーンに係留し移動させる実験においてSCP-XXX-JP-1とSCP-XXX-JP-2の相対的な位置は変化しませんでした。この異常性がSCP-XXX-JP-1によるものなのか、SCP-XXX-JP-2によるものなのかは分かっていません。
SCP-XXX-JP-2を直接視認した生物はオブジェクトの異常性に晒されます。この異常性はカメラを通した映像や静止画、写真では現れませんでした。また、SCP-XXX-2-JPの異常性に繰り返し暴露した場合でも、影響の重複や進行度による差異は認められていません。この異常性は、暴露している時間の長さによって以下のように進行します。
暴露開始からおよそ5分未満: 被験者は心身共にリラックスした状態になります。質問や命令に対して非常に従順になり、SCP-XXX-JP-2に対し「素晴らしい芸術作品だ」「神々しい」「もっと近くで見たい」といった賞賛の言葉を述べるようになります。 この状態の被験者に対しSCP-XXX-JP-2を視認できない状態にした場合、症状は即座に改善されます。異常性が取り除かれた被験者に対しSCP-XXX-JP-2について質問をした所、短期間の健忘症のような症状を示しました。
暴露開始からおよそ5~10分: 被験者はよりSCP-XXX-2を賛美するようになり、可能であれば被験者はSCP-XXX-JP-2に接近しようと試みます。被験者に対して質問や命令を行うと暴露開始時と同様に従順ですが、従順な行動への見返りや褒美としてSCP-XXX-JP-2への接近や接触を求めるようになります。この状態の被験者に対しSCP-XXX-JP-2を視認できない状態にした場合、被験者は即座に失神します。回復後の被験者は一様に強い喪失感の症状を訴えます。この症状は数分〜数十時間で回復する他、カウンセリング等により治療が可能です。
暴露開始からおよそ10分以上: 被験者はSCP-XXX-JP-2に接触しようとあらゆる試みを行います。この状態の被験者に対しては質問や命令は意味を成さず、オブジェクトに接触させる懇願の回答のみが得られます。この状態に至った全ての被験者は拘束した状態でも激しく暴れます。拘束から逃れるために無理に全身を動かし骨折を引き起こすなど重症を負うことが多くみられますが、被験者が苦痛を感じる様子が確認されていません。この状態の被験者に対しSCP-XXX-JP-2を視認できない状態にした場合、被験者の意識レベルが速やかに低下し数秒で昏倒します。被験者はおよそ数日に渡って覚醒しません。症状から回復した被験者は自身の記憶を全て喪失した症状を訴えます。被験者へのインタビューから、SCP-XXX-JP-2についての曖昧な説明やオブジェクトを見つけることで記憶が戻ると感じるといった情報が得られることが明らかになっています。しかし、被験者を再度SCP-XXX-JPに暴露した場合でも特にオブジェクトの与える異常性に変化は見られず、記憶喪失の症状が回復するといった結果は得られていません。
この性質から、SCP-XXX-JPは要注意団体の███████において尋問用具として使用されていたことが調査から判明しています。もし、被験者が十分にSCP-XXX-JP-2に近づくことができた場合、自らの手などでSCP-XXX-JP-2に触れようとします。SCP-XXX-JP-2に接触したものは、SCP-XXX-JP-2の不定方向への回転によって非ユークリッド的に湾曲、または切断されます。SCP-XXX-JP-2の異常性により被験者は損傷に対し苦痛を感じないため、継続的に自身をSCP-XXX-JP-2に触れさせようと試みます。多くの場合、両手を喪失した後、頭部をSCP-XXX-JP-2に接触させることで被験者は死亡します。SCP-XXX-JP-2は被験者が暴力的な接触を試みた場合でも物理的な影響を受ける様子はありません。SCP-XXX-JP-1は飛散した物体や液体などで汚損や損傷を受けることがあります。
補遺: 以下はSCP-XXX-JPの収容時に見つかった2通の書類です。どちらも手書きと思われる文面で、一部はインクが紙面から溶出しており判読不能です。1通目がA5サイズの横書きの便箋、2通目がA6サイズ程度の淡黄色の紙片です。現在、文書中の記述や筆跡から企業や個人について調査が進められています。
Obj-2A[判読不能] 20██年 10月 吉日
拝啓
上 様
いつもお世話になっております。
████の████です。
以前大変お世話にな[判読不能]のものですが、
申し訳ありません、こちらの不手際で現在[判読不能]でございます。
現在、代替の品をご用意しております。 [判読不能]
10月12日にて[判読不能]にてお送り致しますが、[判読不能]はよろしいでしょうか。
この品なら財団の██████でも███でも何でも教えてくれるはずです。
貴方様の随に。
敬具
████
████ 社
████ 殿
毎回とても美しい作品をありがとう。
これなら自宅に飾っても申し分無い美しさだ。
しかし、試したが時間が短すぎる。これでは使えない。
いつもの通り置いておくから持って行ってくれ。
次の品を楽しみに待っているよ。
Dr.
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは低危険物保管庫に収納されています。搬送時の振動による不用意な異常性の発現を防ぐ為、舌と本体が触れ合わないように防振ゴムで包んだ状態にしてください。
説明: SCP-XXX-JPは由来不明の鉄製の風鈴です。風雨に晒された結果と思われる錆付きがオブジェクト表面の随所に見られます。20年月日、県—市において「老朽化した廃墟アパートから叫び声がする」という通報を受け、警察官に扮した財団職員が調査し、SCP-XXX-JPを収容しました。収容時、オブジェクトには短冊は付属していませんでした。一般的な風鈴と同じく、オブジェクトの天面から伸びている紐を使用して吊るし、風を受けることでSCP-XXX-JPは通常の風鈴と同様に鳴動します。しかし、オブジェクトより発せられる音は人間には全く聞こえません。オブジェクトが振動していることはカメラの映像から観察された為、オブジェクトの音波について調査が行われました。その結果、SCP-XXX-JPはある一定の周波数を持つ超音波を発生させていることが判明しました。この超音波は他の非常に減衰が強くSCP-XXX-JPから100m程度離れた場所では観測できなくなります。SCP-XXX-JPが鳴動する際に超音波が発生するメカニズムは現在も不明です。
この超音波が届く範囲に居た人間はオブジェクトの異常性に晒されます。この音波は可聴域を大きく外れているのにも関わらず、被験者は幻聴に似たの症状にさらされます。幻聴はSCP-XXX-JPが鳴動している間継続し、遮音性のあるヘッドホンや耳栓などで防ぐことは出来ません。内容は自分に対して、現在地点が危険である旨を警告するものや、今すぐ逃げろと叫ぶ声など、被験者によって内容は異なりますが概ね現在地点を離れるように言い聞かせる何者かの声であるという点は一貫しています。もし被験者が聞こえた声に従ってオブジェクトから離れた場合、オブジェクトの超音波が観測できなくなる地点(およそ100m離れた地点)で幻聴は消失します。しかし、声の指示に背き幻聴が聞こえる状態を継続すると、繰り返しSCP-XXX-JPが鳴動することによって幻聴は重なって行き、より大音量で聞こえるようになります。連続して10回以上重ねられる幻聴を経験した被験者は、実際には音が聞こえていないにも関わらず聴力系に異常をきたす場合があります。
** サイクルコンに出せばよかった**
要注意団体『食中毒撲滅の会』
類似ネタを調査中
読んで作ると嘔吐する料理本があったような
「食」を嗜好であり、中毒性のある病とみなす断食団体です。
細々とした賛同者の集約、賛同者へ(より食べないことを可能とする)人体実験を行っている など。
主として「断食」を行うものが「生物として最適である」と考え、どのようにして出来る限りエネルギーを摂取しないかを考えて活動している。それがこの団体にとってエコロジーであり、絶対的正義である。
その為には異常性のある物体、食品、植物、生物などを厭わず利用する。トライ・アンド・エラーを引き起こす為、残存オブジェクトの状態も悪く、対象(被害)者もまともな状態で見つからないのが特徴。人体の植物化はもちろん、機械化だろうが、より物質の消費が少ないアトミックなエネルギーだろうが、喜んで利用する。
以下はビラ案
何故皆様は食べ続けるのですか!
朝、昼、夜と、毎日数千kcalともなると多大なエネルギーです。
まさに食に中毒していると言っても過言ではありません。
実にもったいない!!
そんななか我らは、如何にして「食」の中毒から逃れるか!
その方法、お伝えいたしましょう。
賛同者は:██県███市[削除済] までご連絡
代表:██ ████
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは標準的な人型SCP収容室に収容されます。SCP-XXX-JPには1日3回、標準的な低運動量の人間に適した食事を与えてください。週に一度、SCP-XXX-JP対し「医師による症状の確認」と称して身体検査及び異常性の確認を行ってください。SCP-XXX-JPは自ら歩行が可能ですが、移動する際には可能な限り収容室に備え付けられている車椅子を使用させてください。車椅子は1ヶ月に1度故障などが無いか検査され、必要に応じて修理もしくは交換してください。
説明: SCP-XXX-JPは日本人の男性(██ ███)です。199█年██月██日、███県の████小学校にて不規則で短い地震が観測された際、当時████小学校の教員に扮していた財団職員によって収容されました。SCP-XXX-JPの異常性は学校に居た教師及び生徒の数十人が目撃していた為、SCP-XXX-JPの親族も含めてカバーストーリー[大型トラックとの交通事故]を適用しました。
SCP-XXX-JPは歩行する際、自身の足裏を震央とした非常に規模の狭い短時間1の地震を発生させます。これはSCP-XXX-JPが自発的に発生させることはできず、意識せずとも足裏を床面と接触させることで発生することが分かっています。この時、足裏の面が接触した場所は地上面である場合である場合、建造物内の床面である場合、壁面である場合のいずれの状態でも異常性に変化はありませんでした。SCP-XXX-JPの発生させる地震の規模はSCP-XXX-JPの感情によって変化することが分かっています。収容当初のSCP-XXX-JPは収容のストレスからか神経が高ぶっており、エージェントに取り押さえられながら両足で地団駄を踏みました。この際に最大震度6強の地震を観測しましたが、この振動の影響範囲は周囲120m程度でした。現在、SCP-XXX-JPは収容に対して好意的であり、自身の異常性を消去する方法の調査や実験について非常に積極的です。以下の音声記録はSCP-XXX-JPに行われたインタビューの記録です。
インタビュー記録 XXX-JP 199█年██月██日:
対象: SCP-XXX-JP
インタビュアー: 市科研究員
<記録開始>
市科研究員: おはよう、SCP-XXX-JP。元気かい。
SCP-XXX-JP: おはようございます。先生。今日はお腹も痛くないよ。
市科研究員: そうかい、それは何よりだ。ところで、君が地震を起こせるようになった理由、今なら聞かせてくれるかい?
SCP-XXX-JP: …わかった。学校にいた時、僕はクラスメートから相撲取りとか、豚とか、百貫デブ2と言われていました。
市科研究員: ほう、なるほど。ひょっとして、君はいじめにあっていたのかな?
SCP-XXX-JP: はい、僕は太っているし、足も遅かった。だから授業中でも休み時間でも馬鹿にされるし、カバンに悪口を落書きされたりもした。 僕はいじめてる奴らが大嫌いだった。それが嫌で、あの時は体育の授業なんかサボって裏山に逃げてたんだ。そこで白い服を着た人に会ったんだ。
市科研究員: 白い服を着た人、それはどんな人だい?
SCP-XXX-JP: ちょうど今、先生が着てる服みたいな服だった。覚えてる分ではもう少し身長が低かったきがする。あと、黒い帽子をかぶってて、サングラスをかけてた。その人が話しかけてきたから、僕はいじめられている事をそいつに打ち明けたんだ。
市科研究員: ほうほう、それでどうなったんだい?SCP-XXX-JP: うん、『君がそのいじめっこを見返してやれるようにしてあげよう』って言われたから、僕は喜んだんだ。そのあとで、目をつむってくれって言われたから、僕は目を閉じたんだ。そして、その人は僕のおでこに手を当てたところで、「いいよ」って言われた。目をあけたら、その人は消えちゃってたんだ。
市科研究員: 消えてしまった?
SCP-XXX-JP: そう、きえたの。なんかわからなかったし、近くにはもういなかった。
市科研究員: ふむ、それで、君はどうしたんだ?
SCP-XXX-JP: 僕は裏山から走って校庭に戻ったんだ。そうしたら先生も、みんなも校庭の真ん中に集まって怖がってた。これは僕がほんとにあいつらを見返せるようになったと思ったんだ。
市科研究員: なるほど、そこで異常性が発現していた為、全員が校庭に避難していたってことか。
SCP-XXX-JP: いじょうがはつげん?
市科研究員: あぁ、難しい言葉をつかってごめんよ。ありがとうね、教えてくれて。
SCP-XXX-JP: はい先生。はやく治してお母さん3に会いに行くんだ。
<記録終了>
このインタビューから確認された人物の捜索が行われていますが、現在までに有用な情報は得られていません。
補遺: 200█年█月█日、SCP-XXX-JPの体重はほぼ標準的なものとなりました。しかし、異常性が縮小もしくは消失したという事実は確認できていません。
ASAP-SCP (出来る限り短い - SCP)
短くて簡潔なSCPを作りたいが、文字列の指数的減少を利用するのがとても難しい。
++
++
++お前達は滅茶苦茶時間にルーズだ
もっと時計を見てから行動しないか
++
++
++
SCP-XXX-JPは400×300×5mmの鉄板に未知の方法で刻印された文字列です。
視認した者は時間に対し厳格に行動を起こすミーム的効果を受けるようになります。
時間制限や予定時間に非常に厳しくなり、従わない人物を叱責するようになります。
この症状は徐々に進行し、定期的に発生しないイベントに対して対処が不能になる。
自身の行動を単位時間に分け非想定な状況が発生しても放置するようになります。
症状は徐々に進行し他人の助けなしでは正常に活動することが不可能になります。
また、時間の分割単位が短くなり、活動の分散性も次第に上昇していきます。
それは行動間隔が1分を切り、各活動の達成自体が不能になった時に
多大なストレスとして表出し、激昂する様子を見せます。
症状の最終段階では全身痙攣に似た状態になり、
補助無しで生命活動の維持が
不可能になり
ます
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは移動することが不可能な為、その周囲に鋼鉄製障壁が構成されます。SCP-XXX-JPへの無断侵入を防止する為、常に監視カメラと巡回する警備員によってSCP-XXX-JPの周囲を監視してください。許可されていない人物がSCP-XXX-JPへ接近した場合は適切に排除してください。
SCP-XXX-JP内でSCP-XXX-JP-Aの出現が確認された場合、実験で必要な分を除き焼却処分してください。
SCP-XXX-JP内からSCP-XXX-JP-Bが発生した場合、SCP-XXX-JP内部に居る間は継続的な監視に留めてください。もし、SCP-XXX-JP-BがSCP-XXX-JPを囲う障壁を突破し外部障壁に到達しようとした場合、機動部隊と-3("農業組合")により直ちに対処してください。
説明: SCP-XXX-JPはXX県XX郡とXX郡にまたがる地域に存在する廃棄された工場です。19XX年から農薬メーカーXXXXXXXの工場として稼働していましたが19XX年にXXXXXXが倒産したため廃棄されたものと推定されています。20XX年に周辺地域にて「深夜に工場がうるさい」や「工場から煙」の目撃情報が発生、当該の工場をSCP-XXX-JPとして収容しました。XXXXXXXは同県に他に2つの同様の農業薬品系列の精算工場を所持していましたため財団はXXXXXXXの倒産後に調査を実施しました。しかし、SCP-XXX-JPのような異常性は確認されていません。
SCP-XXX-JPの電気・水道・ガス全ての経路は発見当初から既に寸断されており、ライフラインはSCP-XXX-JPに供給されていません。この状況にも関わらず、SCP-XXX-JP内部の設備は突然起動する場合があります。例としては、部屋の一部もしくは全ての部屋の電灯が点灯する。機械の稼働音が聞こえ、振動がSCP-XXX-JP外部で観測される。建物上部の煙突から白煙(水蒸気)が排出される。といった事象です。これらの事象がSCP-XXX-JP内に存在する何者かが発生させているのか、SCP-XXX-JP自体が施設を稼働させているのかははっきりと分かっていません。
SCP-XXX-JPの内部では不定期的に生産物(以下、SCP-XXX-JP-A)が内部で確認されることがあります。SCP-XXX-JP-Aが発生する前には必ず前述のようなSCP-XXX-JP内で機械が作動している事象が確認されますが、リソースの供給が無いにも関わらずSCP-XXX-JPがSSCP-XXX-JP-Aを生産できるメカニズムについては分かっていません。
特異なSCP-XXX-JP-Aが発見された場合は、記録:XXX-JP-Aに記載されます。
- - - - -
オブジェクト:SCP-XXX-JP-A-1 (新規)
発見日:20XX年09月XX日
発見場所:北東にある倉庫内
状態:ビニール製の袋。20kgの袋が6つピラミッド状に重ねられていた。外袋には「8-12-14」と油性インクで印字。
調査結果:水稲用の高度化成肥料。田植機で圃場に自動的に散布する顆粒状であった。
考察:今後、SCP-XXX-JP内で新規に出現したと思われるオブジェクト群はSCP-XXX-JP-A群として記録される。
オブジェクト:SCP-XXX-JP-A-5
発見日:20XX年10月XX日
発見場所:西側「搬入口B」と書かれた場所
状態:40cm×30cm×60cm、重さ3kgの箱。2箱が黒いテープで封をされた状態で縦に積み重ねられていた。
調査結果:外見は一般的に段ボールと呼称するものに似ているが、材質は豚皮を鞣したもの。黒いテープは牛の革で構成されていた。内容物はホルスタイン種の牛干し肉であることが判明した。
考察:本当にSCP-XXX-JPは元農薬工場だったんだろうな?
オブジェクト:SCP-XXX-JP-A-14
発見日:20XX年12月XX日 (SCP-XXX-JP-B-4発生後)
発見場所:北側倉庫内
状態:66m×66cm×66cmのサイズの木箱。天面に「FLACK」と大きな赤い印字がある。
調査結果:非破壊検査の結果、内部に有機物の反応が見られた。実験室にて開封、内部からは直径が10cm程度あるゼリー状の赤い球体が4つ確認された。対象は1つを除き処分。実験を希望する職員はサイト-81XXの生物類保管担当者に問い合わせてください。
考察:SCP-XXX-JP-Bの卵だろうかと推測されているが、これまでに目立った変化は見られていない。
オブジェクト:SCP-XXX-JP-A-18
発見日:20XX年12月XX日
発見場所:東側機械室内
状態:およそ130,000粒の植物の種子とみられる黒い小さな物体
調査結果:摂氏40度以上になると融解することが判明。切断した所、裸子植物の構造が確認されたが、類似する構造を持つ植物は確認されていない。また、発芽実験では有用な結果が得られなかった。SCP-XXX-JP-A-18のサンプルはサイト-81XXの低危険物保管庫に保管されている。
考察:私達の知識では植物の種子に見えるが、違うものなんだろうか。
- —— —
オブジェクト:
発見日:
発見場所:
状態:
調査結果:
考察:
SCP-XXX-JPでは稀に生物と思われる存在(以下、SCP-XXX-JP-B)が出現します。SCP-XXX-JP-Bは形状が不定であり、人型のものや4足歩行の動物の形状のSCP-XXX-JP-Bも確認されています。SCP-XXX-JP-Bは敵対的な性質を持つものが確認されているため、SCP-XXX-JP内にSCP-XXX-JP-Bが出現した場合は機動部隊と-3("農業組合")により適切に対処する必要があります。出現したSCP-XXX-JP-Bは記録:XXX-JP-Bに記録されます。
オブジェクト:SCP-XXX-JP-B-1(新規)
発見日:20XX年XX月XX日
時刻: 18:32:33
事象:SCP-XXX-JP内を外から監視するカメラにおいて、SCP-XXX-JP内を移動する黒い柱のような物体が確認された。対象をSCP-XXX-JP-B-1と指定。しかし、工場内に設置された監視カメラからはSCP-XXX-JP-B-1の姿が確認されていない。その後、SCP-XXX-JP-B-1の姿は確認されていない。
考察:以後、SCP-XXX-JP内で発生したと思われる移動する存在はSCP-XXX-JP-B群として記録される。
オブジェクト:SCP-XXX-JP-B-2
発見日:20XX年XX月XX日
時刻:03:32:59~03:35:02
事象:SCP-XXX-JP内に設置されたカメラ-No.3に灰褐色の楕円体状のオブジェクトが出現、西側から北側に向かって移動している様子が撮影された。その後、カメラ-No.4の正面から工具が乱雑に置かれた棚に向かって速度を下げずに移動、棚に吸い込まれるように消失した。その後、SCP-XXX-JP-B-2は確認されていない。
考察:特に無し。
オブジェクト:SCP-XXX-JP-B-3
発見日:20XX年XX月XX日
時刻:09:11:21~09:15:33
事象:SCP-XXX-JPの西側の破損して開いているトラックの搬入口にスーツ姿と見られる人型のオブジェクトが出現、SCP-XXX-JP外へ移動した為機動部隊と-3("農業組合")にてインタビュー後に処理を実施。(インタビュー記録:XXX-JP-B-3を参照)
考察:SCP-XXX-JPの収容プロトコルを変更、周囲を壁で囲いSCP-XXX-JP-Bが外部へ逸脱することを防止する。
オブジェクト:SCP-XXX-JP-B-4
発見日:20XX年12月XX日
時刻:18:42:33~19:00:04
事象:SCP-XXX-JPの北側倉庫内で爆発音に似た音が発生、直ちに確認した所、SCP-XXX-JPの北側倉庫内で火災が発生していた。北側倉庫の入り口には赤と緑の斑模様を持つ6足の昆虫類に似た外見を持つ体高1.4m、体長2mの生物が複数出現、SCP-XXX-JP外へ移動を開始した為機動部隊と-3("農業組合")によって処理を実施。SCP-XXX-JP-B-4は石材製の物質を溶解させる体液を放出する器官持っており、障壁の一部に損傷を与えた。SCP-XXX-JP-B-4のサンプルはサイト-81XXの低危険物保管庫に収納されています。
考察:SCP-XXX-JPのオブジェクトクラスの細分類を申請する。また、障壁も強固なものでなければならない。早急に対応を願う。
補遺:SCP-XXX-JPのクラスがEuclidに分類されました。
オブジェクト:SCP-XXX-JP-B-5
発見日:20XX年XX月XX日
時刻:23:57:31~23:57:33
事象:南側の生産ライン上に植物の蔦のようなものが無数に発生、直後に消失した。
考察:SCP-XXX-JP-B-6が発生した機械の確認が行われましたが、異常性は確認されませんでした。
オブジェクト:
発見日:20XX年XX月XX日
時刻:
事象:
考察:
----メモ--—
評価は、相対的でなく
絶対的であるべきだ
という姿勢は歓迎しよう。
だが、絶対的な評価などありはしない。
ここで作られる、全てのものは相対的に評価されるのだ。
そう、オリジナルと比較されて。
ボツ案、アイデア他
どうすればこのオブジェクトの説明が付くか自分でも構成出来ない。//
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは耐火性・気密性に優れる倉庫内に保管してください。倉庫は冷却用水に沈没させ、内部には摂氏5000度まで測定可能な温度計と液化窒素を噴射可能なスプリンクラーを備えてください。SCP-XXX-JP-1の発生を検知する為、常時耐火性を備えた監視カメラ2台以上で倉庫内を監視し、SCP-XXX-JP-1が発生した場合には即座に倉庫内の消火設備を起動しSCP-XXX-JP-1を無効化させて下さい。
また、SCP-XXX-JP-1が発生していない場合でも倉庫内部の気温が著しく上昇する場合があります。倉庫外の冷却水が蒸発し不足することの無いように補充し続ける必要があります。
説明: SCP-XXX-JPは高さ39cm程度の桜の盆栽に類似している物体です。一般的な桜とは違い、幹には淡い青色が見られ、深い紅色の花弁を持ちます。また、SCP-XXX-JPは日光、水、空気など、生命活動に必須な要素を必要としません。
SCP-XXX-JPは███県███市の民家で陶器で作られた器に入れられた状態で発見されました。そのため、収容前は一般的な「盆栽」として庭先に飾られていたものと推測されています。20██年██月██日に異常な特性が発現し器が融解、現在はSCP-XXX-JP本体のみが収容されています。融解した器からは異常は確認されませんでした。
SCP-XXX-JPは通常、表面温度が18℃に保たれていますが、不定期に活性化し本体の温度を著しく上昇させ強く発光します。(現在までに検出された最高温度は2860℃)この現象はSCP-XXX-JPに咲く花を中心として発生します。この活性化は一時的なものであり、34秒~6分5秒間継続することがこれまでに確認されています。活性化が終了した場合、人為的に冷却を行わない場合でも急激に温度が低下し、長くとも10分以内に表面温度が20℃未満まで低下します。この不定期な活性化は収容後から頻度が徐々に低下しており、現在はおよそ半月に1度の活性化が確認されています。
SCP-XXX-JPは自身の特性に耐性がある他、幹は破壊に対し非常に強い耐性があります。幹に対する破壊行為は細い枝先であっても結果をもたらしません。花の部分はは破壊可能ですが、破壊した場合即時の活性化を引き起こす為、禁止されています。
活性化の終了直後、SCP-XXX-JPは花弁(SCP-XXX-JP-1)を本体から散らせます。SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP本体よりさらに温度が高く、発光している間に水と接触することで爆発を引き起こします。本体から落下したSCP-XXX-JP-1はその後数時間かけて温度が低下し、透き通った赤いガラスのような物質になります。冷却後のSCP-XXX-JP-1は加熱しない限り人間に対し無害であり、現在大小合わせて83つのSCP-XXX-JP-1が収容されています。(SCP-XXX-JP-1についての実験は実験記録XXXを参照)
また、SCP-XXX-JP-1の発生が同時に複数確認された場合でも、SCP-XXX-JP本体の花弁の総数が減少する様子は確認されていません。
実験記録XXX-01 : 2013/06/03
対象: 無力化されたSCP-XXX-JP-2 1つ。 重量3.0g
実施方法: 耐爆室で対象をロボットアーム先端に取り付けたハンマーで叩き、粉砕する
結果: 白い粉末状になった。粉末の重さは1.9g
分析: 高温時のSCP-XXX-JP-1のような危険性はは認められない。しかし、重量が減っているのは何故だ?
実験記録XXX-02 : 2013/06/05
対象: 無力化されたSCP-XXX-JP-2 サイズの異なる3つ。 合計重量11.4g
実施方法: 耐爆室内で対象をロボットアーム先端に取り付けたハンマーで叩き、粉砕する
結果: 白い粉末状になった。粉末の重さは5.1g
分析: 回収したSCP-XXX-JP-2の大きさに関わらず、1つにつき2.1gの重量減少することが確認できる。
実験記録XXX-03 : 2013/06/10
対象: 無力化されたSCP-XXX-JP-2 1つ。 重量2.6g
実施方法: 対象を台に配置し、ロボットアーム先端のバーナーで加熱する
結果: [削除済み]。サイト-81██に大きな被害4を与えた。
分析: 実験を計画した███研究員、管理していた███博士は強烈なエネルギーにより即死。以後、SCP-XXX-JP-2に対して加熱実験を禁止する。
補遺: SCP-XXX-JPがエージェント███によって回収された際、その付近から2枚の紙片が確認されました。紙片はSCP-XXX-JPの影響により、殆どの部分を焼失しています。
回収された紙片 _ 1
[判読不能]この耽美で美しき████は三千世界を表す[判読不能]
[判読不能]賜わりし世界と植物の融合の芸術である
[判読不能]そまさに神にに相応しい!
[判読不能]
回収された紙片 _ 2
[判読不能]- 零九 - 15132[判読不能]
元ネタ:「十人十色」をふくらませた結果。
本家に点滴みたいな類似SCPがあるみたい。
SCP-257-JPは読むまで気づかなかった。 (日時は気にしない)
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPが含まれる旅館は財団フロント企業の警備会社により24時間監視され、許可無く立ち入る者の無いようにしてください。もしSCP-XXX-JPが新たな異常性を発現した場合即時██博士に報告してください。
説明:SCP-XXX-JPは██県███町にある古びた旅館の2階、1号室~7号室の客室です。混同を避けるためそれぞれの客室は個別にSCP-XXX-JP-1からSCP-XXX-JP-7と呼称されています。4階建ての旅館全てのフロアのうち、異常性が確認されているのは2階の客室だけです。
SCP-XXX-JPは客室として使用されていた19██年~19██年の間は異常性を発現していませんでした。その後観光地としてSCP-XXX-JPのある地域が廃れて行った為、この地方で生まれ育った美術家の███氏の手により、19██年█月から2階を美術作品として改装する事で現在の姿になったと調査から判明しています。その後、19██年██月頃に異常性を発現、偶然にもこの旅館について観覧を予定していた財団職員により確認され、財団により収容されました。
SCP-XXX-JP-1からSCP-XXX-JP-7はそれぞれ赤、橙、黄、黄緑、緑、青、紫の7色を基調とした内装、及び丁度品から構成されています。室内には照明器具の部類が配置されていますが、室内及び室外に一切の電気配線がみられませんが、正常に稼働しています。また、各部屋の窓を外から確認した場合は黒いカーテンが閉じられているように確認され、外部からの衝撃に対して一切の損傷を受け付けません。同様に各室内の調度品は各部屋により配置や形状が異なりますが、一切汚損や破壊を受けないことがこれまでの調査により判明しています。このことから、SCP-XXX-JP-1からSCP-XXX-JP-7の7部屋は何らかの空間異常性があると見られています。
SCP-XXX-JPの各室内に立ち入った人間は、各部屋に応じて極端な感情変化を引き起こします。これは年齢や性別、入室時の身体・精神的状況を問わず発現しますが、人間以外の生物ではこの現象は確認されていません。5分以上SCP-XXX-JPのいずれかに入室していた人物は不可逆的な感情の変化が発生し、その後死に至ります。また、感情の変化が発生した場合、室内から室外へ移動させた場合でも別の感情変化が発生、精神が異常な状態に陥ります。有効な治療手段はこれまでに見つかっていません。SCP-XXX-JP-1からSCP-XXX-JP-7の性質は以下の通りです。
SCP-XXX-JP-1
部屋名:201-浮薔薇の静寂
基準の色:赤
室内の特徴:床から天井に向かい濃赤からピンク色に鮮やかな薔薇模様が描かれている。調度品も花をあしらったものが多く、ベッドは葉型の楕円型になっている。
異常性:入室した人物は調度品に対し「美しい」等の感想を述べるが、その後徐々に怒りを示し、最終的には家具や壁に身体を叩きつけ重大な傷害を受ける。
退室時:外界からの刺激に対し感情が乏しくなる。徐々に刺激に対し行動が鈍くなり、最終的には視覚や聴覚、触覚といった生命活動に必要な感覚を失う。
SCP-XXX-JP-2
部屋名:202-琥珀の囁き
基準の色:橙
室内の特徴:黄金色の色硝子と照明により室内が橙色に彩られている。配置されている家具は戸棚を除き不規則な形状をしているが、いずれも角が取られており滑らかである。
異常性:室内の調度品に対し非常に強い興味を受ける。時間が経過すると衝動的な行動はより強くなり、自身の身体を家具と一体化させようとするため身体に重要な傷害を受ける。
退室時:あらゆるものへの興味が薄くなる。驚きや感動といった感情が極端に少なくなって行き、日常生活から果ては歩行や呼吸といった生命活動に重要な行動も自発的に行わなくなる。
SCP-XXX-JP-3
部屋名:203-歓喜の誘い
基準の色:黄
室内の特徴:花弁を象ったような家具が多く、殆どの家具は表面が鼈甲のように透き通っています。また、室内には未知の花の香りがすると確認されていますが、現在まで香りの種類や成分の特定には至っていません。
異常性:入室して暫くは特に異常を引き起こさないが、突然笑い出す。この笑いは止めることが出来なく、最終的には痙攣を引き起こし窒息する。
退室時:あらゆる行動に対し目的意識が低下する。日常生活でも活動に対して計画性が無くなって行き、症状が進行すると他人の助け無しで睡眠から覚醒できなくなる。
SCP-XXX-JP-4
部屋名:204-世界の受皿
基準の色:黄緑
室内の特徴:全ての家具が面取りされた立方体の組み合わせで構成されている。照明器具は大十二面体を基準とした複雑な形状になっており、家具の影が発生しにくいようになっている。
異常性:室内の家具や照明に対して会話を行うようになる。放置すると一切言葉を止める事無く独り言を継続させる。
退室時:非常に強い対人恐怖症の症状を示す。症状の進行につれ他人の触れたものに対しても嫌悪感を示すようになっていき、最終的には自分自身が人間という事に恐怖を覚え、自殺を図るようになる
SCP-XXX-JP-5
部屋名:205-自然の煌き
基準の色:緑
室内の特徴:床は人工芝、壁は滑らかな繊維質で覆われている。また家具や照明器具も緑色を基調としたビロードやベルベットに類似した布状のもので表面が覆われている。
異常性:全ての家具や照明器具等に対して肯定的な解答を述べ、非常に室内は快適であると言う。これは入室者がどのような状態で合っても普遍であった。
退室時:入室時間の長さに応じて、退出直後から体調不良を訴える。特に長時間室内に居た者は強い吐き気や目眩等の症状を訴える。身体の異常は医学的に確認出来ないが、症状は進行し続ける。
SCP-XXX-JP-6
部屋名:206-悲哀の象徴
基準の色:青
室内の特徴:床と壁は表面が滑らかなビニールのようなもので覆われており、水中を想起させるライティングが施されている。箪笥やベッドといった家具も力をかけるとゆっくりと変形する未知の材質で構成されている。
異常性:徐々に悲観的になり、自身のありとあらゆる過去の行動に対して嘆くようになり、自分自身を殺すよう叫び続ける行動を撮り続ける。
退室時:周囲のありとあらゆるものに対し興味を持ち、愛着を持つようになる。これは人間等の生物に限らず発現する為、日常的行動に強い弊害が発生する。最終的には薬物中毒と同様の精神症状に陥る。
SCP-XXX-JP-7
部屋名:207-宵闇の██
基準の色:紫
室内の特徴:暗い紫色の調度品と、明るい紫の照明により強い立体感が各家具にあらわれている。また、ベッド等の家具は表面に夜空を表したような星形の模様が散りばめられている
異常性:明暗の強い部屋の中でも特に暗いところに対して興味を得るようになり、明るい部分に身体のいずれも晒さないような行動を取る。家具と壁等、狭く暗い場所に身体を進入させようとし、傷害を受ける。
退室時:5分以上SCP-XXX-JP-7の室内に居た者を直射日光下に晒すと████。
補遺1:以下はSCP-XXX-JPのある2階フロア入り口の扉に貼り付けられていた3枚のメモです。番号が大きくなるように重ねられ、貼り付けられていました。
貼付されていたメモ-1 : 素晴らしい作品が完成した。是非皆様にも観て頂き、各部屋毎に異なって感じられるその想い、私に伝えてほしい。皆々様が不思議に思ってくれることを、私は心から期待している。
貼付されていたメモ-2 : ごめんなさい。ざん念ながら部屋にえいきょうがちょっと強く出すぎてしまった。とびらは開けておきますが、中には入らず、しつ外から内そうをみてほしい。
貼付されていたメモ-3 : もうない。 へやにはいるな。 やめろ。
補遺2:SCP-XXX-JPが財団に収容された直後の19██年██月██日、この旅館をデザインした███氏が自宅で白いペンキを頭から被った状態で発見されました。口腔内からは大量の白色のチューブ入り絵の具が確認され、窒息によりすでに死亡していました。以下のメモは遺体の側にあったメモ書きです。メモは黒い用紙に白のマーカーで書かれていました。
回収されたメモ:もうすでにあの作品芸術美術品はとのに要素が感情と想いと重なり複雑に重合し合わせたくさんの気持ちが心の心象を表し示し出してその性質と現象の現れが強度の強さの超えて危ない危険危ないあぶないあぶないあぶないあぶないあぶないあぶないやめてやめてやめてやめてやめてもう
元ネタはタイトルの通り。 誤字。で、オチは?
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは乾燥機と共に、密封された低危険物保管庫に収納します。定期的に乾燥機をチェックし、SCP-XXX-JPが湿潤することの無いようにしてください。SCP-XXX-JPを屋外に持ち出すことは禁止されています。
説明:SCP-XXX-JPは20██年に行われた花き市場において金属製の植物が植えられた鉢植えを売っている店舗を非番中であった財団職員が発見、販売者を詰問し、販売者の自宅でSCP-XXX-JPを発見しました。販売者はSCP-XXX-JPを使用して生成された金属を販売し生計を立てていたと述べました。入手先については「ゴミ捨て場で拾った」と答え有用な情報を得られず、身辺調査の結果危険性が確認されなかった為記憶処理を施し、SCP-XXX-JPは財団に収容されました。
SCP-XXX-JPは直径40mm、高さ20mm程度の主に生花の台座として使用される未知の金属製の剣山です。SCP-XXX-JPはその見た目とは裏腹におよそ5kgの重さがあります。SCP-XXX-JPを水に浸し、何らかの植物を生けると、その異常性が発現します。生けられた植物は徐々に硬化し、SCP-XXX-JPに刺さっている根元から単一もしくは複数の金属からなる物質に緩やかに変化していきます。この成長速度は生けられた植物の種類やサイズを問わず、1時間におよそ5cm程度の割合で変容していきます。しかし、SCP-XXX-JPが乾燥している状態ではこの異常性は見られません。その為、現在のプロトコルが確立されました。
生けられた植物の茎部についてはほとんどの検体が一様の金属、もしくは合金の筒に置き換わることが確認されています。この部分は表面が非常に滑らかであり、一般的な鉄パイプ等と比較しても剛性が強く堅牢です。葉や花の部分については一様な変化性を示しません。葉は鋭い切削刃のような葉先を持つものに変化するものが多いですが、中には非常に柔らかい葉を持つものもあり、その様態は不定的です。花弁は他の生物を捕食することに特化した形状に変化します。変容後の形状は肉食動物の口腔を模したものから鋭い槍のようなものまで様々です。変容した植物は高い敏捷性や強い剛性を持ちますが、これまでに破壊・溶解できないものは現れていません。
完全に金属に変化した植物は金属音を出しながら行動し有機物を捕食、摂取しようと試みます。これはもともと光合成で得ていたエネルギーを外部から取得する代替手段と思われますが、金属に変容した植物が摂取した有機物をどのようにエネルギー源へ変化し動作しているのかは現在まで判明していません。SCP-XXX-JPを用いた実験は実験記録-SCP-XXX-JPに記載されます。
実験記録-SCP-XXX-JP-2-200█/██/██
対象: SCP-XXX-JP 水に浸した状態
実験対象: 水仙,高さ13cm
結果: 花はワニのような大型爬虫類の口を模したものに、葉は鋸の様な鈎状の刃を持つものに変化。
Dクラスを近づけた所、鋭く変化した2枚の葉を振り回した。
全体の重量から、ステンレス製に変化したと思われる。
考察: どんな植物でも物騒な機械になってしまうようだ。
実験記録-SCP-XXX-JP-3-200█/██/██
対象: SCP-XXX-JP 乾燥した状態
実験対象: 実験用ラット
結果: 実験用ラットは怪我を負い、SCP-XXX-JPは湿潤したが異常性は発生せず。
考察: 生物は対象外のようだ。
実験記録-SCP-XXX-JP-4-200█/██/██
対象: SCP-XXX-JP 乾燥した状態
実験対象: チューリップ,高さ14cm SCP-XXX-JPに接触させる部分を乾燥させた
結果: 異常性は発現しなかった。
考察: SCP-XXX-JPを水に晒さないと異常性が現れないようだ。
実験記録-SCP-XXX-JP-8-200█/██/██
対象: SCP-XXX-JP 水に浸した状態
実験対象: 芝(シバ)縦横30cm平方、高さ平均4cm
結果: SCP-XXX-JPに刺さっていない部分も含め全体が未知の金属で構成される鋭い棘に変化。Dクラスを近付けても一切動作しなかった。
高さ1mから重さ800gの煉瓦塊を落下させた所、煉瓦塊が滑らかに突き刺さった。
各棘に対し煉瓦の重さによる形状変化は見られなかった。
考察: 植物の種類ではなく、その形状に応じた変化する模様。しかし、勝手に動かない奴も居るんだな
実験記録-SCP-XXX-JP-11-200█/██/██
対象: SCP-XXX-JP 水に浸した状態
実験対象: 向日葵(ヒマワリ)高さ40cm
結果: 花全体がミキサーのような形状に変化。茎部はネジのような構造を持つ伸縮部分と多数の関節部に変化。
Dクラスを近づけた所、非常に高い俊敏性を見せ、捕食しようとした。
考察: 大きな植物の場合の方がより捕食活動に有用な形状に変化するようだ。
実験記録-SCP-XXX-JP-12-200█/██/██
対象: SCP-XXX-JP
実験対象: トマト(果実のついた苗)高さ120cm
結果: [削除済]
考察: 本実験を担当した某博士は頭部を粉砕され死亡。
これであなたも永遠の17歳!?
ビールのCMだっけか。こういうの
新規性が認められない
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは移動することが出来ない為、カバーストーリー「耐震強度不足」により一般人の侵入を防ぎます。周囲には警備員を配置しSCP-XXX-JPへ侵入を試みている者がいる場合は警告もしくは終了して下さい。
説明: SCP-XXX-JPは東京都███区にあるビルのエレベータ(SCP-XXX-JP-1)とその先のフロア(SCP-XXX-JP-2)です。ビルの入り口を通じてSCP-XXX-JPと特定されているエレベータを用いて各に移動した時に異常性が発現します。最初に異常性が確認されたのは20██年であり、これはビルの完工から██年が経過しており、テナントは既に全て撤退している状態でした。不法侵入した一般人が影響を受けた所を財団エージェントが確認、調査を行いSCP-XXX-JPの異常性が確認され、財団のフロント企業によって買収されました。
現在SCP-XXX-JPには電気が通っていないにも関わらず、SCP-XXX-JP-1内は通電しており、動作します。SCP-XXX-JP-1は古く、内壁に汚れや傷を確認できますが、大きな破損などは見られません。また、内部からは会社名、定員、積載重量などの記載は確認できません。階を選択するボタンはSCP-XXX-JP-1を使用する度に表示されている階数、配置されるボタンの個数が不規則に変動します。開く、および閉じるボタンの配置は現在までに確認されていません。SCP-XXX-JP-1内で表示されたボタンを押下した場合、押したボタンに応じた階層(SCP-XXX-JP-2)へ移動します。SCP-XXX-JP-1は現実的に存在しない場合(SCP-XXX-JP-1のあるビルは5階建てです)でも問題なく動作します。
財団的暗号文
収容確保収容確保収容保護確保確保保護確保収容保護収容確保保護
確保確保保護確保収容確保収容確保保護確保収容確保収容収容保護
収容確保収容確保確保保護収容確保確保収容確保保護確保収容収容確保収容保護
収容確保収容収容確保保護収容収容収容確保収容保護収容収容確保収容確保保護
確保収容確保収容確保保護収容収容収容収容保護確保確保保護確保確保収容保護
○目安
・みんなのために(過剰)
・財団に対する明確な悪意
○問題点
さすがに2000を超えるオブジェクトの内容なんて覚えられない・・・
→新しく作ったものは何かをもって新規性の分け隔てを行う。理由は単純で調査に時間が掛かり過ぎる為。また、さすがに本家以外は調査が非常に困難。
○公開情報
砂箱に原文残しても全く意味がないと思った為。
http://ja.scp-wiki.net/scp-288-jp
SCP-288-JP - 神秘の大自然パズル
処女作。よくあるオブジェクト形式を参考にした。
元ネタ:『"影絵"の真逆』 と四角い据え置き型ゲーム機の某ソフト。
have a fun 的な要素もいれたかった
SCP-XXX-JP - 撰者札
オブジェクト名でオチまでわかるか否か・・・という疑問。
削除済
・砂箱上
SCP-634-JP-J しろがねの塔
→2014年のエイプリルフールに間に合わなかった奴。とりあえず放置。
○脚注
:脚注の位置が思ったように動かない。
██████ Kuronully!!
○テンプレの太文字
アイテム番号:SCP-XXX-JP
○リンク 他のSCP参照など Taleとかで使う奴
・カッコの数が2つなの
[SCP財団]
・カッコの数が3つなの パイプラインに注意。
・ちなみにページ名ハイパーリンクはこっちだっけ?
SCP財団
○しかくいしるし
- 文字列
- 文字列
- 文字列
これ、セキュリティ上いいんだろうか。(博士が研究員に見せる事)
書類堤出の締切まであと2時間とちょっと。
ここはサイト81XXの管理棟。日々研究員達が多数の異常性に揉まれつつ解明を目指している。ただのデスクワークですら人々の危険に直結する事もある為、締切は厳守だ。
「進捗はいかがですか。██博士」
執筆作業の邪魔にならないよう、コーヒーをテーブルのやや前に置く。少しでも博士の苦労を軽減することが私の努めだ。
「おぉ君か、いつもありがとう。どうしても手が進まない時もあってなぁ。」
今、██博士が執筆している報告書はまだあまり性質が明らかになっていないAnormalsオブジェクトについてのものだそうだ。
「大変そうですね」
「そうは言っても、これは私の義務だからな」
ぎしりと音をたて背もたれに身を預けてはいるが、まだその顔に疲れは見えない。むしろ、目の前の異常性に対してまだ見ぬ希望を抱いているように見えた。
博士は声のトーンを落として言った。
「駄作を恐れるな。全てのものは9割がカスである」
「えっ?」
私は驚いた。
博士はニヤリと笑い、向き直って元の柔らかい口調で続けた。
「君は『スタージョンの法則』を知っているか?駄作が存在しない創作の場など、廃れる他に道は無いと唱えた有名なSF作家だ」
「皆に私が思っていること、感じていること、思わせたいこと、感じさせたい事を文章にする必要がある。しかし、それはとても難しいものだ。よく小説では比喩で形容される。『ガラスの精神』だの『空気の流れるような色』だの『声にならない叫び』だの。無論、そのようなものは存在しないが、君もそのような比喩は認識はできるだろう?つまり、『人間の想像力は時に空想を凌駕する』ということだ。君だって、そんな有象無象を何て言葉で表現すればいいか分からないだろう?それは現象かもしれなし、物体かもしれない。不可視かもしれないし、自ら発光しているかもしれない。それがどんな性質を持っていようが、他人に説明する上で必要な要素なんてほんの少ししか無い。それ以外の説明はおおよそが飾りだ。1割でいい。1割の『名品』で相手に説明するんだ。それ以上の説明は名品を引き立てる「装飾」でしかない。」
ゆっくりと身体を起こし、書類を拾い上げる。
「君も見てみたまえ。」
そういって博士は書いている途中の報告書を私に見せてくれた。
Anormalsアイテム:20150431-0023-A-1
「非特定不在物質消失試薬剤」と記載されたラベルが貼付された茶色の薬品瓶。
・薬品瓶、蓋からは異常性なし
・乳白色の円筒形のカプセルが330→304包入っている。
→このカプセルは不溶性。
→生物に摂取されると水溶性を得る。原理は不明。
→問題無く開封することができる。
・カプセル内には粘性の低い白い液体が入っている。
→液体の成分検査を行った所、牛乳に限りなく近い成分。
→内容物を物体にかけるとおよそ45%の確率で物体がその場から消失するように見える。
→その時、使用した内容物の量は問わない。
→人間を含む生物にも有効。ただし、確率が低い模様。
→試行回数が不足。要調査
・消失した物体を調査した所、あくまで見た目上消失しているだけであり、接触可。
→筆記具やインク等を試しマーキングを試みたが失敗。感触はあるが、色はつかなかった。
→マークした先が透明になっている可能性が高い。
→実験として小麦粉を物品の上からかけた所、目視することが可能になった。
○どこまで消費して調査して良いか管理官の許可が必要!!
「…博士、もう少し要点をまとめてから執筆してはいかがでしょうか。」
「君も管理官と同じことを言うんだね」
そういって博士は苦い顔をしながらコーヒーをすすった。
締切まであと2時間を切っていた。
・エイプリルフールネタなので採用可否に関わらずこのオブジェクト名は固定です。
先出のものとして SCP-1960-J - Stone Sphere がありました。
先に本家-Jを調べておくべきでした
アイテム番号: SCP-634-JP-J
オブジェクトクラス: Unclassed
特別収容プロトコル:SCP-634-JP-Jはその大きさ、重さからその位置を動かすことができず、また常に大多数の一般人の目にさらされている為、現状収容されていません。
説明:SCP-634-JP-Jは東京都に存在しているおよそ36,000,000kgの鋼鉄製建造物です。SCP-634-JP-Jは静岡県██市、栃木県██市、千葉県██市でも確認が報告される為、他にも複数存在する可能性があります。しかし、現在までに同規模の建造物は確認されていません。
SCP-634-JP-Jの周囲では、その巨大さを象徴するように、巨大に作成された食品等が土産物として販売されています。また、棘皮動物に頭部を覆われた女性を模したキャラクターグッズ等が販売されています。これらの現象は人間に対してSCP-634-JP-J自身を敵対視させないようにするために、SCP-634-JP-J自身が周囲の人間に対して何らかの精神的効果をもたらしているものと思われます。財団でもSCP-634-JP-J付近で販売されている食品や食器、アクセサリーなどを一部購入回収し分析を行いました。
記録634-J-01 : 201█/██/██
実施者: エージェント押上
実施内容: SCP-634-JP-J周囲の調査、また販売されている物品の一部収集を行う。
結果: エージェント押上は大変満足した様子でサイト-81██へ帰還。
食器及びアクセサリーからは異常性は見られなかった。
食品に関しては人間に対し精神的効果を与える可能性が疑われる為隔離し現在調査中。
分析: エージェント押上はミーム的効果を受けていないか、医療チームにて精神分析中。
また、クッキーと思われる食品をDクラスに摂食させた所、「あ、これが例の[削除済み]の!?へ~美味しいじゃん?」と回答。
この時、当該のDクラスにSCP-634-JP-Jの情報は一切与えていませんでした。 物品を摂食したDクラスにはAクラス記憶処理を実施しました。
██博士の付記: あのDクラスは以前からSCP-634-JP-Jを知っていたような素振りだった。もしかしたらあの食品の影響によりSCP-634-JP-Jについて何らかの情報を埋め込まれたのかもしれない。
エージェント押上には異常が確認されなかった為、SCP-634-JP-J本体への探査を実施しました。
探査はエージェント押上から一方通信で行われるものとし、有事に備え周囲に一般人に扮装した機動部隊-す-41-綿貫(わたぬき)を待機させている状態で行われました。
探査ログ: SCP-634-JP-J-IE01
探査者: エージェント押上
「こちらエージェント押上、通信確認…無線動作問題なし、内部へ侵入する。」
「それにしても人が多い。注意しながら進む」
(約2000秒間の雑音。周囲の一般人の会話と思われる)
「鋼鉄製と思われる扉が4つある。内部はどれも金色の絵画のようなものが飾られているのを確認した。」
「扉の内部へ入る。」
(直後、エージェント押上の座標が高速で上昇)
「すごい速度で上昇しているようだ、安全確認できるまでその場で待機する。」
(エージェント押上の座標が地上350000mmの位置で静止)
「扉が開いた。外部を確認する。」
「ここはSCP-634-JP-Jの中でもかなり高い位置のようだ。周囲はガラスのようなもので見渡せる様になっている。これなら…あぁ、そうだ。ここからサイト-81██5の位置も確認できる」
「SCP-634-JP-Jはゆっくりと振動しているようだ。足元から揺れを感じる。」
(この時、SCP-634-JP-Jの周囲で待機していた機動部隊、及び付近の地震計等でそのような異常性は確認できていません)
(約900秒間の間エージェント押上の足音を除き無音)
「特にオブジェクト内に異常性は見られない。SCP-634-JP-Jの探査を終了する」
(探査終了)
補遺 634-JP-J-001:エージェント押上は無事サイト-81██に帰還しましたが、SCP-634-JP-Jに進入した時の座標と比較し、帰還した時はおよそ10000mm高い位置から出てきました。SCP-634-JP-Jがその高さを変更した異常性は確認されませんでした。
以下は帰投後のエージェント押上に対する███博士との会話記録です。
<記録開始>
███博士: SCP-634-JP-J内には何も無かったということでしょうか。
エージェント押上:あぁ、円形の通路以外何も無かったさ。ただ、あれは特に巨大な建造物ってことは分かった。少なくとも600mの高さはありそうだ。
███博士: SCP-634-JP-Jの周囲では精神異常をもたらす可能性が指摘されていたが、SCP-634-JP-Jの内部ではそのような事はありませんでしたか?
エージェント押上:あー、たしかに内部はなかったかもしれない。でもな…
エージェント押上は頭を掻きつつ、少し間を開けて回答しました
エージェント押上:あそこで[削除済]すればSCP-634-JP-Jの██で[削除済]できたんだけどな。
<記録終了>
エージェント押上はSCP-634-JP-J内で何らかの機密情報を受け取った可能性があるとして再度医療チームにより精神分析が行われることになりました。
現在、SCP-634-JP-Jへ追加で内部調査を行うことは重大な情報災害に繋がる可能性があるため見送られています。
まさか30円足りないとは思ってなかったよ