Lieluck

アイテム番号:SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス:Euclid

特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPはその性質上収容することはできず、我々が活動に干渉することはできないため、SCP-XXX-JPによって引き起こされる現象を止めることはできません。現象の対象となった人物が特定された場合、レベル3以上のセキュリティクリアランスレベルを持つ職員に報告し、報告を受けた職員はその人物の証言を記録し、証言によって導かれる実際の歴史と現実改変後の歴史を記録しなくてはいけません。

説明:SCP-XXX-JPは[データ削除]星座[データ削除]星に存在している、現実改変能力を持った日本人女性の「意思」だと考えられています。SCP-XXX-JPの存在は財団職員の息子の証言によって判明しました。SCP-XXX-JPは███年から毎年9月21日22:00から翌朝07:00の間に、日本の、おそらくランダムに選ばれている半径8kmの円で囲まれるエリアに住む、7歳から8歳の男女26人にある共通の夢を見せます。調査によって夢の内容はほぼすべてが明らかになりました。

夢の中で「扉」を探さなければいけないという強迫観念にとらわれます。「扉」を見つけられなかった場合、夢を見た対象は次のSCP-XXX-JPによって現象が起こされるまで眠り続けます。眠っている間、対象は少女の██████する夢を見ていたことが調査により判明しました。彼らは目覚めて一日は意識を保ちますが、その後急速に衰弱し、[データ削除]星座の方向を見つめ続けるようになります。「扉」を見つけ小部屋に入った場合、翌朝夢を見た対象の願いが現実となる現実改変が引き起こされます。現実改変の規模は大小さまざまであり、歴史に変化を及ぼす規模の改変も可能なようです。現実改変が起こってからちょうど一年がたつと、対象は███により死亡します。対象は絶命する直前自らの胸を出血するまでかきむしり、その血液を用いて「うそつき!!」と書き残します。その理由は判明していません。

夢の中の学校は、証言から得た特徴から██県██市██████町██小学校であると判明しました。██小学校の███年度の全校生徒を調べた結果、当時小学2年生だった[データ削除]という女生徒が同年9月21日から行方不明になっていることが判明しました。███年9月21日から一年後に上記の変死体が日本国内で確認されており、この女生徒にはオブジェクトに存在している「意思」に何らかの関係があると思われます。

この現象が発生している間、[データ削除]星座[データ削除]星の方向から非常に強い電波が観測されます。この電波を音声データに変換すると『サ、シ、イ、ソ、ウ、ヤ、ク』という7音を途切れ途切れに聞くことができます。

現実改変例
 ・1 ███県████市█████町 氏名[データ削除] 年齢8歳 男性
    【内容】
     対象は財団職員の息子である。父親がいつも何かに悩んでいるようなので、悩みのもとを取り払ってほ     しいと願ったが、特に変化はなかった。また、彼は一年たっても死亡しなかったはじめての例でもあ      る。
 ・2 滋賀県███市██████町 氏名[データ削除] 年齢8歳 男性
    【内容】
     対象は海で泳ぐことが好きで毎年の夏は海に行っていたが、海から非常に離れているため移動に非常に     時間がかかるため、自分の住んでいる場所の近くに海と同じくらい大きな泳げる場所が欲しいと願った     ところ、翌朝見覚えのない巨大な湖ができていた。
 ・3 東京都███区████   氏名[データ削除] 年齢7歳 女性
    【内容】
     対象の住んでいる付近は田園風景の広がる田舎だった。対象は都会に強いあこがれを抱いており、自分     の住むところを都会にしてほしいと願ったところ、翌朝国内最大の都市部となっていた。

補遺:対象は学校の運動場ようなところで一人立っており、夢を見ている9時間の間に「扉」を見つけようとしま   す。それを開くと[データ削除]星座が天井に描かれた、暗い6.4㎡ほどの小部屋に入り、その小部屋の中   で少女の声を聴くようです。██████はその内容を説明しようとしますが、地球上に存在するどの言語に   も当てはまらない言葉を使い、内容は明らかになりませんでした。
補遺:夢についての記憶はクラスFの記憶処理を施しても消去できませんでした
補遺:夢を見た対象以外のすべてに人間に記憶操作が行われている可能性あります。本人以外にその現実改変を認   識することはできませんでした。