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[[module Rate]]
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPおよびSCP-XXX-JPとされる人物はその多さと収容時のリスクから財団職員として雇用されます。SCP-XXX-JPの影響で異常性を持つ実体が確認された場合、直ちにセキュリティクリアランスレベル2以上の職員に報告してください。
説明: SCP-XXX-JPは現在███人確認されている人型実体で、科学法則から逸脱した性質を持つ物品を生成します。SCP-XXX-JPのほとんどは自身の異常性に気づいていません。現在収容されている異常性を持つ物品のうち少なくとも████個はSCP-XXX-JPに起因するものとされており、そのうち███個はSCPオブジェクトとして登録されています。
SCP-XXX-JPの例としては瀬名博士の「異常性を有する実体の発見場所の偏りについて」において、異常性を有する実体のうち、要注意団体に起因しないものの一部が瀬名博士自身の生活圏内に特異的に(p≒0.011)分布している可能性について言及されたことが挙げられます。同論文ではそれ以外の地域についても異常性のある実体の分布における偏りが指摘されています。
それ以降、財団内部のSCPオブジェクトの発見者を調査したところ、██人が同様の異常性を有することが確認され、該当者はSCP-XXX-JPとして極秘裏に登録されました。
財団に勤務するSCP-XXX-JPおよびSCP-XXX-JPであると思われる人物の一覧はこちらです。
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD
対象:
実施方法:
結果:
分析:
日時: 出来事
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP群はサイト-8105で別々に、それぞれの向きを固定するために詰め物を施した容器に、施錠した状態で標準収容ロッカーに収容してください。
SCP-XXXX-JP群はサイト-8105の標準収容ロッカーにてSCP-XXXX-JP-1~5および8~10とSCP-XXXX-JP-7群を各1つずつ含む組に分け、SCP-XXXX-JP-1~5・8~10の1の目が下を向いた状態になるように蓋の固定された透明な容器に収納、さらに詰め物をした状態で施錠されたケースに入れて収容してください。また、SCP-XXXX-JPの収容されたロッカーには常時2人以上の警備員を配備してください。
SCP-XXXX-JP群の性質に関する実験はセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可を得て、2重の扉で隔離された特設の実験室-11で行ってください。SCP-XXXX-JP群の屋外での使用は禁止されています。
SCP-XXXX-JP群を使用したクロステストおよび他の特別収容プロトコルの提出には、2名のセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可・承認が必要です。
説明: SCP-XXXX-JP群は現在16個収容されているサイコロ群で、外見上は一般的なサイコロと何ら相違点はありません。
その異常性はSCP-XXXX-JP群の任意のサイコロ(以下SCP-XXXX-JP)が使用された際に発現します。SCP-XXXX-JPの使用時、1の目が上を向いていなければ、SCP-XXXX-JPが使用された部屋閉鎖空間において重力は1の目が上向きになるように変化し、その性質上1の目が上を向くまでそれが繰り返されます。この異常性は使用時にSCP-XXXX-JPに与えられた衝撃が小さい場合は発現しません。また、窓やその空間の閉鎖された状態が解除されると重力の改変は一時的に解除されます。ただし、その後SCP-XXXX-JPの出目が1以外となると、再び異常性が発現します。
また、SCP-XXXX-JPが他の異常性のないサイコロに接触すると、そのサイコロもSCP-XXXX-JPと同等の性質を獲得します。これにより、最初に収容されたSCP-XXXX-JP-1とは別に複数のサイコロが同様の異常性を獲得し、面の数によりSCP-XXXX-JP-1~5・8~10およびSCP-XXXX-JP-7群として5つずつに分けられてナンバリングされ、収容されています。
回収経緯: SCP-XXXX-JP-1は20██/██/██に瀬名博士によりSCP-████-JPの実験のために実験室-7に持ち込まれました。瀬名博士がSCP-████-JP-█にSCP-XXXX-JP-1を使用させた際、SCP-XXXX-JP-1の異常性が発現し、室内における重力の向きが改変されました。
異変に気付いた███研究員が同室のドアを開けた際、一時的に重力が元に戻り、廊下へとSCP-XXXX-1が転がり出ましたが、███研究員がとっさにSCP-XXXX-JP-1を拾い上げたことでさらなる被害の拡大は阻止されました。また、この実験で瀬名博士は全身打撲により、全治2週間の怪我を負いました。SCP-████-JP-1に負傷はなく、抵抗せずに再収容に応じました。
その後検証が行われ、当該サイコロはSCP-XXXX-JP-1として、検証で使用された際異常性を獲得したサイコロはSCP-XXXX-JP-2として、それぞれ収容されました。SCP-XXXX-JP-1の異常性の獲得経緯については補遺Cを参照してください。
実験記録XXXX-JP-03 - 日付20██/██/██
対象a: 一辺16mmの市販の6面サイコロ
対象b: 市販の8面サイコロ
対象c: 市販のダイスインダイス1
対象d: 瀬名博士が通信販売で購入したメビウスの輪状の「1面サイコロ」
対象e: 上に同じ、ただし「1」と書かれた部分は「2」に書き換えられている。
対象f: 瀬名博士が組み立てた工作用紙製で一辺10mmの6面サイコロ
内容: 異常性の伝播範囲の検証のため、上記対象を準備、SCP-XXXX-JP-1に接触させ、それぞれが異常性を獲得するか検証する。
結果: 重力異常の発生しなかった対象dおよび使用時に破裂した対象eを除き全てSCP-XXXX-JPと同様の異常性を獲得し、順にSCP-XXXX-JP-3~6として登録。念のため、対象dおよび対象eの破片も同ロッカーに収容。
SCP-XXXX-JP-5の異常性は内部のサイコロにも発現したものの、内部のサイコロの異常性はサイコロ内に留まる。
分析: このことから、一般的にサイコロとして認識される実体すべてに、直接の接触により異常性が伝播されると推定される。
メモ: その後SCP-XXXX-JP-6を展開した際、SCP-XXXX-JP-6は異常性を不可逆的に喪失したため、登録を解除され焼却処分されました。同様に、対象eの破片は異常性を失ったものと推測されています。
これ以降SCP-XXXX-JPの異常性の伝播範囲についての実験は凍結されています。
実験記録XXXX-JP-04 - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXXX-JP-1とSCP-XXXX-JP-2
内容: 対象2つを実験室-11で同時に使用。ヒューム値を計測。
結果: 重力は室内でそれぞれの対象による異常重力の向きを足し合わせた方向に一様に働き、力の大きさはそれぞれの向きに応じて変動。
また、室内のヒューム値が0.5まで下降し、各対象のヒューム値がそれぞれ4.4、4.1まで上昇したことが確認され、SCP-XXXX-JP群の各オブジェクトが強力な現実改変作用を持つことが実証された。
メモ: 実験中、2つのサイコロがそれぞれ1と6を出した際に異常重力が相殺され、実験室が無重力空間となり実験は中断されました。
この時の対象のヒューム値はいずれも0.9前後と観測されています。元の重力がなぜ室内で働いていないのか、および重力異常が相殺された時のヒューム値の下降についてはさらなる研究が検討されています。
後日、同様の方法で対象dが常に下向きの異常重力を発生させることが確認され、SCP-XXXX-JP群のオブジェクトとして登録、収容された。
これらの結果をうけ瀬名博士は実験室への安全な持ち込みのための特別収容プロトコルの改訂案を提出しました。
この案は採用され、実験XXXX-JP-05の対象と同様の1面サイコロ4つに異常性が付加され、それらはSCP-XXXX-JP-7群として収容されました。
また、安全な収容・運搬方法の確立によりSCP-XXXX-JPはSafeクラスオブジェクトとして再分類されました。
実験記録XXXX-JP-06 - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXXX-JP-2
内容: 内部を密閉した小型収容ユニットXXXX-JP-1内部で総質量がユニットよりわずかに大きくなるよう錘を装着し、緩衝材を巻いた装置を遠隔操作して対象の出目を6にし固定する。重力による外部への影響の検証。結果: 内部で重力が反転、出目が1となる。それによりユニットが浮上。その後ユニットは地上から1.2mに到達した時点で操作者が自身の判断で出目を再び6で固定し重力を元に戻したため落下。
補遺A: SCP-XXXX-JPの屋外での使用は、出目にかかわらず、宇宙規模での重力異常によるCK-クラス:再構築シナリオを引き起こすものと予想されています。現在、このシナリオの妥当性およびそれによる被害について、屋外空間を1つの閉鎖空間として扱うか否かという論点で議論がなされています。
補遺B: 20██/██/██に現実改変能力者として財団により危険人物として登録されていた██ ██氏が死亡しました。██氏は物体に異常性を付加する能力を有しており、今までに██氏により異常性を付加された複数の物品がAnomalousアイテムとして収容されています。
それに伴う、同氏が借りていたアパートの調査の結果、アパートの一室から複数の異常性を有する物品が発見されました。SCP-XXXX-JP群と同等の異常性を持つサイコロ1つが#██とラベルされた瓶に入っており、同室の目録には、それについて言及された部分が存在しました。以下はその部分の抜き出しです。
#██ チンチロリン2の腹いせ 要室内保管
にしても、嫌がらせならともかく、1を出すためだけにわざわざ部屋ごとどうにかする必要があったとは到底思えない。もっとも、許しているわけではない。
個数: 3
記述を参考に、SCP-XXXX-JPによるものと推定される超常現象の発生した箇所で再調査を行ったところ、現象の発生した部屋の所有者がそれよりも前に██氏と現金を賭けてチンチロリンをしたうえでイカサマをして勝利し、█████円を██氏から受け取っていたことが判明しました。このことから、この事例は██氏に対する怨恨のため、チンチロリンにかこつけてSCP-XXXX-JPを使用した事例と推定されています。
部屋の所有者はSCP-XXXX-JP-1を所有していた瀬名博士と面識があり、SCP-XXXX-JP-1の異常性獲得は両者の接触によるものと推定されています。
発見されたサイコロ群はSCP-XXXX-8~10として登録され、その収容のため、SCP-XXXX-JP-7群と同様の1面サイコロ3つが異常性を付加され、同オブジェクト群に追加されました。
説明:これについて言及するとき、いかなる数値も10進数になるコンピュータ。
回収日:111110████/████/█████
回収場所:███県██市の██高校
現状:機能上の問題はないことから███研究員が持ち帰り使用。
回収日を表すのに11000文字とかおかしいだろ?1010進法が恋しいぜ。-███研究員
説明:扉を開けるごとに無作為に他の部屋とドアの先が入れ替わるサイト-8105の実験室13のドア。扉を閉めるとこの状態は解除される。
回収日:20██/██/██3
現状:扉は開放。多目的倉庫としての使用が検討される。
説明: 「いつもの」が注文可能な食券機。「いつもの」を注文すると注文者の好物が提供され、価格は購入ごとに変動する。
回収日:19██/██/██
回収場所:サイト-8105の食堂
現状:利用可能。食堂では人気メニューに。
これシェフが凄腕なだけでは? - 瀬名博士
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはその性質上封じ込めは不可能です。そのことから、特別収容プロトコルはSCP-XXXX-JPによる被害の軽減に重点が置かれます。
SCP-XXXX-JPは監視カメラに偽装した装置で常時映像記録されます。SCP-XXXX-JPが活動状態に入った場合、即座にSCP-XXXX-JP-1は停止され、再起動されます。
SCP-XXXX-JPを視認した人物には、その後音声ミームエージェントを利用したBクラス記憶処理を施して下さい。また、SNS上でのSCP-XXXX-JPに関係する投稿は削除され、投稿者は特定され、Bクラス記憶処理がなされます。
また、SCP-XXXX-JPの映像を用いた実験をする場合、実験を行う非Dクラス職員のCRV(認知抵抗値)は10.0以上でなくてはいけません。また、CRVの低い職員あるいは不特定多数の職員の視聴用にはファーガス対認識災害加工のされた映像が使用されます。
説明: SCP-XXXX-JP-1は東京都██区に位置する█████線の██駅の東口付近にある複合施設█████にて屋外広告として使われている大型ビジョンで、SCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP-1に発生する誤作動です。
SCP-XXXX-JP-1は通常時、通常のビジョン同様にコマーシャルビデオを放映します。SCP-XXXX-JPは3〜6週間に1度発生し、観測下では最短で14秒、最長で1分37秒の間液晶に何も表示されなくなります。 SCP-XXXX-JPの発生は不規則で、 これまで財団が行ったいかなる発生時刻特定の試みも失敗に終わっています。
SCP-XXXX-JPを視認した人物は特定の物品(以下対象とする)を入手することに強い欲求を持ちますが、この欲求は対象の取得と同時に失われます。対象は毎回異なり、今までに確認されたものとして、████████社製の電子レンジ、███製薬の鎮痛剤、SCP-███-JPなどが挙げられます。SCP-XXXX-JPの映像を視聴した人物にもSCP-XXXX-JPを直接視認した際と同様の効果があることが確認されています。
当初SCP-XXXX-JPは大型ビジョンの故障とされており、20██/██/██のSCP-XXXX-JPの映像がSNSで投稿されていますが、現在精神作用防止のため削除されています。財団職員により機器の故障報告がないにもかかわらず、この現象が複数回発生していることが報告され、SCP-XXXX-JP-1は超常現象記録に登録されました。その後商業施設の機械修理業者に偽装したエージェントにより当該設備の検査がなされましたが、[削除済み]ことにより、SCPオブジェクトとして登録されました。
その後、財団フロント企業の特定の製品の売り上げが20██年██月に一時的に急上昇した際、購入者へのアンケートにより購入者の██%がSCP-XXXX-JPを視認するのと同時に購入意思を持つようになったことが判明しました。このことからSCP-XXXX-JPが精神作用を持っていると断定されました。
補遺A: 20██/██/██にサイト-8105は███人の財団および要注意団体と無関係の人物により襲撃されました。実行犯のうち███名は鎮圧中に終了され、残った██名は聴取の後Bクラス記憶処理が施されました。聴取の結果この事件が前日の██:██:██に同サイトに収容されているSCP-███-JPを対象としたSCP-XXXX-JPが発生したことに起因していることが判明しました。
このことから、 SCP-XXXX-JPは精神作用と同時に対象に関する情報を視認者に与えるものとされていますが、その範囲については現在研究中です。
補遺B: 20██/██/██からカバーストーリー「保守点検」を流布した上でSCP-XXXX-JP-1の異常性の原因を特定する試みがなされましたが、異常のある部位が存在しなかったことから20██/██/██に中止となりました。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe4
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは現在サイト-8105の危険物収容室に収容されています。
説明: SCP-XXXX-JPは█████社製のホウケイ酸ガラス製の200mlビーカーで、「1.0mol/l硫酸」のラベルが貼られていることを除いて一般的なビーカーと外見上の違いはありません。
SCP-XXXX-JPの異常性はSCP-XXXX-JPに液体を注いだときに発生します。SCP-XXXX-JPに注いだ液体に含まれる水のうちの一部はビーカー内部で硫酸に置換されます。置換割合の目安として、純水をSCP-XXXX-JPに注いだ場合、ラベルに記載された通り1.0mol/l硫酸になることが分かっています。
この異常性は水素と酸素を含むいかなる物質にも脱水反応を起こすことで引き起こされますが、水銀など水を含まない液体には適用されません。
収容経緯: SCP-XXXX-JPは20██年██月██日の時点で発見場所である私立██高校に存在していたことが判明しています。同高校の卒業生である北村研究員が休憩時の雑談でSCP-XXXX-JPに言及したことから存在が確認され20██/██/██に収容されました。
補遺:
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[[module Rate]]
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この報告書へのアクセスにはレベル3/XXXXクリアランスが必要です。ユーザー認証情報を入力してください。
JSena8129@@foundation.scp.jp | IcosidodecahedronAndCitricAcid
ユーザー情報を認証しました。
注意:この記事は初版で、現在更新されています。第2版はこちらです。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Uncontained
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは20██年██月現在発生が確認されておらず、発生の防止・発生時の対処のためSCPオブジェクトとして登録されています。SCP-XXXX-JPの発生の確認のため、サイト-8105の高危険度オブジェクト収容室-6に常時10人の警備員が配備されている状態を確保し、その人数が11人になった場合、プロトコル「ミッシングナンバー」としてミーム対認識阻害エージェントを使用した認識の復元が試みられます。
説明: SCP-XXXX-JPは、世界規模で位取り記数法における「10」の表す量が1ずつ減少する現象です。この異常性が認識上のどのプロセスに関与し、どの数字が認識されなくなるのかは不明です。その存在は19██年以前の書物において記述される数値に不自然な空白が存在し、表記される数量が推定される値より異常に小さいことから提唱されました。20██/██/██現在SCP-XXXX-JPの発生そのものは確認されていません。
[[/collapsible]]
[[/div]]
注意:この記事は第2版で、現在更新されています。第3版はこちらです。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはその性質上封じ込めが不可能です。SCP-XXXX-JPの発生の確認のため、サイト-8105の高危険度オブジェクト収容室-6に常時10人の警備員が配備されている状態を確保し、その人数に異常が確認された場合、プロトコル「代替品」としてミームによる数字の補完が試みられます。
説明: SCP-XXXX-JPは、世界規模で位取り記数法における「10」の表す量が1ずつ減少する現象です。この異常性が認識上のどのプロセスに関与し、どの数字が認識されなくなるのかは不明です。その存在は20██年以前の書物において記述される数値に不自然な空白が存在し、表記される数量が推定される値より異常に小さいことから提唱されました。
SCP-XXXX-JPは26██/██/██に一度発生したことが確認されていますが、この際消滅した
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは電池を抜いた状態でサイト-81██の標準収容ロッカーに収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは20██年に製造されたデジタル式の目覚まし時計です。
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
アイテム番号: SCP-1135-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-1135-JPを含む邸宅は重要文化財として機動部隊と-6(“炎の剣”)によりカバーストーリー「保存活動」を流布して封鎖し、SCP-1135-JPが視認できないようにしてください。SCP-1135-JPが外部から視認可能となった場合、同機動部隊はカバーストーリー「補修工事」を流布してSCP-1135-JPを遮蔽し、周辺住民および目撃者のBクラス記憶処理を行ってください。
SCP-1135-JP-2はサイト-81058192の冷蔵庫に保管してください。SCP-1135-JP-2の消費後に種子がそのままの形で残った場合、それらは同冷蔵庫のタッパーにまとめて保管してください。
SCP-1135-JPのある庭に立ち入った、またはSCP-1135-JP-2を使用した実験を行った後は全員Bクラス記憶処理を受けてください。
説明: SCP-1135-JPは18██年に来日し、19██/██/██に同地で死亡したアメリカ人技師C███ J██████の邸宅跡の庭に存在するレモンの樹木です。品種を特定する試みがなされましたが、既存のいずれの品種とも一致しませんでした。SCP-1135-JPを視認した人物(以下、対象とする。)はSCP-1135-JP-1の存在を認識するようになります。
SCP-1135-JP-1は複数の対象のスケッチによりヨーロッパクサリヘビと推定される実体ですが、脚が存在することから生物学的にはヨーロッパクサリヘビでない可能性が示唆されています。もし対象が後述のSCP-1135-JP-2を摂取していなければ、SCP-1135-JP-1は対象に「生命の果実」と称しSCP-1135-JP-2の摂取を強く勧めます。SCP-1135-JP-1は対象に対しBクラス記憶処理を行うことで対象から視認されなくなります。
SCP-1135-JPからは通常のレモンと同様の時期に果実であるSCP-1135-JP-2を収穫することができます。対象がSCP-1135-JP-2を摂取して以降、1日当たり1つのSCP-1135-JP-2一定量のクエン酸を摂取しなかった場合、心停止により死亡しますが、そのメカニズムについては未だに不明です。これまでの実験で体重1kgにつき約0.03g以上のクエン酸が必要で、クエン酸源は一般的なレモンでもよいことが分かっています。
また、SCP-1135-JP-2を摂取した人物はある程度の再生能力を獲得します。被験者の負傷事例はこれまでに██件ありますが、そのいずれも専門医に診断された期間の1/3~1/2で完治しています。また、被験者の一人が左手小指の第一関節より先の部分を切断する怪我を負って以降、切断された部分が僅かずつ再生しているとの報告があります。
SCP-1135-JP-1は対象にSCP-1135-JP-2の摂取により「SCP-1135-JP-2を欠かさず摂取すれば不死身になる」と発言したとのことであり、不老不死に関連する詳細は現在調査中です。
また、サイト-8105にてSCP-1135-JP-2から採取した種子を育て、異常性が存在するか否かが検証されています。これにより、異常性が果樹に存在するのか他の要因が存在するのかが究明されることが期待されています。
庭には他にもリンゴの木が植えられており、こちらも既存のいかなる種とも一致していないことが分かっていますが、異常性は確認されませんでした。
補遺1:
インタビュー記録1135-JP-1
対象: 瀬名博士、瀬名博士は自ら志願して被験者となっている。
インタビュアー: 佐野研究員
<録音開始、20██/07/16>
瀬名博士: で、どこから話せば?
佐野研究員: SCP-1135-JP-2を初めて摂取した際のことからお願いします。
瀬名博士: 確かあれは2月の半ばのことだった。同僚のSCP-1135-JP-2の長期被験者を募集中だという話を聞いたのだが、財団に入って以来7回目だか8回目だかの怪我を2日前にしたばかりだったこともあり「これは使える」と、被験者申請をした。幸いにもこれが通ってSCP-1135-JP-2を摂取することとなったわけだ。丁度SCP-1135-JP-2にかぶりついた時右肩にSCP-1135-JP-1が見えた。それに伴いご想像の通り、エコーのかかった声が聞こえた。いや、「聞こえた」というより頭の中に響いたと言った方が近いか。
佐野研究員: SCP-1135-JP-2を視認した時点では何も起こらなかったんですよね?
瀬名博士: ああ。
佐野研究員: 内容はどのようなものでしたか?
瀬名博士: 「あなたが今食べたのは生命の果実です」から始まったことを除けば、報告書に既にある内容をかっさらったような感じだ。おそらくこれ以上言う必要はないと判断しているのだろう。生命の果実を食べ続けないと死ぬ、とか不死身がどうとか、そんな具合だ。考えていることが分かるようだったので思考を介して意思疎通できたが、最後は「何か質問があれば私を強く念じてください。私はたちまち現れるでしょう」と言って消滅した。
佐野研究員: では、それ以降の負傷事例についてお願いします。
瀬名博士: 確かに診断結果と比較したうえでは従来の報告通り怪我の治りの速さは2~3倍になった。その上左手小指を失ったはずがそれも復元している。事故頻度もそれ相応に上がったがおそらく関係はあるまい。このオブジェクトについて知っていることはこれで全部だ。
佐野研究員: ありがとうございました。
<録音終了>
20██/██/██にSCP-1135-JPの植えられた邸宅跡の調査が入りました。この記録は調査1135-JP-1として記録されています。
邸宅跡の書斎から以下の内容を含む鍵付きの日記を発見しました。鍵は錆びており、調査に参加した研究員の一人が意図せず落とした際、その衝撃で破壊されました。以下にその内容を表示します。
18██/██/██
今日、ついに地下室で人間を「存在させる」実験に成功した。
原理としては現実改変能力の一種と考えればそう間違ってはいない。
厳密に話すとすれば[編集済み]
とにかく、この結果は誰にも知られてはならない。彼のことは「アダム」とでも呼んで庭仕事でもさせることとする。18██/██/██
使用人のC███████が体調を崩した。その間アダムにも仕事を割り振ることとなるだろうが、この日記を読まれることだけはなんとしても避けたい。19██/██/██
改変の影響だろうか、アダムは██年が経ったというのにいまだに当初のままの姿を保っている。このまま彼がここにいるのは果たして私にとってよいことなのか?
もしかすると、彼は「追放」されなくてはならないのかもしれない。
19██/██/██
[編集済み]
また、邸宅の地下に隠し扉があり、複数の研究員がそこから地下室に入りましたが、[編集済み]
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アイテム番号: SCP-1136-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-1136-JPの存在は「SCP-1135-JPの存在する邸宅の地下室」として、その具体的な性質についての情報は公開されません。また、SCP-1136-JPは常時機動部隊と-6(“炎の剣”)により警備され、異常が発生した場合、即座にサイト-8192-JPの研究主任に報告されます。
説明: SCP-1136-JPは旧C███ J██████邸の地下室で、内部のヒューム値は106を記録しましたが、それによる侵入者への影響はありません。また、SCP-1136-JPでは物体は古典物理学に基づき作用することが分かっています。そのことから、GPSを用いた実際の位置の特定は不可能です。
SCP-1136-JPには複数の果樹が植えられており、視界の開けた果樹園のような印象を与えます。
SCP-1136-JP-1はSCP-1136-JP内部に存在する実体と考えられていますが、その姿は確認されておらず、侵入者に対して語りかける声によりその存在が確認されます。SCP-1136-JP-1は無神論者や同性愛者などに対し複数度に渡り殺害を試みており、その方法は既存のウィルスのいずれとも一致しない病原菌による方法や、対象を石化させる方法などがありますが、具体的な方法については不明です。これにより、複数の研究員・エージェントが死亡しています。
最終稿は1296(アイテム番号)をXXXXに改めています。
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください)
特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]
説明: [SCPオブジェクトの性質に関する記述]
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
対象: [人間、団体、SCPオブジェクトなど]
インタビュアー: [インタビュアーの名前。必要に応じて█で隠しても良い]
付記: [インタビューに関して注意しておく点があれば]
<録音開始, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
インタビュアー: [会話]
誰かさん: [会話]
[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]
<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]
実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD
対象:
実施方法:
結果:
分析:
日時: 出来事
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP群はサイト-8105で別々に、それぞれの向きを固定するために詰め物を施した容器に、施錠した状態で標準収容ロッカーに収容してください。
SCP-XXXX-JP群はサイト-8105の標準収容ロッカーにてSCP-XXXX-JP-1~5とSCP-XXXX-JP-7群を各1つずつ含む組に分け、SCP-XXXX-JP-1~5の1の目が下を向いた状態になるように蓋の固定された透明な容器に収納、さらに詰め物をした状態で施錠されたケースに入れて収容してください。
SCP-XXXX-JP群の性質に関する実験はセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可を得て、2重の扉で隔離された特設の実験室-11で行ってください。SCP-XXXX-JP群の屋外での使用は禁止されています。
SCP-XXXX-JP群を使用したクロステストおよび他の特別収容プロトコルの提出には、2名のセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可・承認が必要です。
説明: SCP-XXXX-JP群は現在10個収容されているサイコロ群で、外見上は一般的なサイコロと何ら相違点はありません。
その異常性はSCP-XXXX-JP群の任意のサイコロ(以下SCP-XXXX-JP)が使用された際に発現します。SCP-XXXX-JPの使用時、1の目が上を向いていなければ、SCP-XXXX-JPが使用された部屋閉鎖空間において重力は1の目が上向きになるように変化し、その性質上1の目が上を向くまでそれが繰り返されます。この異常性は使用時にSCP-XXXX-JPに与えられた衝撃が小さい場合は発現しません。また、窓やその空間の閉鎖された状態が解除されると重力の改変は一時的に解除されます。ただし、その後SCP-XXXX-JPの出目が1以外となると、再び異常性が発現します。
また、SCP-XXXX-JPが他の異常性のないサイコロに接触すると、そのサイコロもSCP-XXXX-JPと同等の性質を獲得します。これにより、最初に収容されたSCP-XXXX-JP-1とは別に複数のサイコロが同様の異常性を獲得し、面の数によりSCP-XXXX-JP-1~5およびSCP-XXXX-JP-7群として5つずつに分けられてナンバリングされ、収容されています。
回収経緯: SCP-XXXX-JP-1は20██/██/██に瀬名博士によりSCP-████-JPの実験のために実験室-7に持ち込まれました。瀬名博士がSCP-████-JP-█にSCP-XXXX-JP-1を使用させた際、SCP-XXXX-JP-1の異常性が発現し、室内における重力の向きが改変されました。
異変に気付いた███研究員が同室のドアを開けた際、一時的に重力が元に戻り、廊下へとSCP-XXXX-1が転がり出ましたが、███研究員がとっさにSCP-XXXX-JP-1を拾い上げたことでさらなる被害の拡大は阻止されました。SCP-████-JP-█は負傷はなかったものの抵抗せずに再収容に応じました。また、この実験で瀬名博士は全身打撲により、全治2週間の怪我を負いました。
その後検証が行われ、当該サイコロはSCP-XXXX-JP-1として、検証で使用された際異常性を獲得したサイコロはSCP-XXXX-JP-2として、それぞれ収容されました。
瀬名博士はこのサイコロについて「ホームセンターで単品で買ったが、その時には異常性はなかった」としており、異常性の獲得経緯については現在調査されています。
実験記録:
実験記録XXXX-JP-01 - 日付20██/██/██
対象: Dクラス職員1名
内容: 実験室-7にて対象に異常性のないことが確認されている6面サイコロとSCP-XXXX-JP-1を順に使用させる。
結果: SCP-XXXX-JP-1の使用時にのみ、室内にて重力異常が発生。衝撃でDクラス職員は脚を骨折。
これにより、同サイコロの異常性が確認され、SCP-XXXX-JP-1として登録。
実験記録XXXX-JP-02 - 日付20██/██/██
内容: ガラス製の小瓶にSCP-XXXX-JP-1を入れ、直ちにふたを閉めて中で振る。
結果: 重力異常は瓶の内側でのみ発生し、瓶などによる密閉も異常重力からの遮断に有効であることが判明。
また、この結果をもとに、瀬名博士により特別収容プロトコルが作成されました。
実験記録XXXX-JP-03 - 日付20██/██/██
対象a: 一辺16mmの市販の6面サイコロ
対象b: 市販の8面サイコロ
対象c: 市販のダイスインダイス5
対象d: 瀬名博士が通信販売で購入したメビウスの輪状の「1面サイコロ」
対象e: 上に同じ、ただし「1」と書かれた部分は「2」に書き換えられている。
対象f: 瀬名博士が組み立てた工作用紙製で一辺10mmの6面サイコロ
内容: 異常性の伝播範囲の検証のため、上記対象を準備、SCP-XXXX-JP-1に接触させ、それぞれが異常性を獲得するか検証する。
結果: 重力異常の発生しなかった対象dおよび使用時に破裂した対象eを除き全てSCP-XXXX-JPと同様の異常性を獲得し、順にSCP-XXXX-JP-3~6として登録。念のため、対象dおよび対象eの破片も同ロッカーに収容。
SCP-XXXX-JP-5の異常性は内部のサイコロにも発現したものの、内部のサイコロの異常性はサイコロ内に留まる。
分析: このことから、一般的にサイコロとして認識される実体すべてに、直接の接触により異常性が伝播されると推定される。
メモ: その後SCP-XXXX-JP-6を展開した際、SCP-XXXX-JP-6は異常性を不可逆的に喪失したため、登録を解除され焼却処分されました。同様に、対象eの破片は異常性を失ったものと推測されます。
これ以降SCP-XXXX-JPの異常性の伝播範囲についての実験は凍結されています。
実験記録XXXX-JP-04 - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXXX-JP-1とSCP-XXXX-JP-2
内容: 対象2つを実験室-11で同時に使用。ヒューム値を計測。
結果: 重力は室内でそれぞれの対象による異常重力の向きを足し合わせた方向に一様に働き、力の大きさはそれぞれの向きに応じて変動。
また、室内のヒューム値が0.5まで下降し、各対象のヒューム値がそれぞれ4.4、4.1まで上昇したことが確認され、SCP-XXXX-JP群の各オブジェクトが強力な現実改変作用を持つことが実証された。
メモ: 実験中、2つのサイコロがそれぞれ1と6を出した際に異常重力が相殺され、実験室が無重力空間となり実験は中断されました。
この時の対象のヒューム値はいずれも0.9前後と観測されています。元の重力がなぜ室内で働いていないのか、および重力異常が相殺された時のヒューム値の下降についてはさらなる研究が検討されています。
実験記録XXXX-JP-05 - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXXX-JP-1および実験記録XXXX-JP-03における対象d
内容: 実験記録XXXX-JP-04と同様
結果: 実験記録XXXX-JP-04と同様の干渉が得られた。干渉から対象dは常に下向きの異常重力を発生させると判断されSCP-XXXX-JP群のオブジェクトとして登録、収容された。
メモ:無重力状態を収容や実験に応用できないだろうか… - 瀬名博士
これらの結果をうけ瀬名博士は実験室への安全な持ち込みのための特別収容プロトコルの改訂案を提出しました。
この案は採用され、実験XXXX-JP-05の対象と同様の1面サイコロ4つに異常性が付加され、それらはSCP-XXXX-JP-7群として収容されました。
また、安全な収容・運搬方法の確立によりSCP-XXXX-JPはSafeクラスオブジェクトとして再分類されました。
実験記録XXXX-JP-06 - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXXX-JP-2
内容: 内部を密閉した小型収容ユニットXXXX-JP-1内部で総質量がユニットよりわずかに大きくなるよう錘を装着し、緩衝材を巻いた装置を遠隔操作して対象の出目を6にし固定する。重力による外部への影響の検証。
結果: 内部で重力が反転、出目が1となる。それによりユニットが浮上。その後ユニットは地上から1.2mに到達した時点で操作者が自身の判断で出目を再び6で固定し重力を元に戻したため落下。
補遺A: 20██/██/██にDクラス職員2名の脱走時の事故により実験のため持ち出されていたSCP-XXXX-JP-2の容器が破壊されSCP-XXXX-JP-2の収容違反が発生しました。
その場に居合わせた財団の一般職員にも数人の負傷者を出しましたが、幸いにもSCP-XXXX-JP-2は倉庫内で直ちに再収容されました。また、脱走を試みたDクラス職員のうち1名は異常重力の発生時に後頭部を強打したことによる脳挫傷により死亡、もう1名はその場で終了されました。詳細は事件記録XXXX-JP-1として記録されています。
補遺B: SCP-XXXX-JPの屋外での使用は、出目にかかわらず、宇宙規模での重力異常によるCK-クラス:再構築シナリオを引き起こすものと予想されています。現在、このシナリオの妥当性およびそれによる被害について、屋外空間を1つの閉鎖空間として扱うか否かという論点で議論がなされています。
氏名: 瀬名 純一(せな じゅんいち)
セキュリティクリアランス: レベル3(権限上。待遇面ではレベル2職員と同等。)
職務: 研究室-3室長、SCP-1135-JP-2被験者
所在: サイト- 81058129勤務
人物: 1985年11月20日生まれ、身長172cm、体重61kgの男性です。興味の範囲外のものには多くの場合無関心ですが、自身が興味を持った事柄については極めて積極的であると評されています。
高校時代には修学旅行で乗っていたバスが高速道路から転落、クラスメイトの大部分を失ったほか本人も瀕死の重傷を受けていますが回復しており、当時から苦しんでいた急性ストレス障害およびPTSDは既に完治済みです。
瀬名博士は城南大学にて素粒子物理学を専攻しており、修士課程を首席で修了しています。瀬名博士はその後、博士号を取得したのち20██/██/██に行われた採用試験に合格し、採用されました。研修期間を終えた後研究助手を経て一般研究員となりましたが、20██/██/██に██前室長の退職に伴いサイト-8105の研究室-14の研究室長に指名されました。その後サイト-8105の機能分散のため研究室のメンバーと共にサイト-8129へと異動、現在に至ります。
瀬名博士は財団内外で負傷およびそれによる入院を数多く経験しており、入院期間が1カ月以上と診断されたものだけでも負傷事例は██件にのぼります。このことから、かつて本部にて人事交流の経験のある██前室長から「和製ジェラルド」と呼ばれており、それが定着しています。
本人の志願によりSCP-1135-JP-2の被験者となって以降その異常性により負った怪我の大部分は診断の1/3~1/2の期間で完治しています。また、SCP-████-JP-2の副作用として1日当たり約1.8gのクエン酸の摂取を必要としており、そのために毎日日課としてレモネードを作り飲用しています。
本人の意思により、瀬名博士が事故等で不在の場合、臨時で佐野研究員が代理人を務めることとなりました。
瀬名博士の報告書リスト
SCP-████-JP - 絶対に1が出るサイコロ (主任研究員)
処女作。瀬名博士頑張りすぎ。元ネタはカイジのピンゾロ賽ですが、ソビエトロシア的方法でちょっと捻ってます。ピンゾロ賽についてはググって下さい。
SCP-████-JP(同上) - 生命の果実
再生能力を一般人が手に入れるケースってあまり聞かないので。ちなみにリンゴは知恵の実を意識していますが、「異常性なし」ってあたりExplained感があります。
SCP-████-JP - 沈黙は金
広告にろくなものはない6、という持論からいじりました。要するに雄弁は銀ということです。色々書いてたら異常性がシュールになりました。
SCP-████-JP - 硫酸入りビーカー
ビーカーに水入れると危険物に見える、というのに手を加えました。