kyougoku08の備忘録
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPを収容している洞窟は警備員による24時間体制での封鎖を行い、一般人による侵入を阻止してください。SCP-XXX-JP-1は各個体に発信機を埋め込み、現在位置を随時確認してください。

説明: SCP-XXX-JPは長崎県私立████学園敷地内に含まれている洞窟及びその内部に存在する樹木状の実体、また、その影響を受けた人間(以下、SCP-XXX-JP-1)から構成されています。

SCP-XXX-JP内部の樹木実体には葉や枝が存在せず、吸水根に類似する組織が洞窟全体を覆っています。現在樹洞内には行方不明になった████学園の女子生徒、結弦██氏が埋め込まれていることが確認されています。結弦██氏の救出は現在段階で失敗しています

SCP-XXX-JP内部へ人間が侵入した場合、性別により反応が異なります。女性の場合、夢遊病と同様の症状を発症し、埋め込まれた結弦氏への接触を試みます。女性が結弦氏への接触に成功した場合、該当女性は生殖機能を喪失しSCP-XXX-JP-1へ変化します。変化したSCP-XXX-JP-1は自由意思を有するものの、多くの場合SCP-XXX-JPを隠匿する、あるいはSCP-XXX-JPへの男性の侵入を防ぐ、侵入経験のない女性をSCP-XXX-JPに呼び込む、SCP-XXX-JP内の湿度、温度管理を行うといった行動を取る傾向にあります。これらは拘束、移転により妨害は可能ですが、多くの場合抵抗を伴います。また、SCP-XXX-JP付近のSCP-XXX-JP-1が減少するに伴って、SCP-XXX-JPの異常性が洞窟外にも拡大することが判明したため、暫定的に特別収容プロトコル記載の処置が行われます。

SCP-XXX-JP内部への男性による侵入は上記SCP-XXX-JP-1の妨害により多くの場合失敗に終わります。侵入に成功した場合も時間経過とともに意識の混濁が発生し、数分から数十分で意識を喪失します。同時に季節、気温に関わらず乱層雲が発生し、████学園の周囲に降雪が発生します。この降雪を確認したSCP-XXX-JP-1は即座にSCP-XXX-JP内部へ転移、侵入した男性をSCP-XXX-JP外部へ運搬します。男性がSCP-XXX-JP外に運搬された時点で降雪は停止し、SCP-XXX-JP-1は転移前の位置に復帰します。

SCP-XXX-JPは20██年4月上旬、頻発する女子学生の異常行動及び結弦██氏、後述する大楠██氏の2名が行方不明になった事案に対し、学校側により警察への通報が行われたことにより発見されました。その際行方不明の結弦██氏が発見され、同時にSCP-XXX-JPの異常性が判明しました。

以下の記録は████学園の担任教師及び生徒に対して行われたインタビューの抜粋です。

インタビューログXXX-JP-01(抜粋) - 日付 20██/██/██

インタビュアー: エージェント・新田 

対象: ██氏(結弦氏、大楠氏の1年次担任)

<再生開始>

[重要度が低いため前略]

エージェント・新田: 他に何か変わったことは?たとえば結弦さんが最近誰かと会った、とか。

██氏: そのような話は特に。学校の関係者以外とのお付き合いはなかったように思います。お母さまとの仲も良好ですし、家出をするようなこともないとは思うんですが

エージェント・新田: なるほど、行方不明になる原因も心当たりはない、と。そういえば母子家庭だとか

██氏: ええ、そうですね。大楠さんとは環境が近いためか仲良くしていました

エージェント・新田: ああ、そういえば大楠さんも母子家庭でしたね

██氏: ええ、大楠さんの方はご両親がご離婚されていまして。そのためか少々男性不信のきらいがありましたね。ですから、その…、二人とも不埒な真似をすることはないと、そう思います。どうにか主が導いてくれればよいのですが…

<再生停止>

インタビューログXXX-JP-01(抜粋) - 日付 20██/██/██

インタビュアー: エージェント・新田 

対象: 青山氏(結弦氏、大楠氏と同クラスの女子生徒)

<再生開始>

[重要度が低いため前略]

エージェント・新田: じゃあ、やっぱりあの洞窟には生徒は近づかなかったんだね

青山氏: そうですね、怖いのもありましたけど、虫や蝙蝠がいるって聞いてたので近寄る人はいなかったと思います。学校の七不思議みたいなとこもありましたし。最近はなんだかよく誘われたり、一緒に連れだって行ってる人もいるんですけど、なんであんなとこに行きたがるんでしょうね。私なら断ります

エージェント・新田: 七不思議?

青山氏: えっと、ここらへんは隠れキリシタン? でしたっけ、そういう人たちが殺された場所だとかで、そういう話が多いんです。あの洞窟もそんな人たちが隠れてた場所だとかそういう話もあって。そういえば大楠さんも

エージェント・新田: 大楠さんも?

青山氏: えっと、あの子はそのキリシタンの子孫だとかなんだとかで虐められてて、まあ、ここは一応ミッションスクールですし、こう言うのなんですけどちょっと電波入ってる子でしたしね。それを結弦ちゃんが助けたんですね。そこから大楠さん、結弦ちゃんにベッタリで

エージェント・新田: ベッタリか

青山氏: はい。ちょっとおかしいくらいだったと思います。結弦ちゃんはまるや様だとかなんだとか言って…。確かに神様…、天使みたいな子でした。誰にでも同じように接するし、美人だし、頭もいいし。だから大楠さんが結弦ちゃん攫ったんじゃないかって噂ですよ

エージェント・新田: 他に何か変わったことは言ってなかった?

青山氏: 他に、うーん。ほんと電波なことが多くって…、結弦ちゃんがまるや様なら、私はがむりあか、でうすになる、って。何言ってるのか分かりませんよね。それに、結弦ちゃんなんか神様にしたってしょうがないと思うんだけれども

<再生停止>

補遺1: 20██/██/██、SCP-XXX-JP内部に不明人物が侵入する事案が発生しました。事案発生時、SCP-XXX-JP入口を警備していた財団職員は、一時的にSCP-XXX-JPの有する異常性下と同様の状態になっていたことが確認されています。これを受け、財団上位監督部による緊急宣言が発令、特例機動部隊が任命され、収容にあたりました。機動部隊は異常性の影響を受けつつも侵入者の確保に成功しました。

後続調査により、侵入者は行方不明である大楠氏であることが判明しました。大楠氏は機動部隊による攻撃を受ける前から意識混濁、脈拍低下の状態にあり、緊急搬送されたが死亡しました。財団司法部の判断により行われた解剖で大楠氏の体内には以下の異常が確認されています。

  • 全身の骨格筋における異常な発達
  • 肩関節の肥大
  • 女性器の欠如
  • ゲニタリア1に似た組織の発達

事案発生を受け、大楠氏の関係者へ聴取を行おうとしたところ、大楠氏の母親が殺害されていることが判明しました。現場にはSCP-XXX-JP-1複数名の痕跡が残っており、それらにより殺害されたものと推測されます。

上記の事案以降、SCP-XXX-JP-1の動きが攻撃的かつ活発的になり、SCP-XXX-JPを防衛するような動きを取ることが確認されています。また、SCP-XXX-JP-1等には前述の大楠氏に見られた異常な体格変化がゲニタリアの発達を除き確認され、容貌が大楠氏のものへ変化していました。

補遺2: 20██/██/██、財団上位監督部によりSCP-XXX-JP内部の再調査が指示され、機動部隊り-4("玄翁")が派遣、人員の損傷なく約5分間の内部調査を行いました。この調査によりSCP-XXX-JP内部に存在する結弦氏において、妊娠の兆候が見られることが確認されました。また、映像解析及び内部残留物質の調査結果からシャクガ科の幼虫と類似した高位神格を有するクラスⅢ霊的実体が結弦氏の胎内に存在していることが示唆されています。これを受け、現在財団上位監督部によりSCP-XXX-JPの異常性排除を目的とした作戦が想定されました。

補遺3: 20██/██/██、財団の想定より2ヵ月早く、SCP-XXX-JPにおいて結弦氏の出産が発生したと推測されます。以下は該当イベントの観測記録です。

«再生開始»

00:00: 全SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JP内に移動し、不明な発声を行う(喝采と推測される)

00:10: SCP-XXX-JP内より巨大な悲鳴が確認される。これより機動部隊り-4が突入。以降の映像は部隊員の撮影によるものである。なお、イベント時、SCP-XXX-JP内部における意識混濁は発生しなかったことが確認されている。

00:28: 機動部隊が結弦氏周辺へ到着。全SCP-XXX-JP-1が困惑したような表情を浮かべつつ不明瞭な言葉を叫ぶことが確認される。この叫びにはのちの解析により"じゅすへる"、"べんぼう"、"えわ"などの単語が確認される。結弦氏の下腹部には激しい蠕動が確認され、霊素解析は著しい変化を受けたことによる機器の故障により失敗する。一部SCP-XXX-JP-1は結弦氏の下腹部へ手を強く押し当てていることが確認される。

00:49: 1体のSCP-XXX-JP-1が結弦氏の下腹部へ頭を強く押し当てる。蠕動が僅かに鎮静化する。

01:22: 押し付けたSCP-XXX-JP-1の頭部が、徐々に結弦氏の腹部へとめり込んでいく。のちの映像解析によりSCP-XXX-JP-1が霊体に返還されたことによるものであると推測されている。これと同期するように蠕動が沈静化。

04:38: SCP-XXX-JP-1が完全に結弦氏の腹部へ消失。同時に蠕動が停止し、結弦氏が胎児を出産。これに伴い、SCP-XXX-JP内部における意識混濁が再発生。SCP-XXX-JP-1の行動も通常のものへと変化したことにより機動部隊は胎児を回収し撤退する。

«再生終了»

イベント時発生した胎児には異常性が見られず、調査の結果、結弦氏と大楠氏の遺伝子を受け継いでいることが判明しています。また、イベント後SCP-XXX-JP内の結弦氏が再度妊娠していることが確認されました。現在、SCP-XXX-JP-1の総数は約35人です。


評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください)

特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]

説明: [SCPオブジェクトの性質に関する記述]

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]