kyougoku08の備忘録
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの出現が確認された場合、段階を経て近隣住民を避難させてください。SCP-XXX-JPの異常性による人員の喪失を防ぐため、担当職員には対PSI装備の装着が義務付けられます。また、SCP-XXX-JP-A、SCP-XXX-JP-1の出現を探知した場合、即座に確保・収容を行ってください。

説明:SCP-XXX-JPは頭足類に似た特徴を持つエリファスモデル型霊的実体です。現在確認されている全長は最大で約200m、最小で約13cmです。

SCP-XXX-JPは不定期に出現、実体化を繰り返すと推測されます。実体化は霊体の出現から段階を経て発生します。現在時点で完全な実体化が確認されたのは、最初にSCP-XXX-JPが確認された2███/██/██の神奈川県におけるイベントのみであり、それ以降は何らかの理由で実体化中途で消失、異常性を喪失しています。

SCP-XXX-JPは完全に実体化した際、強力なPSIエネルギーを放射します。この放射により周囲に存在する人物は脳死や他機能不全により死亡します。死亡を免れた人物においても脳機能に重篤な障害を負う、あるいは極端な精神障害を引き起こすなどして社会への参加が困難な状況に陥ります。また、一部の影響を受けた人物において急性放射線症候群に似た症状が見られることから、多量の放射線を発していると推測されます。

上記の異常性により脳機能に障害を受けた人物は多くの場合、「櫓に時計 時は積まれず 誰が見張りを 見張るのか」という一文を共通して呟く傾向にあります。

SCP-XXX-JP-AはDCコミックス社におけるコミック作品、『WATCHMEN』の登場人物であるウォルター・コバックス、及びロールシャッハ1の容姿を持った人型実体です。SCP-XXX-JP-Aは上記イベント時において、実体化したSCP-XXX-JPの調査時に出現しました。SCP-XXX-JP-Aは調査員を制圧し、SCP-XXX-JPを奪取した後逃走しました。以降、SCP-XXX-JPの実体化以前に出現し、SCP-XXX-JPの実体化を妨害していると推測されます。

SCP-XXX-JP-1は『WATCHMEN』の二次的創作物群です。内容は『WATCHMEN』における登場人物の活躍をメインとしていますが、終盤の展開は原作を踏襲しています。SCP-XXX-JP-1は第4次SCP-XXX-JP実体化未遂イベントの際、出現したSCP-XXX-JP-Aの追跡時に発見されました。発見時、既にSCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-Aにより激しく破損しされてました。これを受け、以前の実体化イベントの後続調査を行ったところ、周辺地域においてSCP-XXX-JP-1が存在していたことが確認されました。

SCP-XXX-JP-1内部においてSCP-XXX-JPに類似した生物が確認されます。これは、『WATCHMEN』内における巨大生物のオマージュであるとされます。

後続調査に伴い、SCP-XXX-JP-1は全て██ ██氏による二次創作作品であることが判明しています。以下は██ ██氏に対するインタビューです。

インタビュー記録XXX-JP-01 - 日付 20██/██/██

インタビュアー: エージェント・足利

対象: ██ ██氏

«再生開始»

(前半部は事実確認の為省略)

エージェント・足利: では、この二次創作作品は全てあなたが?

██ ██氏: そうです。イベントとかで頒布や販売してたり、フォロワー限定で公開してたやつですが、仕事を始めてからはやってませんから、そうですね、もう5年くらい前になると思います

エージェント・足利: なるほど、あなたはこの作品をまだ持っていますか?

██ ██氏: いいえ。全部引っ越しの時にまとめて捨てちゃいました

エージェント・足利: そうなんですか。こういったものはあまり捨てないイメージがあったのですが

██ ██氏: そうですね、あまり売れなかったのもありますし、何といいますか、罪悪感が強くて

エージェント・足利: 罪悪感とは?

██ ██氏: その同人誌は私の中で完結していないんです。私は『WATCHMEN』が大好きなんですが、そのオチだけはどうしても納得できなかった。青臭いですが大義の前に小を犠牲にするというのが納得できなかった。だから私はどうにか二次創作の中で自分の望む終わりを書きたかった。でも、それがどうしても書けなかったんですよね。とんでもないメカや、怪物を出せば解決しますけど、それでは『WATCMEN』で無くなってしまう。それで、何だか罪悪感があって

エージェント・足利: 成程、自分の理想と作品に乖離があったと

██ ██氏: そういうことですね。創作に限りませんがいつもそうなんです。私はどうにも1つの物事を最後まで終わらせることができない。中途半端で疲れて放り投げてしまう。私はロールシャッハにはなれません。

«再生終了»

後続調査により██ ██氏は実体化イベント当時他県に存在していたことが確認され、直接の関与は否定されています。このインタビューも含め、██ ██氏による影響は極めて薄いものであると推測されます。

補遺1: 20██/██/██、神奈川県における第5次SCP-XXX-JP出現イベントにおいて、破損していないSCP-XXX-JP-1が発見され、研究のために確保されました。その移送途中、SCP-XXX-JP-Aが出現。移送車両を襲撃しました。以下は当時の音声記録です。

出現イベントレポートXXX-JP-01 - 日付 20██/██/██

«再生開始»

15:08: 移送車両走行中、擦過音に似た異音が確認される。確保部隊の隊長であったエージェント・米田により車両を停止、確認作業に移る。異音は移送車両に取りついたSCP-XXX-JP-Aによるものであることが後続調査により判明している。

15:09: 確認作業を行うエージェント・米田、エージェント・萬場、エージェント・生島をSCP-XXX-JP-Aが襲撃。この襲撃によりエージェント・米田、エージェント・生島は意識を喪失。エージェント・萬場は拘束される。SCP-XXX-JP-Aは移送車両を物色、SCP-XXX-JP-1を発見するとこれを破損。

15:11: 通信の途絶に伴い、後続部隊が到着、SCP-XXX-JP-Aの拘束に成功。また、これと同一のタイミングで調査班よりSCP-XXX-JPの消滅が確認される。

(以下、拘束時に行われた簡易質問)

エージェント・萬場: あなたは何者ですか

SCP-XXX-JP-A: 俺はロールシャッハだ

エージェント・萬場: 質問を変えます。あなたの目的は

SCP-XXX-JP-A: 悪しき行いは正さねばならない

エージェント・萬場: あなたがあの漫画を破損した際、SCP-XXX-JP、あの頭足類の消失が確認されました。あなたは何か情報を知っているのではありませんか?

SCP-XXX-JP-A: 知っているとも、あのデビルフィッシュは悪魔だ。多くの市民を犠牲にし、たった1人を幸せにする。蛸の入ったケージから蛸を解放しようとするように

エージェント・萬場: 話したくないのは理解しました。とりあえずあなたも移送します。我々の機関で改めて説明を

SCP-XXX-JP-A: 理解できないか、先生? 俺はアンタ方の望む通りに動いているはずだ。俺が引きちぎったポルノを読み直してみろ。インクの染みと繊維の塊に過ぎない、だが、誰かがそれに望みを叩き付けた。終わっちまえと。それはデビルフィッシュと化した。

エージェント・萬場: だとしても

SCP-XXX-JP-A: だから俺が来た。俺はその望みを決して叶えない、悪しき行いによって憩うことなどあってはならない、全ての物事に終わりはない。ただ漫然と続く拷問を耐え抜くんだ

エージェント・萬場: …SCP-XXX-JP-A、SCP-XXX-JP-1の移送を

SCP-XXX-JP-A: この世界に神はいない。自分の手でやるしかないんだ

15:21 SCP-XXX-JP-Aが拘束を脱出、運転を担当していたエージェント・絹笠を襲撃。これにより移送車両は横転し、SCP-XXX-JP-Aは逃走する。

このイベントを受け、SCP-XXX-JPの消滅にはSCP-XXX-JP-1の破壊が関与していると推測されます。また、SCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-Aの起源は同一の物であると推測されます。


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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください)

特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]

説明: [SCPオブジェクトの性質に関する記述]

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]