「近江県人」
近江県を滋賀県だと認識するミーム的現象。
陽明学と絡めたい。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは近江県に関するミーム的現象です。異常性が発現した対象(以下、SCP-XXX-JP-A)は、現在の近江県の範囲に「滋賀県」という自治体が存在すると認識します。「滋賀」という地名は実在しますが、この名称の都道府県が設置された記録はありません。SCP-XXX-JPは、主に近江県の名前と正確な位置を認知していない人物に発現します。この異常性は、対象への記憶処理や近江県の存在を認知させることで除去することが出来ません。
追記: SCP-XXX-JPは付随して、陽明学、第二次世界対戦及び中江銀三郎に関する知識の欠如など複数の認識災害を引き起こしていると示唆されますが、対象の年齢や教育レベル、信仰に依存している可能性が高いと思われます。
今日も、不自然に揃って響く軍靴の音で目を覚ます。
早朝にもかかわらず、軍人さん方は軍事パレードで行う集団行動の練習中である。パフォーマンス集団と化した彼らには気の毒だが、喫緊の課題は隣国ではなく海を隔てた彼方にあるのだから致し方がない。
かく言う私も、こんな時間に起こされているのは委員長から直々に呼び出されたからなのだが。何故こんな早い時間なのかは気になるが……私には関係のないことか。
「お待たせいたしました、同志委員長」
「おお、よく来たな。……誰にも言っていないな?」
「ええ」
呼び出されるにあたって、くれぐれも内密に、と一言添えられていた。大抵の職務はそういうものだと認識していたから、わざわざ口添えされたことを少々訝しんでいた。
「呼び出したのは他でもない。今回、いよいよかの金色の恥知らずに一泡ふかせてやろうと思ってな」
「……! まさか、正気ですか同志委員長。明らかに負け戦ですよ」
「安心せよ。先手必勝、必殺一撃。そのために、際限なく強力な兵器を手に入れた。これを受ければ奴等も再起不能だ」
「それは素晴らしい。して、その兵器とは」
「よくぞ聞いた。こいつだ」
そう言って、委員長は目の前に被されてあった布を取り、私は"それ"と相見えた。
「……椅子、ですが」
「『刑火鳥7号』だ」
「椅子ですよ」
「『刑火鳥7号』だ」
「椅子」
「『刑火鳥7号』だ」
「……『刑火鳥7号』とは、一体どのような代物なのですか?」
「ああ。こいつは、座った人間をノースカロライナに飛ばすことが出来る」
「何故、ノースカロライナ限定なのですか?」
「知らん。だがアメリカまで飛べることは確かだ。それだけで十分だ」
私は、とうとう委員長は気でも狂われたかと考えた。しかし彼の目はその類いのものではなく、真剣に祖国の安寧を目論んでいるのだった。
「分かりました。偉大なる同志委員長の仰ることです、いくら奇天烈だろうと真なのでしょう」
「その通り。しかも、最先端で革新的な我が国の技術開発により、着弾時に無慈悲で容赦ない核爆発を伴うように設計されているのだ」
「なんと! ……なるほど。一撃必殺、とはこの事で」
「そこでだ」
委員長の興奮が私にも伝わってくる。そのせいか、次に言われると予想できる言葉にも、承諾せずにはいられなかった。ああ、偉大なる同志よ。私の身が、祖国が偉大な一歩を踏み出す礎となるのなら――。
「我が偉大なる国家のために、『刑火鳥7号』に搭乗してくれないか」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「委員長。無事、発射に成功いたしました」
「ああ、ご苦労」
自分ですら未だに信用していなかったが、まさか本当に椅子が人を飛ばすとは……。一先ず、一段落といったところか。若干騙したようになって同務には申し訳ないな。
実験台にするには惜しい人物ではあったのだが……彼以上に私を信じてくれる者も、彼以上に私の脅威たりえる者も居なかった。国家の安寧のため、必要な犠牲であった。
『刑火鳥7号』の威力は、推定ではあるが半径1500kmを容赦なく壊滅させるものだ。性質上、実験を行えなかったことは懸念点ではあるが、我が国の技術力は随一である。確かな性能であるはずだ。もちろん想定以下の威力に留まってしまった際に備え、後続の核兵器も発射準備を完了させている。
幸運なことに、射出された人間は視認できないという情報を得ている。何も理解できないまま、憎き米帝は崩壊することになるだろう。
ああ、良い気味だ。先ほど打ち上げられた狼煙は、そのままこの最終戦争に勝利した祝砲となるだろう――。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
incident: ████/██/██未明、朝鮮半島北部に半径およそ150kmの巨大クレーターが突如として出現しました。
韓国支部からの報告によれば、クレーター出現の2時間23分前に、朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)から飛んでいく人型の物体を数秒間確認できたとのことです。また、クレーター中心部に40代の男性が倒れているのを発見しました。
いずれの特徴からSCP-1475-JPとの関連性が指摘されていますが、これまで見られていなかったクレーターの発生理由など多数の不明点が浮上しています。現在、韓国支部との協力の元で調査を進めています。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 各地の駅前で、後述する定型文を含んだ質問を用いて街頭インタビューを定期的に行ってください。SCP-XXX-JP発症者と確認された対象にはAクラス記憶処理を施してください。
説明: SCP-XXX-JPは普通の精神疾患です。
SCP-XXX-JPの異常性はその普通さにあります。発症者の価値観は、元の人格にかかわらず「普通」であることを強く意識したものに変化します。全ての発症者において「普通」の基準は統一されていることが確認されています。その価値観及び普段の発症者の言動に特殊な要素はありません。実験結果より、Aクラス記憶処理を施すことで症状が回復することが判明しています。
████/██/██、SCP-███-JPの実験を行っていたレベル3職員が、突然奇妙な発言を繰り返しました。直ちに身柄を確保し、調査した結果SCP-XXX-JPが発見されました。その後、財団外のSCP-XXX-JP発症者を判別する方法が課題として協議されていました。発症した財団職員██人に行った実験から、特定の趣旨の質問をした際に前述した職員の発言と一言一句違わない回答を得られることが判明したので、現在の収容プロトコルが設定されています。
以下が、収容プロトコルで指定されている定型文と、発症者の行う返答文です。
定型文: もし、普通ではない存在に遭遇したらどうしますか?
返答: 日本人は「普通でない」という理由だけで、その存在を自分から隔離しようとする。しかし、それは賢明であると言えるだろうか。普通か否かの判断はあくまで当人特有の価値観によるものだ。すなわち、自分と差異を持つ存在を「普通でない」と形容する。それは間違った思考ではないだろうか。差異のあることこそ、「普通である」と言えるのではないか。私は、この世にあるもの全てが「普通である」と考えている。
SCP-XXX-JPの異常性に特別な力はなく、日常生活においても発症者と非発症者とに目立った違いはありません。SCP-XXX-JPを収容し続ける必要はないと考えます。 ー██研究員
彼らの言葉を借りれば、「普通」とは特有の価値観であり、また彼らの言葉を言い換えるなら、「差異のないことは普通でない」ということです。 ー██博士
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPが存在する██山は一般人が立ち入らないようにしてください。財団職員が立ち入る際は、必ず三名以上で行動するようにしてください。循環器(特に心臓)に疾病がある人物の立ち入りは如何なる立場でも禁止です。
説明: SCP-XXX-JPは██県██山中にある、幅約1.5m、全長約5mの吊り橋です。
見かけの材質は一般的な檜とサルナシと違いはありませんが、あらゆる物理的破壊は無効化されます。
SCP-XXX-JPの異常性は、二人の人間が同時にSCP-XXX-JP上に存在した状態で発現します。一人、または三人以上では発現しませんが、後から渡りきるなどして最終的に二人であれば発現します。対象がSCP-XXX-JPの中心付近まで到達すると、突如として風が吹き出し、SCP-XXX-JPは揺れ動きます。多くの場合はそのまま何事もなかったかのように風は止みますが、不定期にSCP-XXX-JPが落下し、対象はそのまま500m下の谷底に転落します。
██山での死亡事故が多発していたことが██県警から報告されましたが、異常性が見られなかったために当初は単なる事故の多発であると考えられていました。その後、直下の谷底に無数のSCP-XXX-JPが発見されました。500m上から落下しているにもかかわらず元の形を保っていることから、財団は何らかの異常性が関与していると判断しました。
以下は、異常性の発覚後、SCP-XXX-JPの出現パターンを捉える目的で行われた実験の記録です。
実験記録5 - 日付20██/██/██
対象: D-4180(3█歳・男)、D-4181(2█歳・女)
実施方法: SCP-XXX-JPを渡らせる。
結果: 10km/sの風が吹き始め、SCP-XXX-JPは揺れ出した。風は██秒で止まった。異常性の観測に初めて成功したと考えられる。被験者に精神鑑定を行うが、実験前と変化は見られなかった。
実験記録7 - 日付20██/██/██
対象: D-4182(2█歳・男)、D-4183(2█歳・女)
実施方法: SCP-XXX-JPを渡らせる。
結果: 15km/sの風が吹き、SCP-XXX-JPが揺れ動いた。██秒後、風が止むのと同時にSCP-XXX-JPが落下。被験者はそのまま[データ編集済]が、SCP-XXX-JPは損傷を受けていなかった。
被験者の安全を考慮し、安全用ネットを設置することを決定した。
実験記録8 - 日付20██/██/██
対象: D-4184(2█歳・男)、D-4185(2█歳・女)
実施方法: SCP-XXX-JPを渡らせる。
結果: 実験記録7と同様の結果が起きた。被験者に精神鑑定を行ったところ、両者はお互いに強い恋愛感情を抱いていることが確認された。恋愛感情の発生とSCP-XXX-JPの落下に関する因果関係は不明。
実験記録9 - 日付20██/██/██
対象: D-4186(2█歳・女)、D-4187(2█歳・男)
実施方法: SCP-XXX-JPを渡らせる。
備考: 彼らは夫婦である。
結果: 異常性は発現しなかった。
実験記録10 - 日付YYYY/MM/DD
対象: D-4188(2█歳・女)、D-4189(2█歳・男)
実施方法: SCP-XXX-JPを渡らせる。
備考: 彼らは毎日のように喧嘩をしており、他の職員から苦情が寄せられていた。
結果: 33km/sの強風が吹き荒れ、SCP-XXX-JPは大きく揺れた。██秒後にSCP-XXX-JPと被験者は落下した。その後の精神鑑定の結果、実験記録8の被験者よりも激しい恋愛感情を抱いていた。SCP-XXX-JP発現前の人間関係が険悪なほど風速は大きくなり、その後の関係が親密になると推測される。
補遺1: 20██/██/██、D-4681がDクラス職員に対し突然暴行を加え、そのまま乱闘騒ぎになりました。特筆すべき点は、騒ぎの直前にD-4682がSCP-███-JPの実験中に死亡していたことです。対象に記憶処理を施したところ、攻撃性は治まりました。
この事から、SCP-XXX-JPに曝露した二人は、一方が死亡すると凶暴化する可能性が浮上したので、過去の曝露者全員に記憶処理を施しました。また、検証の実施が収容チーム内で検討されましたが却下されました。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPを構成する市道███線と███線の区間は封鎖し、実験の場合を除いて立ち入れないようにしてください。自動車での通過は現在まで異常性を発現させていませんが、不測の事態を考慮して規制は解かないでください。また、念のため被験者は心臓及びその他循環器に疾患を持っていない者に限定してください。
SCP-XXX-JP-1は現在も██ ██氏の所有する不動産の一部です。SCP-XXX-JP-1及び██宅の調査の際はその点を忘れずに行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは██県██市██に存在する民家のブロック塀(以下SCP-XXX-JP-1)、それを囲うように市道███線と███線が成している交差点(以下SCP-XXX-JP-2)、人間型生命体(以下SCP-XXX-JP-3)からなります。
SCP-XXX-JP-1に対する物理的破壊は一切無効化されてしまうため、構成物質等は解明されていません。見かけ上では一般的なブロック塀と同様なコンクリート製と判断されます。
SCP-XXX-JP-2に関しても同様に、検証によって物理的破壊は不可能と判断されました。したがって現在の収容プロトコルが規定されています。見かけ上では一般的な道路と同等なアスファルトと判断されます。
SCP-XXX-JP-3は、人間型であることは認められますが、詳細をはっきりと認識することができません。この個体の性別や年齢は不明です。また、複数体存在するのかも分かっていません。
SCP-XXX-JP-3は、民家のある方向からSCP-XXX-JP-2に向かって人間が移動している場合に出現し、速度や移動の仕方に関係なくその人間と衝突します。この衝突は如何なる方法を用いても不可避です。徒歩や自転車での走行ならSCP-XXX-JP-3は出現しますが、自動車での通過や、二人乗りで自転車を走行した際は出現しませんでした。SCP-XXX-JP-2の側から民家のある方向へ向かって移動した際は、SCP-XXX-JP-3は出現しませんでした。また、人間との衝突直後に消滅してしまうので、SCP-XXX-JP-3の確保は現状不可能です。
以下はSCP-XXX-JP-3の出現パターンを捉える目的で行われた実験の記録です。
実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD
対象: D-4180(3█歳・男)
実施方法: D-4180をSCP-XXX-JP-2方向に歩かせる。
結果: 別方向から出現したSCP-XXX-JP-3が走っているような姿で対象と衝突。SCP-XXX-JP-3は直後に消滅。対象に怪我はなかった。
実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD
対象: D-4181(2█歳・女)
実施方法: D-4181をSCP-XXX-JP-2方向に走らせる。
結果: 別方向から出現したSCP-XXX-JP-3が対象と衝突。実験1とは異なりSCP-XXX-JP-3は走る動作ではなく歩く動作であった。衝突後、対象を気遣う動作をした後消滅。
実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD
対象: D-4182(1█歳・女)
実施方法: D-4182を、トースターで調理した食パンを咥えた状態でSCP-XXX-JP-2方向に走らせる。
結果: 別方向から出現したSCP-XXX-JP-3はバイクに乗った状態で対象に向かって走行。対象はのけ反り衝突の回避を試みるも、方向転換され衝突。SCP-XXX-JP-3は消滅した。対象は全治█ヵ月の大怪我を負った。我々の想定に反し攻撃的な行動となった原因は不明。以後、今回のパターンをSCP-XXX-JP-3-aとする。
その後の実験から、「食パンを咥えた状態で走る」行為がトリガーであると仮定され、追加実験を後日行う。
補遺1: 20██/██/██、SCP-XXX-JP内で負傷したエージェント・██が発見され、即座に搬送されました。エージェント・██はSCP-███-JPの収容違反報告を受け、走ってSCP-XXX-JP内に侵入したと証言しています。侵入の際に食パンを咥えていなかったことから、SCP-XXX-JP-3出現条件の仮定と収容プロトコルを見直すことが決定されました。
インタビュー: 実験3で負傷したD-4182が回復したことを受け、██博士によるインタビューが行われました。
対象: D-4182
インタビュアー: ██博士
<録音開始>
██博士: D-4182、体調はどうでしょうか。
D-4182: まだ少し痛むけど、大したことじゃないよ。
██博士: SCP-XXX-JP-3と衝突後、何かおかしなことは起こりませんでしたか。
D-4182: SC……それが彼の名前なの?
██博士: 彼?
D-4182: ぶつかっちゃった彼の話でしょ? まさかその時の彼が担当してくれるお医者さんなんてビックリしちゃった。
██博士: ……後で確認をとりましょう。続けてください。
D-4182: 彼はとても素敵な人よ。とても優しく看病してくれて。
██博士: 優しく?バイクで轢かれたのにですか?
D-4182: バイク……って、何のこと?
██博士: ……会話に齟齬が多発しています。今日はここまでにしましょう。
<録音終了>
終了報告書: 後日のインタビューで得た情報と合わせて、D-4182がSCP-XXX-JP-3を財団職員である██医師に、バイクによる衝突を実験1,2と同様の肉体的衝突に認識改変されていることが判明した。██医師はSCP-XXX-JPに近寄った記録はありません。また、██医師に対する恋愛感情を抱いていることが確認できた。彼女はバイクに轢かれたのではなく、彼に惹かれたということか。-██博士
補遺2: 20██/██/██ サイト-81██の█階女性用トイレで女性職員が[編集済]。残された遺書によれば、彼女がエージェント・██からストーカー被害を受けていたとのことです。その後、エージェント・██は心神喪失状態で発見されました。以下は、精神安定剤を投与した後、エージェント・██に対して行った事情聴取の記録です。
<録音開始>
エージェント・██: すまない、本当に申し訳ない……。
職員: エージェント・██、どうして彼女をストーカーするようになったのですか?
エージェント・██: ……SCP-XXX-JPだ
職員: は?
エージェント・██: 私はあそこで、バイクに轢かれて怪我を負った。搬送される中、私は初めて彼女に会った。その時からだった。SCP-XXX-JPでぶつかってきた女性は彼女だと、私は思い込んでしまった。今思えば、それはどう考えてもおかしいんだ。私はバイクに乗っていた人物を見ていないし、そもそも、何故かバイクに轢かれた記憶が消えていた。
職員: 待ってください、貴方の発言は矛盾していませんか。
エージェント・██: ……それを思い出せたのも、彼女が亡くなったからかもしれないな。そうして、彼女に運命を感じてしまったことから、私のストーカー行為は始まった。考えただけでも恥ずかしいし、申し訳ない気持ちで……
<録音終了>
終了報告書: エージェント・██が[編集済]ため、これ以上の聴取は取り止めました。その後Aクラス記憶処理を行いました。
D-4182にも同様に記憶処理を行ったところ、██医師に対する恋愛感情等を失った様子が見られました。
補遺3: SCP-XXX-JP-1の所有地である民家を調査したところ、SCP-XXX-JP-1に近い位置にある部屋から不可解な書籍██冊と、吊橋を象った造形物が発見されました。発見された書籍の全てが、どのような内容であるかによらず主人公が曲がり角で異性と衝突するシーンから始まっていました。この書籍及び造形物自体からは異常性は見られませんでした。また、発見された部屋は██ ██氏の長女██さんであると証言されています。██さんは現在行方不明で、財団はSCP-XXX-JPに関与した疑いがあるとして捜索しています。