棍棒案
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活性化中のSCP-xxx-JP-2

アイテム番号: SCP-xxx-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-xxx-JPは、サイト2████内の海底に位置する特別収容施設にて収容されます。 SCP-xxx-JPの活性化に備え、活性化から30分以上が経過し尚且つSCP-xxx-JPが沈静化しなければ、担当職員はSCP-xxx-JPの異常性に準ずる事態への対処に徹してください。オブジェクトの性質上、移動による盗難は起こり得ません。また、実験目的以外でのSCP-xxx-JPとの接触は禁止されています。

説明: SCP-xxx-JPは、半径3.8mの球状の2つのオブジェクト(SCP-XXX-JP-1,SCP-XXX-JP-2と呼称)です。オブジェクトは互いに1.1mの距離を保ちながら独立して存在しています。非活性時において、オブジェクト群は同様の性質を示します。オブジェクトの感触は一般的なガラス製品のようである事が確認されています。20██年█月██日、アメリカ合衆国██████湾沖にて異常な水質汚濁が報告された後に海底から発見され、その異常性から財団が収容するに至りました。SCP-xxx-JP群を移動させる試みは全て失敗しています。

非活性時においては、人体に対し影響を及ぼすことはありません。SCP-xxx-JPは人間にのみ不可視な点を除けば、普遍的な物資と同等に観取することが可能です。SCP-xxx-JP-1は24時間のうちに1度活性化します。活性化中は周囲の空間を湾曲させ、連続8~9分の間青く発光し続けた後に多くの場合沈静化します。この間オブジェクト及び周囲の物質を観取することが困難になります。活性化中、物質はSCP-xxx-JP-1内を透過するようになります。例え空中であっても、内包された物資はSCP-XXX-JP-1が沈静化するまでその場に留まり、沈静化とともにSCP-xxx-JP-1内から消失します。消失した物資は██.█%の確率でSCP-XXX-JP-2内に出現し、落下します。出現までの時間は1~38時間の間でランダムに変動します。多くの場合、出現した物資の一部または全体が破壊されていましたが、█.█%は消失時と同じ状態で出現しました。

SCP-xxx-JP-1の活性化は平均して10分に満たずに収束する場合が殆どですが、4.2%の確率で正確に2時間1分41秒活性化状態を継続した後SCP-xxx-JP-2が活性化し、赤く発光しながらSCP-XXX-JP群の周囲の空間を湾曲させます。その後、活性化現象は0.2秒で終了します。2時1分41秒の間にSCP-XXX-JP-1内に物資が内包されていた場合、消失せずに50.0%の確率でその物資と完全に同一の物資がSCP-XXX-2より出現し、落下します。

SCP-xxx-JP群の活性化後、収容施設内の気体の構成の変化が微量観測されました。

実験記録011 - 日付20██/██/██

実験内容 SCP-XXX-JP-1の活性化を確認した後、SCP-xxx-JP-1を中心として1㎥の繊維補強コンクリートを設置し、沈静化した後の状態を調査。SCP-XXX-JP-2の活性化は確認されなかった。

結果 21時間後、表面を削られて彫り込まれた未知の言語の文字列で上面が埋められてている状態で出現。解読は不可能であった。

実験記録076 - 日付20██/██/██

実験内容 実験記録1と同様の条件をSCP-XXX-JP-1の活性化状態が20分以上確認された時に用意し、沈静化した後の状態を調査。2時1分41秒後にSCP-XXX-JP-2の活性化が確認された。

結果 SCP-XXX-JP-2内に同一のコンクリートが出現した。

実験記録225 - 日付20██/██/██

実験内容 SCP-XXX-JP-1の活性化状態が20分以上確認された際、SCP-XXX-JP-1にD-█████を内包させ、沈静化した後の状態を調査。2時1分41秒後にSCP-XXX-JP-2の活性化が確認された。

結果 SCP-XXX-JP-1内でD-█████が死亡し、SCP-XXX-JP-2にD-█████が出現した。10分ほどで立ち上がり、明らかに異様な言語を使用しながら財団職員に対して攻撃的な態度を示した。D-█████は15分ほど経過したタイミングで死亡した。

実験記録225 - 日付20██/██/██

実験内容 SCP-XXX-JP-1の活性化状態が20分以上確認された際、SCP-XXX-JP-1にチタン製の腕時計を内包させ、沈静化した後の状態を調査。2時1分41秒後にSCP-XXX-JP-2の活性化が確認された。

結果 SCP-XXX-JP-1内で腕時計が細部にわたり分解され、SCP-XXX-JP-2に腕時計が出現した。腕時計は即座に爆発し、サイト2████が施設全体の24%に及ぶ範囲に被害を受けた。