kuzirano
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

夕暮れクレーン.jpg

SCP-XXX-JP実態群

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはその性質上収容することが不可能です。██県██市及び██市において労働基準監督署の設置届に該当しないジブクレーンを発見した職員は、一時的にSCP-XXX-JP収容チームの担当職員として任命されます。速やかに収容チームへの報告を行い監視に準じてください。異常な形態、または実害の生じるSCP-XXX-JP実体が出現した場合、速やかにクラスA記憶処理を目撃者に施し、被害状況を確認してください。そうでない場合は、通常の監視業務を行ったのち最小限の隠蔽処理を行ってください。

説明: SCP-XXX-JPは不明瞭かつ実体を確認できませんが、多くの場合異常性の無い工業用ジブクレーンとして目視による認識が可能です。SCP-XXX-JPは1週間に数回の頻度で、██県██市及び██市一帯でのみ出現が確認されており、それらの事例で共通する点として朝方もしくは夕方である事、遮蔽物の多い街中である事、観測者から見て遠方に位置する事が挙げられます。上記の条件を全て満たしたとしても、必ずしもSCP-XXX-JPが発生するわけでは無いという点から、発生の予期をする事は現実的ではありません。SCP-XXX-JPの形態は一定では無く、出現事例ごとに異なります(SCP-XXX-JP出現事例記録を参照)。視認によるミーム汚染などは現在確認されていませんが、明らかに異常な形態で出現した場合、多数の一般人の関心を引いてしまう恐れがあります。

クレイジークレーン3.jpg

異常な形態のSCP-XXX-JP実態

 SCP-XXX-JPの発生プロセスにおいても通常のジブクレーンとの差異は見られず、多くの場合遮蔽物からジブ部分を徐々に持ち上げるようにして発生し、30分~1時間の安定期に入ります。その後、徐々に降下していき消失します。
 SCP-XXX-JPは常にビルなどの遮蔽物に隠れるように、かつ観測者から見て遠方に位置します。この性質から、たびたびSCP-XXX-JPを視認する観測者に遠近感の混乱をもたらします。これまでSCP-XXX-JPの基盤部分を確認する試みは成功していません。また同様のSCP-XXX-JP実態を2人以上の観測者が異なる地点から視認した場合、位置や角度といった認識に矛盾が生じる事が確認されています。このことからSCP-XXX-JPは光の屈折による気象光学現象の類、または幻覚の一種であると考えられており、実体が存在しないオブジェクトであるとの見方が有力です。

実験記録SCP-XXX-JP『SCP-XXX-JPへの接近、及び実体の確認。』 - 20██/██/██

実施方法:SCP-XXX-JPの出現を確認した後、速やかに最短距離でSCP-XXX-JPへの接近を試みる。移動手段として財団保有のBK117ヘリコプターを使用する。
結果:接近するにつれて徐々に薄くなっていき、最終的に視認が不可能になった。出発地点に戻ると再び視認が可能になった。別地点からの視点では終始変化は見られなかった。
分析:実際にクレーンが突然街中から生えてくるわけでも無い。近づくと消え、離れると見えるという性質は虹や蜃気楼にも似ている。-███博士