天国製造機
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは半径20mの円が入る床面積の部屋に収容します。実験等以外ではいかなる人物の侵入も許しません。

説明: SCP-XXX-JPは寸法(WxDxHmm)約930x950x1,500。機械重量(kg)約2,500で、███製の錠剤機と酷似しています。

SCP-XXX-JPは(2016/08/31)に京都府██████にある廃工場で取り壊し業者で勤務している財団職員によって発見されました。

SCP-XXX-JPの特異性は生物(以下被験体)が対象を中心とした半径20mの範囲に侵入した際に現れます。被験体が範囲内に侵入すると、SCP-XXX-JPは活動を開始します。この時に電力などを必要としている様子はありません。活動開始から10秒後、取り出し口にピンク色をした一般的なサイズの錠剤(以下SCP-XXX-JP‐1)が現れます。現れる個数は被験体のサイズや数、個体によって変化します。SCP-XXX-JP‐1の主成分はたんぱく質であり、水溶性が高く、SCP-XXX-JP‐1を服用すると個数にかかわらず胃に入ってから約一分後、ほとんどの場合被験体が死亡します。死体からは一切の毒物も検出されませんでした。

補遺1: オブジェクト発見時、その場にいた職員、および取り壊し業者の従業員数名が後日(一か月の範囲で)死亡しています。

補遺2:(2016/12/24)財団職員の██████・█████とその他共謀者の職員32名がSCP-XXX-JP‐1を大量に製造し中国系マフィアの██████に流していたことが判明しました。
同時期に各国での原因不明の死亡件数および行方不明者数が急激に増加しています。また、関連性は不明ですが、複数の野生生物の大量発生も確認されています。なお、この33名の職員たちは二人を除き全員五か月の範囲で死亡しています。

実験記録01 - 日付2016/09/14

対象: Dクラス職員

実施方法: SCP-XXX-JP‐1を被験者に服用させる

結果: 服用から一分後に心停止を確認、その10秒後蘇生。

対象: [SCP-XXX-JPを発見した職員]

<録音開始>

職員: [俺が工場に入った途端あいつは動き出した。電気なんか通ってないはずなのに。不審に思ってみてると錠剤が大量に出できたんだ。ピンク色のな。]

<録音終了>