kuro10946の記録手帳
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは標準人型収容室にて収容してください。SCP-XXX-JPが怪我等をしないように行動を注意深く監視してください。万が一SCP-XXX-JPが怪我をした場合はSCP-XXX-JPの治療を行い、周囲のヒューム値を測定し報告してください。食事には刺激の強い香辛料など使わないように注意してください。現在、SCP-XXX-JPに対しての実験は禁止されています。SCP-XXX-JPには決して"SCP-XXX-JP"といった名称で呼ぶことのないようにしてください。SCP-XXX-JPは"SCP"という単語を聞くと精神的に不安定な状態になります。現在、SCP-XXX-JPにはPCS(Protect Children in Space)という名の児童保護団体により保護されているという設定の下で収容されています。その設定の下で担当職員、他財団職員は会話や接触が許可されています。

特別収容プロトコル(修正前): SCP-XXX-JPは標準人型収容室にて収容してください。実験の際は記録部屋、実験場の2つの部屋に分けて行ってください。記録部屋はスクラントン現実錨を設置してヒューム測定装置を実験場に設置し監視してください。SCP-XXX-JPが実験外で負傷しないようにベッドに拘束し猿轡を装着します。
拘束の際に暴れる場合は鎮静剤を投与してください。

説明: SCP-XXX-JPは東京都██市の██病院で発見された推定█歳の少女です。
発見当初、SCP-XXX-JPは航空機事故に遭い病院に入院していました。
SCP-XXX-JPが遭遇した航空機事故はその規模に反して、犠牲者が一人も出なかったことで財団の調査対象になり、後にSCP-XXX-JPが発見されるきっかけとなりました。
これは事故に遭遇した際に異常性が発動した結果だと考えられます。
SCP-XXX-JPの異常性は、SCP-XXX-JPの体に痛覚を与えると程度によりますがSCP-XXX-JPの周囲にいる傷病者は、負傷者ならば傷が癒え疾患者ならば病の根源が消滅します。
この現実改変はSCP-XXX-JPの知識や思考などによる発生が起きることは認められず、また傷病の原因を取り除く以外の改変は今の所確認されていません。
SCP-XXX-JPの能力は生物またはそれに準ずる仕組みをもつものに対する現実改変能力だと思われます。
SCP-XXX-JPに対する痛覚を伴う実験は実験後に財団内の医療棟へ入院させ治療を行ってください。
補遺1: 実験記録XXX-3以降SCP-XXX-JPの実験は許可されていません。
補遺2: PCS(Protect Children in Space)

実験記録XXX-1 - 日付19██/██/██

対象: SCP-XXX-JP

実施方法: SCP-XXX-JPの実験を行う部屋の隣に予め銃弾で負傷させたDクラス職員を配置。SCP-XXX-JPの左手小指を[編集済み]により骨折させる。

結果: SCP-XXX-JPは左手人差し指に軽度の骨折。全治1ヶ月の治療が行われた。実験に使われたDクラス職員は、銃弾が体外に排出され傷が完全に治療された状態となった。

分析: 指1本を折って銃弾の傷が完全に治療された。これ以上の被効果者の傷でも治せる可能性があります。

実験記録XXX-2 - 日付19██/██/██

対象: SCP-XXX-JP

実施方法: SCP-XXX-JPが配置された部屋の隣に、[編集済み]の実験により死亡したDクラス職員の遺体を配置。SCP-XXX-JPの左手薬指を[編集済み]により骨折させる。

結果: SCP-XXX-JPは左手薬指に軽度の骨折。全治1ヶ月の治療が行われた。実験に使われたDクラス職員の遺体は外見的には目立った大きな傷が消えていた。後の解剖で[編集済み]の実験により破壊されていた内蔵が腐敗しておらず機能を取り戻しつつあることがわかった。

分析: これまでの実験の結果を考えると、治療だけに限定された能力なのでしょうか。もう少し調べる必要があります。

実験記録XXX-3 - 日付20██/██/██

対象: SCP-XXX-JP

実施方法: SCP-XXX-JPが配置された部屋の隣に、[編集済み]の実験により死亡したDクラス職員の遺体を配置。[編集済み]を使用して一時的に群発頭痛を引き起こさせる。自殺防止のためにベッドに拘束し猿轡を装着した状態で行う。

結果: SCP-XXX-JPは失神する。Dクラス職員の遺体は行方不明になる。後にDクラス職員は東京拘置所にて生存している状態で発見されました。拘置所職員に問い合わせたところ、拘置所の記録データや職員の記憶、他の囚人との関係の記録も財団に雇用される以前の状態に戻っていました。SCP-XXX-JPを収容しているサイト-███の付近の[編集済み]でマグニチュード4の地震が発生、また[編集済み]の火口付近の温度上昇を確認しました。大規模噴火の可能性があるため[編集済み]への入山規制を行いました。

分析: 今回の実験からSCP-XXX-JPの能力は、人間だけでないものにも効果があることが分かりました。地球自体も生物であるという説もあるため、[編集済み]が活性化したのではと思われます。