閲覧不可
ようこそ、私の書斎へ。紅茶くらいなら片手で出してやろう —ライア博士
アイテム番号: SCP-XXX-JP 綴られるシナリオ
オブジェクトクラス: keter Thumiel
特別収容プロトコル: 現在、SCP-XXX-JPはサイト81■■[規制済み]の一室において協力者であるライア博士1により無力化有効活用されており、これから先もそのSCP‐XXX‐JPはその博士以外の使用を禁じ、緊急時に使用する場合、O-5議会においての全会一致を必要条件とします。
説明: SCP‐XXX‐JPは一冊の書籍です。現在、閲覧することは協力者であるライア博士にしか許されておらず、無理やり閲覧しようとした職員は[Dクラス記憶処理]を行うことが許可されています。また、ライア博士が自主的にサイコロを振った場合、その場にいた職員全員に対し、[Dクラス記憶処理]を許可します。
SCP‐XXX‐JPはTRPG製作者によって生み出された異常性を集めたTRPGのルールブックに似た大判書籍です。書籍の中は目まぐるしく変化するため、ライア博士以外の解読及び閲覧は不可能であると結論づけました。
また、SCP-XXX-JPの著者であるTRPG製作者はSCP-XXX-JPの完成と同時に変死しており、現在、SCP-XXX-JPとの関連性を調査しております。
■■研究員 SCP-XXX-JP-3とTRPG製作者の関連性があると思われるインタビュー記事が確認されました。
財団がSCP-XXX-JPを発見した経緯はSCP-XXX-JPの中に記載されているシナリオ三編のうち最も危険性が高いSCP-XXX-JP-2がネット上に掲示され、プレイした者への異常性が確認されたためです。最初は警察に通報されましたが、その事件の異常性、現実からの乖離性が確認出来たため、財団の管轄となりました。しかし、当初、財団は、SCP-XXX-JPを確認出来ず、SCP-XXX-JP-2が本体であると考え、情報部に処置を依頼しましたが一向に拡大が止まらないこと、ある人物による意図的な拡散であることが確認されました。財団は意図的に拡散を行った人物、ライア博士に接触したところ、SCP-XXX-JPを発見。ライア博士と共に収容しました。
この際、SCP-XXX-JPとライア博士を別々で収容しようとしましたが、SCP-XXX-JPがいつの間にかライア博士の元に戻ってしまい分けての収容が不可であることがわかりました。
SCP-XXX-JPとライア博士はサイト81■■の一室に収容されています。
また、SCP-XXX-JPに記載された異常性のある現象をライア博士が所有する黒と白の十面ダイスを振ることによって被害を操作できます。このことから、緊急時にサイコロを振ることが許可されますが、ファンブル(00)が出た場合の効果が確認できていないため、O-5の許可なく使用することは禁止されています。SCP-XXX-JPの能力は異常性の操作ではないことが、また、この異常性の中にSCPが含まれていることがライア博士へのインタビューにより判明。ライア博士によると異常性そのものの操作ではなく、異常性を止める機動隊(書籍の中においてはプレイヤーと位置づけられている)に対する異常性の対抗ロールであることが発覚。なお、プレイヤーのステータスは異常性を含むものではないため書籍での閲覧は不可。書籍に書かれているのはプレイヤーへの異常性の対抗ロールの数値、異常性が対抗ロールに成功した際の異常性が引き起こす被害の度合い(通常のダイスロール(00~99))、そしてその異常性が引き起こす被害の種類であり、それら以外の記載はないと供述している。
ダイスロールはレイア博士による操作が可能。また、レイア博士の供述によると00は絶対成功とされ、異常性などなかった、そしてその認識すら消去してしまう事象改変型SCPとしての効果を持っているとのこと。レイア博士は協力した際、財団に見返りを求めるためその見返りを財団が用意できればライア先生は極めて友好な協力者であると考えます。
なお、現在その見返りはサイト81■■のSCP-XXX-JPとライア博士に用意されたパソコンで閲覧した季節のスイーツだったり、■■大賞をとった書籍だったりと様々です。よく、見返りとして財団に請求するものはマーマイトです。
また、このSCP‐XXX‐Jpはそのクラスからクリアランスレベルに満たないものへの説明はTRPGの端末である書籍型のSCP‐XXX‐JP-4として、クリアランスレベル4の者に対してはSCP-XXX-JP本体であり、クラスはketerであることを公開します。また、現在、SCP-XXX-JP郡と定義していますが、SCP-XXX-JP-1〜3の大元はこの書物に記載されているお試し用のシナリオとなっています。SCP-XXX-JP-1,2のシナリオは財団も確認しており、拡散を確認することは出来ませんでした。また、これらは現在、全世界に公開されたシナリオとなってしまい、また、人々がやりやすいように大きくシナリオが変化していることから一時的な非活性状態であると判断し、safeクラスと認定します。もしも、シナリオが大元のシナリオに変化した場合、そのクラスをketerに認定することを許可します。
SCP-XXX-JP-3のシナリオの概要が判明。keterThumielへのクラス変更を申請。
—許可します。 O5-■■ «201■/■■/■■ »