kotarou611の書類鞄
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SCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの内部には適切な防音対策が施され、SCP-XXX-JP内全域をカバーできるように録画・録音機器が設置されます。SCP-XXX-JPの隣の物件をXXX-JPイベント観測拠点とし、XXX-JPイベント発生時のSCP-XXX-JP内の状況を観測・記録します。また、観測拠点にはSCP-XXX-JP研究班の他に武装した警備スタッフ2名が常駐します。

実験時を除き、XXX-JPイベント発生中はSCP-XXX-JP-A及びSCP-XXX-JP-Bに対していかなる干渉も行われません。

説明: SCP-XXX-JPは██県██市に位置する加藤 頼子という人物が居住していた2階建ての家屋です。SCP-XXX-JP内ではXXX-JPイベントと指定される事象が繰り返し発生しています。XXX-JPイベントは日本時間における毎日17:23に開始され、遅くとも当日の23:59までに終了します。これまで観測された中で、XXX-JPイベントの内容は、イベント開始と同時にSCP-XXX-JP内に2体の人型実体が出現し、一方の人型実体(SCP-XXX-JP-Aと指定)がもう一方の人型実体(SCP-XXX-JP-Bと指定)に殺害されるというものに終始しています。この過程に於いてSCP-XXX-JP-Aによる殺傷行為及びそれに対するSCP-XXX-JP-Bの抵抗の結果、家屋内の家具・壁・床等に損傷が加えられることがありますが、イベント終了と同時に家屋内の状況はイベント開始時の状態に復元されます。

SCP-XXX-JP-Aはおよそ30代の日本人女性に見える人型実体です。SCP-XXX-JP-Aの外見は以前SCP-XXX-JPに居住していた加藤 頼子氏と同一のものであることが判明しています。SCP-XXX-JP-Aはイベント開始時には1階のリビングに出現します。

SCP-XXX-JP-Bはおよそ20台の日本人女性に見える人型実体です。SCP-XXX-JP-Aの外見は以前██県に在住していた松本 愛美氏と同一のものであることが判明しています。SCP-XXX-JP-Bはイベント開始時には玄関に出現します。SCP-XXX-JP-Bは出現時に一般家庭で使用される物と同様の三徳包丁を把持しており、主にこの包丁を用いてSCP-XXX-JP-Aの殺害を行います。

SCP-XXX-JP-BがSCP-XXX-JP-Aの殺害に成功するか、もしくは殺害の成否に関わらず当日の23:59を過ぎた時点でSCP-XXX-JP-A,-Bは消失し、それをもって当日のXXX-JPイベントは終了したものと見なされます。加えて、SCP-XXX-JP-A,-BのどちらかがSCP-XXX-JPから退出した場合にもSCP-XXX-JP-A,-Bの両方が消失し1、翌日の17:23まで再出現することはありません。したがって、これによる消失も同様にイベントの終了と見なされます。SCP-XXX-JP-A,-Bの行動及び発言から、一度XXX-JPイベントが終了し再びイベントが開始された際、SCP-XXX-JP-Aのみイベント再開後も以前のイベントの記憶を保有しているものと推定されています。また、SCP-XXX-JP-AとSCP-XXX-JP-Bの双方に共通して、双方以外の人間を無視している、或いは認識していないという特徴が見られます。この為インタビュー等のコミュニケーションによって情報を得る試みは現在まで成功していません。

過去に発生したSCP-XXX-JPイベントの抜粋
日時 内容
200█/██/██ 当日の17:23にSCP-XXX-JP-A,-Bが出現します。SCP-XXX-JP-Aは暫く辺りを見回し、キッチンに駆け込み包丁を入手した上で、キッチンのダイニングテーブルの下に隠れます。SCP-XXX-JP-Bは所持した包丁を用いてSCP-XXX-JP-Aの腹部を割き、SCP-XXX-JP-Aの子宮を摘出し切り刻みます。SCP-XXX-JP-Aは悲鳴を上げ、SCP-XXX-JP-Bに殺害を中止するよう懇願しますが、それを聞いたSCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP-Aの喉に包丁を突き立て、そのまま喉を抉ります。SCP-XXX-JP-Aが動かなくなった時点でSCP-XXX-JP-A,-Bは消失し、イベントは終了しました。
200█/██/██ SCP-XXX-JP内の玄関及びリビングに警備スタッフを待機させ、警備スタッフによるSCP-XXX-JP-A,-Bの殺害を試みます。XXX-JPイベントの開始と同時にSCP-XXX-JP-A,-Bが出現し、その直後にSCP-XXX-JP-A,-Bの両方に対する、発砲・刺突・毒物等による殺害が試みられました。実験は当日の23:59まで継続されましたが、その間SCP-XXX-JP-A,-Bは一切の損傷も受け付けず、毒物や薬品による殺害も成功しませんでした。23:59を過ぎると同時にSCP-XXX-JP-A,-Bは消失し、イベントは終了しました。今回のイベントの結果から、SCP-XXX-JP-A,-Bの双方以外の人間による殺害は不可能と結論付けられました。
200█/
2014/11/28 SCP-XXX-JP-Aは出現と同時に2階の一室に逃げ込み、部屋の箪笥や本棚等の家具を用いてバリケードを形成します。その後約40分に亘ってSCP-XXX-JP-Bは部屋のドア及びバリケードの破壊を試み、これに成功します。SCP-XXX-JP-Bが部屋に進入すると同時に、死角に隠れていたSCP-XXX-JP-Aが押入れから取り出したゴルフクラブを用いてSCP-XXX-JP-Bの頭部を殴打しますが、SCP-XXX-JP-Bは殴打を受けながらもSCP-XXX-JP-Aの腹部へ包丁を刺します。SCP-XXX-JP-Aは倒れ、SCP-XXX-JP-Aに馬乗りになったSCP-XXX-JP-BがSCP-XXX-JP-Aの腹部・胸部に包丁を十数回に亘って突き立てます。SCP-XXX-JP-Aが動かなくなった時点でSCP-XXX-JP-A,-Bは消失し、イベントは終了しました。

これまで観測された中でSCP-XXX-JP-AがSCP-XXX-JP-Bの殺害に成功した事例は存在しません。

補遺1: SCP-XXX-JPには元々加藤 頼子氏とその夫である加藤 史彦氏、そして息子である加藤 健氏が居住していましたが、1997/03/12に加藤氏の住居から発せられた悲鳴を聞きつけた住居周辺の住民が警察に通報し、警察による捜査が行われました。当時加藤 史彦氏及び加藤 健氏は外出しており、家屋内からは複数の人間が争ったような痕跡や血痕が発見されたにも拘らず、その時点ではいかなる人物も発見されませんでした。しかし、警察が捜査を進めていく中、通報翌日の17:23に突如として2名の人物が出現し、一方の人物がもう一方の人物の殺害を試みました。2名の人物は即座に取り押さえられ、尋問が試みられましたが、有力な情報は得られませんでした。その後2名の警察署への連行が行われたものの、家屋から退出すると同時に2名の人物は消失し、その翌日の17:23に再び家屋内に出現しました。この一件をもってSCP-XXX-JPの異常性が発覚し、財団に収容されました。周辺地域にはカバーストーリー「殺人事件」が適用され、当時家屋に加藤氏と共に在住していた加藤氏の夫であった加藤 史彦氏及び息子であった加藤 健氏は、史彦氏の両親の家へ移住しました。

SCP-XXX-JP-A,-Bの外見が加藤 頼子氏及び松本 愛美氏であることが発覚した後、加藤氏と松本氏の関係に関する調査が行われました。その結果、加藤 頼子氏と松本 愛美氏は元々同じ会社で働いていた同僚であったことが判明しました。加えて、加藤 頼子氏の夫であった加藤 史彦氏も同様にその職場で働いていたことが明らかになっています。

映像記録XXX-JP-██

<記録開始>

[SCP-XXX-JP-Bがバリケードを破壊し、部屋に進入する]

[死角に隠れていたSCP-XXX-JP-AがSCP-XXX-JP-Bへゴルフクラブを振り下ろす。ゴルフクラブはSCP-XXX-JP-Bの頭部に命中する]

[SCP-XXX-JP-Aはゴルフクラブを用いてSCP-XXX-JP-Bの頭部を繰り返し殴打する]

> SCP-XXX-JP-A: 殺す! 殺す! 殺してやる! 殺し返してやる!

[殴打は十数秒間継続された後に終了する。しかしながら、外見上SCP-XXX-JP-Bが損傷を受けている様子は確認できない]

[SCP-XXX-JP-Aによる荒い息遣いが数秒記録される。その後、SCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP-Aの首元を掴む]

SCP-XXX-JP-A: 嘘、なんで!? どうして動けるの!?

[SCP-XXX-JP-Aはゴルフクラブによる殴打で抵抗を試みるも、SCP-XXX-JP-BがSCP-XXX-JP-Aの手に包丁を突き刺したことでゴルフクラブを取り落し、抵抗は失敗に終わる]

[SCP-XXX-JP-BがSCP-XXX-JP-Aを押し倒し、そのままSCP-XXX-JP-Bは馬乗りになる]

[SCP-XXX-JP-Bは両手で持った包丁を振り上げ、SCP-XXX-JP-Aの腹部に突き立てる]

[SCP-XXX-JP-Aの悲鳴]

SCP-XXX-JP-A: 待って! ちょっと、もう私が殺す番が来ても良いでしょう!? じゃなきゃこんな事続けてる意味ないじゃない!

[SCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP-Aから包丁を抜き、再びSCP-XXX-JP-Aの腹部に突き立てる]

SCP-XXX-JP-A: やめて! ねえ、ふざけないでよ! なんで私が殺されなきゃなんないの!?

[SCP-XXX-JP-Bが再びSCP-XXX-JP-Aの腹部に突き立てる。SCP-XXX-JP-Bはこれを十数回に亘って継続する]

SCP-XXX-JP-A: [悲鳴]やめ[刺突音]お願いだから[吐血]いい加減私に殺され[刺突音]なんで終わんないの[刺突音]

SCP-XXX-JP-B: 黙れ。

[SCP-XXX-JP-BがSCP-XXX-JP-Aの胸部に包丁を突き立てる]

SCP-XXX-JP-B: あんたが悪いんでしょ。全部あんたが始めたことだ。

[SCP-XXX-JP-BがSCP-XXX-JP-Aから包丁を抜く]

SCP-XXX-JP-B: 何が加藤 頼子だよ。本当なら今頃私が加藤 愛美になってるはずだったのに。

[SCP-XXX-JP-BがSCP-XXX-JP-Aから部屋の窓に視線を移す]

SCP-XXX-JP-B: 史彦さん、どこ?

[SCP-XXX-JP-A及びSCP-XXX-JP-Bが消失する]

<記録終了>

2014/11/28のXXX-JPイベント以降、SCP-XXX-JP-Aは出現後に一切自発的な行動を取ることはなくなり、SCP-XXX-JP-Bの殺傷行為に対しても無抵抗になりました。

  • ループ
  • euclid
  • scp-jp
  • 人間型
  • 建造物
  • 時間
  • 知性
  • 自我

画像は以下からお借りしました。

提供元: https://www.flickr.com/photos/40399956@N06/12631176623/
作者: Koziro Hasegawa 様
ライセンス: CC BY-SA 2.0