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浮遊するSCP-XXX-JP
ドイツ連邦共和国バイエルン州にて観測

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはK-515型撮影機を始めとする非実体存在観測技術により常に監視されます。現在のところSCP-XXX-JPを物理的に収容する手段は見出されていませんが、その性質のため、SCP-XXX-JPが民間人に発見される可能性は低いと考えられています。

セキュリティクリアランスレベル4/XXX-JPを持つ職員に連絡してください。

説明: SCP-XXX-JPは対流圏に存在する人型の非実体存在です。SCP-XXX-JPは直立した姿勢を保ったまま地球上の対流圏を不特定なルートで浮遊・移動しています。SCP-XXX-JPは光や他の物質を透過し、非実体存在観測技術を用いた手段でなければ観測できません。観測により、SCP-XXX-JPは6歳~12歳のコーカソイド女性の外見を有しており、爪先から頭頂までの全長は████mであると判明しています。財団のデータベースには、その大きさを除く同じ外見的特徴を持った人物は存在しませんでした。

別の非実体オブジェクトであるSCP-███-JPを非実体存在観測技術により撮影した際、空中に非常に巨大な人影が写真の中に写り込んでいたことからSCP-XXX-JPの発見に繋がりました。

観測された限り、SCP-XXX-JPは膨大な量の風船の塊に繋がれた紐を常に把持しています。この塊はSCP-XXX-JP同様非実体存在ですが、塊を構成する個々のオブジェクトはSCP-XXX-JPと異なり一般に流通している風船と同程度のサイズです。また、それらの構成オブジェクトの数が時折増減しているとの報告が複数挙がっています。

SCP-XXX-JPが通過したルート上に存在する家屋の玄関先には、しばしば風船が括り付けられていることがあります。これらの家屋およびその住人を調査した結果、10代以下の、誤って風船から手を離したことで風船を空に飛ばしていたという共通点が存在することが明らかになっています。この事象とSCP-XXX-JPが直接関係しているかは不明です。


  • scp-jp
  • euclid
  • 人間型
  • 非実体
  • 空棲
  • 未収容

画像は以下からお借りしました。

提供元: https://www.flickr.com/photos/56218409@N03/30123697511/
ライセンス: CC BY 2.0