‪設定に設定を付け足して打ち消してを繰り返した結果、色々積み重なりに重なって時系列ぐちゃぐちゃor矛盾塊の書いた自分ですら理解出来ない語彙‬の塊と成り果てた駄文集

題名候補 “可能性”たちへ
可能性のわたし
連帯責任
可能性の墓場と墓荒らし
世界の種
IFの墓場
観測者の亡霊
私の理想が求めていた理想は他でもない私だったのだ

監督評議会命令

当ファイルの閲覧は、記録情報セキュリティ管理室(RAISA)による特別情報公開許可及び日本支部理事の認可による、レベル4/1042-JPクリアランスを保持する職員のみに限定されています。
SCP-1042-JPに関する実験は現在進行中です。接触により、[YK-クラス:法則改変シナリオ]を発生させる危険性があります。これらの特性についての情報は関係者以外極秘事項とします。
上記に違反し閲覧を試みた職員にはミーム抹殺エージェントを含んだ画像提示による即時終了措置が実施されます。職員コード並びにパスワードの入力による認証が必要です。

認証中………………

…………………

……………

認証成功

ようこそ。担当職員様

閲覧可能資料: SCP-1042-JP関連資料

閲覧終了時にログイン記録及び端末情報は削除されます。
エラーの発生が確認された場合はRAISAへ通達してください。

LEVEL4/1042-JP CLASSIFIED

アイテム番号: SCP-1042-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1042-JPは、サイト-81██の高価値アイテム収容施設内の異常物品収容保管庫にて保管されます。保管庫から移送する際は、セキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可を受けた上で行ってください。実験の際はSCP-1042-JP-1を通話自動録音装置に接続し、逆探知の手続きを実施して下さい。
現在、SCP-1042-JPに関する全実験は凍結されています。SCP-1042-JPを保管庫から移送する際は、セキュリティクリアランスレベル4以上の職員5人以上の許可を受け、4名以上の保安職員同行の上行って下さい。

オブジェクトの特性上、我々はSCP-1042-JP-2群の申し立てを除き、SCP-1042-JPの真なる特性と裏付けを求める事は出来ません。SCP-1042-JP理論に関する全ての記述は、SCP-1042-JP-2群とのコンタクトによって得られたものであり、物理的な根拠は確認されていません。また、それらを実証する事は出来ません。研究チームは多くのSCP-1042-JP-2と接触し、情報を収集し信憑性の高いレポートを作成するよう心掛ける必要があります。

説明: SCP-1042-JPは、J-PHONE社発売の東芝製携帯電話「J-T05」です。

SCP-1042-JPは過去何れかの時点で財団によって制作された次世代型のスクラントン現実錨であると推測されています。

SCP-1042-JPの表面は強力な情報撹乱膜に覆われており、肉眼での視認ではSCP-1042-JPは通常の携帯電話であると認識されます。SCP-1042-JP-2-Sによる助言を受けて行われたテキテル情報透過板を通した分析で、当該オブジェクト本体は13×6×4の直方体である事が初めて確認されました。
SCP-1042-JP表面に操作機構は存在せず、文字や記号と言った表示は存在しません。というFT方を用いた年代測定ではSCP-1042-JPがおよそ50000年程前から存在していた事が示されています。

SCP-1042-JPの内部構造は一般的なスクラントン現実錨とほぼ同一である事が確認されていますが、本来の様に機能する事はありません。原因として、オブジェクトと接続されている空間がほぼ現実性を有していない事が挙げられています。内部部品から財団の符号と「A.D.2786」という刻印が確認されており、これはSCP-1042-JP-2の申し立てを除いたSCP-1042-JP出自に関する唯一の情報です。

SCP-1042-JPは2003/6/12、サイト-81██の物理学者である服部██博士の机上で発見されました。博士は当該オブジェクトとの関与を否定していますが、真偽は不明です。

補遺-1: 実験記録1042-JP-Xを受け、服部博士を含むSCP-1042-JP全被験者にクラスC記憶処理が施されます。虚偽記憶埋め込みののち、服部博士はプロジェクトチームから外されます。クリアランスレベル4以下の職員に対してカバーストーリーを用いた情報統制の処置が取られます。SCP-1042-JPの性質に関するSCP-1042-JP-2-Xの発言の真偽は現在も判っていません。調査は継続されます。

補遺-2: SCP-1042-JPの真の性質についてはSCP-1042-JP-2-Xにより提示された証言証拠以外に情報ソースが存在せず、真偽は不明とされています。しかし、当該オブジェクトの出現以降、各国の支部でSCP-1485やSCP-1968に代表される並行宇宙への直接的な干渉が可能なオブジェクトや、過去干渉が可能とされているCK-クラス:再構築シナリオ作成懸念オブジェクトが一斉に異常性を消失するという事案が発生しています。以上の事案がSCP-1042-JP-2-Xにより提示された「多世界解釈の否定とコペンハーゲン解釈の定理化」というオブジェクトの性質を裏付ける現象であるならば、これらのSCP-1042-JP理論に関する供述は非常に信憑性が高いと推測出来ます。

私が思うに可能性とは、理想や妄想、空想そして確率と言った「虚構」なのだと思う。
今回の場合、SCP-1042-JP-2-Xは、「妻子が生存している」という虚構を現実にした。逆説的に「妻子が死亡している」という現実は虚構になったわけだ。
財団に非忠誠的な人間や要注意団体へこのオブジェクトが渡ったら、財団が虚構のものにされてしまう可能性も否定出来ない。また、真にこのオブジェクトの恐ろしいところは、本来は「財団は空想の存在」であった。なんて言われても否定出来ないところだ。 ー 双葉博士

補遺-3: SCP-1042-JPに関するデータに対する閲覧権限の引き上げが決議されました。SCP-1042-JPに関する全ての実験データ対し破棄及び機密指定による閲覧制限処置が取られます。機密データの閲覧にはレベル4/1042-JPクリアランスの認証が必要です。低レベル職員に対してはカバーストーリーを用いた情報統制処置が取られます。

補遺-4: 後藤博士により、SCP-1042-JPのketerクラスへの引き上げ及びYK-クラス:法則改変シナリオ作成懸念オブジェクトへのが提案なされ、評議会により決議されました。SCP-1042-JPの無力化に向けた総力的な対応が推奨されます。

補遺:-5 20██/██/██、データ解析によりSCP-1042-JPによる世界置換の履歴が発見されました。研究チームは履歴を辿り、SCP-1042-JP起源の調査を行なって下さい。
20██/██/██追記: 実験によって得られた膨大とも言える情報量に対し、SCP-1042-JP研究に於いて有益であると判断出来る情報は非常に少ないと言わざるを得ません。しかし、SCP-1042-JP-2群との通話によって得られた一部の知識や教訓は財団の運営に於いて非常に有益であると評価出来るものもあります。これを考慮し、SCP-1042-JP研究に於いて有益では無いと判断された実験記録は総じて1042-JP-2-EXPT–ARCへ分類され、保管されます。

実験記録1042-JP-H

日付: 2006/8/9

対象: 履歴1042-JP-2-S

結果: SCP-1042-JP-1は、京都府██市の市外局番を含む電話番号へと変化。同市██町に位置するとされるアレキシバ大学日本キャンパスで物理学の外部講師として勤務するプロメテウス研究所の研究員であると主張する、服部博士の本名を名乗る男性(男性をSCP-1042-JP-2-Sへ分類)が出る。
SCP-1042-JP-2-Sは自身が職場で使用しているデスクに備え付けられた卓上電話機に電話が掛かって来たと主張した。
基底世界にSCP-1042-JP-2-Sが所属する大学は存在していなかった。数日間に渡る接触の結果、SCP-1042-JP-2-SがSCP-1042-JPに類似した効果を持つアーティファクトの研究を行っていた事が判明した。

インタビュー記録1042-JP-2-S

インタビュー対象: SCP-1042-JP-2-S

インタビュアー: 松田博士

<記録開始>

松田博士: では、貴方の世界の概要と、件の携帯電話を使用したきっかけを教えて頂けますか?

SCP-1042-JP-2-S: さてと。何処から話そうか。君らの世界との違いかな?

松田博士: 宜しくお願いします。

SCP-1042-JP-2-S: 先ず、君らの世界とは違い、私の世界には財団は無い。いや、無いと言って正しいのか… 存在しない訳では無かった。君らの世界とは全く違う存在だが、“SCP財団”と言うものは確かに存在していたのだ。

松田博士: 意味が分からない。どういう意味ですか?

SCP-1042-JP-2-S: 私の世界の“SCP財団”は報告書という変わった形態で作品を投稿する、登録制の創作サイトだったんだ。つまり、財団は存在しないが、虚構という形で存在していた訳さ。私は研究者でありながら、SCP財団の“執筆者”つまり作品の1投稿者で、ファンだったんだよ。

松田博士: は、そんな、そんな訳は無い。…

SCP-1042-JP-2-S: まぁ 落ち着いて聞いてくれ。話はここからだ。

[松田博士が水を口に運び呼吸を安定させる]

SCP-1042-JP-2-S: 落ち着いたようだな。対した精神力だ。解だけをひたすらに求める典型的な研究者と言った所か?…まぁ話を続けよう。 さて、私の世界にアレが現れた。時代遅れな携帯電話だな。私は、アレが自分の机の上に現れるのを目撃したんだ。そりゃ、ぶったまげたよ。何も存在していない虚空から携帯が急に現れたんだからな。私はその携帯を持って真っ先に研究所へと走った。区切った方が良いか?

松田博士: いえ… 大丈夫です、続けて下さい。

SCP-1042-JP-2-S: 精密検査を行って、いくつかわかった事がある。アレは見た目こそ携帯電話だが、分析してみた所、内部の重要部分は殆どベリリウム銅合金で構成されていた。メモリ部分は特に厳重に。

松田博士: ベリリウム銅?まさか…

SCP-1042-JP-2-S: 財団職員なら知っているよな。私も既視感を覚えた。あの携帯電話は携帯を模してはいるが、全く別のものなのでは無いかと。更に詳しく解析を行った所、それを裏付けるかの様に、内部基盤から刻印が見つかった。「A.D.2763」の文字と、見慣れた、矢印が3つ中心に向かって伸びているロゴマーク。確信したよ。あの携帯電話は虚構の存在であるはずのスクラントン現実錨の機能を備えている。そして、財団は実在し、何らかの存在によって虚構の存在にされてしまったのだと。
更に研究を続け分かったが、あの携帯は中規模から大規模な現実改変を発生させるものだ。それこそ世界単位でのな。起点になるのは個人個人の妄想や空想と言った虚構。総じて私はそれを“可能性”と定義づけた。虚構と現実の反転。その携帯が出現する以前の記憶は現実改変によってもたらされた偽りのものだ。真に、世界五分前仮説の成立と言うわけさ。最も、これは想像だ、観測者がいないので、それを確信できる証拠は何も無い。あるのは財団の刻印が押された携帯電話だけ。携帯こそが唯一の観測者なのだ。

松田博士: つまり、SCP-1042-JPが出現した瞬間が世界の始まりで、我々の世界の… 2003年6月12日以前は存在しなかったという事ですか?

SCP-1042-JP-2-S: そうだな。現実改変で改変できるのは現在だけで、過去改変は出来ない。何度も言うように携帯が出現する以前は別の世界だったんだ。

松田博士: 別の世界?どう言う事ですか?

SCP-1042-JP-2-S: 私の大学は、時間技術に長けていた。その為、ある実験をする事が出来たんだ。先進波とタキオン、反物質を用いた過去通信さ。と言っても、時間順序保護に阻まれない範囲だがな。その技術を使って、私の世界に携帯が現れた日付より前の時間へのコンタクトを試みた。結果、仮説通り、違う世界の住人が通話に出た。違う世界だと分かったのは、その世界では2015年時点でまだソビエト連邦が残っている事が分かったからさ。結果的に、世界は今までに8回入れ替わってる事が分かった。

松田博士: しかし、我々の世界が… あの携帯が現れた時、並行世界へ干渉するオブジェクトが一斉に消失した。この現象はどう説明するんだ?

SCP-1042-JP-2-S: 分からない。これも私の仮説だが、世界が入れ替わりをする前、つまり。入れ替わり技術が発明された最初の世界は元々多世界解釈が否定されていない普通の世界だったんじゃないかと思う。多世界解釈では、全ての可能性は並行世界として実在すると仮定されている。あのオブジェクトがもたらす多世界解釈の否定という観測出来る効果は現実改変に伴う偽りの記憶だと思うが、もし、最初の世界で実際に起きた事を再現していたとしたら?ありとあらゆる並行世界は何処へ消えたんだろうな?“可能性”という曖昧な存在になりつつも消えては居ないんじゃないか?妄想や空想と言った虚構もかつては別の現実だったんじゃ無いか? 全て私の妄想だがな。[笑う]

松田博士: 結局何も分からないという事ですか…

SCP-1042-JP-2-S: そうだね。まぁ、君らは君らの世界をただ信じれば良い。その方が幸せだろう?

松田博士 ……最後に、貴方はあの携帯に何を祈ったのですか?

SCP-1042-JP-2-S: 君らを現実にする事さ。宇宙を破壊しかねない危険物を然るべき方法で管理する。それをするのに最も相応しいのは君らしかいない。私はそう思ったのさ。

<記録終了>

補遺: 6 SCP-1042-JP-2-Sに対するインタビューを受け、SCP-1042-JPの再分析を行ったところ、SCP-1042-JP-2-Sの発言の通り、“SCP-1042-JP-2は次世代型のスクラントン現実錨に過ぎない”という事実が明らかになりました。当該オブジェクトのExplainedクラスへの再分類が検討されています。

我々の世界は、SCP-1042-JPが出現した2003/3/12以前はは存在せず、それ以前の記憶は全て偽りだ。他世界干渉系オブジェクトの一斉無力化も起こって無い。しかも、その原因が我々にとって馴染み深いスクラントン現実錨だと?バカバカしいにも程がある。ー 松田博士