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感染初期 軽度の頭痛と刺激過敏症、わずかな呼吸の閉塞感。感染者の体質によっては吐き気や寒気を訴えることもある。SCP-XXX-JPウィルスはこの時点では呼吸器系に留まっていると考えられている。自然に回復した例も確認されているが、ほとんどの場合、およそ3ヶ月以内に感染中期段階へと移行する。SCP-XXX-JPウィルスに対する完全なワクチン並びに抗ウィルス薬は開発されていないが、この段階であれば前述した「█████ウィルス」用の抗ウィルス薬によって高い確率で治療できることが判明している。
感染中期 散発的な重い頭痛、軽度の刺激過敏症、暗所での瞳孔の収縮。ちょっとした物音やモノとぶつかることに対して敏感に、また暗闇に対する恐怖が増大し、精神的に不安定化する。感染者へのインタビューでは「ずっと誰かに見られているような気がする」、「よく物陰に何か隠れているのではないかと考えるようになった」などという妄想を抱いている例が多かった。この状態に陥ると、およそ1週間以内にほぼ100%の確率で感染末期段階へと移行する。この時点でSCP-XXX-JPウィルスはリンパ系を通って脳へと到達、緩やかながらもその増殖に伴って頭頂葉を攻撃し、視覚、体性感覚、聴覚に障害をもたらす。また、これ以降は█████ウイルス用の抗ウイルス薬は効果を示さなくなる。現在、SCP-500を用いた臨床試験が計画されている。
感染末期 非常に強い幻覚症状と、それから来る極度の不安感及び恐怖、狂気。また幻覚症状に隠れがちだが、感染中期よりも深刻な頭痛を覚えたと証言する感染者も確認されている。この段階では、感染者は個人もしくは同じ感染者同士と複数人で常軌を逸した行動8を取り、自身の行動の結果引き起こされた事態について「自分たちを襲った怪物が行ったことだ」、「恐ろしい化け物に行動を強制された」といった旨を主張し、幻覚症状によって見た架空の存在があたかもその場に実在していたかのように振舞う。SCP-500を用いた臨床試験が計画されている。現在までにこの段階まで進行した感染者が回復・根治したり、症状が弱まったりした例はなく、極端な緊張状態が続いたのが原因で自律神経を失調し、ほとんどの場合そのまま衰弱死する。長期に渡って生存できた場合においても、永続的な強い幻覚症状のために感染者の社会復帰は絶望的とされる。