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下書き置き場

アイテム番号: SCP-767-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-767-JPが含まれる全記憶媒体はサイト-81██の異常物品保管ロッカーに保管されています。SCP-767-JPを用いた実験は、レベル4/767-JPセキュリティクリアランスを持つ職員2名以上の許可を得ることで実行可能です。万が一、収容外のSCP-767-JPが発見された場合は、発見者に対してクラスB記憶処理を施して下さい。

説明: SCP-767-JPは一般的なプログラム言語による3項の整数列を出力する一様乱数生成器1と、それに付随する未知のプログラム言語によるアルゴリズム(SCP-767-JP-a)からなるプログラムです。SCP-767-JPは元々の一様乱数生成器を実行可能な電子機器上であれば、SCP-767-JP-aが未知の言語であるにもかかわらず、問題なく動作することが確認されています。

SCP-767-JPの第一の特性は、出力される乱数の発生確率にあります。SCP-767-JPによる乱数の生成プロセスは、出力の直前までは通常の一様乱数生成器と同様ですが、出力の直前にSCP-767-JP-aによるものと思われる未知のプロセスが、用いた電子機器の処理速度を██桁以上超えて実行され、常に一般的に幸運と認識される整数列「777」に収束します。このため、SCP-767-JPはほぼ100%の確率で整数列「777」を出力することが判明しています。

SCP-767-JPの第二の特性は、出力された整数列「777」を視認した者に与えるミーム的効果です。SCP-767-JPを用いて出力した整数列「777」を視認した者(以下、曝露者)は、自分が極端に幸運な状態にあるという認識を持ちます。このミーム的効果を受けた曝露者は、自分の幸運を試す行動を実行に移そうとし、極端な場合では自分の生死を左右するような行動にまでその範囲は及びます。

以上の効果は、曝露者がSCP-767-JPを実行して整数列「777」を視認した回数に応じて強化されるようですが、一方で、クラスB記憶処理によって容易にその影響を失わせることが可能です。また、SCP-767-JPの第一の特性を既に理解している者に対しては、このミーム的効果は極端に抑制されることが分かっています。

以下に、SCP-767-JPの第一の特性を擬似的に再現したサンプルプログラムを付属しています。

補遺: SCP-767-JPを用いたDクラス職員に対する曝露実験において、整数列「777」以外が出力される事例が█件報告されています。その際に生じるミーム的効果は上述のものとは異なり、[削除済]。この事例についての追加情報へのアクセスは、レベル4/767-JPセキュリティクリアランスを持つ職員のみに限られています。