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SCP-1xxx-JP - 管轄外

アイテム番号: SCP-1xxx-JP

オブジェクトクラス: Euclid Unregistered

注記: SCP-1xxx-JPは████年██月██日をもってSCPオブジェクト指定を解除されました。
財団は今後当該オブジェクトの管理には一切関与しません。当該オブジェクトは████年██月██日時点で██研究員が所持していました。当該オブジェクトに対する各研究員の私的な保有・研究、また研究員同士での受け渡しについて財団は関知しません。
以下の文書は当該オブジェクトがSCPオブジェクト指定を受けていた時点での記録を参考として保存するものです。

特別収容プロトコル: SCP-1xxx-JPはサイト-8190の標準異常オブジェクト収容庫に収容されます。原則としてDクラスを除く職員はSCP-1xxx-JPに直接触れてはなりません。SCP-1xxx-JPの実験にはレベル3以上の研究員の許可が必要です。
補足:事案1xxx-JP-1を受け、SCP-1xxx-JPの担当研究員は1週間を上限に交代することが義務づけられました。

説明: SCP-1xxx-JPは██.██カラットのキュービックジルコニアです。成功した限りの検査では組成等について一般的なキュービックジルコニアと差異はありませんでした。
SCP-1xxx-JPの特異性はそれを所持することで発現します。このとき身につけている必要はありません。SCP-1xxx-JPの所持者は自身にとって重要と思われる行動を取る際、統計上有意に異常な確率で行動に失敗します。この確率はSCP-1xxx-JPを所持してからの時間に応じて上昇することが確認されています。SCP-1xxx-JPがどのようにして「所持者」および「所持者にとって重要と思われる行動」を知覚・認識しているのかは不明です。

事案1xxx-JP-1: ████年█月██日、SCP-1xxx-JP担当研究員██博士がSCP-███-JPの実験中、オブジェクトの扱いを誤り全治1ヶ月の重傷を負いました。██博士は常日頃慎重な人柄で知られ、本件に関しSCP-1xxx-JPの影響が指摘されました。

事案1xxx-JP-3: ████年██月██日、サイト-8190で計4件の収容違反が発生しました。原因調査の結果、████年██月██日にサイト-8190で行われた収容基準の改定に際し改定案の検討プロセスに不備があったことが判明しました。本事案に関しSCP-1xxx-JPがサイト-8190自体を自身の「所持者」と認識した可能性が指摘され、現在日本支部内で対応を検討中です。

奴が真に自分自身を所持しているのは研究員個人でもサイトでも日本支部でもなく「財団」だと認識したなら何が起きるかは考えたくもない。早めに手を打たねばなるまい。 - 日本支部理事