Kitsunejirushi
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ウェストバージニア州オルデンブルクで発生したSCP-3540イベント

アイテム番号: SCP-3540

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3540が発生する可能性がある全ての場所のリストは、9月中にまとめてください。 イベントが開始された際、衛星画像と地上監視の両方を使用しSCP-3540イベントが発生している施設の特定を行う必要があります。一度識別されると、SCP-3540の位置は活性期間を通して監視されなければなりません。異常に関連する人型実体との接触は、必要に応じて許可されます。

地方当局に所属しているエージェントは、地方または国の報道機関からの異常現象に関する報告を傍受しSCP-3540、SCP-3540-1またはSCP-3540-2に関する情報をを除去するため記事や部分の書き直しおよび編集を行います。地方政府の財団職員は、天気、商業目的などを理由に、伝統的な10月31日ではなく11月初旬にトリック・オア・トリートイベントを開催するようコミュニティに促します。

SCP-3540が活動している地域では、残留精神活性物質と記憶処理化合物を水道水に加えます。イベント終了時に一度、すべての住民がSCP-3540の記憶を保持していないことを情報処理チームが確認します。

説明: SCP-3540は、米国大陸全体の郊外地区で放棄された不動産に影響を及ぼす年間の現象で、10月全体にわたって続きます。多くの要因がその現象の発生場所と関係しているようであり、その主なものには、低い犯罪率、子供の年齢が平均的に10歳未満、墓地と流行または人気のレストランの近接などがあります。SCP-3540イベントに関連する不動産の大半は、最近死亡した個人によって以前まで所有されていました。

SCP-3540の影響を受けた家屋は、内装と外装の両方に多くの変更が現れます。 外装では、多数のハロウィーン装飾が庭と外壁に現れます。装飾は一般的な店で購入したものに物質が酷似していますが、実際には本物の非合成品です。また、実際の修復や建築は見られませんが、SCP-3540イベントを通じて完全な改装と修復を受けているように見えます。内装は、部屋の家具、窓の暗いカーテン、一般的な生活を送るための適切な設備が見られます。

SCP-3540イベント中に、SCP-3540-1とSCP-3540-2と呼称される一対の人型実体が家屋の中に現れます。SCP-3540-1は自身をモーリスと名乗り、SCP-3540-2は自身をランスと名乗ります。 これらの実体は、一般的に、頭と顔を覆い隠す大きなフード付きの大きな黒いローブを着ているように見えます。 実体は日中物理的に見ることはできませんが、日没後は家のさまざまな場所で現れ、清掃、食事の準備と消費、洗濯物の折り畳み、[データ削除済み]を含む一般的な家事や活動に従事します。SCP-3540-1とSCP-3540-2はスタッフと親和性があり、しばしば夕食に招待します。実体はしばしば地元のレストランやお店について主張をしますがこれらの供述を裏付ける証拠は見つかっていません。

補遺: 2011年10月21日、エージェント・ケイ・ギティングスは、装飾がいくつかのマイナーな都市計画法に違反していたため、SCP-3540-1とSCP-3540-2に連絡を取りました。2つの実体は、以前のSCP-3540イベントからギティングスを認知しており、彼女を家の中に招待しました。会話は以下に記録されています。

<ログ開始>

エージェント・ギティングスは家の正面玄関をノックし、SCP-3540-1によって返事がなされる。

SCP-3540-1: ハロー? ああ、ケイ! もう一度会えるなんて嬉しいよ。君はモンタナにいると思ってたんだ。どうしてここに?

ギティングス: ああ、えっとパートナーが引っ越さなければいけなくなってそれで私もついてきたの。でも私は今仕事中。実はあることをお願いしにやってきたのーー

SCP-3540-1: ランス! ここに誰がいると思う?ほら挨拶しに来て。

SCP-3540-2は、キッチンの出入り口から入り、エージェント・ギティングスに手を振る。

ギティングス: 違う、違うの、それはいいのよ、それよりあなたたちの飾りについていくつかーー

SCP-3540-1: ああ、心配しなくてもいいよケイ、ほら中に入って。僕たちは素晴らしいお茶の店を見つけたんだよ、ぜひ君にも試してもらいたいんだ。店主によれば、これは「武夷山」からのものらしい。最高だよ。

ギティングス: 私は、えっと、まず初めにボスに許可を求めなきゃ。

SCP-3540-2: 分かった。とにかくお湯を沸かさなきゃ。すっかり忘れてた。

上司と相談した後、エージェント・ギティングスには、施設の入場と実体との対話の許可が与えられる。SCP-3540-1はエージェントを家の中に導き、キッチンに入る前にソファーに向かって身振りをする。

SCP-3540-1: すぐに戻るよ。砂糖かミルクはいる?

ギティングス: えっと、いらないわ、結構よ。

エージェント・ギティングスは部屋の観察を始め、体のカメラを動かして記録を行う。装飾や記念品は一般に米国南部の州の都市からのもので、部屋全体に配置されている。壁には複数の写真が掛けられているが、写真の中に被写体がいないように見える。壁の近くには二つの収納ツールがフックに掛けられている。数分後、二つの実体は三つのマグカップを運んで戻ってくる。SCP-3540-1はその一つをエージェント・ギティングスの前に置く。

SCP-3540-1: ごめん、すごく時間がかかったよ、ケイ。誰かが昨夜、皿を洗うのを忘れてしまったみたいだから。

SCP-3540-2: おい、そんなに俺を責めないでくれ。知っての通りに飾り付けを頼まれたんだから。

ギティングス: 実は、ええ、その飾り付けについて話したいの。いくつか移動させる必要があることを伝えるために私はここに来たの。空気で膨らむおもちゃの一つと蜘蛛の巣の束は近所の人のものよ。

両方の実体は数秒間お互いに顔を見合わせる。.

SCP-3540-2: だから言ったじゃないか、これは俺たちの木じゃないって。

SCP-3540-1: 違う、僕はその木に物を置くなといったんだ、ランス。

SCP-3540-2: いや、違う、違う。 よく覚えているぞ。いいか、こう言ったんだ。「そのクソにクモの巣をかけてくれ」ってね。この木は俺たちのじゃないって言った俺に向かって自分の美学をめちゃくちゃにしながらそう叫んだんだ。

SCP-3540-1: 家と茂みという意味で言ったんだよ。どうして木なんだ?

SCP-3540-2: 俺は木のことを言ったと思ったんだ。 神よ、これはケツの中をきれいにするような苦痛になりそうだ。 本当にごめん、ケイ。 明日そうするよ。

ギティングス: ありがとう。 あなたたちが困ってしまうことを望んでいないの。

SCP-3540-1: ところで、思い出したんだけど。ケイ、どのくらいからこの街にいるの?

ギティングス: ちょうど九月以降ね。

SCP-3540-1: ああ、すごい。 僕たちは一日目からここにいるよ。ハイウェイにあるバリオステーキハウスに行ったことはある? 彼らのステーキは彼らの権利よりも確かだよ。僕は実際にオーナーの祖父を知っていたんだ。とても素敵な人だった。彼を連れて行ったとき分かったんだ。

ギティングス: いいえ、かなり高価なんだもの、大学生みたいに一週間余裕を持って食べなければならなくなるわ。

SCP-3540-2: ねえ、もったいないよ。 普通、俺とモーリーは毎年同じ場所に休暇を取ろうとしないんだが、来年はここに戻ってこようという気にさせられるんだ。

SCP-3540-1: 僕は君に納得させられないけどね。

SCP-3540-2: チャールストンでシーフードジョイントを試してみたことは?

SCP-3540-1: あれは別。

ギティングス: 質問していいかしら、これってあなたたちの休暇なの? 毎年やってるの?

SCP-3540-2: そうさ、俺たちの仕事は"感情的に重いんだよ"、だから2週間は休暇を余儀なくされるんだ。だけど俺たちは今年の残りの休暇をつかって、一ヶ月まるまる休暇を取るんだ。 最高さ、とてもリラックスしてる。

SCP-3540-1: 十月にその嫌な仕事で知り合いになってから僕たちはいつも同じ月に休暇をとるんだ。そして僕たちが何をしているか君は知ってるよ、ケイ。ハロウィンはまるで僕たちのため休日さ。僕は仮装をした小さな子供たちを見るのが大好きなんだ。とっても可愛いらしいよ。 自分の仕事に価値を見出すことができる。彼らは僕を喜ばせてくれるんだ。 可能ならばぜひとも養子にしたいと思ってるんだけど、お役所は絶対に書類作成が好きじゃなさそうだからね。

ギティングス: うん、このお茶はとっても美味しかったけど、そろそろ行かないと。 まだオフィスでファイルしないといけないいくつかの書類があるの。

SCP-3540-1: そうか、頑張って。立ち寄ってくれてありがとう。君のパートナーによろしく言っといて。時間があったらいつでも食事においでよ、ランスは死ねるほどのチキンパルメザンを作ることができるんだから。

<ログ終了>