目に見える暗闇
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SCP-XXX-JP-A内部の様子[探査被験者のfMRIイメージから再現]

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPへの侵入経路が存在する█████タワービルは財団フロント企業が買収し、地下階への立ち入りを禁止した上で貸オフィスビルとして利用します。SCP-XXX-JPへの侵入にはレベル3以上のセキュリティクリアランスを保有する担当職員1名の許可が必要です。SCP-XXX-JPへ侵入中に行方不明となった者は死亡者として扱われ、捜索及び救助は行なわれません。

説明: SCP-XXX-JPは██県███市██区█████タワービルの地下階から侵入可能な空間です。侵入口の先にある空間は当該ビルの仕様上、様々な物資の保管スペースとされています。しかし、ビルの完成からSCP-XXX-JPの発見に至るまで、地下空間がそのような目的に使用された記録はありません。当該ビルの建築に携わった企業の関与が疑われていますが、現在のところ調査に成果はなく、SCP-XXX-JPの起源は不明です。

SCP-XXX-JPは半径約31m1の半球状の空間であり、これは明らかにビル地上部の構造や周囲の地形と矛盾しています。SCP-XXX-JP中央部には1棟の建造物(SCP-XXX-JP-A)が存在します。内部は大まかに3層に分けられ、円形のスペース(第1層)を中心に、5部屋からなる第2層、7部屋からなる第3層が同心円上に配置されています。

XXX-JP.1 SCP-XXX-JP-A各層の概要

  • 第1層: 中央には何らかの金属類で構成されたと思われるモニュメント(SCP-XXX-JP-B)が設置されています。形状は全体として7角錐ですが、頂点を中心として螺旋状に捻れています。後に実施された反響測定により、内部におおよそ5角形(5角柱、5角錐等、正確な形状は不明)の物体が収められていると判明しています。SCP-XXX-JP-Bは破壊に対する耐性を有しているため、サンプル採集や分解は不可能です。
  • 第2層: 観測上、全ての部屋が完全に空です。
  • 第3層: 全ての部屋は、外見上それぞれに別個の機能を持つと推測される機械類(SCP-XXX-JP-C群と指定)が設置されています。しかし、SCP-XXX-JP-Bと同様の破壊耐性を持つことから、内部構造や実際の機能の確認はできていません。現在は稼働していないものと考えられています。
  • 建造物内の各所に照明器具が確認されていますが、電力は供給されておらず、使用することはできません。また、SCP-XXX-JP全体が破壊に対する耐性を有しているため、それらの機器を分解・調査することにも失敗しています。

XXX-JP.2 主な異常性

SCP-XXX-JPの異常性は内部を目視により認識した場合のみ発現します。上述のようにSCP-XXX-JP内部には光源となるものが存在しません。にも関わらず、SCP-XXX-JPへ侵入した人物(以下、被験者)は「十分な明るさがあり、周囲を問題なく視認できる」と報告します。侵入後のインタビュー及び確認実験の結果、被験者はおよそ30,000-45,000lx2の照度を認識していることが判明しています。この時、被験者は上方に空のようなものを視認する事が可能であり、周囲には森林が広がっていると報告しています。しかし、それらは実体を持たず、干渉も不可能です。光源になり得るものを持ち込んだ場合、それらは全て問題なく動作しているにも関わらず、一切の光を発しません。

以上の現象に加え、SCP-XXX-JP内部ではGPS等による被験者の位置確認ができません。また、撮影機器による内部の記録も不可能であるため、侵入中の被験者とのコミュニケーション手段は音声通信に限定されます。

XXX-JP.3 その他の異常現象

SCP-XXX-JP-Aの第1層では、人骨と思われるもの(SCP-XXX-JP-Dに指定)が観測されます。これに接触を試みる行為は、全てSCP-XXX-JP-Dの消失という結果に終わりました。現在、SCP-XXX-JP-Dの実在性3についての議論が続けられています。また、SCP-XXX-JP-Dは観測された全ての例で衣服を着用しています。

現在判明している脱出経路は侵入口のみです。SCP-XXX-JPの範囲を逸脱することで外部への脱出を試みた被験者が帰還した例はありません。