SCP下書き(台風観察キット)
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-jpはサイト8122において蓋を頑丈に締めた状態で専用のロッカーに収容してください。SCP-XXX-jpを用いた実験はセキュリティクリアランス2以上の職員によってのみ申請が可能です。実験の際には必ず小さい人工台風を使用して、緊急時に周囲への影響を最小限にするようにしてください。

説明: SCP-XXX-jpは直径約7cm、高さ約13cmの一般的な280ml入りペットボトルの形状をした未知の素材でできている蓋付きボトルです。油性マジックによる記入以外の手段でSCP-XXX-jp外部への影響を与えることは不可能です。台風の勢力圏内でこのSCP-XXX-jpの蓋を開けるとその台風がSCP-XXX-jpの中に吸い込まれます。この時台風はSCP-XXX-jpの中に収まるサイズに縮小され、内部に留まり続けます。
台風が入りきってから10秒以内に蓋を閉めると中に入った台風は薄青色に着色されます。(以後薄青に着色された台風をSCP-XXX-jp-1とする)SCP-XXX-jp-1はSCP-XXX-jpの中で一般的な台風の挙動をします。蓋を開けない限りは台風の風速及び中心気圧の変化はほぼなく、最大██████日は存在し続けるという計算結果が出ています。SCP-XXX-jpの中にSCP-XXX-jp-1が存在する状態で蓋を開けるとSCP-XXX-jp-1は消滅します。
SCP-XXX-jpに台風を入れてから10秒経過しても蓋が開いている場合台風は濃赤色になりSCP-XXX-jpの外へ出ます。(以後濃赤に着色された台風をSCP-XXX-jp-2とする)SCP-XXX-jp-2は元のサイズに戻り、移動することなくその場に留まります。その後中心気圧が急速に減少していき、最大風速が上昇しますが、中心気圧が█.025hPaまで減少し、最大風速が███m/sまで上昇したところで消滅しました。

補遺: 底面には大人のものと思われる油性マジックの字で ███しょうがっこう ██ねん█くみ█ばん ███ ███ と記入してありました。