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Aedes_Albopictus.jpg

確保時に撮影したSCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは各個体を密封されたプレキシガラスの箱に入れて、まとめてサイト-8122の低脅威物品保管ロッカーに保管します。食餌などを必要としないため、実験時以外でSCP-XXX-JPを箱から出す必要はありません。SCP-XXX-JPと普通のヒトスジシマカを区別するため、SCP-XXX-JPを保管するロッカー内には小型監視カメラを設置します。箱の中でSCP-XXX-JPが2か月以上動作を停止させていた際、箱を振るなどをしてSCP-XXX-JPの動作を確認してください。動作の確認ができなかった場合、その箱ごと焼却処分してください。また、低脅威物品保管ロッカー内の収容オブジェクトの確認、記録の際にSCP-XXX-JPの半径3m以内にキーボードを持ち込むことは禁止されています。映像機器や筆記具、タブレットを用いてください。

SCP-XXX-JPを捜索、確保する際は、殺虫剤を散布した後まとめて確保、その中からSCP-XXX-JPの疑いのあるものを選別し収容してください。大規模な捜索となる場合はカバーストーリー「防疫」や「下水道工事」を適用してください。

SCP-XXX-JP-1を発見した場合は、必要十分な量を収容しているので焼却処理してください。SCP-XXX-JP-1の持ち主がその存在を知覚している場合、元の物と同機種のキーボードを用意し、持ち主をAクラス記憶処理をした後、解放してください。

説明: SCP-XXX-JPはヒトスジシマカ(学名:Aedes albopictus)に酷似した小型ロボットです。組成に使われている素材は既存の物質と一致しません。飛行は無音で行われますが、SCP-XXX-JPには拡声器に類似した機構が備わっていると推測され、飛行中はヒトスジシマカの行動音に類似する音を発します。口吻には吸血機能はついておらず、擬態するためのダミーと思われます。SCP-XXX-JPは、ヒトスジシマカの死亡を起因する出来事を受けると一時的に機能を停止しますが、SCP-XXX-JPを破壊することはできません。Dクラス職員にSCP-XXX-JPを長時間手の中に閉じ込めさせても何の影響もないことから、SCP-XXX-JPが人に危害を加える可能性は低いと考えられています。SCP-XXX-JPは現在37体が確保されています。SCP-XXX-JPの24体が下水口付近または下水道内で発見されていることから、SCP-XXX-JPの発生源は下水道、もしくはそれにつながる建物と考えられていますが、SCP-XXX-JPと通常のヒトスジシマカとの区別が非常に困難なため、正確な発生源の特定には時間を要します。したが、20██/██/██、██県にて発生源と思われる一室を特定しました。詳しくは追記を確認してください。

非活性時、SCP-XXX-JPは通常のヒトスジシマカと同様に空気中を飛び回りますが、人の半径50㎝以内に近づこうとはしません。SCP-XXX-JPがPCのキーボードの半径3m以内に入ると活性化し、そのキーボード付近を起点に半径10m以内を動き回るようになります。この行動はPCの使用者がその場を離れるまで繰り返します。SCP-XXX-JPがPCの使用者の不在を視認すると、SCP-XXX-JPはキーボードのDel、もしくはEsc付近に降り、口吻にあたる部分をキーの溝付近に近づけ、一番外側の溝をなぞるように一周します(一連の行動を受けたキーボードをSCP-XXX-JP-1とする)。一周したのち、SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1を飛び立ち非活性化します。この行動を行わない限り、非活性化することはありませんでした。この一連の行動はWindows向け、QWERTY配列のキーボードのみで確認されています。

SCP-XXX-JPの存在は、木林博士がSCP-████-JPの特別収容プロトコルを自身のノートPCにて記入する際、Ctrl+Cのコマンドを入力したことで発覚しました。プロトコル記入時に博士がいた研究室の監視カメラを確認したところ、5時間32分にわたってヒトスジシマカと思われる存在が飛行し続けていたことがわかり、エージェント・██の懸命な捜索によってSCP-XXX-JPは確保されました。後の探索から、このSCP-XXX-JPは研究室に備え付けられているシンクの排水溝から侵入したと推測されています。このSCP-XXX-JPの確保に至るまで同じSCP-XXX-JPが活性化した回数は、その場にあったSCP-XXX-JP-1の個数から1█回に及びます。最初にSCP-XXX-JP-1となったもの(これをSCP-XXX-JP-1-Aとする)を含めた2~3つほどを収容すれば十分であると判断され、それ以外は元のキーボードの持ち主の許可を得て破棄しました。

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SCP-XXX-JP-1-A

SCP-XXX-JP-1は、元のキーボードとほぼ一致していますが、数種類のショートカットキーを入力した際にキー部分が稼働し、空間あるいはそれと同期した物体が現れます。空間の縦、横、基色は開かれるキーと一致しています。開いたのちもキー自体は利用することができ、もう一度キーを入力することでキーの位置は元の状態に戻ります。これらのショートカットキーを同時に用いる試みは、あとから入力したショーカットキーは反応しないという結果に終わりました。SCP-XXX-JP-1のショートカットキーを変更する方法は現在発見できていません。以下はショートカットキーを入力した場合と、再入力した場合の対応表(アルファベット順)です。

SCP-XXX-JP-1は、上記以外の異常性が見受けられず、その危険性の低さからAnomalousアイテムとして収容される予定です。

追記:日付20██/██/██: SCP-XXX-JPがより多く発見された下水道管をたどっていった後、ついにSCP-XXX-JPの製作所と思われる一室を発見しました。卓上にはSCP-XXX-JPの羽や脚部と思われる部品が数点と、汚れた紙片が残されていました。以下は紙片の内容です。

人の役に立て、人の役に立て!
お前は嫌われない、役に立つのだから! Ma.