Keyboy re
評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-1及びSCP-XXX-JP-2(以下両オブジェクトを合わせてSCP-XXX-JPと呼称)は防音加工のされた箱(形状不問)で5重に包み込んだ状態で3m×3m×3m以上の防音加工された部屋に収容してください。収容される部屋にはSCP-XXX-JP以外の音源となる装置(例:スピーカー)を設置し、装置より130dbで雑音をSCP-XXX-JPに向けて聞かせること市販される音楽CDに記録された内容をSCP-XXX-JPに向けて聞かせること、この時SCP-XXX-JPを収容した部屋から音源装置から出る音が聞こえないように部屋に防音加工を施すことを義務付けます。

1週間に1度Bクラス以上の職員の許可の下音源装置を停止しSCP-XXX-JPを収容する部屋へDクラス職員を1名配置、職員は速やかにSCP-XXX-JPの特異性に暴露したDクラス職員を拘束してください。
※現在収容違反一件発生SCP-XXX-JP-1を目下捜索中、SCP-XXX-JP収容違反対策マニュアルを下に行動してください。

説明: SCP-XXX-JPは小型の可聴音変換装置、現在は████社製の██████型レッドというイヤホンです。普段は非活性状態であるがSCP-XXX-JPを耳に挿入、あるいはSCPXXXJPから生じる音が聞こえる状態になることにより活性状態となります。SCP-XXX-JPは被験者、あるいは対象がわかる言語で予言をします。その予言はこれまで96%が現実のものとなり残り4%は現実とならなかったが予言に非常に近い現象として確認されています。

予言はほとんどが被験者あるいは被害者にとって不都合で大きな被害が出るものであり致死率の高さ、そしてそれらは不自然な現象が確認されることから予言を聞くことにより発動する特異性と判断されます。

SCP-XXX-JPの予言は別のデバイスや電源に繋がっていなくとも聞こえ、周囲に聞いてくれる対象が一定期間いないと判断すると80db~100dbで音を生じさせ強制的に予言をする事が確認されました。また、予言を聞いてくれる、聞こえる人間がいない場合SCP-XXX-JPの特異性は距離も空間も関係なく別のイヤホンに移動します。移動する準備期間は不明、しかし過去の被害状況と実験期間中の様子から10日から30日の間と推測されています。SCP-XXX-JPの特異性による大規模な被害がない場合個人のみが被害を受けるためSCP-XXX-JPの所在特定が難しく特異性の移動が確認された場合再発見するのは非常に困難なものとなります。

現段階でSCP-XXX-JP-1の収容違反が発生しており20██年█月現在収容は完了していません。また、収容違反後大規模な被害が発生していないことからSCP-XXX-JPの特異性移動条件は現在判明している条件の他にもあると推測されています。

補遺1: 実験報告書

補遺2: SCP-XXX-JPによる被害実態のまとめ

補遺3: その他