KAZUMIKKUSU
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アイテム番号: SCP-647-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-647-JPは、サイト8237の緩衝措置が施された免震構造の収容室に収容されています。収容中は通常の観測機器に加え、SCP-647-JPの螺子巻きに観測装置を取り付け、状態を常に確認してください。収容室から持ち出す際はロボットアームを使い、全ての職員は直接の接触を控えてください。SCP-647-JPを研究、実験に使用するには、セキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可が必要です。

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発見時のSCP-647-JP

説明: SCP-647-JPは、黒い機械式メトロノームです。外見上は損傷が無く、新品同様の艶を持ちます。SCP-647-JPを構成する部品は市販品のそれと同一ですが、振り子、遊錘、螺子巻きなどの、動作に関係する部品は操作することができません1。各部品の耐久性は非常に高く、外部からの熱、衝撃、圧力などの破壊的干渉による影響を一切受けません。

SCP-647-JPは不活性、待機、活性の三種類の状態を持っています。通常は不活性状態ですが、不定期な間隔でその他二種類のどちらかに移行し、自身を中心とする半径5mの範囲(以降”射程”とします)に、それぞれ異なる異常をもたらします。

不活性状態では、上記以外の目立った異常性を持ちません。

待機状態では、SCP-647-JPは射程内の、一定の周期を持つ存在を対象とした異常性を示します。SCP-647-JPはそれらの一部に干渉し、周期を完全に消失させます。この変化は瞬時に完了するため、経過観察は現在まで成功していません。一度干渉された対象は、待機状態が終了した後も、通常の方法で周期を付与することは不可能となります。2
対象の周期の消失に伴ってSCP-647-JPの螺子巻きは回転し、影響を受けた対象の数、規模、性質によって回転数は変動します。

活性状態では、SCP-647-JPは自発的に起動し、外見上は正常に動作します。起動から5~7秒経過すると、SCP-647-JPは射程内のいくつかの存在に干渉し、それらに自身の遊錘が示す数値(以降単純に”数値”とします)に基づく周期を付与します。付与された周期は活性状態終了まで持続し、外部からの干渉で止めることはできません。影響を受けた時点で対象の耐久性はSCP-647-JPのそれと同様になり、一切の破壊が不可能となります。
活性状態が持続する間、SCP-647-JPの螺子巻きは徐々に解けていきます。完全に解けた例はありませんが、この動作から、活性状態にはある種の時間制限が存在すると考えられています。

SCP-647-JPの異常性は螺子巻きの巻き数に関係しており、巻き数によって影響の対象の数が大きく変動します。SCP-647-JPは現在までに、その異常性を用いて自己防衛や外部への攻撃に類する事象を数回誘発しています。自我の存在が懸念されていますが、未だ確証は得られていません。


補遺: SCP-647-JPは199█/█/██、著名音楽家████氏の変死事件に関する警察の家宅捜査において、私室のオルガンに設置されていた所を発見されました。警察官として立ち会っていたエージェントにより回収されましたが、この時点では不活性状態だったため、その耐久性以外の異常性が発見できず、一時的にAnomalousアイテムとしてサイト8237に移送、収容されました。3日後、SCP-647-JPの収容ロッカーが不自然に破損しているのを研究員が発見し、その後の調査によって真の異常性が判明。現在の特別収容プロトコルが制定されました。氏がいつ、どのような経歴でSCP-647-JPの入手に至ったのかは調査中です。