kawakuni

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81██内の低危険度物品保管室501号収容ロッカーに保管されています。実験を実施するには担当官である████研究員の許可が必要です。実験は担当官立会いの下行ってください。ただし1回でもSCP-XXXX-JPに関わる実験にて被験者となった職員は、それ以降被験者とならないでください。

概要: SCP-XXXX-JP-Aは第一次世界大戦中にイギリス国内で生産されたホイッスルです。19██年から19██年の間に███████個が生産されています。

SCP-XXXX-JP-Aと同じ型のホイッスルも入手し、実験を行いましたが(実験XXXX-JP-02を参照)インシデント(インシデントを参照)は起きませんでした。

XXXX-JP-02 20██年██月██日実施

対象: SCP-XXXX-JP-Aと同じ型のホイッスル、Dクラス職員(D-8901)
実施条件: 半径500mが何もない平地地帯、溝の深さ1m以上、溝の内面と内面との奥行1m以上、溝内に10m以上の通路、溝内に2名以上いない
結果: 何も起こらず
分析: SCP-XXXX-JP-Aで吹かなければSCP-XXXX-JP-Bは発動されないことが判りました。
—████研究員

SCP-XXXX-JP-Aは19██年█月██日に東京都██区内の財団フロント企業が運営している████老人ホームにて発見されました。発見された理由はSCP-XXXX-JP-Aを所有していた男性が周囲の人物にSCP-XXXX-JP-Aについて話し回り、それを████老人ホームに潜入していた財団職員が聞きつけたためです。発見時、当時7█歳だった████氏がこのSCP-XXXX-JP-Aの所有者でした。当該男性はSCP-XXXX-JP-Aは自分の父親の形見だと主張しており、SCP-XXXX-JP-Aを回収後当該男性にはSCP-XXXX-JP-Aに関する記憶処理を実施しました。また、████氏からSCP-XXXX-JP-Aのことを聞かされた██名にも記憶処理を実施しました。

インシデント: SCP-XXXX-JP-Aは一定の条件下においてインシデント(以下SCP-XXXX-JP-B)を発動させます。20██年1月1日時点でSCP-XXXX-JP-Bを発動させるには以下の条件が必要であることが判明しています。

  1. 半径500mが何もない平地地帯
  2. 溝の深さ1m以上
  3. 溝の内面と内面との奥行1m以上
  4. 溝内に10m以上の通路
  5. 溝内に2名以上いない

以上の条件がすべて整っている溝内にてSCP-XXXX-JP-Aを吹くことによりSCP-XXXX-JP-Bは発動されます。SCP-XXXX-JP-Aを吹いてから1秒から2秒後に、溝内に少なくとも10名以上の人型実体(以下SCP-XXXX-JP-C-1)が出現します。SCP-XXXX-JP-C-1は、第一次世界大戦中にイギリス軍が使用していた██・███████小銃、ヘルメット、服などを装備しています1。このSCP-XXXX-JP-C-1群は一斉に溝内から何らかの手段を用いて出ます。この時、SCP-XXXX-JP-Aを吹いた者(以下被験者)も強制的に溝内から出させられます。これは、現状どんな手段を用いてもSCP-XXXX-JP-B発動中に溝内に留めていくのは不可能です。

溝内から出たSCP-XXXX-JP-C-1群と被験者は、被験者を中心として横一列に並んで歩きはじめます。これに関しても、SCP-XXXX-JP-C-1や被験者を止めさせることは不可能です。被験者が10歩歩いた時、正面から銃撃を受けます2。この時、正面のどこから銃撃を受けているのかは不明です。銃撃を受け始めてから4秒後に1名のSCP-XXXX-JP-C-1が被弾して倒れます。その後も4秒ごとに1名ずつのSCP-XXXX-JP-C-1が倒れていきます。SCP-XXXX-JP-C-1が全員倒れると、被験者も胸部と左脇腹付近の2カ所に1発ずつ被弾し、その場に倒れます3

被験者が倒れてから10秒後に、溝内から1名のSCP-XXXX-JP-C-1が出現します(以下SCP-XXXX-JP-C-1と区別するためSCP-XXXX-JP-C-2)。SCP-XXXX-JP-C-2は被験者に時速14.4㎞で近づくと、イギリス陸軍に存在する階級を連呼しながら被験者を溝内まで運び込みます4。溝内に被験者が完全に入ったのと同時に、SCP-XXXX-JP-C-1とSCP-XXXX-JP-C-2は消滅します。これでSCP-XXXX-JP-Bは終了です。

補遺1: SCP-XXXX-JP-Aを所有していた ████氏の父親による当該オブジェクトの入手方法と異常性発見理由が判明しました。████氏は██大学を卒業後、██年間にわたってイギリス、ドイツなどヨーロッパに存在する複数国に居住していた記録があり、その間での活動が一部残っていました。以下、古戦場跡地保全連盟に保管されていた████氏の調査報告書です。内容から、調査地で記録した音声と執筆時の心情を併用して紙媒体に記録したと思われます。

補遺2: SCP-XXXX-JP-B発動中に発生する発砲元が判明しました。

補遺3: 条件を大幅に変更すると、SCP-XXXX-JP-C-1が倒れる速度が速くなることが判明しました。

XXXX-JP-09 20██年██月██日実施

対象: SCP-XXXX-JP-A、Dクラス職員(D-8936)
実施条件: 半径500mが何もない平地地帯、溝の深さ1m以上、溝の内面と内面との奥行1m以上、溝内に10m以上の通路、溝内に2名以上いない
結果: SCP-XXXX-JP-C-1が800名出現し、そのうちの20名がいくつかの溝内に木製の梯子を掛け、 その梯子を使ってSCP-XXXX-JP-C-1群が溝内から出始めました。SCP-XXXX-JP-C-2は4名に増え、D-8936を大佐と呼んでいました。また、当該実験において銃撃は激しく、数秒で5名から6名のSCP-XXXX-JP-C-1が倒れて行きました。
分析: ありゃ虐殺だ。 —D-8936