scp-xxx-jp 「引き止める酒場」

アイテム番号:SCP-xxx-jp

オブジェクトクラス:safe

特別収容プロトコル:SCP-xxx-jpの周囲10m以内の木(計15本)に赤外線カメラを取り付け常に監視し続けてください。赤外線カメラの交換周期は約1年です。

説明:SCP-xxx-jpは日本の山梨県にある青木ヶ原で発見されました。発見された経緯は[削除済み]。SCP-xxx-jpは小さな酒場のような見た目をしています。

SCP-xxx-jpは自殺願望のある人、写真または映像でのみ視認することが出来ます。SCP-xxx-jpの内部は一般的なカウンター席があり他に席はありません。カウンターには、白の長袖シャツ、黒のストライプベスト、黄色の蝶ネクタイ、黒のショートエプロン、黒のストレッチパンツを着用した頭部のない人型オブジェクトがいます。以後このオブジェクトをSCP-xxx-jp-1とします。

SCP-xxx-jp-1はその外見に関わらず周囲に非常に友好的な印象を与えることが確認されています。SCP-xxx-jp-1は喋ることと音を聴くことができないようです。しかし未知の方法でものを見る能力が備わっています。そのため常にコミュニケーションは筆談で行います。

SCP-xxx-jp-1はSCP-xxx-jpに入ってきた対象に対し「いらっしゃいませ。どうぞお座り下さい。」と書かれたスケッチブックを提示します。対象が席に着くと対象の好きな飲料を教えて欲しいといった旨のメモを提示し、指定の飲料を湛えた透明のビンからグラスに注ぎ対象に渡します。このビンを以後SCP-xxx-jp-2と表記します。SCP-xxx-jp-2は過去に[削除済み]社の[削除済み]、[削除済み]、[削除済み]などの飲料を湛えて現れています。この特異性はSCP-xxx-jp-1によるものであることが実験xxx-1で確認されています。

実験記録xxx - 日付20██_/██_/██

実験対象:
SCP-xxx-jp-2
実施方法:
Dクラス職員に3名にSCP-xxx-jp-2を持たせコーヒーをグラスに注ぐように指示する。
結果:
SCP-xxx-jp-2からはコーヒーは注がれなかった。
分析:
SCP-xxx-jp-1以外が使用した場合特異性は生じないと結論が出された。

SCP-xxx-jp-1は対象が飲料を消費し始めて暫く経つと何故ここに来たのかを聞きます。SCP-xxx-jp-1は、暴露の内容がどれだけくだらないものであっても真剣に回答しようという姿勢が見られまが職場または失業に関する問題を提示されるとSCP-xxx-jp-1は酷く苦しむ様子を見せたあと消失します。SCP-xxx-jp-1はインタビューxxx-1で人間であった可能性が浮上してきました

インタビューxxx-1

対象: [SCP-xxx-jp-1]

インタビュアー: [██博士]

付記: [ここでのやり取りは全てスケッチブック上で行われたものです。]

██博士:こんばんはSCP-xxx-jp-1。

SCP-xxx-jp-1:こんばんは。██博士。また来たのかい?飲み物は[削除済み]で良かったかな?
██博士:ああ、頼むよ。今日は君に質問をしに来ました。

SCP-xxx-jp-1:質問?私に出来ることなら協力するよ。

██博士:ありがとう。では質問をしよう。君はいつからここにいるか教えてくれるかな?

SCP-xxx-jp-1:[5秒の沈黙]

██博士:どうかしましたか?

SCP-xxx-jp-1:私は昔、会社に務めていたんだ。私の務めていた会社は俗に言うブラック企業という奴でね。ある日耐えきれなくなってここで自殺したのさ[長い沈黙]皮肉な話しだろ?自殺した人が自殺を止めるなんて。

██博士:そんなことはありません。あなたのアドバイスで救われた人がいる。これは不動の事実です。過去に何があろうとあなたは今善を成しているのです。その事に誇りを持てばいいんですよ。

SCP-xxx-jp-1: ありがとうございます。

[SCP-xxx-jp-1が消失]

インタビュー終了

終了報告書:SCP-xxx-jp-1はこのインタビューの1時間後に頭部がある状態でSCP-xxx-jpに再出現しました。現在は仕事や職場に関する暴露にも真剣に対応する姿勢を見せています。