Karinntou

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 現在SCP-XXX-JPは未収容状態であり、ドップル島のあった海域は常に3つの財団保有の人工衛星による監視を行ってください。また、SCP-XXX-JPの再出現に備え、これらの衛星からは常にレーザーの照準をドップル島のあった地点に合わせてください。

説明: SCP-XXX-JPは1946年11月2日に発生したドップル島の消失を起こしたとされるオブジェクトですが、現在までに具体的な情報は分かっていません。そのため現在では監視を行うことにとどまっています。

消失当時ドップル島は総人口864人の、如何なる国にも属さない独立した島で、北緯██°東経███°に位置するにもかかわらず、周辺国との交流をあまり持たなかった上、戦火や過去の災害では大きな被害を免れていたため「世界最後の秘境」「神秘宿る島」等と呼ばれていました。ドップル島は、第二次世界大戦後の財団への協力等を盛り込んだゼル文書1に調印することを拒否した国や地域の1つでした。四度目の交渉が決裂した直後に消失したことから、SCP-XXX-JPを保持していた為に財団への協力を拒んでいたが、SCP-XXX-JPが何らかの原因でその異常性を発揮した、と考えられています。財団による迅速な情報統制や記憶処置によって、一般的にドップル島自体が存在していなかったことになっています。

補遺: 財団の迅速な対応、およびオブジェクトを保有することへの危機感から、ゼル文書への調印を拒否していた国や地域の代表者達は調印することを受け入れました。結果、現在ではすべての国や地域に財団の関連施設を設置することが義務付けられています。