SCP&Tale下書き

ASHURA BROKE…

アイテム番号: SCP-XXX-JP

picture-1422-jp-1.jpg

不活性時のSCP-XXX-JP(クリックで拡大)。

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8105の5 m×5 m×5 mの鉄製収容ユニットに収容されています。収容ユニット内の清掃・内部の物品の回収は遠隔操作ロボットによって行われ、人間が収容ユニット内部、及び収容ユニットから半径10 mの範囲へ進入することは許可されません。収容ユニット内部には監視カメラを設置し、SCP-XXX-JPの活性化が確認された場合、自動プログラムによりサイト管理官と担当職員へ活性化が通達されます。活性時に発生した設備の損傷は、遠隔操作ロボットによって修復されます。

活性化の後、SCP-XXX-JPが不活性化した際に出現した物品は回収され、DNA検査等の調査が行われます。その後、重要度が高いと判断された物品は冷凍保管庫に保管され、その他は廃棄処分されます。

説明: SCP-XXX-JPは、放射性炭素年代測定の結果から平安時代に作成されたことが判明している、高さ約306 cmの木造の阿修羅立像です。SCP-XXX-JPの腕の内第三手1左腕は存在しませんが、断面の調査から腕は腐食及び外部からの強い力により破損したことが確認されています。SCP-XXX-JPの内部は空洞であり、腹部内部には63本 69本の人間の背骨或いは大腿骨が存在しています。放射性炭素年代測定の結果、これらの骨は全て平安時代の人間のものであると判明しました。

picture-1422-jp-3.jpg

SCP-XXX-JP活性時に見られるピンク色の煙。

SCP-XXX-JPは不定期に活性化します。活性時、SCP-XXX-JPから半径約5.2 mの範囲(活性範囲に指定)にはピンク色の煙のような物質2が充満します。活性時のSCP-XXX-JPは、全ての手を接地させた前屈みの姿勢で活性範囲内のランダムな地点へと歩行します。この時、SCP-XXX-JPの移動ルート上の障害物はピンク色の煙に変化します。ランダムな地点へ到着したSCP-XXX-JPは空中に第一手を伸ばし、口部を開きます。直後、内部から平均的な人間のそれの3倍程度の大きさの背骨のような物体(SCP-XXX-JP-1に指定)が出現・伸長します。SCP-XXX-JP-1が萎縮すると、SCP-XXX-JPは空中に手を伸ばしての運動を開始します。約2~3分後、SCP-XXX-JPは台座へと歩行し、活性前と同様の姿勢に戻ります。SCP-XXX-JPの不活性化後、活性範囲の床には多量の血痕、及び血液が付着したランダムな物品が出現します。

SCP-XXX-JPには、現実歪曲の影響を受けた物体に見られる現実性強度の微弱な変動性3が確認されています。このことから、SCP-XXX-JPの異常性は何らかの現実歪曲事象によるものと推測されていますが、これまで行われたスクラントン現実錨(SRA)による収容の試みは全て失敗しています。

SCP-XXX-JP活性化記録

抜粋
事例01/XXX

発生日時: 1945/12/19

場所: SCP-XXX-JP収容ユニット。

概要: SCP-XXX-JPを移送してから約1時間後SCP-XXX-JPが活性化し、約3分後に不活性化した。活性時の収容ユニットでは既にSRAが設置・起動されていた。

出現物品: 約18 Lの血痕(台座から約2 mの床)、摘出されて間もないと推測される背骨1本(SCP-XXX-JP内部)。検査の結果、出現した血液とSCP-XXX-JPに付着した血液、及びSCP-XXX-JP内部に出現した背骨は同一人物のものであると確認された。

メモ: SCP-XXX-JPの活性化が最初に確認された事例である。条件が不明である為、検証を行う必要がある。


事例02/XXX

発生日時: 1945/12/20

場所: SCP-XXX-JP収容ユニット。

概要: SCP-XXX-JPが活性化する条件の検証の為、Dクラス職員1名を収容ユニットの扉前に待機させていたところ、SCP-XXX-JPが活性化。約3分後に不活性化した。

出現物品: 微量の血液が付着した髪の毛6本(台座から約3 mの床)、摘出されて間もないと推測される背骨1本(SCP-XXX-JP内部)。検査の結果、出現した血液や髪の毛とSCP-XXX-JPに付着した血液、及びSCP-XXX-JP内部に出現した背骨は同一人物のものであると確認された。

メモ: 事例01/XXXの際は、SCP-XXX-JP収容の手続きなどで、数名の担当職員が収容ユニット付近に存在した。人物を一定距離に近づけることが活性化の条件なのだろうか。とにかく、次回の活性化でSCP-XXX-JPに影響が見られなかったら、SRAは機械を用いて撤去しなければならないだろう。


事例04/XXX

発生日時: 1945/12/26

場所: SCP-XXX-JP収容ユニット。

概要: SCP-XXX-JPが活性化する条件の検証の為、Dクラス職員1名を収容ユニット内に進入させたところ、SCP-XXX-JPが活性化。約3分後に不活性化した。

出現物品: 約13 Lの血痕(台座から約5 mの床)、摘出されて間もないと推測される大腿骨1本(SCP-XXX-JP内部)。検査の結果、出現した血液とSCP-XXX-JPに付着した血液、及びSCP-XXX-JP内部に出現した大腿骨は同一人物のものであると確認された。

メモ: 事例02/XXXと比べると、SCP-XXX-JPが活性化する距離が短くなっているようだ。接近する人物によって活性化する距離が違うのだろうか。進入させるDクラス職員を増員し、かつ身体的/精神的な特徴が異なる人員を用意すべきに思われる。


事例05/XXX

発生日時: 1945/12/28

場所: SCP-XXX-JP収容ユニット前廊下。

概要: 収容ユニットの周辺25 mには如何なる人物も存在しなかったにも拘わらず、SCP-XXX-JPが活性化。約4分後に不活性化した。

出現物品: 白衣を着用した男性の遺体(台座から約6 mに位置する廊下の床)、摘出されて間もないと推測される背骨1本(SCP-XXX-JP内部)。白衣からは「山野井 賢一」という財団所属の研究員のIDカードが発見されたが、1945/12/28まで財団にそのような職員が存在した記録はない。遺体は口部から肛門にかけて引き裂かれており、検査の結果、出現した遺体や血痕、SCP-XXX-JPに付着していた血液、及びSCP-XXX-JP内部に出現した背骨は全て同一人物のものであると確認された。

メモ: 存在しないとされる職員の遺体が出現したことも特筆すべきインシデントだが、それよりももっと重大な問題がある。本来であれば、このような自律して移動するオブジェクトには、最低1人、博士程度の研究員が研究や収容の担当につく筈である。しかし、現在までそのような職員が担当についていた記録はない。また、これまでの4つの記録に付属していたメモを書いた人物も特定できていない。これ以上の不測の事態を避けるべく、SCP-XXX-JPに関する実験の無期限の凍結を要請する。 — サイト-8105管理官

補遺1-収容経緯: SCP-XXX-JPは、1945年に蒐集院が財団に吸収される過程で引き渡されました。蒐集院はSCP-XXX-JPを「呪われた仏像」として認識しており、結界で隔離することで収容していました。蒐集院が記録している活性化事例は23件であり、この記録によれば数百年間SCP-XXX-JPの活性化は発生していませんでした。

picture-1422-jp-7.jpg

蒐集院から引き渡された絵画。「藤原醒子」を描写したものであるかは不明である。

蒐集院の記録によれば、SCP-XXX-JPは京都府[削除済]の聴法寺4の持仏堂5に存在しました。記録に於いては、発見当時、聴法寺内部にはSCP-XXX-JPの他に広範囲に渡る複数の血痕、12体の引き裂かれた遺体、及び「聴法日記」というタイトルの文書(資料XXX-JPに指定)が存在したとされています。

資料XXX-JPでは、SCP-XXX-JPは「藤原醒子6」という藤原道長の七女が法成寺7から持ち出したものであるとされています。しかし、これまで発見されている考古学的証拠は藤原道長の子供が6人であることを示しており、資料XXX-JP以外に藤原道長の七女に言及する、或いは存在を示す証拠は発見されていません。「藤原醒子」が架空の人物であるのか、それとも実在した人物であるのかは不明のままです。

以下は、資料XXX-JPの現代語訳からの抜粋と、蒐集院が聴法寺境内で発見したとしている主な遺留物の一覧です。完全版の資料は、異常文書部門に連絡すれば閲覧可能です。

資料XXX-JP

抜粋

[判読不能]、法成寺を出発してから14日、聴法寺に着いた。家人8の手伝いで阿修羅を持仏堂に移し申し上げた。ぼんやりと霊験が感じられる。[判読不能]が「お側にお仕え致します。」と言い、(私は)「これからの生活、共に支え合いましょう。」と答えた。入道殿9から頂いた阿修羅は、私たちを守護なさるだろうか。


修行は厳しいが、全く苦ではない。むしろ、帝に嫁ぎ申し上げたのに子をお設けすることができず、宮に留まり申し上げることこそ、苦だった。真言を唱えている間は俗世から離れ、本尊10の他に気持ちが向くことがない。なんと清らかな気持ちだろうか。住職殿も「あなたはとても優秀な修行者です。これから先もそのように励みなさい。」と仰った。即身成仏を成すまで、全身全霊を注いで修行に励もう。


私の心は生き生きとしているのに、私の身体は妙に疲れている。[判読不能]は「あまり無理をなさらないでください。」と言っていたが、悟りを得る為にはこの程度の修行に倒れてはならない。以前ほど(修行が)捗らなくなっているから、寝る時間はない。住職殿、入道殿、帝のご恩にお報いする為にも、日記も暫く止めることに決めた。


夢告11を頂いた。大日如来は大地から弘法大師12を引き抜きなさり、2本の手を刀に変えて、(弘法大師の)心臓を貫かれた。大師の血は大地に夜空を描き、はさふりて[原文ママ]、舞いを如来へお捧げした。私の目は1本の手に包まれ、如来が海に映られる海皇の影であると知った。私は着物を脱ぎ、海皇に身体をお捧げしようとしたが、潮は引き、私は浜に取り残された。夢は終わった。

持仏堂で目覚めた。[判読不能]は「あなたは修行中にお倒れになったのです。」と言っていた。しかし、身体はとても軽く、天に昇るようだった。私は、[判読不能]に住職殿をお呼びさせ、夢告のことをお伝えした。すると、(住職殿は)寺の全員を本堂にお集めになった。何があったのだろうか。とにかく、海皇の為に、早く修行に戻りたい。


住職殿が新しい修行をお始めになった。修行者の心臓を刀で取り出され、大日如来に奉られた。この修行にお加りしようとしたが、[判読不能]に止められた。住職殿も、「あなたは海皇の妃になる方ですから、修行をしてはなりません」と仰っていた。持仏堂にいるままでは、読経の他にすることがない。[判読不能]と歌を詠んでも、([判読不能]は)どこか落ち着かない。これでは、出家の前と全く変わらない。

夢に香しい煙が満ちる。数多の阿修羅に、私の身体を切り裂いていただく。なんと心地よいことか。それでも、海皇は未だに私をお連れにならない。ああ、早く御子を授かりたい。


夜、[判読不能]が私を寺の外へ連れ出そうとした。(私は)叫び、修行者たちに助けられた。[判読不能]は縛られ、鐘楼にお入れになり鍵をかけられた。住職殿は修行者に、海皇の真言を唱えながら鐘楼の周りを回らせられた。鐘楼の中からは泣き声が聞こえ、[判読不能]は喜んでいたようだった。三日三晩続いた後、(住職殿が)鐘楼の扉をお空けになると、[判読不能]は煙になっていた。「潮はこの者をお連れになった。」と仰った。海へ行きたかったので、「私を鐘楼にお入れください。」と申し上げたが、住職殿はまた(私を)持仏堂に閉じ込められた。


夢告が止まってしまった。海皇は私をお見捨てになったのだろうか。それでも、私は海へ行く為に、持仏への祈祷を始めた。

家人たちは歌の心得がなかったので、読経の合間に家人に心臓行者の骨を拾わせた。骨は阿修羅にお捧げし、海への道の守護を祈祷申し上げた。住職殿は「心臓行者が足らない」と言われ、聴法寺の近くの人々の心臓を取るようになった。それからは、毎日骨が得られた。阿修羅は必ず私を守護なさるだろう。


今朝、住職殿が修行者を集め、帝を討ち滅ぼし、海皇の法を知らしめようと仰った。心臓を捧げた修行者たちは、血を撒き散らして刀を手に取った。明日都に下るそうだ。偽の帝は死に、衆生が海に渡る時が近い。

私も、早く、この心臓をお捧げし、成仏を果たしたい。来るべき時に向けて、祈祷を済ませておかなければならない。


発見時の遺留物一覧

蒐集院の記録より引用
場所 遺留物
参道 ・1畳~2畳程度の血痕3点
鐘楼 ・内部の壁に見られる掻き傷17点
阿字観13道場 ・壁や床、天井に飛び散っている、23畳程度の血痕
・平安時代に広く見られた、修行者の衣服3点。何れも血痕が付着
本堂 ・本尊と思われる、内部に腐敗した人肉や血痕を有する木造の大日如来坐像1体(異常性はない)
・壁や床、天井に飛び散っている、17畳程度の血痕
方丈14 ・血液で汚れ、判読が困難な巻物3点
・硯や筆といった文房具
・錆びた直刀153本
・硯が置かれた机を中心に飛び散っている、1畳程度の血痕
持仏堂 ・頭部を中心に多量の血痕が見られる、SCP-XXX-JP
・女性を描いた絵画1枚
・ツゲ櫛1個
・資料XXX-JP
・硯や筆といった文房具
・SCP-XXX-JPの前方に置かれたしとね16
・茵を中心に飛び散っている、1畳程度の血痕
その他 ・1畳~3畳程度の血痕16点
・血痕が付着した修行者の衣服7点
・折れた直刀

補遺2-音声記録: 19██/██/██、収容ユニットの周辺25 mには如何なる人物も存在しなかったにも拘わらず、SCP-XXX-JPが活性化しました(事例06/XXX)。約5分後にSCP-XXX-JPは不活性化し、この時収容ユニット内の監視カメラがSCP-XXX-JPから発生していると思われる音声を記録しました。事案06/XXXの詳細な記録は、RAISAに連絡すれば閲覧可能です。

解析の結果、この音声は51名~54名の男女による読経であると判明しました。音声解析の過程で、3名の担当職員が失踪しています。また、音声解析が実施されて以降サイト-8105で2つ腐敗した人肉が発見されています。これらのインシデントとSCP-XXX-JPの関係は現在も調査中ですが、不測の事態を防ぐ為、当該音声の閲覧は禁止されています。

以下は、事例06/XXXに於いて記録された監視カメラの映像です。認識災害の影響を帯びている箇所は除去されています。

監視カメラ映像XXX-05

映像記録
再生開始

<00:00:00>

[映像は収容ユニット内の様子を映している。SCP-XXX-JPは収容ユニット中央の台座で直立している。]

<00:00:01>

[SCP-XXX-JPが監視カメラの少し下に顔を向ける。直後、金属音。]

<00:00:03>

[SCP-XXX-JPが全ての手を接地させ、監視カメラに接近する。ピンク色の煙が収容ユニット内に充満し始める。]

<00:00:24>

[SCP-XXX-JPが停止する。この時点で、煙により監視カメラから2 m先の様子は確認できなくなっている。]

<00:00:25>

不明な男性の声17: [震えながら]た、たすけて —

<00:00:28>

[SCP-XXX-JPが前方へ第一手を伸ばし、空中の何かを掴むように指や腕を変形させる。不明な男性の呻き声のような音声が記録される。]

<00:00:30>

[SCP-XXX-JPが口部を開き、SCP-XXX-JP-1が出現する。51名~54名の男女による念仏のような音声が記録され始める。]

<00:00:25>

不明な男性の声: や、やめろ、頼む…!

<00:00:35>

[SCP-XXX-JP-1が急激に伸長し、SCP-XXX-JP-1に血液が付着する。]

<00:00:36>

不明な男性の声: [くぐもった絶叫]

<00:00:41>

[SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JP内部へと引き戻されていく。絶叫は続いている。]

<00:01:02>

[SCP-XXX-JP-1が完全にSCP-XXX-JP内に格納され、映像には確認されなくなる。SCP-XXX-JPを第一手を伸ばしている付近に第二手を伸ばし、何かを引き伸ばして進入するように頭部を動かし始める。SCP-XXX-JPに血液が付着し始める。この時点で不明な男性の声は記録されなくなる。]

<00:02:10>

[SCP-XXX-JPが顔面を上に向け、口部を開く。直後、乳児の泣き声のような音声が記録される。]

<00:02:25>

[SCP-XXX-JPが再び全ての手を接地させ、台座への移動を開始する。SCP-XXX-JPがピンク色の煙により映像に映らなくなった段階で、念仏のような音声は記録されなくなる。]

<00:02:59>

[ピンク色の煙が消失する。SCP-XXX-JPは台座の上で、活性化する前の直立姿勢をとっている。監視カメラ付近の床には多量の血痕が確認できる。]

再生終了


画像1,2(加工済) — 阿修羅像
作者: 小川晴暘
ライセンス: Public Domain


画像3(加工済) — ピンク色の煙
作者: U.S. Navy photo by Photographer's Mate 2nd Class Michael B.W. Watkins.
ライセンス: Public Domain


画像4(加工済) — 藤原醒子
作者: 土佐光起
ライセンス: Public Domain


画像5(加工済) — 五芒星
作者: Mukai
ライセンス: CC-BY-SA 3.0


不条理が不条理を殺した

評価: 0+x


[

ファイル作成者: ジョジュエ・リュティック博士

当該ファイルはSCP-XXXX-JP-1ではありません。


CLASSIFIÉ Objet #: SCP-XXXX-JP
NIVEAU 3/XXXX-JP Classe: Keter Euclid

脅威レベル:

pic-xxxx-jp-1.jpg

Fig 1.1: イザベル・シモンIsabelle Simon氏(左)と彫刻家ヨルゴ・アデールYorgo Ader氏(右)


特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP担当職員は毎日、感染者確認のための検査テストを受けなければなりません。また、SCP-XXXX-JPに関する全ファイルの作成者は財団ウェブクローラー"幼稚アンファン"によって自動的に確認され、「イザベル・シモン」という名前の人物が作成したファイルは破棄/再構築されなければなりません。財団が確保している全てのSCP-XXXX-JP-1は、サイト-73の電子保管庫に収容されています。

機動部隊ガンマ-5("燻製ニシンの虚偽")によるSCP-XXXX-JP-1の回収、及びSCP-XXXX-JP-2感染者への記憶処理は現在も進行中です。同時に、インターネット上を財団ウェブクローラー"審美眼サヴール"が走査し、「イザベル・シモン」に言及するあらゆる情報を記録しています。全ての「イザベル・シモン」の情報は異常性審査を受け、SCP-XXXX-JPやSCP-XXXX-JP-2の影響を受けていると判断された場合は強制的に除去されます。情報源であった人物は簡易的な尋問と記憶処理の対象となります。

ミーム部門と機動部隊ウプシロン-4("糖衣錠")による危険性協議の結果、当該ファイル、及び添付資料ファイルをMS-2342規格でエンコードする必要はないという結論が出されています。

説明: SCP-XXXX-JPは作成者・代表者・指導者など(以下、便宜上"作者"と総称)を内包する概念を対象とする、ミーム的-概念的寄生体です。SCP-XXXX-JPが寄生した概念(SCP-XXXX-JP-1に指定)に関する情報は改変され、"作者"がイザベル・シモンという女性に変更されます。この時、SCP-XXXX-JP-1の"作者"がイザベル・シモンであるという記憶を有していない人物は影響を受けません。しかし、SCP-XXXX-JP-1の"作者"がイザベル・シモンであると知った/知っていた人物は、SCP-XXXX-JP-2に指定される精神影響に感染します。

SCP-XXXX-JP-2感染者の大半は、イザベル・シモン及びその作品に関する具体的/詳細な知識を有していません。全SCP-XXXX-JP-2感染者の共通認識は、「イザベル・シモンは史上最低の"作者"である」というもののみです。その知識の欠如にも拘わらず、SCP-XXXX-JP-2感染者は疑い無くイザベル・シモン及びSCP-XXXX-JP-1を批判し、時には暴力的な手段によってSCP-XXXX-JP-1の破壊を試みます。SCP-XXXX-JP-2はミーム的な経路で拡散することはなく、感染者へのクラスA/B記憶処理で除去することが可能です。

SCP-XXXX-JPの唯一既知の伝染経路は、ある人物がSCP-XXXX-JP-1でない存在の"作者"をイザベル・シモンであると誤認することです。多くの場合、SCP-XXXX-JP-2感染者はこの伝染経路によってSCP-XXXX-JPを媒介します。なお、SCP-XXXX-JPが寄生する以前から"作者"がイザベル・シモンである概念に異常性は存在せず、SCP-XXXX-JPが寄生することはありません。

補遺XXXX-JP.1: 添付資料(対抗ミーム摂取の上で閲覧可能)

  • ミーム
  • euclid
  • scp-jp
  • 国外収容
  • 寄生
  • 概念
  • 精神影響
  • 芸術
  • 記憶影響
  • 宗教

画像1(加工済) — シモン氏とアデール氏
作者: Unknown
ライセンス: Public Domain


画像2-1(加工済) — フランス国章(非公式)
作者: Jérôme BLUM
ライセンス: CC BY-SA 2.0 fr


画像2-2(加工済) — 財団ロゴ
作者: Aelanna
ライセンス: CC BY-SA 2.0