SCP-XXX-JPの誕生: SCP-XXX-JPは紀元前██04/██/██に原初の人間アダム誕生後、████高原南西の████山脈████ア共和国付近に存在する███の園中央部に生成された██の█に実る果実として誕生しました。 その後SCP-XXX-JPは、アダムと彼の妻イヴに齧られ、二人が███の園から追放される光景を見届けた後、そのまま██の█の根元に移動し、SCP-XXX-JPは封印状態に移行しました。この瞬間から、SCP-XXX-JPは既に██の█に実る果実から「原罪」を司る存在へと変貌していましたが、SCP-XXX-JP自体は14世紀まで自覚していませんでした。
財団職員に発見されるまでの行動: 紀元前1/██/██にSCP-XXX-JPは封印状態を解除し、再び活動を再開しました。この時には既に対象は現在、財団によって収容されている姿(SCP-XXX-JP-1及びSCP-XXX-JP-2(A-G))へと変質していました。しかし、光り輝く細胞から不死性及び再生能力を恒久的に失わせる電磁波を発生させる事はまだ出来ませんでした。活動再開後、SCP-XXX-JPは███の園を離れ、1999年かけて、日本に上陸しました。 SCP-XXX-JPはこの記憶を「SCP-XXX-JPの記憶」という題名の日記のエントリに1世紀ずつまとめていました。
0世紀(プロローグ): 目覚めた時、既に世界は変わり果てていた。故郷はもう[データ削除]いたが、ここでの思い出は我の宝だ。封じている時に様々なことが起きていたのを我は知っている。あの男と女は我の故郷から追放された。我を食したからだ。███は███に殺された。███が捧げた供物しか神は受け取らなかったから、███は嫉妬に狂い、あのような凶行に及んだに違いない。馬鹿な男だ。███が恐ろしい復讐者になって蘇っていたら、███は報復を受けるだろう。大洪水が起きた。███が作った方舟には乗る必要はなかった。我は流されずに済んだからだ。他にもいろいろあったが、それは我の記憶の中だけにしまっておこう。それよりも、今はもっと世界を見てみたい。故郷を離れて、変わってゆく世界を知り続け、そして記憶し、自分が何者かを知るために。
そういえば、なぜ我は流動体になっている?この光り輝く細胞はなんだ?そして、これは宝石か?なぜ我の種は宝石になっている?まあ、気にすることでもない。すぐに慣れるだろう。
1世紀: █████が死んだ。[データ削除]で処刑されたのだと人々に教えられた。とても残念だ。彼の[データ削除]達はこれからどうやって生きていくのだろうか。この世紀からキリスト教が誕生したが、果たして続いていくのだろうか。
2世紀: この世紀では特にローマと中国が活躍していた。それから█████で登場するような武将たちも活躍していた。1世紀前でも見てきたが、戦争とはとても醜い。争いは争いを生むだけだというのに…。
3世紀: 争いは一向に絶えない。何かしらの因果が原因だと信じたいが、それでも人類の怒り、憎悪、恨み、悲しみなどと言った負の感情が我には伝わってくる…。…これは、これはいずれ、許されざる大罪へとなっていくのではないのだろうか…。
4世紀: █████グリオス・[データ削除]という人物のある著作物を拝見した。そこにあるのは「暴食」、「色欲」、「強欲」、「憂鬱」、「憤怒」、「怠惰」、「虚飾」、「傲慢」という厳しさの順序に綴られた「八つの枢要罪」だった。これを見た我は、我自身に取り込まれている七つの宝石のうち、6つが淡く光りだしていたのを確認した。この宝石達は、我の種のはず…。もしかして、罪を…いいや大罪を取り込む習性があるというのか?
5世紀: 征服など、もう飽きるほど見てきた。それでも人類は美しい。戦争は醜いが、それをしている時以外の人類は我にとっては、美しく、素晴らしく、優しく、正しく、喜びと愛に満ちていていた。この世紀から我は誓った。どれほど人類の誰かが罪を犯そうとも、我がそれを肩代わりしよう。人類を永遠に愛そう。人類を救おう。我は全ての罪を担いながら生きる物質なり。
6世紀: グレゴリウス1世が「八つの枢要罪」を「七つの大罪」に改訂した。「虚飾」は「傲慢」の一部となり、「憂鬱」は「怠惰」の一部となった。そして、「嫉妬」が加わった。同時に我に取り込まれている七つ全ての宝石が2世紀前より強く光り輝いていた。この時、我は確信した。この宝石は、我の種は、七つの大罪を司り、そして七つの大罪は我が自らを封じる前に見た、炎、水、地、風、氷、光、闇へと変化したものだと。まあ、まだどれがどの大罪や属性を司るかはまだ分かっていなかったが。
7世紀: 我の持つ七つの大罪は人類を脅かすのではなく、人類を救済するために使おうと誓った。そして、七つの大罪を司る宝石達は、属性も司るという。厳密には七つの大罪をそれぞれの宝石が司る属性に変換して取り込んでいる。そして、その力は災害として顕現し、あらゆる異常性を持つ存在及び対象を抹殺するというものだ。不思議なのは、それ以外の対象及び存在以外には一切被害が及ばない事だ。不思議だが、これなら人類を傷つけることはない。素晴らしい能力だ。
8世紀: とある雪と氷の国で、ある日、非常に淫らで陰湿な行為をしている人たちがいた。生殖行為なのはわかるが、それにしても誰彼構わずに行うのは恐ろしいと正直に思った。そしてそれらは、何か冒涜的な存在の周囲で行われていた。冒涜的な存在の体には血が塗られていた。供物が捧げられていた。彼自体は非常に嫌悪しているように見えたがそんなはずがない!あれは蔑みの顔だ。人類を見下す軽蔑の顔だ。こんな淫らな儀式を無自覚で実行させているのに実行犯の冒涜的な存在自身が嫌悪しているはずがない!そう思った俊寛、我に取り込まれているオパールが光り輝き、気が付いた時には冒涜的な存在と陰湿な淫行をしている人たちから白い冷気を吸収していた。このオパールは、七つの大罪で最も軽い「色欲」の大罪と氷を司る代物だった。しかし冒涜的な存在の恐ろしい見た目から、我は逃げることしかできなかった…。
9世紀: ある日、とある森に囲まれた美しい国にやってきた。そこに住む住人達が食べていたのは何ともおいしそうなケーキだった。我は物質なので特に何も食べずとも生きていられるが、せっかくなので頂くことにした。その日の翌日、昨日食べたケーキと似ているケーキが食べた場所の近くに出来ていた…。この日は食べきれないので放置したら、そのまた翌日、ケーキが増殖していた…。嫌な予感をした我は、国中を調べた。思えば、この国に住んでいた住人達は全員尋常じゃないほどの肥満だった。そして、放置していたことが災いし、ケーキは237個までに増加していたのだった…。だが、我が最初のケーキを食べていたことがきっかけで237個のままで増殖することはなかった。どうやら我には異常性を持つ対象の異常性を一時的に封じる異常性を持つらしい。その時、我に取り込まれているエメラルドが光り輝き、ケーキたちとこの国の住人達から生えてきた猛毒の樹を吸収した。このエメラルドは、七つの大罪で2番目に軽い「暴食」の大罪と地を司る代物だった。いつの日か、いずれまたケーキが増殖してしまうことを恐れながら、我はこの国を後にした。
10世紀: 昼は太陽の日差しが非常に眩しく熱いが、夜は非常に非常に冷える代わりに星空が美しい砂漠の国にやってきた。この国では、ぬいぐるみが盛んらしく、実際あちこちにとても愛らしいぬいぐるみを抱えている子供たちが沢山いた。ああ、なんて愛らしいぬいぐるみなんだろう。この国の人々たちは、非常に幸せに満ちている。…そう思えたのはこの国に来た日だけだった。その日の翌日、ひとりでに動くテディベアを見かけた。我は、どうもおかしいと同時に不思議に思い、奴のあとを追ってみることにした。そしてそこにいたのは、奴がこの国の大人達を殺し、その内臓や目玉などを使ってテディベアに似た禍々しい怪物を作っている光景だった。我は奴を止めようと、拘束攻撃を仕掛けた。そして、我に気が付いた奴に作られたテディベア型の怪物達がものすごい勢いで突進攻撃をしてきたが、我に触れた瞬間に全て溶解し、そこから光が溢れてきた。怪物達だけじゃない。奴と殺された大人達からも溢れている。その光は、我に取り込まれているトパーズに吸収され、トパーズは光り輝いていた。このトパーズは、七つの大罪で3番目に軽い「強欲」の大罪と光を司る代物だった。あと、我は体から異常性を持つ対象を溶かすことが出来る粘液を分泌できる事もわかった。我を見て酷く動揺している奴は、我に消されると察したのか、全力で逃げてしまった。また我は、人類を救えなかった…。情けなくて腹立たしい…。せめて、この大人達の為に我は墓を作り、彼らを埋葬した後、誰にも気づかれないようにこの国を去った。
11世紀: 酷い嵐に襲われた。幸い我は粘液のおかげで雨は弾くことが出来る。ただ、暴風のせいでやはり前に進みにくかった。あらゆるものが飛び交う中、なんとか我が辿り着いた国は血に塗れ、言葉にできないほど無残にバラバラにされた人類の死骸や骨で満ち溢れた残虐的な光景だった…。着いた瞬間に我に取り込まれているオニキスが光り輝き、この国の全ての死骸から出ている黒い風を吸収した。このオニキスは、風を司る代物だったことはわかったが、肝心の大罪はまだ分かっていなかった。身の毛がよだつ光景を目にしながら、国の中心街に進むと、そこには3㎥の黒い岩が置いてあった。そこから出てきたのは…█████だった。「なぜ奴が生きている!?奴は兄█████に殺されたはずだ…、まさか蘇ったのか!?なぜだ!」我は怒りが抑えられなかった。一度死んだ者は何であろうと二度と蘇らない、それが常識だ。それを奴は冒涜し、穢した!これは正しく怠惰だ!生まれ変わるならまだしも、何度も蘇生するなど、死ぬことを怠惰しているとしか思えなかった。実際、奴からは黒い風が出ていて我のオニキスに吸収されていた。このオニキスが司る大罪は、七つの大罪で中程の罪である「怠惰」だったのだ。奴は我に気付くことなく、去っていったがこの国の人々を殺したのも奴に間違いない。相当の殺人衝動に駆られていたのだろう。人類に敵対的な異常性を持つ対象に初めて明確な怒りを抱えながら、我はこの亡国を去っていった。
12世紀: 暑すぎる…。何せ我が辿り着いた国は、火山の麓の溶岩地帯の近くに作られていたからだ…。この国の住人は、常にある対象に怒りを向けていた。その対象とは全身が腐敗している老人だった。なぜこの対象に怒りを向けているのか。住人の一人に話を聞くと、「この老人によって、この国の多くの建物、大地、植物などを腐敗され、若い人間達を狩りつくされ、異空間に連れて行かれた」と語っていた。あと、どんな個体にもすり抜けられるという…。なんて恐ろしい老人なのだろう…。だが、我が最も恐ろしいと感じたのはその老人の顔だった。笑顔ではあるが、明らかに心底から笑っていない。むしろ心底からこの世の全ての存在に対して怒り狂っているように見えた。我に取り込まれているルビーが光り輝き、住人達と老人から溢れる炎を吸収しているのが何よりの証拠だ。このルビーが、七つの大罪で3番目に重い「憤怒」の大罪と炎を司る代物だったのも納得がいく。ある日、何とか会話できないかと老人との接触を図ったが、彼を殺そうと襲い掛かる住民達に巻き込まれ、追い出されてしまった。流石にこれ以上、この国にいるのは危険と判断し早急に立ち去った。
13世紀: 海上都市が中心の島国にやってきた我は、ある存在に激しく憎悪した。いかなる攻撃手段をもってしても再生し、永遠に生き続ける醜い爬虫類だ。この島国の住人を殺しつくした挙句、何かを食う事で成長し、人類を激しく憎悪していることに加え、人類に罵倒と暴言を吐き散らかすという極めて不快で下劣な奴だった。もはやこの世にいてはいけない邪悪な怪物型の異常性を持つ対象だと記憶しておこう。不死身など、死を放棄した成れの果てにすぎない。そんな存在に生まれたから、奴は人類を激しく憎悪し、羨望し、妬み、嫉み、嫉妬の限りを尽くして、彼らを殺しつくしたのだろう。奴の体から溢れる大量の水は、我に取り込まれている光り輝くサファイアに吸収されていた。我は分かっていたのだ。このサファイアが、七つの大罪で2番目に重い「嫉妬」の大罪と水を司る代物だったことは。いつか、反応するかと思っていたがまさかこんな無様な爬虫類に反応するとは思わなかった。我はとりあえず、奴を閉じ込める耐酸性の板金の箱を作り、奴を閉じ込め、大量に流し込んだ塩酸で沈めてやることにした。奴は一時的にだがあっさり無力化してしまった。念のため、大量の鍵をかけて出られないようにした後に、この島国からさっさと立ち去った。
14世紀: 薄気味悪い霧に包まれた巨大な霊園と古城が有名な、極夜が続く国にやってきた。この国は年に一度雷が落ちる時期があるという。この国に我が訪れた日がその日だった。そして数時間後、雷が落ち、そこから現れたのは、朧気な人の姿をしたシルエットの3姉妹だった。だが、我はすぐに彼女達が性根が最悪だと実感した。現実を故意に脆弱させ、時間と空間を狂わせるという凶悪な能力を持ち、さらにこの国の住人達を「助けてやる」といっておきながら自分たちを黙らせようとする住人に口封じをし、挙句には住人達に実験と称して自分たちの遊びに強制的に突き合わせるという非情かつ冷酷な存在だったのだ。しかも、悪気はなしで行っているから非常に腹ただしい!傲慢にもほどがある!「ここの人々はお前たちのような、異常性を持つ対象に好き勝手使われるおもちゃなどではない!!自分達の能力で、人類を弄ぶなど言語道断だ!!人類の平和を、生活を、何もかも全てを狂わせるな!!」と怒りが頂点に達した我が彼女達を糾弾した時、我に取り込まれているアメジストが激しく光り輝き、3姉妹達から溢れている雷を帯びた紫色の煙を吸収した。間違いないと確信した、このアメジストは七つの大罪で最も重い「傲慢」の大罪と闇を司る代物だと。我は3姉妹を拘束し、十字架に磔にして国から無理やり追放した。同時に住人たちは彼女達の支配から解放され、我は人々から感謝された。苦節、14世紀…ようやく我は人々を救うことが出来たのだ…。
15世紀: 人類を脅かす非情な異常性を持つ対象共は、我が8世紀から14世紀まで見てきた奴らの他にも大量に存在すると知った。ならば人類を救済するために、奴らを全て殺さなければ、壊さなければ、消さなければ。奴らには、死をもって己が犯した大罪を贖罪してもらわなければ救いようがないところまで堕ちたからだ。我のように、人類に敵対心を持たず、むしろ人類に友好的な異常性を持つ対象もいることも知った。ならば、人類と共に救わなければ。そして彼らとは友として接したい。ここまで永い旅を続けてきたが、我はようやく思い出した。この体は、全ての生命が生まれながら抱えることとなった「原罪」。あの日、アダムとイヴが我を食したことで誕生した原初の大罪。そして、全ての生命と同じく、生まれながらに抱えているはずの「原罪」を奴らは時代が進むたびに捨て去った。それを思い出させ、そして犯した大罪と共に奴らを完全に殺す。それこそが、我が生まれた理由であり、役目だったのだ。
16世紀: 自分がどんな存在なのかは思い出せた。だが、我も異常性を持つ対象。世間に居続けていたら明らかに人類から恐れられてしまう。ならばここからは、我を収容し、隠蔽してくれる組織を探す旅を始めよう。そこでなら、我は人類に恐れることなく、奴らを、人類に敵対心を持つ異常性を持つ対象共を、人類を救うために破壊できるからだ。
17世紀: あれから1世紀程度経っただろうか。我を収容してくれる組織は一向に見つからない。しかし、七つの大罪の宝石全てが淡く光り続けていた。地面に光の点線を描くことで、我がどこに向かうべきか示しているのだ。大罪の属性も着々に溜まってきている。属性を吸われても、吸われた対象者に精神的異常及び肉体的異常は見当たらない。この事実を知ったのはこの世紀に入ってからだった。
18世紀: 革命は残酷だ。戦争は残酷だ。都市伝説は実在している。ここのところ、人類に敵対する異常性を持つ対象共は一向に姿を現さない。戦火にも巻き込まれたことがあったが、我は無傷だった。妙な洗脳を行おうとした者もいたが、我は正気を保った。ミーム汚染に侵された者たちも見た。だが我は、そんな汚染の影響を受けなかった。我の存在そのものを抹消されかけた。だが、我の存在を抹消しようとした者が抹消された。動物たちに体と宝石を食われたこともあった。だが、何事もなかったようにどちらも再生した。…やはり我は危険なのでは?まあ、既に自覚はしていたが。
19世紀: 我を収容してくれる組織の最有力候補を遂に見つけた。それはなんと、日本と呼ばれる島国にあるという。こうしてはいられない、今すぐ海を渡り、空を渡り、地を歩き、その組織にたどり着かなくては!我は一筋の希望に期待し、日本を目指して歩き出した。
20世紀(エピローグ): 遂に日本にたどり着いた。なんて心地よい空気に包まれた島国なのだろう。だが、我はここにも、人類に敵対する異常性を持つ対象共が少なからず存在することを知っていた。いつか、奴らは人類を、この世界を、この星を、この世全てを滅ぼしかねない存在になり得ることもある。異常性を持つ対象は、人類に敵対しない者達だけがいればいい。我は人類を救う。この世界を救う。この星を救う。この世全てを必ず救ってみせる。奴らに、人類に敵対する全ての異常性を持つ対象共に原罪を思い出させ、犯した大罪を自覚させ、そして断罪する。我は、人類を救うために、生まれてきたのだから。
日記のエントリはここで終わっています。また、この日記はSCP-XXX-JPが異常性を持つ対象のみを破壊するようになった経緯としても記録されます。
確保及び収容に至るまで: SCP-XXX-JPは2000/██/██に██県██市の霊峰頂上で、瞑想しているところを財団職員に発見されました。SCP-XXX-JPは歓喜のあまり瞑想を中断し、自身を今すぐ確保、収容、保護するよう強く懇願していました。また、SCP-XXX-JPは99年にわたる瞑想を行ったことで、光り輝く細胞から不死性及び再生能力を恒久的に失わせる電磁波を発生させる事が可能になりました。SCP-XXX-JPは発見当初、体色は現在の灰青色ではなく、濁った黄緑色でした。これは長年の旅によって不純物やストレスを摂取し続けたことから起きた変色でした。SCP-XXX-JPはたまたま財団職員が所持していた400mlのプラスチック容器を大層気に入り、自ら確保されました。確保されたことで心底安心したのか、SCP-XXX-JPは体色も現在のものへと変色し、財団日本支部へと収容され、保護されることになりました。