kabutogani2014
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、その移動させることができない性質から、オブジェクトを中心として収容室をを建設し、内部に警備員を2名以上配置してください。また、収容室を中心として半径100mを「クマ出没地域」として担当職員以外の侵入を阻止してください。侵入阻止が「何らかの偶発的事項」によって失敗し、侵入者がSCP-XXX-JPに接触した場合、直ちにSCP-XXX-JPから離し、Aクラス記憶処理を行ったのち、解放してください。

説明: SP-XXX-JPは、千葉県██に存在する浮遊した破壊不可能なおよそ直径6cmの球体です。外見から、金属でできているものだと推測されていますが、サンプルを採取する試みが成功していないため、材質は不明です。現在まで、SCP-XXX-JPがどのようにして浮遊した状態を維持しているのかは判明していません。

SCP-XXX-JPは不定期に生命体に接触されます。この時接触する生命体には「SCP-XXX-JPに触れる」ことへの欲求は一部を除いて存在せず、現在までの会話が可能な接触者の大半は「偶然触れてしまった」、もしくは「それ以外の目的があった」と証言しています。この接触のプロセスを妨害する試みは全て「偶発的な事項」によって失敗します。

以下は財団確保以来発生したSCP-XXX-JPへの接触の記録です。

接触者 接触理由 備考
エージェント・██ 財団による収容時に接触。 財団が確認した中で最初の接触。
D-25986 財団による接触実験。 当時は浮遊した破壊不可能な球体というAnomalousアイテムとして登録されていた。接触による異常性はないと判断された。
狭間博士 収容室内で研究中に接触。 聴取では「転びそうになり、つい手をついてしまった」と回答。
一般人 警備員の交代中に侵入、接触。 警備員が侵入を発見し、確保、聴取後に記憶処理をして解放。聴取では「怪しい建物に入ったら浮いてる鉄球があったから触った」と回答。警備員の交代中であるということは知っていなかった。
種が不明な蝿 収容室の空気供給管から侵入、接触。 担当職員が確保しようと試みましたが、空気供給管から逃走、失敗しました。
██研究員 SCP-XXX-JP(当時はAnomalousアイテム)の視察に来た際に偶然接触。 ██研究員はSCP-XXX-JPの担当職員ではありませんでした。
一般人 収容室上空を飛行していたヘリコプターから転落、接触。 このヘリコプターはエンジントラブルで空中で自壊し、落下した部品が収容室の天井を破壊。その穴へ偶然にも入り、落下中に接触。駆けつけた救護班が治療に当たりましたが対象は死亡しました。

この一般人の接触により、Anomalousアイテムであったオブジェクトの研究が再開され、異なる異常性が発見され、現在の収容プロトコルに変更、及びEuclidクラスのSCPオブジェクトとして再登録されました。以下はSCP-XXX-JPと登録された後の接触記録の一部です。

接触者 接触理由 備考
███研究員 研究のためにサンプルを採取するために接触。手袋越しであった。 様々な方法が用いられましたが、破壊不可能な性質のために採取は失敗しました。
カラスアゲハ 職員の衣服に付着し侵入、接触。 担当職員の誰も衣服に付着していたことに気づくことができなかった。
カオス・インサージェンシー構成員 担当職員の書いた報告書を盗み出すために侵入、接触。 警備員が発見、交戦。3時間後に対象を確保しました。
警備員 上述の侵入者との交戦中に誤って接触。 手袋越しであった
爬虫類 不明な方法で収容室内部に侵入、接触。 確保後の解剖の結果、既知の爬虫類ではないことが判明した。

完全な記録を閲覧するには担当職員に要請してください。

事件記録XXX-JP 日付20██/██/██ 米国に存在するサイト-13に勤務していたD-████が生命体をランダムな場所へ瞬時に転移させる異常性を持つSCP-███の実験によってSCP-XXX-JPの収容室内に転移し、接触する事案が発生しました。この事案により、SCP-XXX-JPの影響範囲が地球上全てに該当すると推測されました。

補遺: 異常性の抑制が不可能であること、そしてその影響範囲の広大さから、人類への影響の隠蔽が困難であることなどから、SCP-XXX-JPのオブジェクトクラスをketerと変更することが申請され、受理されました。

 
 
 

  • keter
  • scp-jp
  • 球体
  • 移動不可
  • 破壊不能

 
 
 
 
 
 

職員コード
パスワード