時絡もがなの砂箱
下書き批評受付中
評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは周囲10mを有刺鉄線のついた高さ3mのフェンスで囲い、民間人が接近しないようにしてください。フェンスには人間が接触した際に作動するセンサーと監視カメラを配備し、また、毎日9時から15時の間警備員による巡回を行います。侵入を試みた民間人はクラスA記憶処理を行った後、開放してください。

説明: SCP-XXX-JPは██県██村の山奥にある廃屋です。建設年代や所有者などは不明です。平屋建てで内部は「待合室」、「処置室」、「御手洗」の3つの部屋で構成されています。入り口は1つのみで、設置されている看板は大きく劣化しており「鯉」、「医院」、「十五時」という単語といくつかの数字しか確認できません。「待合室」はSCP-XXX-JPの入り口にある部屋で、他の2部屋とも扉を通じて繋がっています。しかし「処置室」につながる扉は固く閉ざされており現在まで内部の侵入に成功していません。扉に設けられた覗き窓からは内部に机と椅子、ベッドや一般家庭に見受けられる医療品が確認されています。「御手洗」は洋式便器がある一般的な個室トイレであり、特に異常性は確認されていません。SCP-XXX-JPの入り口は毎日9時から15時の間のみ解放され、その時間外ではSCP-XXX-JP内部に侵入することはできません。また、15時を超えた時点でその日新しく内部に持ち込まれた、もしくは発生した物体は即座に消失し、その追跡は不可能です。

SCP-XXX-JPに人間が侵入して約5分後に、断続的なドリルのような音(以後SCP-XXX-JP-A)が「処置室」内部から発生します。SCP-XXX-JP-Aの音源は不明ですが、SCP-XXX-JP内部にいる人間のみが聞くことができます。騒音計などによりSCP-XXX-JPが音として発生していることは確認されていますが、いかなる録音装置や通信機器を使用してもSCP-XXX-JP-AをSCP-XXX-JP外部の人間は聞くことができません。代わりに録音機器や通信機器には微弱なノイズが観測されます。SCP-XXX-JP-Aを聞いた人間(以下曝露者)は約1分後、口腔内にヒトの歯の欠片が発生し始め、その量は時間とともに増加します。最初曝露者は歯の欠片の吐出を試みますが、次第に発生する量に追い付かず窒息死します。SCP-XXX-JPからの退出や記憶処理では歯の欠片の発生は停止せず、曝露者の死亡のみによって停止します。回収された歯の欠片は複数人のもので、治療痕やDNAに一致する人物は発見されていません。

SCP-XXX-JPは20██年██月██日、多量の歯と白骨死体があるという通報により発見されました。通報者は山中で道を間違い偶然SCP-XXX-JPを発見したと証言しており、その証言に不審な点はなかったことからクラスA記憶処理の後解放されています。

以下は発見後、Dクラス職員により行われた調査ログです。

SCP-XXX-JP調査ログ

探索者: D-81449(標準仕様のマイクとカメラを所持)

<記録開始>

(D-81449が「待合室」に侵入)

██博士: 内部の様子を報告してください。

D-81449: 了解。入ってすぐ左に靴箱がある。が、スリッパは置いてない。イス……7人くらい座れる長イスが置いてある。さながら病院の待合室だな、受付はないようだが。

██博士: 映像からも確認できています。続けてください。

D-81449: あと奥にドアが2つあるな。札がかかってる……「処置室」と「御手洗」か。入ってみるか?

██博士: では「処置室」に入ってください。

D-81449: わかった。(扉を開けようとする)だめだ開かない。鍵でもかかってんのか?

██博士: 中は見られませんか?

D-81449: えーと……机とベッドが見えるな。ほら。(カメラを「処置室」内部に向ける)

██博士: 確認できました。では「御手洗」に入ってください。

D-81449: こっちは普通に開いたな。見たところただのトイレだ。

██博士: 水道は通って――

D-81449: うわっ!?

██博士: D-81449、どうしましたか?

D-81449: どうしました、っていきなりでかい音なるから……。

██博士: こちらでは音は聞こえていません。どんな音ですか?

D-81449: こんなうるさい音が聞こえてないってのか?どうなってんだ。

██博士: D-81449、音について報告してください。

D-81449: なんか、ドリルみたいな音だよ。歯を削るやつ。ギュッギュイーン、ギュッ、ギュイーンギュイーンて鳴ってる。

██博士: やはり聞こえていません。ただわずかに雑音のようなものが聞こえます。ドリルがあるのですか?

D-81449: いや音はするんだが、たぶん処置室の中だ……でも見えないな。……うん?何か口の中でジャリジャリするな……。

(何かを吹き出す音)

D-81449: ……歯だ。

██博士: D-81449?

D-81449: 細かい歯が出てきた。気持ち悪い……まだジャリジャリする。

██博士: まさか歯が削られて?

D-81449: いや、俺の歯は……全部ある。

(嘔吐音)

D-81449: まだ、出る。

(嘔吐音)

██博士: D-81449、帰還を許可します。

D-81449: ……助かる。

(嘔吐音)

(嘔吐音)

(嘔吐音)

<記録終了>

追記: SCP-XXX-JPの前で倒れているD-81449が発見され、間もなく死亡が確認されました。周りには████個のヒトの歯の欠片が散乱していました。

補遺: SCP-XXX-JP-Aの発生とともに確認されていたノイズの音声分析を行ったところ、日本語音声への変換に成功しました。その内容は以下の繰り返しでした。

コイブチヒフカイインへ ヨウコソ スワッテオマチクダサイ

現在まで「コイブチヒフカイイン」に該当する施設は確認されておりません。

空白
空白
空白

アイデア書きなぐり、執筆中

構文テスト