こちらにて提案したSCPの草案。
積み木のSCP。
見た目は普通の積み木。
箱の中に入っており、箱から取り出しても新たに積み木が箱の中に生成され無くなることはない。
生成される積み木の形はランダム。
この積み木に触れた人間(以下、暴露者)は積み木を使って積み上げたいと言う欲求が生じる。
暴露者はこの要求に従って積み木を積み上げていく。
妨害されると暴露者の性格に関わらず暴力的な手段を用いて抵抗する。(気絶させるなどして強制的に中断させることは可能。)
最短で10分から最長1時間で積み木を積んでいく行為は終了する。
その積み上げられた積み木はおおよそ世界中の実在する建造物の形をかたどっている。
暴露者はその完成した積み木を今度は崩そうとする行為にでる。
それらが崩されると実際の対象の建造物が原因不明の倒壊(倒壊イベント)をおこす。
この倒壊イベントは積み木が崩されてから最短で3時間、最長で7日間である。
積み木を崩した後暴露者は積み木を積み上げたいといった欲求は消える。(強制的に中断させた場合はそのまま)
未完成の場合、積み木同士は完全に接着されいかなる方法を用いても引き離すことは不可能。
最後に積み木を積んでから30分以内に新たに積み木が積まれなかった又は、完成した時点でこの接着の効果は失われ、容易に崩すことが可能になる。
未完成の場合は崩しても倒壊イベントは引き起こされない。
対象になる建造物はある程度の条件があり、世界的に有名なものあるいは1日に1000~2000人以上の利用者がいることである。
頂いたアドバイス
- 未知の建造物を作成し結果現実に未知の建造物が現実改変されて出現。
- 過去現在及び未来に未知の建造物が発生。
- 本来の使用法に近い使用法を強制するという異常性になにか別の異常性を付加。
- 芸術家が大量に作成する。
- 積み木を移動させると実際の建物もそれに合わせて変化する。
SCP報告書
[[>]]
[[module Rate]]
[[/>]]
**アイテム番号:** SCP-XXX-JP
**オブジェクトクラス:** Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください)
**特別収容プロトコル:** [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]
**説明:** [SCPオブジェクトの性質に関する記述]
**補遺:** [SCPオブジェクトに関する補足情報]
インタビュー記録
> **対象:** [人間、団体、SCPオブジェクトなど]
>
> **インタビュアー:** [インタビュアーの名前。必要に応じて█で隠しても良い]
>
> **付記:** [インタビューに関して注意しておく点があれば]
>
> **<録音開始, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>**
>
> **インタビュアー:** [会話]
>
> **誰かさん:** [会話]
>
> [以下、インタビュー終了まで会話を記録する]
>
> **<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>**
>
> **終了報告書:** [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]
実験記録
__**実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD**__
> **対象:**
>
> **実施方法:**
>
> **結果:**
>
> **分析:**
簡易版
classified表示
[[include :scp-jp:component:classified-decoration
|lv=クリアランスレベル
|item=アイテム番号
|oc=オブジェクトクラス
|lang=言語(EN:英語 JP:日本語)
|trans-level=上部に表示させる文字列
|trans-classified=下部に表示させる文字列
]]
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の低脅威度物品保管ロッカーに収容されます。SCP-XXX-JP-Aは個別に免震機構を備えた異常物品保管庫にて施錠したうえで保管してください。施錠した鍵は研究担当責任者とサイト管理者が所持しています。SCP-XXX-JP-Aが破壊される要素は可能な限り排除され、24時間体制でSCP-XXX-JP-Aが安定状態を保ち続けられているか保管庫内を監視して下さい。
万が一SCP-XXX-JP-Aが破壊された場合、直ちにカバーストーリー"爆破予告"を流布し、SCP-XXX-JP-Bの利用者及びその周辺の民間人を避難させて下さい。実際にXXX-JP崩壊イベントが発生するまでに爆薬が仕掛けられ、爆弾によってSCP-XXX-JP-Bが倒壊したというように偽装して下さい。
説明: SCP-XXX-JPは36×27×10cmの木製の箱の中に収納されている積み木です。構成物質の調査の結果、そのおよそ96%は通常の木材ですが、残り4%は[削除済]で構成されていることが判明しています。SCP-XXX-JPに人間が触れると(以下暴露者)そのSCP-XXX-JPを積み上げたいと言う強い欲求が生じますが、この影響はクラスB以上の記憶処理で除去可能です。暴露者は欲求に従いSCP-XXX-JPを積み上げていき、この行為は約10分から1時間程度で終了します。箱の中からSCP-XXX-JPを取り出す度に、新たにSCP-XXX-JPが生成され無くなることはありません。
積み上げられたSCP-XXX-JP同士の面は完全に接着され、いかなる方法でも引き離すことは出来ません。検査の結果ではSCP-XXX-JPの面には特に異常は見られませんでした。この特性のため、SCP-XXX-JPは重力を無視した積み上げ方が可能です。暴露者によって積み上げられた積み木はSCP-XXX-JP-Aと指定され、それらは世界中に存在する建造物の形状をおおよそ模しています。このSCP-XXX-JP-Aのモチーフとなった建造物はSCP-XXX-JP-Bと指定されます。作成されたSCP-XXX-JP-Aは個別差がありますが、平均して7m~13m程の大きさに達します。そのため、通常は完成に近づくほどSCP-XXX-JPを積み上げるのは困難になると思われますが、暴露者はSCP-XXX-JP-A周辺に足場があるかのように空中を移動し始めSCP-XXX-JPを積み上げ続けます。
SCP-XXX-JP-Aを作成後、暴露者はSCP-XXX-JP-Aを破壊する行動に移行します。この際、先述のSCP-XXX-JP同士の接着効果は失われますが、通常なら落下しえる位置にあるSCP-XXX-JPはそのままの位置と姿勢を保ち続けます。一定以上の力をSCP-XXX-JP-Aに加えると、SCP-XXX-JP-Aは容易に破壊可能になります。SCP-XXX-JP-Aが破壊されると最短で3時間後、最長で7日間後にSCP-XXX-JP-Bと内部にいる生物及び非生物は元の構成物質に関わらず木の塊に変化し、いくつかの塊に分離して崩れ去っていきます。この現象はXXX-JP崩壊イベントと指定されます。XXX-JP崩壊イベントを目撃した人物からは、「まるで積み木が崩れていくかのようである」との証言が得られました。このXXX-JP崩壊イベントを防ぐ手立ては見つかっておりません。また、破壊されたSCP-XXX-JP-Aを構成していたSCP-XXX-JPは不明な原理により消失します。
暴露者はSCP-XXX-JP破壊後、"非常に爽快な気分である"、"心地よい"と称される状態になります。暴露者の脳の検査の結果、実際に脳波はα波が検出され、神経物質においてはセロトニンの放出の増加が観測されています。この効果は暴露者が以前、ストレスを感じていたり気分的に落ち込んでいる又は、鬱状態であるなど精神的に不良な状態であった者ほど顕著になります。暴露者はSCP-XXX-JP-A破壊後は精神的に良好な状態をしばらくの間保ちます。しかし、時間が経過していくと共に憂鬱な傾向になり、SCP-XXX-JP-Aを再び作り上げそして破壊したいと言う欲求が発生し、そのためにSCP-XXX-JPを使用し始めます。その後は再び良好な状態となりますが、その状態を保ち続けられる期間は前回よりも短いものとなります。暴露者はこのサイクルを数回繰り返します。この様にSCP-XXX-JPに対しての依存が見られ、最終的にはSCP-XXX-JPを使用しても精神状態は改善されず暴露者は自傷行為や自殺を図ろうと試みます。この状態が続くと暴露者は木像に変化しその後いくつかの塊に分断され崩れ落ち、それらは不明な原理により消失します。なお、これらの影響はクラスA記憶処理で除去可能です。
暴露者がSCP-XXX-JP-Aを作成中に、他の者に妨害行為を受けると暴露者の性格に関わらず、暴力的手段を用いて抵抗します。しかし気絶させるなどしてSCP-XXX-JP-Aの作成を進行不可能にし、強制的に中断させることは可能です。その場合、最後にSCP-XXX-JPを積んでから30分以内にSCP-XXX-JPを積まなければ、SCP-XXX-JP-Aは自壊しますがXXX-JP倒壊イベントが発生することはありません。
対象となる建造物はある程度の条件があるとされ、世界的に有名なものとされている又は、1日に1000~2000人以上の利用者がいることが条件であると推測されています。
以下は現存しているSCP-XXX-JP-Aです。
SCP-XXX-JP-A個体 |
予想される当該建造物 |
SCP-XXX-JP-A-1 |
ケルン大聖堂 |
SCP-XXX-JP-A-2 |
サグラダ・ファミリア |
SCP-XXX-JP-A-3 |
コロッセオ |
SCP-XXX-JP-A-4 |
アンコールワット |
SCP-XXX-JP-A-5 |
東京タワー |
SCP-XXX-JP-A-6 |
リバプール・ストリート駅 |
SCP-XXX-JP-A-7 |
財団所有のサイト-81██ |
補遺1: ██県██市の児童保育施設にて複数の暴力事件が発生し、それを目撃した近隣住民が警察へと通報しました。警察官として潜入していたエージェントが偶然駆け付け、複数の児童及び教員が空中を移動しながら大量の積み木を積み上げ、破壊するという行動を目撃したため当オブジェクトの発見に至りました。
事態を鎮圧するため機動部隊が派遣され、約30分後に鎮圧されましたが、この時一部の隊員はSCP-XXX-JPに暴露しました。破壊されずに残ったSCP-XXX-JP-Aは7つであり、これらは慎重かつ厳重に1ヶ月かけてサイト-81██に運び込まれました。
この出来事によりおよそ███件のXXX-JP倒壊イベントが発生したと思われます。目撃者には、記憶処理が行われ人為的又は、自然災害による倒壊などのカバーストーリーが流布されました。
補遺2: 当時現場にいた教員の話によると、このSCP-XXX-JPは██氏と名乗る人物から寄付として送られてきたものだという証言が得られました。財団の調査の結果、送り主は、██市に住む70代の男性であることが判明し、インタビューを行ったところ近所の玩具店である█████から購入し寄付をしたとのことでした。
以下の文章は、SCP-XXX-JPの箱の底裏に刻印されていたものです。
この積み木をじゃんじゃん積み上げて最後に思いっきりぶっ壊して気分爽快!!!
いままでの溜まったうっぷんをはらしちゃおう!
楽しもうね!
20██年7月21日追記: 突如としてSCP-XXX-JP-A-7が破壊されました。監視を担当していた職員によるとSCP-XXX-JP-A-7付近には誰一人として不審な人物はおらず、あたかもSCP-XXX-JPがひとりでに動いて崩壊した様に見えたとの報告が寄せられています。その翌日財団所有のサイト-81██はXXX-JP倒壊イベントを起こしましたが、SCP-XXX-JPの危険性を懸念し、事前に収容していたオブジェクトは全て別のサイトに移動しており、職員も別サイト勤務に変更されていたため無人でした。この件においてオブジェクトや人員の損失はありません。また、別の担当職員によると、この事案以降度々SCP-XXX-JPが収容されているロッカーから何かをこする若しくはぶつける物音が聞こえるようになったとの証言も得られています。この出来事からSCP-XXX-JPは自我を有している可能性が指摘されており、当オブジェクトをEuclidクラスへ格上げする検討がなされています。
説明: タカラトミー社製の"SCPシリーズ"と書かれたガチャガチャ一機。通常のガチャガチャと同じように使用すると財団が収容している生物系や物品系のSCPオブジェクトを再現した模型が出てくる。1回300円。なお、ガチャガチャの中身のカプセルは一つ出すごとに内部に新たに出現する。この模型自体には異常性は見られない。
同社に問い合わせたところそのようなシリーズは発売していないことが判明。
ショッピングモール内の監視カメラより購入した者を特定、記憶処理を施し回収した。
回収日: 20██/██/██
回収場所: 宮城県██市の大型ショッピングモール███ ██店
現状: サイト-81██の休憩室に設置。誰でも利用可能。
結構精巧に出来てて感心しますねこれは。-███研究員
コンプリートするのにとんでもない時間がかかりそうですね。-エージェント・██
夢中になりすぎて業務を疎かにしないように。-███博士
そう言ってる博士も机の上が模型だらけなんですが、それは。-███研究員
説明: 車両用信号灯器4台、歩行者用信号灯器8台。これらの信号灯器が全て赤になったときのみ、対角線上の信号灯器を最短距離で結んだ時の交差部分を中心とし、その地点から半径75mの範囲の時間が停止する。
回収日: 20██/██/██
回収場所: 神奈川県██市 ███交差点
現状: 当該交差点の信号灯器を通常のものに差し替え。回収した12台の信号灯器はサイト-81██の大型Anomalous保管庫に収容。電源が無いにも関わらず、現在も稼働し続けているが時間を停止する異常性は喪失。
どうやら交差点に設置するような配置にしないと効果は発揮されないようです。—███研究員