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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]
説明: SCP-XXX-JPは一匹のクロオオアリ(Camponotus japonicus)の女王アリです。SCP-XXX-JPの特徴として、一切の体組織の老化が検出されないこと、産卵機能を有していないという事が挙げられます。
SCP-XXX-JPの特異性は、SCP-XXX-JPの実態を何らかの手段で認識1した場合に発生します。SCP-XXX-JP実態を認識した全ての生物は、その瞬間からSCP-XXX-JPに
対する一切の興味を示さなくなります。この特異性によって
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
気が向いたら書き直すかも
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8181の標準的収容ロッカーに厚さ1cmのプラスチック容器に入れた状態で保管されます。SCP-XXX-JPには実験以外の目的で金属を接触させないようにしてください。何らかの原因でSCP-XXX-JPが活性化した場合、防弾レベルIII-Aの防弾ベストとECHヘルメット、ライオットシールドを装備した機動部隊ろ-5("陰陽師")によってSCP-XXX-JPを包囲し、非活性化するまで包囲し続けてください。
説明: SCP-XXX-JPは7×14×8cmのネジ、ナット、チェーンなどを組み合わせて作られた、戦車を模したオブジェクトです。SCP-XXX-JPは現時点ではどの実在する戦車とも形状が一致していません。部品同士は溶接されており、高い剛性を示します。
SCP-XXX-JPの特異性はSCP-XXX-JPに金属が接触した際に発揮されます。SCP-XXX-JPに金属が接触するとSCP-XXX-JPは接触した金属を即座に取り込み、「燃料」とします。この状態でSCP-XXX-JPは活性化し、その燃料を消費しながら砲身、履帯などを稼働させ、周囲の生物に無差別に発砲、移動します。この際、可動部の溶接は外れているように見えます。
SCP-XXX-JPの主砲からは9x19mmパラベラム弾が発射されます。威力は9x19mmパラベラム弾を用いる一般的な拳銃と変わりません。しかし排莢などはされず、発射された弾頭は特異性を示しません。弾薬の供給源は不明で、弾切れなども観測されていません。また、主砲上部の銃座は稼働しますが発砲はしません。
SCP-XXX-JPは履帯を稼働させることで移動ができ、履帯の特徴である不整地走破能力を有しています。時速1.4kmで移動し、平均5秒に1発発砲します。
SCP-XXX-JPは10グラムの鉄で約50mの移動が可能です。詳しくは実験記録を参照してください。燃料は本体の下部に貯蓄され、最大で██km分の燃料が貯蓄できると推測されます。また、エンジンの稼働音が確認されますが、排気ガスは排出されません。
SCP-XXX-JPは20██に██県████市の商店街で「何者かが銃を乱射している」という通報を受けた警察に潜入していた財団職員によって発見、確保されました。この事件によって3名が死亡、17名が重軽傷を負いました。目撃者にはAクラス記憶処理と、カバーストーリー「銃乱射事件」が適用されました。
[実験記録XXX-1 - 日付20██/██/██
対象:SCP-XXX-JP
実施方法: コンクリート製の実験室内でSCP-XXX-JPに10グラムの鉄くぎを接触させる。
結果: SCP-XXX-JPは時速1.4kmで移動しながら発砲、約50m稼働し、2分3秒後に停止した
分析: 「割と動くものだ」████博士
実験記録XXX-2 - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: コンクリート製の実験室内でSCP-XXX-JPに錆びた鉄くぎ10グラムを接触させる
結果: 稼働したが、SCP-XXX-JPは時速0.9kmで移動しながら発砲、約26m稼働し、1分46秒後に停止した。また、エンジン音に異音が含まれた。
分析: 「『燃料』の質も大事なようだ」████博士
実験記録XXX-3 - 日付20██/██/██
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: コンクリート製の実験室内でSCP-XXX-JPに銀10グラムを接触させる
結果: SCP-XXX-JPは時速1.4kmで移動しながら発砲、約76m稼働し、3分26秒後に停止した
分析: 「接触する金属の希少価値によって燃費が変わるのか?現金なSCPだ」████博士]
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
記事のフォーマットの練習などをしています。できれば構文の例も貼っておきます。
き
い
ろ
い
と
り
セキュリティクリアランスの確認
要クリアランスレベル5
クリアランスレベル5未満の職員の不正なアクセスは禁止されています
不正なアクセスを試みた場合、即座に終了されます
[[=]]
**[[size xx-large]]セキュリティクリアランスの確認[[/size]]**
[[=image http://scp-wiki.wdfiles.com/local--files/dr-mackenzie-s-sketchbook/SCP-Logo-2400.png | width="300px" height="300px" ...]]
[[div style="text-align: center;"]]
[[div class="unmargined" style="font-size: 300%; font-weight: bold; margin: 2px 0 5px;"]]
要クリアランスレベル5
[[/div]]
クリアランスレベル5未満の職員の不正なアクセスは禁止されています
不正なアクセスを試みた場合、即座に終了されます
[[/div]]
[[size xx-large]]
[[collapsible show="クリアランスレベルを提示してください" hide="クリアランスレベルを確認…認証完了"]]
[[/=]]
[[/size]]
[[=]]
[[div class="unmargined" style="font-size: 150%; font-weight: bold; margin: 2px 0 5px;"]]
[[module ListUsers users="."]]
[[div class="sitemember"]]
ようこそ **%%title%%** さん
[[/div]]
[[/module]]
[[/div]]
[[<]]
いろはにほへと
[[/<]]
[[/collapsible]]
[[/=]]
[[=]]
**[[size xx-large]]セキュリティクリアランスの確認[[/size]]**
[[=image http://scp-wiki.wdfiles.com/local--files/dr-mackenzie-s-sketchbook/SCP-Logo-2400.png | width="300px" height="300px" ...]]
[[div style="text-align: center;"]]
[[div class="unmargined" style="font-size: 300%; font-weight: bold; margin: 2px 0 5px;"]]
要クリアランスレベル5
[[/div]]
ここに文書1が入ります。
ここに文章2が入ります。
[[/div]]
[[size xx-large]]
[[collapsible show="クリアランスレベルを提示してください" hide="クリアランスレベルを確認…認証完了"]]
[[/=]]
[[/size]]
ここに文章3が入ります。
[[<]]
[[/<]]
[[/collapsible]]
[[=]]
[[div class="unmargined" style="font-size: 150%; font-weight: bold; margin: 2px 0 5px;"]]
[[module ListUsers users="."]]
[[div class="sitemember"]]
ようこそ **%%title%%** さん
[[/div]]
[[/module]]
[[/div]]
[[<]]
ここに文章が入ります。文章が入らないならばこの上下を消してください。
[[/<]]
[[/=]]
[[size xx-large]]
[[collapsible show="大きな折りたたみ" hide="隠す"]]
[[/size]]
ちりぬるを
[[/collapsible]]
[[html]]
<script type="text/javascript">
var txt1 = "変わるやつ1";
var txt2 = "変わるやつ2";
var txt3 = "変わるやつ3";
function ChangeTxt(txt) {
document.getElementById("text").innerHTML=txt;
}</script>
<style type="text/css">body{
padding:10px;
font-size:12px;
}</style>
</head>
<body>
<div id="text">ここの文字が変わります。</div>
<ul>
<li><a href="javascript:void(0)" onclick="ChangeTxt(txt1); return false;">見出し1</a></li>
<li><a href="javascript:void(0)" onclick="ChangeTxt(txt2); return false;">見出し2</a></li>
<li><a href="javascript:void(0)" onclick="ChangeTxt(txt3); return false;">見出し3</a></li>
</ul>
</body>
[[/html]]
[[html]]
<span onClick="document.all.item('moji1').style.visibility='visible'">
この文字をクリックすると表示されます。
</span>
<div ID="moji1" style="visibility:hidden;">
ここの文字が表示されます。
</div>
[[/html]]
[[html]]
<head>
<meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript">
</head>
<body>
<p id="a">いろはにほへと</p>
<input type="button" value="更新"
onclick="document.getElementById('a').innerHTML='ちりぬるを';">
[[/html]]
[[html]]
現在時刻:<span id="view_time"></span>
<script type="text/javascript">
document.getElementById("view_time").innerHTML = getNow();
function getNow() {
var now = new Date();
var year = now.getFullYear();
var mon = now.getMonth()+1;
var day = now.getDate();
var hour = now.getHours();
var min = now.getMinutes();
var sec = now.getSeconds();
var s = year + "年" + mon + "月" + day + "日" + hour + "時" + min + "分" + sec + "秒";
return s;}
</script>
[[/html]]
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
なにぬねの
はひふへほ
構文をごちゃまぜにしてみる
すでに作成済みのSCP-JP記事です
アイテム番号: SCP-1939-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPが出現する建物は財団が買収した上で一般的な商用ビルに偽装し、SCP-XXXX-JPの出現プロセスを隔離します。
SCP-XXXX-JPの出現する部屋は防弾、防音使用を施したうえで隣接する部屋に戦闘可能なエージェントと外科手術が可能な医者を駐在させます。
SCP-XXXX-JPは個体によって極度の興奮状態にあったり銃火器を所持している場合があるため、SCP-XXXX-JPとの接触は安全だと判断されるまで禁止されています。SCP-XXXX-JPとの接触は原則禁止されています。
出現したSCP-XXXX-JP(以後SCP-1939-JP-Xと呼称)は、治療可能な場合は治療し、クラスA記憶処理を施したのちに一般的な人型オブジェクト収容室に収容してください。消失するまで待機してください。
説明: SCP-XXXX-JP-Xは沖縄県██市の███に毎週水曜日、正午(グリニッジ標準時AM3:00)に出現する負傷した一般人、または旧日本兵です。性別、年齢に制限はありません。出現の瞬間を撮影する試みは現在まで成功していません。負傷の度合いや種類は個々で異なりますが、銃創、爆傷が8割、他には火傷や骨折などです。これらの負傷はいずれも致命傷となりうるものですが、適切な治療によって回復可能です。
出現したSCP-XXXX-JP-Xには多少の混乱や栄養失調などが見られるものの、それ以外には異常性を示しません。
また、SCP-XXXX-JP-Xは1945年当時の記憶を保持しており、全てのSCP-XXXX-JPが沖縄県出身だと主張します。
治療によってSCP-XXXX-JP-Xが生存した場合、1年後の同日にSCP-XXXX-JP-Xは消失します。SCP-XXXX-JP-Xが出現から1年以内に死亡した場合、SCP-XXXX-JP-Xは死亡と同時に消失します。これは治療を受けずに死亡した場合も同様です。
SCP-XXXX-JPは、20██年沖縄県██市の███で発生した、身元不明の銃殺された死体が相次いで発見された事件によって発見されました。
発見当時、出現したSCP-XXXX-JP-1に対してインタビューが行われました。以下はその記録です。
対象:SCP-XXXX-JP-8
インタビュアー:██博士
<録音開始>
██博士:インタビューを開始します。
SCP-XXXX-JP-1:あの、ここはどこなんですか?米兵は?俺、帰ってきたんですか?██博士:あー、落ち着いて…ここに来た時のことを教えてください。
SCP-XXXX-JP-1:はい…えーっと…お、俺は首里に上陸してくる米兵を追い返せと██中隊長から命を受けました。
SCP-XXXX-JP-1:首里に着いてからは毎日が銃撃戦で…、俺たちは必死に戦いました。でも…
██博士:でも?
SCP-XXXX-JP-1:あいつら、全然くたばらないんです。仲間達は1人、また1人と死んでいきました。
(10秒沈黙。SCP-XXXX-JP-1の肩は小刻みに震えている)
██博士:大丈夫ですか?
SCP-XXXX-JP-1:ああ…突破されるのは時間の問題でした。俺らは撤退しようとして、その時
SCP-XXXX-JP-1:肩にもの凄い衝撃が走って、そこが凄く熱くなっていくのと同時に、そこ以外はどんどん冷たくなっていくのを感じました。ああ、もう死ぬんだな。と思いました。そして、急に目の前が真っ白になって…気づいたらここにいました。
██博士:そうですか、では最後に、名前を教えていただけますか?
SCP-XXXX-JP-1:██ ██です。あの、母の██や妹の██は知りませんか?生きてるって伝えたいんです。せめて手紙だけでも。
██博士:申し訳ありませんが、把握していません。ですが、できる限り調査してみます。
SCP-XXXX-JP-1:ありがとうございます、よろしくお願いします。
[インタビュー終了]<録音終了>
終了報告書: インタビュー内容よりSCP-XXXX-JPは太平洋戦争、特に沖縄戦と関係があると推測され、SCP-XXXX-JP-1の氏名を太平洋戦争時の戦没者一覧と照合しましたが一致しませんでした。なお、母親と妹だと主張する██氏と██氏は、前者が1982年に、後者が2010年に██市の病院で非異常性の原因により死亡していました。
補遺-1: 他のSCP-XXXX-JP-X個体にも同様のインタビューを行いましたが、いずれも戦没者一覧と一致しませんでした。また、出現から1年以内に死亡したSCP-XXXX-JP-X個体の名前は戦没者一覧と一致しました。
補遺-2: 治療によって生存したSCP-XXXX-JP-██の氏名が、エージェント██の祖父と一致していると報告がありました。エージェント██の祖父は沖縄戦での戦闘に派遣された後に死亡することなく終戦を迎え、その後肺炎によって死亡したとされています。以下はエージェント██の祖父の遺品から発見された文書です。
忘れもしない、5月█日、████で私は横っ腹を撃たれた。体から生気が抜け、鼓動が弱まっていくのを感じた。死を覚悟したその時、視界が歪み、気が付けば無機質な、白い部屋が広がっていた。そこには窓が付いていて、向こう側から3人、こちらを覗いていた。1人は白衣を、2人は銃を持っていた。彼らは私を治療して、部屋も貸してくれた。
元々死ぬつもりだったし、家族に会いたいとは思わなかった。ここは天国で、待っていれば後から家族がやってくるとさえ思っていた。そんな調子で1年ぐらいったある日、昼食を取っていると急に眩暈がして、気づけば私は山の中にいた。初めは混乱していたが、山を下りてみて気づいた。そこはまさに私が銃弾を食らい、倒れた所だった。
家族は私は死んだものだと思っていた。起こったことを何度も説明したが信じてもらえなかった。結局、私は捕虜になり、私の記憶は過度なストレスによって記憶喪失を起こしたのだという事になった。
結局あれは何だったのだろう、仏様が情けをかけてくれたのだろうか。
この事から、本来死亡するべき人物が生存する事によってCKクラス-再構築シナリオが発生する可能性が指摘されたため、収容されているSCP-XXXX-JP-X██体が終了されました。また、終了措置は当時の状況を再現し、銃によって行われました。
現在SCP-XXXX-JPの治療は禁止されています。
セキュリティクリアランスの確認
要クリアランスレベル5
クリアランスレベル5未満の職員の不正なアクセスは禁止されています
不正なアクセスを試みた場合、即座に終了されます
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JPを取り囲むように建造されたサイト-8138(仮)に収容されます。実験の際にはクリアランスレベル3以上の職員2名以上の許可を得た上で、Dクラス職員に送受信が可能な無線機を装備させ、実験を行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは香川県██町にある、小麦の保管用に建造された木製の倉庫です。老朽化によって木材が腐っている箇所があり、倒壊の危険があるため、現在補修工事が行われています。
SCP-XXX-JPの内部にはおそらく無制限に続くとされる小麦畑があり、収穫に適したサイズまで成長したパンコムギ(Triticum aestivum)が栽培されています。一般的なパンコムギと違う点として、水や養分を与えていないにも関わらず、枯れることがないという点が挙げられます。
SCP-XXX-JPは、2004/█/██に、村の住人の約8割が突如行方不明になったという通報を受け、不審に思った警察に潜伏中のエージェント██によって発見され、収容に至りました。事件関係者には記憶処理が施され、残りの住人は他の村へと移住しました。
以下はSCP-XXX-JPの探査記録です。
探査記録XXX-1 - 日付2005/08/21
対象: SCP-XXX-JP
指示:坂上博士
探査者: D-2561
D-2561: よいしょっと…うお、広いな…
坂上博士: D-2561、何が見えますか?
D-2561: すげぇぞ、一面小麦畑だ。地平線が見える。
坂上博士: 建造物などは確認できますか?
D-2561: 入った時と同じような小屋があるな、そこの扉から出てきたみたいだ。それ以外は一面小麦ばた…ちょっと待て、何か聞こえる。
[D-2561がしばらく黙る]
D-2561: 子供の笑い声が聞こえるな…小さい子供の声だ。
坂上博士: こちらからは聞こえませんね。声の聞こえる方へ行けますか?
D-2561: だいぶ遠い所から聞こえてるみたいだが、行けなくはなさそうだ。
坂上博士: ではそちらへ行ってみてください。
D-2561: 了解。
[D-2561は30分ほど歩く]
D-2561: なぁ…だいぶ歩いたが全然近づきそうにねぇぞ。
坂上博士: 依然としてこちらでは声は聞こえません。続行してください。
D-2561: はいはい…
[さらにD-2561は50分程歩く]
D-2561: やっぱり近づいてるようには思えねぇ。博士、帰っていいか?
坂上博士: このままでは効率が悪すぎます。D-2561、引き返してください。
D-2561: おう。
補足: 90分後D-2561はSCP-XXX-JPから脱出、後の検査ではD-2561から異常性は確認されなかった。
探査記録XXX-2 - 日付2005/08/29
対象: SCP-XXX-JP
指示:坂上博士
探査者: D-2561
補足: D-2561には四輪バギーの運転技術を習得させ、四輪バギーでSCP-XXX-JP内を探索させる。
D-2561: 博士、入ったぞ。
坂上博士: 前回と何か変わりはありますか?
D-2561: 前に俺が歩いた跡があるな。子供の声も聞こえる。それ以外は特に。
坂上博士: では前回と同じく声の聞こえる方へ移動してください。
D-2561: よしきた。
[D-2561はバギーを使用し、8分程で前回の引き返し地点に到達、さらに30分ほど走行する]
D-2561: 博士、なんか景色が変わって来てるぞ。小麦は枯れてきてるし地面がデコボコしてきた。
坂上博士: 走行は可能ですか?
D-2561: まだいけるぞ。
坂上博士: では行ける所まで行ってください。
D-2561: 分かった。
[17分後、破裂音が聞こえる]
D-2561: クソッ!
坂上博士: どうしました?
D-2561: バギーがパンクした。どうやらデカい石を踏んじまったみたいだ。ちょっと降りるぞ…
[D-2561はバギーの点検をする]
D-2561: バギーはダメだ。あと、エンジンの音で聞こえなかったが、だいぶ声に近づいた気がする。
坂上博士: 継続可能であれば移動を続けてください。
D-2561: まだいけそうだな、ここからは歩いていく。
[10分程D-2561が歩く]
D-2561: お、なんかいるぞ。近づいてみる。
坂上博士: 見た目はどうですか?
D-2561: あー…ちょっと待ってくれ…
D-2561: 黒い小さな影みたいな感じだ。1、2、3…4体いる。
坂上博士: 他にはありますか?
D-2561: いや、他には…って、あいつらこっちに来てねぇか?
D-2561: クソッ!走ってくる!
[10分間、D-2561が走り続ける]
坂上博士: D-2561、大丈夫ですか?
D-2561: ふん、なんとか首は付いてるよ。
坂上博士: そうですか。では戻ってきてください。
D-2561: ったく、クソが。
[D-2561が約495分歩く]
D-2561: なぁ…出口がねぇぞ。
坂上博士: こちらからは扉は開いているように見える。D-2561、具体的にどうなっていますか?
D-2561: 小屋があった跡はあるんだが…まるまる小屋がなくなってる。
D-2561: なぁ博士…俺、帰れるよな?
坂上博士: こちらからはどうすることもできない。自力で脱出する手段を模索してください。
D-2561: お前ふざけんなよ!見捨てるってのか!?てめぇは[罵倒]
補足: それからも不定期にD-2561から通信が入るが、約4日後に通信が途絶えた。D-2561は死亡したものと判断された。
探査記録XXX-3 - 日付2005/09/11
対象: SCP-XXX-JP
指示:坂上博士
探査者: D-2457
補足: D-2457には四輪バギーの運転技術を習得させ、四輪バギーでSCP-XXX-JP内を探索させる。
D-2457: うっひょー。
坂上博士: D-2457、何か見えますか?
D-2457: すっげぇ広い小麦畑やなぁ、あとなんかガキの笑い声が聞こえるで。声の聞こえる方に向かって誰かさんが通った跡がある。
坂上博士: では声の聞こえる方向と逆方向へ進んでください。
D-2457: えぇっ?逆に行くんですか?
坂上博士: そうです。進んでください。
D-2457: ちぇっ、つまらんなぁ。
[D-2457が50分ほど走行を続ける]
D-2457: 博士、古臭い村みたいなんが見えてきたぞ。
D-2457: 村の中を白い霧みたいな塊がウロウロしよる。いっぱいおるな。
坂上博士: 村を探索してください。
D-2457: わかりましたよっと…お?
D-D-2457: 白いのが手招きしよる。うどん屋か?
坂上博士: D-2457、あまり深入りしないように。
D-2457: 平気平気。すぐ戻りますぜ。
[10分間D-2457からの通信が途絶える]
坂上博士: D-2457?聞こえますか?
坂上博士: D-2457?応答してください。
D-2457: 博士、どうしました?
坂上博士: なぜ通信が途絶えたのですか?それと、口調が変わりましたが、何かあったのですか?
D-2457: 私はいつもこの口調ですよ。通信が途絶えたのは少し彼らと話していたからです。
坂上博士: 話していた?彼らは話すのですか?D-2457: ええ、まぁ、話すといっても、喋るわけではないですが。
坂上博士: …? どういうことですか?
D-2457: あなたには分かりませんよ。それと、彼らはここで一緒に住まないかと言ってくれました。ここは良い所です。彼らは優しいし、食べ物もうまい。私はここに住もうと思います。いいでしょ? 博士。
坂上博士: D-2457、それは規約違反です。今すぐ探索を止めて引き返してください。
D-2457: あぁ…ここは良い所だ。ここが楽園だ。
坂上博士: D-2457、今すぐ引き返してください。
D-2457: ああ、[削除済み]
[鈍い打撃音が数回聞こえ、通信が遮断される]
補足: D-2457からの通信はこれ以降確認されていない。
探査記録XXX-4 - 日付2005/09/11
対象: SCP-XXX-JP
指示:坂上博士
探査者: D-2855
補足: D-2855には四輪バギーの運転技術を習得させ、四輪バギーでSCP-XXX-JP内を探索させる。なお、予備のタイヤを2本携行させる。
D-2855: 博士、入ったぞ。
坂上博士: D-2855、何か見えますか?
D-2855: 広い小麦畑が広がってるが…少し枯れてるな。他には一直線に誰かが通った跡があるな。あ、あと人の形をした白い塊と黒い塊が何体もいる。
坂上博士: 彼らはどんな様子ですか?
D-2855: なんか争ってるぞ。お互いに殴り合って、中にはくわとか槍みたいなのを持ってる奴もいる。
坂上博士: 彼らとはどれくらい離れていますか?
D-2855: まあまあ離れてる。50mほどか?…ってオイオイ、こっちに気づいたみたいだ。博士、逃げるぞ?
坂上博士: 許可します。
D-2855: クソッ、あいつら速ぇぞ、バギーがあるから逃げれるものの…嘘だろ!?あいつらも同じバギーを持ってやがる!速い!追いつかれる!
D-2855: おいやめろ!何する気だ!やめろやめろやめ
[ノイズ]
坂上博士: D-2855、大丈夫ですか?
坂上博士: D-2855、応答してください。
D-2855: 汚らわしき逆賊どもめ。
補足: この10分後、SCP-XXX-JPからD-2855が脱出、監視をしていたエージェント██を殺害し、武器を強奪、サイト-8138(仮)でD-2855との銃撃戦に発展、D-2855はCQB2の経験が無いにも関わらず非常に高い戦闘能力を発揮し、鎮圧までにエージェント1名が死亡、4名が負傷しました。この事件を受け、SCP-XXX-JPの収容方法が見直されました。
補遺: 探査1052-4の6日後、香川県の██山中で探査1052-2で死亡したと推測されていたD-2561が生存した状態で発見されました。D-2561には人格障害が見られ、その人格は探査1052-3 で行方不明になったD-2457と酷似しており、記憶もD-2451のものを保持していると思われます。D-2561は現在サイト-8138の人形生物収容室に収容されています。以下はD-2561が所持していたメモ書きです。
またお越しください 七新川