SCP-1067-JP
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アイテム番号: SCP-1067-JP

オブジェクトクラス: Euclid Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-1067-JPはサイト-3672の収容施設の一室に厳重に保管されます。また、12月24日のみオブジェクトを隔離施設D-12へ移転し、午後7時から10時までの3時間、D-12への半径5㎞圏内への立ち入りは指定のDクラス職員4人を除いて禁止とします。 20██/12/24のインシデントに伴い、SCP-1067-JPの異常性は完全に消失したと判断されました。よってこのオブジェクトの研究を終了し、一般職員用物品倉庫に保管します。

説明: SCP-1067-JPは、数種類のクリスマスツリー用オーナメントが取り付けられた、高さ1.8m、重さ4.2㎏の異常な██████社製クリスマスツリーです。200█/12/24、██県██市██町の住宅街で一般住民4人の失踪が起こり、その後警察が、ある一軒家から行方不明者の死体と共にこのオブジェクトを発見した事から異常性が発覚しました。

SCP-1067-JPは12月24日の午後7時から10時にかけてその周辺10メートル圏内に、一般的なダイニングテーブル1卓、椅子4脚(うち二脚は子供用)、有名チェーンのクリスマス・チキン・セット2パック、半径30㎝のホール型クリスマスケーキ1個、未開封のワイン1瓶、ペットボトルに入った開封済みオレンジジュース1本、そして4人分の皿やフォーク、グラス等の食器類を出現させます。出現したもののうち、食器や食料品はテーブルの上に規則正しく置かれます(以下、これらをSCP-1067-JP-1と呼称)。また、SCP-1067-JP-1の出現が完全に終了すると、SCP-1067-JPはその半径5㎞圏内に存在している人間の男女4人を周辺10m圏内に出現させます。この男女の内訳は男性2人と女性2人で、一方の男女のペアはもう一方のペアと親子関係が成立する程度に年齢が離れています。この男女がSCP-1067-JP-1と同じ場所に出現する事はありません(以下、これらをSCP-1067-JP-2と呼称)。

SCP-1067-JP-2は初対面の場合でも、出現した全員が家族であるかのように振る舞い、SCP-1067-JP-1を使って"クリスマスパーティー"を始めます。この"クリスマスパーティー"の間、SCP-1067-JP-2によるもの以外の全オブジェクトの移動、破壊は無効化され、SCP-1067-JP-2もそのような行為を行う者を、生物、非生物に関わらずいないもののように扱います。パーティーが開始して約1時間後、SCP-1067-JP-2のうち若い男女のペアは突然非常に強い苦しみを訴え、約3分の内に確実に死亡します。その後残ったSCP-1067-JP-2の男性体は、出現前の所持の有無に関わらず懐から自動拳銃を取り出すと女性体を撃ち殺し、自らも口内に拳銃を発砲して自殺します。その後の2時間弱、全てのオブジェクトは出現したままですが、午後10時を過ぎるとSCP-1067-JP-1とSCP-1067-JP-2の所持していた拳銃と弾薬、発射された弾丸は消失し、SCP-1067-JP、SCP-1067-JP-2の死体が残されます。死体の検死の結果、その構造は通常の人間と変わりませんでしたが、若い男女のペアからは毒性の強い科学的な化合物が検出されました。

もし12月24日の6時59分59秒までに、このオブジェクトの周辺にSCP-1067-JP-2の条件に該当する4人の人間が1人でも存在しないか、またはその周りに人間が生活可能なレベルの空気や光量、空間が存在しない場合、SCP-1067-JPは半径5㎞圏内に異常性に対応する人間全員が存在する最も近い建築物の室内に瞬時に移動し、異常性を発露させます。この移動を止める方法は今の所見つかっていません。

補遺1: 20██/12/24、SCP-1067-JPの異常性発露直後に換気用のダクトが偶然破損し、隔離施設に入り込んだハツカネズミ(Mus musculus)がSCP-1067-JPの保管室に侵入しました。出現したSCP-1067-JP-2の内、女性体は目に見えて慌て始め、男性体はハツカネズミを追いかけ回し始めました。その後男性体はハツカネズミを捕獲したようでしたが、捕獲の際SCP-1067-JP-1の食料品にあたるもの、特に飲料物の著しい減損により、パーティーは終了しました。その後午後10時に異常性が消失するまでSCP-1067-JP-2同士の会話は続きました。
このインシデント後、午後10時を過ぎるとSCP-1067-JP-2の全員が元の人格を取り戻し、その後のインタビューで「異常性暴露の際の記憶はない」といった趣旨の発現をしました。
その後、現在に至るまでSCP-1067-JPの異常性は確認されていません。

補遺2: SCP-1067-JPのNeutralizedへのクラス下げから5年後、██████博士による意見書が提出されました。

…ここ3年間ほど、Dクラスが同じ日にSCP-1067-JPの周辺でショック死しているのが見つかっている。4年前、深夜勤務を行っていた職員の1人が倉庫の物品の転落事故に巻き込まれて死亡したのと同じ日だ。あのオブジェクトの異常性が消失しているというのは知っているが、どうにも気味が悪い…(一部抜粋)

██████博士はこの意見書を提出した後、SCP-1067-JPの再研究を提案しました。
この提案は、現在審議中です。