Inokai
rating: 0+x

*現在大幅修正作業中

dozikko.jpg
SCP-XXX-JP-2に乗るSCP-XXX-JP-1

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは性質上移動が不可能であるため、SCP-XXX-JP、SCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2、及びSCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JPより持ち込んだSCP-XXX-JP-A、SCP-XXX-JP-Bの管理のためにSCP-XXX-JPを中心にサイト8138を建造しました。

一般人のサイト8138への侵入を防ぐためにサイト8138は発電施設に偽装されています。SCP-XXX-JPの収容区画は自然環境を保つためにガラス張りの天井を設け、循環システムを設置します。これらの設備は定期的に点検を行ってください。
SCP-XXX-JP-1の転移先の詳細を調べるために、転移先との通信が不可能なことを考慮してSCP-XXX-JP-1の両前脚と頭部にはそれぞれ、24時間の連続録画が可能な超小型耐水ビデオカメラを取り付けます。転移現象が記録出来次第、回収して転移現象時の映像をそれぞれ並行して見れるように編集して保管してください。

説明: SCP-XXX-JPは██県の██山中に存在する小さな池です。池の面積は48m2、深さは5m前後です。池に生息する生物は確認されていません。SCP-XXX-JPは水量が変化、あるいは混入した個体によって水面の位置が変化する場合、水面の位置が一定となるように未知の手段によって水量を調整していると考えられます。

SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP付近に生息している雄のアライグマ(Procyon lotor)です。SCP-XXX-JP-1は野生のアライグマと変わりない身体構造を持ちます。異常な点として目や胃、肺を始めとする様々な器官が未知の生体を用いた器官に置き換えられています。

SCP-XXX-JPの異常性は、SCP-XXX-JPにSCP-XXX-JP-1が侵入した場合に発揮されます。SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JPに侵入した場合、水面を境にSCP-XXX-JP-1が侵入した部分が消滅します。SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JPに侵入している部分を外に出すと消滅していた部分が元の状態に戻るため、SCP-XXX-JP-1は部分的に別の場所に転移していると考えられます。また、SCP-XXX-JP-1は主にSCP-XXX-JPに前脚や上半身を入れることによってこの転移現象を引き起こし、その際に後述する既存の生物と類似しない未知の生物であるSCP-XXX-JP-A、及び未知の鉱石であるSCP-XXX-JP-Bのいずれかを持ちこんできます。SCP-XXX-JP-1が異常性を発揮していないSCP-XXX-JPにて遊泳しているところが確認されたため、この転移現象はSCP-XXX-JP-1の任意によって行われるものと考えられます。

SCP-XXX-JP-Aは主に水棲系の生物群ですが、全ての個体の特徴は既存する生物と異なっています。例としては以下の通りです。

  • 左側面から観察した場合にのみ体が光線を透過するカレイに類似した魚類
  • 全身にまんべんなく目を持つフグのような丸みを帯びた魚類
  • ヒゲが大きく発達し触手のように活動するエビのような節足動物
  • 目と見られる器官が無く、腹部に触手とサメのような牙を備えた魚類

SCP-XXX-JP-1はこれらの生物を主に捕食目的で捕えていると考えられます。また、これらの生物は多量の重金属を体内に有していますが、SCP-XXX-JP-1はこれらの重金属を体内で処理することが可能なことが実験によって判明しました。

SCP-XXX-JP-Bは大部分が既存しない未知の物質で構成される鉱石で、その外観は様々な鮮やかな色で構成されておりとても透き通っています。SCP-XXX-JP-Bは空気中に晒されると気体へ昇華する性質があり、直径3cm程度のSCP-XXX-JP-Bは5分程度で完全に昇華しきります。昇華したSCP-XXX-JP-Bは生物が吸引した場合に極めて有害であることが解っています。しかし、SCP-XXX-JP-1はこの昇華したSCP-XXX-JP-Bを吸引しても、その量に関わらず身体に異常をきたすことがありません。

SCP-XXX-JP-1はこれらの有毒物質に対する耐性を、前述した置き換えられた器官によって得ていると考えられます。

SCP-XXX-JP-2は池のすぐ傍に建てられた犬小屋です。この犬小屋は屋根に相当する部分に未知の物質が用いられており、表面には解読不能な文字らしきパターンが掘り込まれています。SCP-XXX-JP-2には内部に存在するSCP-XXX-JP-Bの昇華を防ぐ特性があります。SCP-XXX-JP-2の内部には発見当初からSCP-XXX-JP-1が取得したと思われる多数のSCP-XXX-JP-Bが収納されており、収容中のSCP-XXX-JP-1はときおりSCP-XXX-JP-2の内部にてSCP-XXX-JP-Bを転がす、眺めるなどしている様子が観察されています。

SCP-XXX-JPは██県の██山中において休暇中の財団職員により、昇華したSCP-XXX-JP-Bを多量に吸引したことにより死亡したと思われる登山者の死体と共に発見されました。当初、登山者の死体は遭難死として公務的に処理されましたが、死体の傍にあった一連のオブジェクトの不審さと、検死によって未知の気体が体内に残留していたという情報を財団が入手したことにより、SCP-XXX-JPと一連のオブジェクトの異常性が判明しました。その後、SCP-XXX-JPと一連のオブジェクトの管理と調査を行うために、現在の収容プロトコルが確立されました。

SCP-XXX-JP-1は転移現象時に所持している物ごと転移する性質が発見されたため、調査のためにSCP-XXX-JP-1に取り付けられた超小型耐水ビデオカメラにより転移先の映像を多数手に入れることができました。映像の解析により転移現象ごとの転移先はすべて異なる場所の水中であり、そのいずれもが水底までの距離は異なるものの、水底に向き合うように転移していることが分かりました。

同様の方法でSCP-XXX-JP-1に取り付けられた液体用の採取装置により、転移先の全ての例における水質は重金属などに重度に汚染された淡水だということが分かっています。引き続き、現在も転移先の調査を行っております。

補遺: 201█/9/13にSCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JP内に飛び込み、SCP-XXX-JP-1全身の転移現象が発生しました。その10時間後にSCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JPより出現、この時SCP-XXX-JP-1に取り付けられていた超小型耐水ビデオカメラは全て損失しており、SCP-XXX-JP-1は木材1で作られた直径16cmの円盤を所持していました。この円盤の表面にはパターンが掘り込まれており、このパターンはSCP-XXX-JP-2に彫り込まれていたパターンの一部分と同じものだとされています。現在この円盤はサイト8138に保管されています。