inemurikの仮眠室

SCP『██フィッシュセンター』草案


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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPから50m離れた地点にカメラを設置し、内部の状況を監視します。一般市民がSCP-XXX-JPに利用目的で接近した場合、クラスA記憶処理の上カバーストーリー「今日も大漁」を適用してください。SCP-XXX-JP-Aが退場しようとした場合、待機していたエージェントが代わりに対応を行い、退場させてください。その後、適宜人型収容室に収容してください。

説明: SCP-XXX-JPは██県██市に存在する釣り堀「██フィッシュセンター」です。オブジェクトは██城の堀の一部を利用して造られています。営業案内によれば営業時間は9:00〜日没、利用料金は500円/1時間、年末年始休業です。入口以外から、または営業時間外にオブジェクト内部へ侵入する試みは成功していません。

1976年の収容開始以降、SCP-XXX-JP内部には9体の人型実体(SCP-XXX-JP-Aに指定)が存在する、あるいはしていました。SCP-XXX-JP-Aに共通する特徴として、身体的成長や老化がみられない、(一部を除き)食事や睡眠、排泄等の生活行為を行わない、営業終了時間を過ぎても退場しようとしない、異常性を自覚していない等が挙げられます。管理人であるSCP-XXX-JP-A-1が営業終了を宣言し、SCP-XXX-JP入口を施錠すると、SCP-XXX-JP-A全員が消失します。翌営業日の9:00にSCP-XXX-JP-Aは全員同じ場所に再出現します。

分類番号 概要 利用期間 備考
SCP-XXX-JP-A-1 男性、80歳台。右足が不自由でステッキを常用。釣り堀の管理人。 不明〜現在 -
SCP-XXX-JP-A-2 男性、60歳台。「100尾釣るまで帰らない」と述べている。現在ビク1の中には7尾のゲンゴロウブナ2(Carassius cuvieri)が確認されている。 不明〜現在 -
SCP-XXX-JP-A-3 男性、35歳。1966年に██県内で捜索願が出されていた██ ███氏と特徴が酷似。収容開始以降、魚が掛かったことは一度もない。 不明〜2015 補遺1参照
SCP-XXX-JP-A-4 女性、60歳台。1993/██/██に突然「暑い」と叫んで水に飛び込み、その後発見されていない。当日は大雪で、気温は0℃付近であった。 不明〜1993 -
SCP-XXX-JP-A-5 男性、40歳台。着流しの和服姿。収容開始時点から魚が掛かっているが、現在に至るまで釣り上げられていない。 不明〜現在 -
SCP-XXX-JP-A-6 死体。白骨化し生年不明。成人女性とみられる。ビクは空。 不明〜現在 -
SCP-XXX-JP-A-7 モンゴロイド女性、7歳。金魚コーナーを利用。2002/██/██に「お気に入りのが釣れた」と発言し、お持ち帰り料と釣り竿レンタル料、計200円を払い退場。SCP-XXX-JP-A-1は「子供は入場無料だよ」と嬉しそうに述べている。 不明〜2002 SCP-XXX-JP-A-7(本名: 白田 ██)、ビニール袋のキンギョ(Carassius auratus auratus)および水のいずれにも異常性は認められず。SCP-XXX-JP-A-7は成人後に財団フロントの施設に問題なく就職した。なお、両親は太平洋戦争中に死亡している。
SCP-XXX-JP-A-8 年齢、性別不明。体毛は無く全身黒色で、衣服は着用していない。財団の意思疎通の試みには応じていないが、時折SCP-XXX-JP-A-7に話しかけられて手を振る等の反応を示している。現在までに██尾の未知の魚を釣り上げ、全て調理せずその場で摂食した。他の実体がこの魚を釣り上げた例は確認されていない。 不明〜現在 未知の魚に異常性は認められず。
SCP-XXX-JP-A-9 D-3210(52歳、男性)。探索のため派遣され、無線で内部の状況を報告していた。探査期間が5年を超えた頃から徐々に指示に従わなくなり、釣りに没頭する時間が増加。1997年以降、完全に沈黙。 1977〜現在 代わりの人員を派遣する計画は保留中。

補遺1: 2015/██/██、SCP-XXX-JP-A-3が釣りを終了し、退場しようとしました。これに対しSCP-XXX-JP-A-1は料金[編集済]円を請求しました。SCP-XXX-JP-A-3が「そんなに持っていない、払えない」と拒否したところSCP-XXX-JP-A-1は憤慨し、「ならば体で払え」と発言してSCP-XXX-JP-A-3をステッキで殴打しました。SCP-XXX-JP-A-3はよろめいて水に落下し、その瞬間100尾以上の魚(ゲンゴロウブナ、コイ(Cyprinus carpio)、ニシキゴイ、キンギョ、未知の魚)に変化しました。これを受け、特別収容プロトコルの改訂が行われました。

補遺2: 財団による収容開始以降、ほぼ毎日SCP-XXX-JPに来訪し、記憶処理を受けて帰される男性が存在していました。男性は1997年に95歳で病死していますが、1984年に実施したインタビューは特筆すべき内容であるため、以下に記載します。

  • euclid
  • scp-jp
  • 人間型
  • 場所
  • 精神影響

・暴走する悪意 ワルコン候補?
・釣り堀
・バールのようなもののようなもの
・ラストペンギン
・絶滅動物園
・飛地 提言化?
・おつかいできた
・死噛
・ころしや
・めしてろーる
・湯守
・ルート1