SCP下書き「君のための魔法使い」
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アイテム番号: SCP-XXX-JP-EX

オブジェクトクラス: Explained

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-EXは日本全国に出版・販売されており、完全な収容は不可能です。小野井氏の邸宅から回収された実体においては、作品展開が改変されていないか、Dクラス職員にコミック全巻を読ませることによる確認が30日に1度行われ、それ以外の場合は湿気から完全に隔絶された収容ロッカーの中に保管されています。

説明: SCP-XXX-JP-EXは漫画家の███氏により描かれた漫画『████』(20██年に完結済み、コミック全██巻)のコミック及び『████』の掲載されていた週刊雑誌『██████』です。作品の中身を意識的に視認しない限りは特異性が発現しないことが確認されています。
SCP-XXX-JP-EXを読んだ人物は、登場人物の1人(以降、SCP-XXX-JP-EX-1と呼称)に対して好意的な感情を抱きます。SCP-XXX-JP-EX-1は第██話(コミックでは8巻に収録)において瀕死の状態となりますが、その後奇跡的に生還するという描写があります。そのことについて読者に問うと一様に「SCP-XXX-JP-EX-1が生存してよかった」という旨の感想を述べます。
この特異性はSCP-XXX-JP-EX-1が登場または他の登場人物に言及される場面のみで発現し、それ以外の部分を読むことによる異常は確認されていません。また、特異性は記憶処理を行うことで容易に失われます。

SCP-XXX-JP-EXは、SCP-███に関する調査を行っていたエージェント・福村による「所持している機器が突然異常なヒューム値を計測した」との報告をきっかけとして存在が発見されました。
エージェント・福村が近辺を探索したところ、近隣に在住の小野井███氏の邸宅において小野井氏の次男である夏良氏が私室で死亡しているのが発見されました。夏良氏の遺体の傍らには『████』の8巻のコミックがあり、死との関連性を疑ったエージェント・福村によって回収されました。後の調査でこの部屋には『████』のコミックが全巻揃えられていたことが確認され、それらも同様に回収されました。一般的に入手可能な『████』とは異なり、夏良氏の私室で発見されたコミックの中で、SCP-XXX-JP-EX-1は瀕死になった後生還することなくそのまま死亡しています。
夏良氏は学生時代の人間関係による問題を契機として私室からほとんど出ない生活を行っていたことが小野井氏及び小野井夫人により証言されました。夏良氏の遺体周辺にはヒューム値が急激に上昇した形跡が残されており、夏良氏は現実改変能力者であった可能性が指摘されています。小野井夫妻には聞き取り調査の後記憶処理を行いました。また、夏良氏の遺体に外傷及び疾患は見られず、直接の死因は不明ですが、一般人の不安を煽ることを避けるためにカバーストーリー「心臓発作」を流布しました。

以下は夏良氏が記していたと思われるブログの最終更新日1の内容より抜粋したものです。