SCP-XXX-JP
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繁殖実験に成功直前のSCP-2000-JP

アイテム番号: SCP-2000-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2000-JPは、サイト-8100にて個体同士が接触しないように保管して下さい。また、SCP-2000-JPの周囲1mに1cm~15cmの物体を近づけることは避けて下さい。

説明: SCP-2000-JPは外見の一定しない無脊椎動物です。体長は1cm~15cm、体重は0.1g~1gです。食料を消費せず、呼吸のみで生きていると考えられています。SCP-2000-JP同士を接触させると、極めて稀かつ低確率に無性生殖を行います。

何歳のSCP-2000-JPは云々

SCP-2000-JPは一生に一度、周囲にある物体に変身します。選ばれる対象として、大きさが近いものが選ばれる傾向にあり、極端に大きさがかけ離れたものには変身しません。変身したSCP-2000-JPは、元の物体と全く同じ性質を保有しますが、オブジェクトに変身した場合は異常性を引き継ぐことはありません。
また、SCP-2000-JPを視認した人間は、SCP-2000-JPの外見に関わらず、SCP-2000-JPに強い価値を覚え、SCP-2000-JPをより多く入手しようという考えに至ります。この異常性は、SCP-2000-JP個体がある程度破壊されることで無力化します。SCP-2000-JPは、この異常性を利用して捕食者からの避難、または繁殖を有利に行っていると考えられています。
SCP-2000-JPは古代より貨幣に混入しており、現在も一般社会に浸透しています2099年、財団は全てのSCP-2000-JPを収容しました(補遺を参照)。

これまでに回収されたSCP-2000-JPは以下の通りです。

形態 利用時期
紀元前4000~3000年
銀貨 内容
金貨 内容
銅銭 600年~2068年
紙幣 1800年~2068年
情報生命体 2013(?)~現在

発見経緯: SCP-2000-JPは1753年にホリィ研究員によって存在が確認されました。彼女が所持していた財布の中の1ドル札が2枚から3枚に増えたことで調査が行われた結果、その性質、歴史上で使用されたほぼ全ての貨幣にSCP-2000-JPが混入していることが明らかになりました。

収容経緯: 現代の経済の原動力として、人々が無意識のうちにSCP-2000-JPをより多く入手しようとし、その過程でより多くの貨幣を入手しようとしていることが判明しました。これを受けて、財団は全SCP-2000-JP個体を収容することを決定しました。
2060年代までは、紙幣形態のSCP-2000-JPを見分ける手法が存在しなかったことから、収容活動は進展しませんでした。
2068年、貨幣が完全に仮想通貨に移行したことで、財団は全世界の破棄予定の紙幣から各形態10個体ずつのSCP-2000-JPを収容し、残り全ての紙幣を焼却処分しました。また、仮想通貨形態のSCP-2000-JPは、全世界の電力を一斉遮断したことで、完全に死滅しました。これを持って、全てのSCP-2000-JPは収容されました。

補遺: 2100年より、金銭関係による自殺の割合は減少し続けています。これは、SCP-2000-JPが収容されたことで、人々が貨幣への執着を徐々に失いつつあると考えられています。


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