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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは冷蔵保管ロッカーへ保管します。SCP-XXX-JPの30日以上の継続的な摂取を行った収容者及び職員は別な特別収容プロトコルやサイト規約による制限が無い限りにおいて、通常の食事プランに加えてフレーバー入りチューインガムが支給されます。

説明: SCP-XXX-JPは『ELYE Candy』として北アメリカ、EU圏、日本を含む東アジア4カ国で発売されたダイエット用ドロップです。SCP-XXX-JPは効能として食欲減退を挙げていますが、成分解析では香料を含まない非異常性のキャンディ製品と同様であり異常な元素、化合物、食欲低下に有効的な成分は発見されませんでした。SCP-XXX-JPのパッケージには朝食前の服用を4週間以上継続的に行うように促進する表現が記載されています。

SCP-XXX-JPを摂取した被験者[footnote]先天的に味覚を受容できない人物はSCP-XXX-JPの特性に全面的な耐性があります。[/footnote]は一時的(約6時間程)に味覚の麻痺を主張します。味覚を構成する要因となる複合的な感覚(痛覚や温覚、嗅覚等)は摂取前と同様の機能を維持すると確認されていますが、それらを味覚として認識出来ないと主張します。

主張の裏づけの為実施されたCTスキャンではSCP-XXX-JPを摂取した被験者の大脳皮質の一部が長時間活性化されていることが確認されています。CTスキャンでの脳検査は血流量を観測するため、おそらくはSCP-XXX-JP-1が局地的に通過していると予想されていますが、現状では被験者の生存中に確認することは不可能な為上記の予測を実証することは出来ません。

SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPを継続的に摂取した被験者の遺体から発見される塩水とグルコースの混合液です。それらの成分に変則的な特性は無いものの、被験者の生存中は大脳皮質の血管内で生成と消失を常時継続していると仮定されています。その現象によって被験者が健康的被害を受けることはありません。血液やケーブル等の物体がSCP-XXX-JP-1の生成・消失点を通過した場合、それらはSCP-XXX-JP-1内で消失しもう一方の生成・消失点で再出現します。

SCP-XXX-JPのパッケージに従って4週間以上の継続的な摂取を行った被験者は前述の異常性が恒久的に持続し、加えて不随意に10秒から60秒ほど継続する感触を伴わない急激な味覚[footnote]被験者が報告する中で最も多かった4例を挙げると、暖かく濃厚な油脂を含んだ旨味、スパイスの香りが伴う僅かな辛味を酸味を含んだ海産物由来の甘み、柑橘系の香りと塩味や酸味、甘味が混合した味、非常に極端な甘味。[/footnote]を経験します。その頻度は時間経過によって上昇し、おおよそ±7日後には恒久的に持続します。

記録処置を用いた治療を含め、現在この効果を永続的に消失させる手段は確認させていませんが、一時的に消失させる唯一の手段は風味を有する物質の摂取のみです。

これは何ですか?

このオブジェクトはダイエット用に発売された食欲減退キャンディで、摂取した人物は味覚を喪失します。加えて継続的にオブジェクトを摂取した人物は発作的に濃厚な幻味を引き起こします。それを抑制する唯一の方法はダイエットを諦め摂食し続けることです。

大脳皮質に流れる流体は異常な物質を[そこなら有り得そうだなと思える任意の場所]から輸送する為の管のようなもので、塩水やグルコースはその輸送の結果生じた副産物です。その異常な物質は人間の味覚の認識を反転させるように脳を作り変える効果があり、その結果キャンディーを食べ続けた人物は「無の味」を認識するようになります。その為最終的にはダイエットとは真逆の行動を促進させてしまうにもかかわらず、販売元[あなたの好きな集団を入れてください]は意図的、もしくは非意図的にこれをダイエットキャンディーとして販売しています。

批評用メモ

特に気になる点は赤字で表現しています

気になってる表現

  • 全体的に味覚の原理や表現が適切かどうか(特に「味覚を構成する要因となる複合的な感覚(痛覚や温覚、嗅覚等)は摂取前と同様の機能を維持すると確認されていますが、それらを味覚として認識出来ないと主張します」や「風味を有する物質」等)
  • 「主張の裏づけの為実施された…」以降のCTスキャンの説明は合っているか正直この報告書で一番アホなこと書いてる自覚がある。
  • 根本的な問題として、性質が「消失する」だけなのでありきたりで退屈では無いか。それに付属するモチーフや現象に面白みがあるのか
  • 「主張します」のような同じ単語の繰り返しがが多い気がする
  • 特別収容プロトコルは(表現を含めて)適切かどうか。特に「収容人」の表記や「ガムの支給」の是非

どうでもいい箇所

  • 販売元を表記して無いのも黒塗りも検閲も無いのも全部面倒臭いから
  • 最後の表記はリバウンドの皮肉として読まれる事を意図しているが本気ではなく、ガムという対応が明記されていることも含めた下らないジョーク
  • 元ネタは1920年代の『ラッキー・ストライク』の広告フレーズ「これを吸うとどんなに甘い食べ物を食べても太らないのよ'Light a Lucky, and you'll never miss sweets that make you fat'」と、実在した食欲減退キャンディーの『AYDS CANDY(AIDSと同音だったせいで売れなかった)』から

"EYLE"が『伊る』の英訳であることは特に気にしていない