愛とは非常に惨いものだ
rating: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:SCP-XXX-JP個体は保管エリア███の第2倉庫内に収容されています。現在、これ以上のSCP-XXX-JP閲覧者を生み出さない為に、閲覧及び持ち出しと各種実験を禁止しています。また、特別な理由なしにSCP-XXX-JPを倉庫の外に持ち出した職員は厳しく処罰されます。

説明: SCP-XXX-JPは20インチの小型テレビです。使用するのに、電源とつなぐことを必要としません。SCP-XXX-JPを破壊しようとする試みは、全て失敗に終わっています。SCP-XXX-JPは壊れたテレビであり、電源ボタンを押しても反応はありません。又、電源ケーブル等は無く通常のテレビとしての機能は果たしていなかったのではないかと考えられています。しかし、SCP-XXX-JPは特定の人物[以後SCP-XXX-JP-Aと表す]がSCP-XXX-JPを視認すると電源が付き映像が始まります。

内容は、SCP-XXX-JP-Aが家族(又は家族同様に育てられた人物)から愛されていている微笑ましい映像です。それは第3者から撮影されたようなものですが、そこに何が居たか。本当にその映像が現実で起こったことであったのかなどは解明されてないため、撮影方法は謎に包まれています。

ですが、SCP-XXX-JP-Aは過去に家族に虐待、性的暴行を受けていたり、家族を恨んでいる人物です。
そのため、その映像を視聴したSCP-XXX-JP-Aは非常に取り乱し、発狂、号泣、自傷行為を始めます。「嘘だ」「違う」「知らない」[編集済]などの否定的な言葉を連呼し、時間が経つにつれて懺悔を繰り返すようになることが分かっています。

又、SCP-XXX-JPに映る映像を視聴すると途端に、SCP-XXX-JP-Aの体温、同時に脳温は上昇を続けます。通常、人間の身体には熱い血液が脳に回らないように制御するシステムが備わっていますが、急激な体温上昇に耐えられず機能しないのではないかと考察されており体温と同時に脳内温度は上昇を続けます。温度は45°〜50°まで上がり次第に脱水症状が出てきます。皮膚に亀裂が入り、脳は温度に耐えられず[編集済]します。また、SCP-XXX-JP-Aを冷やしても脳は[編集済]する(研究により、ゆでたまごを急激に冷やしても生卵に戻らないのと同じだと言われている)ようです。それによりSCP-XXX-JP-Aは死亡します。

それまで、喋れる状態にある場合は否定と懺悔を繰り返します。その他、自傷行為による自殺や殺してくれと乞うこともあります。
SCP-XXX-JPの映像はSCP-XXX-JP-A以外の人が見てもただの微笑ましいホームビデオですが、音声を聞き取ることは出来ません。

SCP-XXX-JP-Aに該当する人物2人が同時に視聴した場合は視認したのが早い人物の映像が流れますが2人同じく症状が現れ死亡しました。

稀に、SCP-XXX-JP-Aに該当する人物が視認しても映像が始まらない場合がありますが、嘲笑うような声が聞こえ、同じように取り乱し「なぜ放送が始まらないのか」をSCP-XXX-JPに向かい何度も問い始めます。その数分後自殺しました。

現在までにSCP-XXX-JP-Aに該当する人物でSCP-XXX-JPの映像を視聴し死亡しなかった例はありません。ですが、SCP-XXX-JP-Aに該当する人物はSCP-XXX-JPに強い興味を持つという傾向があるとされています。

補遺:家族に愛されていたのかを知ろうと興味本位で近付き死亡した、愚かな職員の最後に残した言葉をここに残す。

違うわ。そんなの嘘よ。
私がお父さんに愛された事なんてなかった。
なかったじゃない!
ごめんなさいごめんなさい。
悪い子でごめんなさい。
お父さんお父さん。
お父さんお父さんお父さんお父さん。
お父さん、私のコト、好きでいてくれたの?
そんな、嘘よ。
死にたい!死にたいよ、お父さん。

SCP-XXX-JP-Aの取り乱す姿を見た者は「愛とは非常に惨いものだ」と、愛という言葉に嫌悪感を抱く事が判明しました。そのような職員及び人物には、速やかに記憶処理を行って下さい。